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三菱地所ホーム株式会社（本社：東京都千代田区丸の内　社長　脇　英美）は、「自然エネルギーの有効活用」「自由設計の楽しさ」「全館空調エアロテックの快適性」を実現しながら、低炭素社会の未来に大きく貢献する住宅「ゼロ・エヴァリエ」（「エヴァリエ」のゼロエネルギーモデル）を発表いたします。

当社は、創業以来の想いである「真に価値ある住まいづくり」のもと、耐震性・断熱性・気密性に優れた２×４工法の性能と品質を、独自の技術開発により「ＳＵＰＥＲ ２×４」へと進化させるとともに、全館空調システム「エアロテック」を業界に先駆けて標準採用とし、建物と空気の快適性を融合した高品質な住まいを提供してまいりました。
２００９年秋には、“住まう人が大きな我慢や無理をせずに快適なエコライフを楽しめ、地球環境の未来にも貢献できる住まい”をコンセプトとしたエコライフ住宅「エヴァリエ」（赤坂ハウジングギャラリー内に展示）を発表し、同時に、更なる省エネ性と実用性の向上を目指し、本モデルハウスにおいて三菱地所株式会社と共同で環境負荷低減への基礎研究を行い、環境技術の開発を進めてきました。
この研究・開発の結果、「ゼロ・エヴァリエ」では、約４４坪のモデルプランに７．２Ｋｗの太陽光発電パネルを搭載することで、家中快適な全館空調の住まいでありながらもゼロエネルギーを実現しました。

　
１．モデルプラン概要
・光と風を利用したコンサバトリー（温室）、外付けブラインドなどのパッシブ設計や、太陽光発電パネル搭載屋根面積を確保するための屋根形状など、機能とデザインが融合した外観フォルム


・構　　造　　２×４工法（木造枠組壁工法）
・床面積　　１階床面積　85.29m2 　２階床面積　61.27m2 　延床面積146.56m2
・参考価格　　３，９５４万円（税別）

２．特　徴
【新エアロテックで快適・健康】
・業界トップクラスの冷暖房平均ＣＯＰ（機器効率）４.１５
・新温度制御方式「Auto Balance Control」（オートバランスコントロール）

【自然エネルギーを取り入れ、エネルギー負荷を削減するパッシブ設計技術】
・蓄熱床や大きな開口部の『コンサバトリー』による日射取得。
・高い日射遮蔽効率をもつ軒・庇、コンサバトリー用の『外付ブラインド』による日射遮蔽。
・外部サッシ開口面積の確保、ルーバーバルコニー手摺、外壁の袖壁形状・サッシ開閉方向の工夫による『ウィンドキャッチャー』等による適切な通風の確保。

【先進機器の採用】
・大出力、高変換効率の『単結晶　太陽電池モジュール』による創エネルギー。
・『オールＬＥＤ照明』＋『多灯分散方式』を想定した照明計画。
・最新式ヒートポンプ式電気給湯機。

【エコ意識を高揚させる仕掛け】
・ＣＯ２削減量、消費エネルギー、発電エネルギーの「見える化」により、住まい手の節約意識を促進する『ＨＥＭＳ（Home Energy Management system）』の採用。

３．評価結果
年間エネルギー消費量の評価（44坪モデルプランで算出）

エヴァリエゼロエネルギーモデルの年間消費エネルギーは、
従来の新省エネルギー基準対応の住宅と比較して、
暖冷房・換気においては、27,227.3ｋWhから9,257.8ｋWhと66％の削減、
給湯においては、6,709.0ｋWhから3,798.4ｋWhと43％削減されるなど、
合計で102％の削減率を達成しています。
年間エネルギー消費量の比較については、
http://www.mitsubishi-home.com/news/pdf/img032.pdf
で詳細をご覧いただけます。



【エヴァリエ　ゼロエネルギーモデル】●地域：東京　●延床面積：146.56m2 （44.3坪）
【冷暖房条件】●冷暖房方式：ヒートポンプ式エアコン　●冷暖房範囲：全館　●冷暖房期間：24時間365日（ただし中間期を考慮）
【年間エネルギー量算出条件】●従来の住宅・次世代省エネルギー基準対応住宅：「住宅事業建築主の判断基準」IVb地域の一次エネルギー消費量基準値をもとに当社算出。●エヴァリエ：国土交通省認定　日本住宅性能表示基準特別評価方法熱負荷計算ソフト「AE-Sim/Heat」にて算出。暖房20℃/冷房27℃・60％＋各室で時間帯によりキープ運転を併用●従来の住宅・次世代省エネルギー基準対応住宅：(財)建築環境・省エネルギー機構「自立循環型住宅への設計ガイドライン」の第一種換気システムのエネルギー基準値をもとに当社算出。●エヴァリエ：エアロテックの消費電力、カタログ値より算出。●従来の住宅・次世代省エネルギー基準対応住宅：(財)建築環境・省エネルギー機構「自立循環型住宅への設計ガイドライン」エネルギー基準値をもとに当社算出。●エヴァリエ：ヒートポンプ式電気給湯機の消費電力、カタログ値より算出。●従来の住宅・次世代省エネルギー基準対応住宅：(財)建築環境・省エネルギー機構「自立循環型住宅への設計ガイドライン」エネルギー基準値をもとに当社算出。●エヴァリエ：モデルプランのオールLED照明計画で、「住宅事業建築主の判断基準」の生活スケジュールをもとに当社算出。●従来の住宅・次世代省エネルギー基準対応住宅・エヴァリエともに：(財)建築環境・省エネルギー機構「自立循環型住宅への設計ガイドライン」エネルギー基準値をもとに当社算出。●エヴァリエ：三菱電機(株)の試算による。