中国の既存化学物質リストをSTNとSciFinderで提供開始
[13/08/05]
提供元:PRTIMES
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中国の化学工業が拡張を続ける中、化学品の製造や使用に携わる科学者や専門家は権威ある情報の入手が容易に
化学情報協会は、米Chemical Abstracts Service(CAS)が発表したプレスリリースを受けて、国内向けに次のとおり、お知らせいたします。米CASの発表情報は下記をご覧ください。
http://www.cas.org/news/media-releases/inventory-existing-chemical-substances
(オハイオ州コロンバス発、2013年7月31日)- 化学情報の世界的権威であるChemical Abstracts Service (CAS)は本日、中国現有化学物質名録(Inventory of Existing Chemical Substances in China (IECSC))の2013年版を化学物質の規制に関するデータベースCHEMLISTに収録したと発表しました。この中国の情報はSTNおよびSciFinderで利用できるほか、2013年中にはCD-ROM版製品National Chemical Inventoriesにも搭載される予定です。CHEMLISTは化学物質とその規制に関する最も正確な情報源で、CAS登録番号に加え、世界最多の物質名称(体系名、商品名、一般名など)の情報を含んでいます。
CHEMLISTには既に13種の各国規制リストが収録されており、IECSCの追加によって収録物質数は30万件を超えることになりました。CHEMLISTは当初、米国の有害物質規制法の化学物質リスト(Toxic Substances Control Act (TSCA))、欧州既存商業化学物質リスト(European Inventory of Existing Commercial Chemical Substances (EINECS))、日本の化審法の既存化学物質リスト(ENCS)を収録していましたが、その後、カナダ、オーストラリア、韓国、フィリピン、スイス、ニュージーランドのリストが追加され、現在ではEUのREACH規制対象物質、高生産量既存化学物質、優先化学物質、輸送の制約を伴う危険物、汚染物質排出量登録などのリストも収録しています。
2013年版IECSCは中国で監視・届出の対象となっている42,000件以上の規制物質と3,200件以上の機密物質の情報を収録しています。
CASのマーケティング部門の最高責任者Chris McCueは次のように述べています。「2013年版IECSCの追加は、世界に流通する化学品について網羅的で信頼性のある規制情報を提供するCHEMLISTの価値を大きく高めるものです。中国の経済活動が活発化するにつれて、どのような物質が中国で規制対象になっているかを知ることがますます重要となっていますが、その情報がCHEMLISTで得られることになりました」
CASについて
米国化学会(American Chemical Society)の情報部門であるChemical Abstracts Service(CAS)は、化学情報の権威として世界に知られています。CASは化学物質に関する世界の公開情報すべてを収集し組織化することを目的としている世界で唯一の機関です。CASに所属する科学者が構築と品質管理を行っているCASデータベースは、最も網羅的で信頼性のあるものとして世界中の機関に認められています。CASはこれらデータベースと最新の検索・解析技術を組み合わせたSciFinderやSTNの各製品・サービスなどを通じて、科学的な発見をサポートする最新かつ網羅的なデジタル情報環境を提供しています。
▽詳しくは http://www.cas.org をご覧ください。
STNについて
STNは網羅性、速報性、品質に優れた検索ツールとして、世界の主要な特許庁の審査官や研究機関の知財専門家に使用されています。STN は全世界的にCASとFIZ Karlsruheによって共同で運用されており、日本では化学情報協会がSTNの東京サービスセンターとしてSTNのサービスを行っています。
▽詳しくは http://www.jaici.or.jp/stn/stnint.htm をご覧ください。
SciFinderについて
SciFinderは、化学者を中心とする科学者向けの優れた研究ツールであり、科学者が生産性を上げ、新しい発見を加速するために必要不可欠なコンテンツと機能を提供しています。フォーチュン誌の売上高上位500社の有力企業、および世界中で2,000以上の大学・政府機関がSciFinderを利用しています。
▽詳しくは http://www.jaici.or.jp/sci/SCIFINDER/index.html をご覧ください。
【化学情報協会(略称:JAICI)について】
化学情報協会(所在地:東京都文京区)は、化学技術情報の流通を図るため 1971 年に設立されました。米国をはじめ世界各国の情報機関などと協力関係を築き、日本の研究者をサポートする情報センターとして、大学・企業などの情報取得・分析から研究・開発までを支援しています。
