日立コンサルティングが独自に開発した「DEIゲーム」を、日立製作所の新入社員研修に提供
[24/09/28]
提供元:PRTIMES
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〜約400名がアンコンシャス・バイアスへの気付きを体験〜
株式会社日立コンサルティング(本社:東京都千代田区、代表取締役 取締役社長: 伊藤 洋三/以下、日立コンサルティング)が独自に開発したカードゲーム型のダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(以下、DEI)教育コンテンツ(以下、DEIゲーム)が、2024年5月に行われた株式会社日立製作所(以下、日立製作所)デジタルシステム&サービスセクターの新入社員研修に採用され、約400名の新入社員が多様な価値観を尊重することの大切さを学びました。
DEIとは、多様性を重視し、全ての人に公平に接し、個々人の違いに十分に配慮することで、誰もが貢献できる組織をめざす考え方です。組織のパフォーマンスや創造性にも影響を及ぼすことから、多くの企業が重要な経営課題として認識し、全ての人が活躍できる環境を整える取り組みを推進しています。その際に鍵となるのが、「アンコンシャス・バイアス」と呼ばれる無意識の思い込みや偏見です。DEIゲームは、アンコンシャス・バイアスへの気付きに着目したカードゲーム型の教育コンテンツで、コンサルティング業務で培ったファシリテーションノウハウを有したファシリテーターによる進行の下、参加者にアンコンシャス・バイアスへの気付きを促します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/104416/12/resize/d104416-12-2885397b85822710cabb-2.jpg ]
■研修の様子
研修は、進行役のファシリテーター1名と、1グループ4〜5名の新入社員3グループを一つのまとまりとして進められました。ファシリテーターから提示される、日本で実際に起きている職場トラブルの事例を基にしたシチュエーションに対し、ジェンダーなどの多様なアイデンティティを持つ当事者の役を担当するグループとその周囲の人物の役を担当するグループが、それぞれの立場でどのような行動を選択するかをディスカッションしました。
当事者の役を担当するグループは、性的指向や性自認など当事者である「あなた」の設定が書かれているプロフィールカードを1枚引いて、想定される人物像を決定します。どのグループでも当事者やその周囲の人の気持ちを真剣に想像した、熱のこもった議論が交わされました。新入社員たちの感想によると、自分とは異なる意見や考えたこともなかった気付きが得られた様子でした。
≪参加した新入社員たちの声≫
・「上司」という設定に「男性」を想像したが、それこそがアンコンシャス・バイアスだと気付いた
・親切のつもりでしたことが、アウティング(本人の了解を得ずに他人に話をすること)になっていた
・仕事をする上で一緒に働く人の状況にも気を配りたい
・多様化しているからこそ配慮しなければならないことは増えるが、その配慮が負担にならないような仕組みをつくっていくのも大切だと思った
■主催者の声(日立製作所 デジタルシステム&サービスセクター 総務・人財担当)
これまでの新入社員研修においては、同じ事業部所属のメンバーで集まってしまうなど新入社員同士の横のつながりづくりに課題がありました。また近年はローテーション出社で研修を実施しているため、対面でのコミュニケーションの機会も限られたものになってしまっています。さまざまな事業部、職種の新入社員が集まっているこの期間に、新入社員同士の垣根を越えた交流やコミュニケーションの質を高められないか、と考えていたところ、日本経済新聞の記事でDEIゲームのことを知りました。このゲームがきっかけで、アンコンシャス・バイアスの存在に気付き、DEIを前提とした多様な考え方を学べると同時に、参加者同士の良いコミュニケーションの機会にもなるのでは、と採用することにしました。社会人になると、学生時代よりもはるかに多様な人と接し、コミュニケーションを取る機会が増えていきます。年代や、バックグラウンドが異なる人たちとの価値観の違いを理解し、時に受け入れる大切さを学んでほしいです。同じような価値観を持つ人とばかりではなく、違った価値観を持つ人とも対話するようになれば、より深い気付きが得られると思います。今回の研修を実施してDEIゲームには、今後の社会人生活に生かせる学びがたくさんあると感じました。
■ 本ゲームの特徴
1. 実際のトラブル事例や判例などを基に構築したリアルな疑似体験
ゲームは、多様性を尊重する意識が問われるシチュエーションを記載した「イベントカード」と、そのシチュエーションでプレーヤーが演じる役を記載した「プロフィールカード」を引くことから始まります。イベントカードのシチュエーションは、実際のトラブル事例や判例、実態調査の公開情報などを基に構築。プレーヤーが自分ごととして捉えやすくなるよう、当事者が置かれている立場や抱えている困難などのリアルな疑似体験を提供します。
2. 1,000を超えるカードの組み合わせとプレーヤーの巡り合わせによって毎回生まれる新たな気付き
イベントカードとプロフィールカードの組み合わせは、1,000を超えます。ランダムに選ばれるカードの組み合わせによって違った展開を体験できるほか、それぞれ異なる見解を持つプレーヤー同士の巡り合わせによっても、プレーのたびに新たな気付きが期待できます。経験の共有とゲームで得られた学びを実践に移せるようになることを目的に、シチュエーションに合わせたテーマでディスカッションする時間も設けています。
