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Medii、昨年度に引き続き 『ひろしまサンドボックス』 に採択決定!

国内初!研修医のための教育サポートツールとして『E-コンサル(R)』を臨床研修病院へ導入!

臨床疑問を解決に導く専門医マッチングサービス『E-コンサル(R)』を提供する株式会社Medii(東京都渋谷区、代表取締役医師:山田裕揮、以下Medii)は令和4年度「ひろしまサンドボックス 実装支援事業※1」に採択されたことをお知らせいたします。国内で初めて、研修医のための教育サポートツールとして『E-コンサル(R)』を臨床研修病院※2に導入し、その有用性について検証いたします。





「ひろしまサンドボックス」とMediiの取り組み


この度、採択が決定した「ひろしまサンドボックス 実装支援事業」は、これまでにひろしまサンドボックスの実証事業で地域への波及効果や事業性が検証されたソリューションに対して、広島県がさらなる社会実装を加速するために継続支援を行うアクセラレーションプログラムです。
Mediiは昨年度の実証事業において、『E-コンサル(R)』を用いて院外の専門医に相談をすることで、予定していた紹介の約半数を回避でき、自院で診療可能な患者数を増やすことができることを実証いたしました。
今年度は、新たに「研修医のための教育サポートツール」として『E-コンサル(R)』の活用の幅を広げ、臨床研修病院に勤める研修医および指導医に対する有用性を検証してまいります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/60898/12/resize/d60898-12-799521750fbad093f29f-4.png ]




医師の卒後教育の課題を『E-コンサル(R)』で解決する


1. 医師の卒後教育における課題背景

国が定める臨床研修制度は、「適切な指導体制の下で、プライマリ・ケア※3を中心に幅広く必要な診療能力を身に付けることができるもの」と定められています。しかし、全ての診療科を充足した病院は都心の一部の病院に限られており、地方の病院をはじめとした多くの病院では専門医確保における課題を抱えています。したがって、幅広い診療科に対応できる医師の育成には構造上の限界があり、指導医にとっても自身の専門とする診療科以外は、不安を抱えながら教育する必要があります。


2. 初期臨床研修病院へのE-コンサル(R)の導入

本プログラムの実装事業者として、「国家公務員共済組合連合会 呉共済病院(以下、呉共済病院)」の参画が決定いたしました。呉共済病院に勤める研修医は、指導医からの通常の教育に加え、全診療科に対応可能なMedii認定専門医からの助言をオンラインで受けることができます。実際の診療場面での実践的な医学教育の機会を充実させ、不足する診療科を含めた全ての診療科における研修医の初期対応力向上を目指します。

今回の取り組みは『E-コンサル(R)』を教育サポートツールとして臨床研修病院へ導入する国内初の取り組みとなります。既に研修医への教育体制が整った呉共済病院に最初に導入を進めることで、実装手順および効果の検証を効率的に開始させ、診療科に限らず研修医の教育を充実させたいその他多くの臨床研修病院への導入を加速させるきっかけをつくってまいります。
今後もMediiは、どこにいてもより良い医療をすべての人が受けられる医療の仕組みづくりに努めてまいります。

[画像2: https://prtimes.jp/i/60898/12/resize/d60898-12-506d685a303882f5a77c-10.png ]

   


令和4年度 ひろしまサンドボックス 実装支援事業の概要


[表: https://prtimes.jp/data/corp/60898/table/12_1_990271c2c904af67fdd18947db75d958.jpg ]



【呉共済病院 麻酔・救急集中治療部部長 初期研修プログラムディレクター:石川 雅巳 先生】
[画像3: https://prtimes.jp/i/60898/12/resize/d60898-12-f8238603bbdbbb3df86e-8.jpg ]

呉共済病院は初期研修において日本でもトップクラスの人気病院で、特に救急外来での研修に特徴があります。しかし、当院には小児科、産婦人科、神経内科、血液内科、精神科などがありません。このような当院がE-コンサルの導入を決めた理由は以下の2つです。
1) 医師、特に初期研修医を含む若手医師が、当院に無い科の疾患について気軽に相談できるようになります。
2) 当院に無い科の疾患を持つ救急・紹介患者を受け入れやすくなります。
これらによって、研修の充実が図れ、病院の収益増加につながることを期待しています。