▽詳しくは http://www.jaici.or.jp をご覧ください。
化学情報協会は、米Chemical Abstracts Service(CAS)が発表したプレスリリースを受けて、国内向けに次のとおり、お知らせいたします。米CASの発表情報は下記をご覧ください。
http://www.cas.org/news/media-releases/inventory-existing-chemical-substances
(オハイオ州コロンバス発、2013年7月31日)- 化学情報の世界的権威であるChemical Abstracts Service (CAS)は本日、中国現有化学物質名録(Inventory of Existing Chemical Substances in China (IECSC))の2013年版を化学物質の規制に関するデータベースCHEMLISTに収録したと発表しました。この中国の情報はSTNおよびSciFinderで利用できるほか、2013年中にはCD-ROM版製品National Chemical Inventoriesにも搭載される予定です。CHEMLISTは化学物質とその規制に関する最も正確な情報源で、CAS登録番号に加え、世界最多の物質名称(体系名、商品名、一般名など)の情報を含んでいます。
CHEMLISTには既に13種の各国規制リストが収録されており、IECSCの追加によって収録物質数は30万件を超えることになりました。CHEMLISTは当初、米国の有害物質規制法の化学物質リスト(Toxic Substances Control Act (TSCA))、欧州既存商業化学物質リスト(European Inventory of Existing Commercial Chemical Substances (EINECS))、日本の化審法の既存化学物質リスト(ENCS)を収録していましたが、その後、カナダ、オーストラリア、韓国、フィリピン、スイス、ニュージーランドのリストが追加され、現在ではEUのREACH規制対象物質、高生産量既存化学物質、優先化学物質、輸送の制約を伴う危険物、汚染物質排出量登録などのリストも収録しています。
2013年版IECSCは中国で監視・届出の対象となっている42,000件以上の規制物質と3,200件以上の機密物質の情報を収録しています。
CASのマーケティング部門の最高責任者Chris McCueは次のように述べています。「2013年版IECSCの追加は、世界に流通する化学品について網羅的で信頼性のある規制情報を提供するCHEMLISTの価値を大きく高めるものです。中国の経済活動が活発化するにつれて、どのような物質が中国で規制対象になっているかを知ることがますます重要となっていますが、その情報がCHEMLISTで得られることになりました」
CASについて
米国化学会(American Chemical Society)の情報部門であるChemical Abstracts Service(CAS)は、化学情報の権威として世界に知られています。CASは化学物質に関する世界の公開情報すべてを収集し組織化することを目的としている世界で唯一の機関です。CASに所属する科学者が構築と品質管理を行っているCASデータベースは、最も網羅的で信頼性のあるものとして世界中の機関に認められています。CASはこれらデータベースと最新の検索・解析技術を組み合わせたSciFinderやSTNの各製品・サービスなどを通じて、科学的な発見をサポートする最新かつ網羅的なデジタル情報環境を提供しています。
▽詳しくは http://www.cas.org をご覧ください。
STNについて
STNは網羅性、速報性、品質に優れた検索ツールとして、世界の主要な特許庁の審査官や研究機関の知財専門家に使用されています。STN は全世界的にCASとFIZ Karlsruheによって共同で運用されており、日本では化学情報協会がSTNの東京サービスセンターとしてSTNのサービスを行っています。
▽詳しくは http://www.jaici.or.jp/stn/stnint.htm をご覧ください。
SciFinderについて
SciFinderは、化学者を中心とする科学者向けの優れた研究ツールであり、科学者が生産性を上げ、新しい発見を加速するために必要不可欠なコンテンツと機能を提供しています。フォーチュン誌の売上高上位500社の有力企業、および世界中で2,000以上の大学・政府機関がSciFinderを利用しています。
▽詳しくは http://www.jaici.or.jp/sci/SCIFINDER/index.html をご覧ください。
【化学情報協会(略称:JAICI)について】
化学情報協会(所在地:東京都文京区)は、化学技術情報の流通を図るため 1971 年に設立されました。米国をはじめ世界各国の情報機関などと協力関係を築き、日本の研究者をサポートする情報センターとして、大学・企業などの情報取得・分析から研究・開発までを支援しています。
▽詳しくは http://www.jaici.or.jp をご覧ください。