3. アンコンシャス・バイアスに気付きやすくなるファシリテーション
ゲームは、3〜5人のプレーヤーにファシリテーターが1人加わったグループで実施します。ファシリテーターは一人一人の思考をひもといて言語化したり、より身近に感じやすいケースに例えて新たな視点への気付きを促したり、アンコンシャス・バイアスに気付くプロセスに沿ってヒントを提示したりと、プレーヤーの理解や学びが深まるよう、中立的な立場でファシリテーションを行います。
【ファシリテーターについて】
DEIゲームのファシリテーターは、ゲームを進行しながら参加者一人一人の思考をひもといて言語化したり、アンコンシャス・バイアスに気付くヒントを提示したりする重要な役割を担います。日立コンサルティングでは、所属部署に関係なくDEIへの興味・関心の高い社員が自らの意志でDEIファシリテーター講習を受講し、コンサルティング業務で培ったファシリテーションスキルを駆使したファシリテーターとして、DEIゲームを提供しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/104416/12/resize/d104416-12-b6fc0998f8a446a4ffb3-1.jpg ]
ファシリテーターを志した理由
・多様な価値観を持つ方と会話できるチャンスだと思ったから
・学生時代にいた海外に比べ、日本ではLGBTQ+の人に出会うことが少ないということに疑問を持ち、"生きづらさ"を解消するための活動に携わりたいと思ったから
・プロジェクトでは企業のESG関係の対応を担当しているが、情報開示や制度対応だけではない、もっと実態に沿った取り組みを体験したかったから
・自身の中のアンコンシャス・バイアスに悩んだり、他者がバイアスに基づいた意見を押し付けてくることに違和感を覚えたりした経験があったから
・バイアスに気付き、バイアスは悪いものではないと知り、人が互いを思いやるためのトレーニングを行う本ゲームのコンセプトに共感したから
[画像3: https://prtimes.jp/i/104416/12/resize/d104416-12-302d4c22f0ecb7c1009f-0.jpg ]
DEIゲーム「かりものめがね」
※「かりものめがね」および「Someone's Glasses」は、株式会社日立コンサルティングの商標(出願中)です。
関連リンク
自社開発の「DEIゲーム」でアンコンシャス・バイアスへの気付きを促す研修を開始〜お互いの存在・思いを理解し、認め合う組織をめざして〜:株式会社 日立コンサルティング (hitachiconsulting.co.jp)
https://www.hitachiconsulting.co.jp/news/2024/240418.html
日立製作所 社会イノベーションサイト
https://social-innovation.hitachi/ja-jp/article/dei-game/
株式会社日立コンサルティング(本社:東京都千代田区、代表取締役 取締役社長: 伊藤 洋三/以下、日立コンサルティング)が独自に開発したカードゲーム型のダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(以下、DEI)教育コンテンツ(以下、DEIゲーム)が、2024年5月に行われた株式会社日立製作所(以下、日立製作所)デジタルシステム&サービスセクターの新入社員研修に採用され、約400名の新入社員が多様な価値観を尊重することの大切さを学びました。
DEIとは、多様性を重視し、全ての人に公平に接し、個々人の違いに十分に配慮することで、誰もが貢献できる組織をめざす考え方です。組織のパフォーマンスや創造性にも影響を及ぼすことから、多くの企業が重要な経営課題として認識し、全ての人が活躍できる環境を整える取り組みを推進しています。その際に鍵となるのが、「アンコンシャス・バイアス」と呼ばれる無意識の思い込みや偏見です。DEIゲームは、アンコンシャス・バイアスへの気付きに着目したカードゲーム型の教育コンテンツで、コンサルティング業務で培ったファシリテーションノウハウを有したファシリテーターによる進行の下、参加者にアンコンシャス・バイアスへの気付きを促します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/104416/12/resize/d104416-12-2885397b85822710cabb-2.jpg ]
■研修の様子
研修は、進行役のファシリテーター1名と、1グループ4〜5名の新入社員3グループを一つのまとまりとして進められました。ファシリテーターから提示される、日本で実際に起きている職場トラブルの事例を基にしたシチュエーションに対し、ジェンダーなどの多様なアイデンティティを持つ当事者の役を担当するグループとその周囲の人物の役を担当するグループが、それぞれの立場でどのような行動を選択するかをディスカッションしました。
当事者の役を担当するグループは、性的指向や性自認など当事者である「あなた」の設定が書かれているプロフィールカードを1枚引いて、想定される人物像を決定します。どのグループでも当事者やその周囲の人の気持ちを真剣に想像した、熱のこもった議論が交わされました。新入社員たちの感想によると、自分とは異なる意見や考えたこともなかった気付きが得られた様子でした。
≪参加した新入社員たちの声≫
・「上司」という設定に「男性」を想像したが、それこそがアンコンシャス・バイアスだと気付いた
・親切のつもりでしたことが、アウティング(本人の了解を得ずに他人に話をすること)になっていた