【広島県 ひろしまサンドボックス 担当者様】
[画像4: https://prtimes.jp/i/60898/12/resize/d60898-12-6b086d320da6d75cee57-2.png ]

本県で令和3年度に実施した「ひろしまサンドボックスD-EGGS事業」において開発実証された遠隔医療サービスが、この度県内の医療機関にて実装され、本県の医療サービスの向上に繋がりますこと、御礼申し上げます。引き続き、広島県のイノベーション創出において、お力添えいただけることを期待しております。


『E-コンサル(R)』とは
[画像5: https://prtimes.jp/i/60898/12/resize/d60898-12-9fb014887756eb75b98c-9.jpg ]


『E-コンサル(R)?』は開業医や医療機関に在籍する医師が1対1で、院外や遠方の専門医にチャット機能及びビデオ通話により、コンサルを受けることが可能なプラットフォーム。
従来の院内専門医コンサルと同様に自身の専門外の領域に関するアドバイスや、経験豊かな院外の医師からのセカンドオピニオンを得られる。相談内容に応じて、登録専門医の中から適切な医師をシステムが判断し、登録専門医に相談内容が提案される。
提案された専門医が回答の意思表示することでマッチングが成立する(特許出願 2020-0145514)。地域偏在の課題が大きく知見が行き渡っていない免疫難病や希少難病を中心に全40専門領域を扱っている。現在500 名以上の
Medii認定専門医が登録しており、回答までにかかる時間の平均は約45分と迅速に回答に出会えるようになっている。迅速に的確な回答を得られ目の前の患者の治療に活用できる点が評価され、満足度、リピート率も高まっている。現在はリウマチ膠原病内科を含めた免疫難病、間質性肺疾患を中心とする呼吸器内科、感染症内科、血液腫瘍内科、神経内科、希少難病などの登録専門医を拡充し、偏在率が高い領域に強みを置いている。将来的には地域で足りていない専門医リソースを須くカバーしていくことを目指している。

【会社概要】
「どこにいても より良い医療を 全ての人に」を掲げ、ドクターtoドクターのオンライン専門医相談システムを運営するヘルステック領域のスタートアップ企業。500人以上の専門医が登録し、地域偏在の課題が大きい免疫難病や希少難病を中心に全40専門領域を網羅し、専門知見を必要とする医師とオンライン相談でマッチングしている。代表の山田は現役のリウマチ膠原病専門医であり、同時に自身も免疫難病患者でもある。医師と患者の双方向から捉えた地域医療の課題である専門医偏在問題の解決を目指している。

会社名:株式会社Medii
所在地:東京都渋谷区2丁目6-6 Good morning building by ANRI 201
設立 :2020年2月20日
資本金:100,000,000円
代表者:代表取締役医師 山田 裕揮
事業内容:オンライン専門医相談システム『E-コンサル(R)?』の提供
WEB :https://medii.jp

ひろしまサンドボックス 実装支援事業※1
新型コロナウイルス感染症等の影響から厳しい経営環境に置かれている県内中小企業等におけるニューノーマルへの対応やデジタル田園都市国家構想の実現に向けて、地域におけるAI/IoT等のデジタル技術の導入及びデータ活用・連携の推進を目指し、これまで「ひろしまサンドボックス」で実証を行い、地域への波及効果や事業性が検証されたソリューションの実装にあたって、導入費用等を補助するアクセラレーションプログラム。
https://hiroshima-sandbox.jp/jissou/

臨床研修病院※2
医学部を卒業し、医師免許を取得した医師(研修医)が卒後2年間、基本的な手技や知識を身に付けるための初期臨床研修を行う病院。

プライマリ・ケア※3
患者の心身を総合的に診て、初期段階での健康状態の把握や一時的な救急処置、日常的にみられる病気や軽度の外傷の治療、訪問診療などを行い、特殊な症例については専門医に紹介するなどの総合的な診療。
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