・仕事をする上で一緒に働く人の状況にも気を配りたい
・多様化しているからこそ配慮しなければならないことは増えるが、その配慮が負担にならないような仕組みをつくっていくのも大切だと思った
■主催者の声(日立製作所 デジタルシステム&サービスセクター 総務・人財担当)
これまでの新入社員研修においては、同じ事業部所属のメンバーで集まってしまうなど新入社員同士の横のつながりづくりに課題がありました。また近年はローテーション出社で研修を実施しているため、対面でのコミュニケーションの機会も限られたものになってしまっています。さまざまな事業部、職種の新入社員が集まっているこの期間に、新入社員同士の垣根を越えた交流やコミュニケーションの質を高められないか、と考えていたところ、日本経済新聞の記事でDEIゲームのことを知りました。このゲームがきっかけで、アンコンシャス・バイアスの存在に気付き、DEIを前提とした多様な考え方を学べると同時に、参加者同士の良いコミュニケーションの機会にもなるのでは、と採用することにしました。社会人になると、学生時代よりもはるかに多様な人と接し、コミュニケーションを取る機会が増えていきます。年代や、バックグラウンドが異なる人たちとの価値観の違いを理解し、時に受け入れる大切さを学んでほしいです。同じような価値観を持つ人とばかりではなく、違った価値観を持つ人とも対話するようになれば、より深い気付きが得られると思います。今回の研修を実施してDEIゲームには、今後の社会人生活に生かせる学びがたくさんあると感じました。
■ 本ゲームの特徴
1. 実際のトラブル事例や判例などを基に構築したリアルな疑似体験
ゲームは、多様性を尊重する意識が問われるシチュエーションを記載した「イベントカード」と、そのシチュエーションでプレーヤーが演じる役を記載した「プロフィールカード」を引くことから始まります。イベントカードのシチュエーションは、実際のトラブル事例や判例、実態調査の公開情報などを基に構築。プレーヤーが自分ごととして捉えやすくなるよう、当事者が置かれている立場や抱えている困難などのリアルな疑似体験を提供します。
2. 1,000を超えるカードの組み合わせとプレーヤーの巡り合わせによって毎回生まれる新たな気付き
イベントカードとプロフィールカードの組み合わせは、1,000を超えます。ランダムに選ばれるカードの組み合わせによって違った展開を体験できるほか、それぞれ異なる見解を持つプレーヤー同士の巡り合わせによっても、プレーのたびに新たな気付きが期待できます。経験の共有とゲームで得られた学びを実践に移せるようになることを目的に、シチュエーションに合わせたテーマでディスカッションする時間も設けています。
3. アンコンシャス・バイアスに気付きやすくなるファシリテーション
ゲームは、3〜5人のプレーヤーにファシリテーターが1人加わったグループで実施します。ファシリテーターは一人一人の思考をひもといて言語化したり、より身近に感じやすいケースに例えて新たな視点への気付きを促したり、アンコンシャス・バイアスに気付くプロセスに沿ってヒントを提示したりと、プレーヤーの理解や学びが深まるよう、中立的な立場でファシリテーションを行います。
【ファシリテーターについて】
DEIゲームのファシリテーターは、ゲームを進行しながら参加者一人一人の思考をひもといて言語化したり、アンコンシャス・バイアスに気付くヒントを提示したりする重要な役割を担います。日立コンサルティングでは、所属部署に関係なくDEIへの興味・関心の高い社員が自らの意志でDEIファシリテーター講習を受講し、コンサルティング業務で培ったファシリテーションスキルを駆使したファシリテーターとして、DEIゲームを提供しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/104416/12/resize/d104416-12-b6fc0998f8a446a4ffb3-1.jpg ]
ファシリテーターを志した理由
・多様な価値観を持つ方と会話できるチャンスだと思ったから
・学生時代にいた海外に比べ、日本ではLGBTQ+の人に出会うことが少ないということに疑問を持ち、"生きづらさ"を解消するための活動に携わりたいと思ったから
・プロジェクトでは企業のESG関係の対応を担当しているが、情報開示や制度対応だけではない、もっと実態に沿った取り組みを体験したかったから
・自身の中のアンコンシャス・バイアスに悩んだり、他者がバイアスに基づいた意見を押し付けてくることに違和感を覚えたりした経験があったから
・バイアスに気付き、バイアスは悪いものではないと知り、人が互いを思いやるためのトレーニングを行う本ゲームのコンセプトに共感したから
[画像3: https://prtimes.jp/i/104416/12/resize/d104416-12-302d4c22f0ecb7c1009f-0.jpg ]
DEIゲーム「かりものめがね」
※「かりものめがね」および「Someone's Glasses」は、株式会社日立コンサルティングの商標(出願中)です。
関連リンク
自社開発の「DEIゲーム」でアンコンシャス・バイアスへの気付きを促す研修を開始〜お互いの存在・思いを理解し、認め合う組織をめざして〜:株式会社 日立コンサルティング (hitachiconsulting.co.jp)
https://www.hitachiconsulting.co.jp/news/2024/240418.html
日立製作所 社会イノベーションサイト
https://social-innovation.hitachi/ja-jp/article/dei-game/