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ネットユーザー行動分析トレンドreport <2014夏の旅行>

閲覧サイトから読み解く、旅行検討者の消費意欲と情報感度

◆旅行業界のサイト訪問者数ランキング(6月度) ー JAL、JR東日本、JTBは前年比プラス成長
◆今夏の旅行予定、国内派:32.4%、海外派:7.0%、行先は未定だが検討中:9.5%
◆女性海外旅行予定者は情報収集に積極的。ブログ、Q&A、キュレーションメディアで男女差





ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸、以下ヴァリューズ)は、一般ネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用して、この夏に旅行予定がある消費者のネット行動を分析しました。また、昨年も同様の調査・分析を実施しており、前年度データとの傾向比較も行っています。

【調査・分析概要】
 夏の旅行予定については、全国のVALUESモニターを対象として、2014年6月25日〜7月1日にアンケート調査を実施、その回答者14,199人をネット行動分析の対象としました。
前年度データについては、2013年6月18日〜24日に、全国のVALUESモニターを対象にアンケート調査を実施、その回答者16,395人をネット行動分析の対象としました。
※ネット行動はPC上の行動ログを分析対象としています。
※サイト分類の「旅行・交通」カテゴリは、ヴァリューズが独自に定義しています。

【結果サマリー】
◆旅行業界のサイト訪問者数ランキング(6月度) ー JAL、JR東日本、JTBは前年比プラス成長
 ヴァリューズが独自に定義する「旅行・交通」カテゴリのサイトにおいて、2014年6月度のサイト訪問者数ランキングを集計したところ、1位「楽天トラベル」、2位「じゃらんnet」、3位「日本航空(JAL)」という結果になりました。上位10サイトを前年同月のサイト訪問者数と比較すると、昨年6月よりも訪問者数を落としているサイトが多い中で、JAL(前年比:112%)、JR東日本(前年比:107%)、JTB(前年比:103%)の3社は前年よりもプラスとなっており、サイト集客が好調な様子がうかがえます。

◆今夏の旅行予定、国内派:32.4%、海外派:7.0%、行先は未定だが検討中:9.5%
 6月25日〜7月1日に実施したアンケートで、今年の夏に旅行予定があるかどうか尋ねると、国内旅行派は32.4%、海外旅行派は7.0%、行先は決めていないが旅行を検討中が9.5%となり、合わせると48.9%が、この夏の旅行を予定していることが分かりました。昨年度のアンケート調査では、夏の旅行予定者が51.5%と半数を超えており、国内派・海外派の比率には変化がみられないものの、旅行予定者割合の合計では、昨年度よりも微減という結果になりました。今年4月の消費税増税の影響も考えられます。

◆女性海外旅行予定者は情報収集に積極的。ブログ、Q&A、キュレーションメディアで男女差
 海外旅行予定者において、男性よりも女性がよく閲覧するサイトランキングを作成したところ、「アメーバブログ」「Yahoo! 知恵袋」「教えてgoo」などブログやQ&Aサイトに加え、「All About」や「NAVER まとめ」などキュレーションメディアがランクイン。旅行サイトもクチコミ系メディアで男性よりも女性の閲覧量が多くなっており、女性海外旅行予定者の情報収集に対する積極性があらわれた結果となりました。

【結果概要】
◆旅行業界のサイト訪問者数ランキング(6月度) ー JAL、JR東日本、JTBは前年比プラス成長
 ヴァリューズが独自に定義する「旅行・交通」カテゴリのサイトにおいて、2014年6月度のサイト訪問者数ランキングを集計したところ、1位「楽天トラベル」、2位「じゃらんnet」、3位「日本航空(JAL)」、4位「Yahoo!トラベル」、5位「全日本空輸 (ANA)」という結果になりました。
 また、前年同月のサイト訪問者数と比較すると、昨年6月よりも訪問者数を落としているサイトが10サイトのうち7サイトを占める中で、3位の「JAL」(前年比:112%)、6位の「JR東日本」(前年比:107%)、7位の「JTB」(前年比:103%)の3社は前年度よりもサイト訪問者数がプラスとなっており、サイト集客が好調な様子がうかがえます。

◆今夏の旅行予定、国内派:32.4%、海外派:7.0%、行先は未定だが検討中:9.5%
 6月25日〜7月1日に実施したアンケートで、今年の夏に旅行予定があるかどうか尋ねると、「国内旅行を予約・手配済」(15.4%)と「国内旅行を検討中」(17.0%)を合わせた32.4%が、国内旅行を予定していると回答しました。一方、「海外旅行を予約・手配済」(4.2%)、「海外旅行を検討中」(2.8%)の計7.0%が、海外旅行を予定していました。これらに「行先は決めていないが旅行を検討中」(9.5%)を合わせると、合計48.9%が、今年の夏の旅行を予定していることが分かりました。
 昨年同時期のアンケート調査では、夏の旅行予定者が51.5%と半数を超えており、国内派・海外派の比率には変化がみられないものの、昨年度よりも旅行を予定していると回答した割合が微減しています。今年4月の消費税増税が旅行検討にも若干影響を与えていることが考えられます。
 夏の旅行を予定している時期については、昨年と同様8月が最多の44.9%、次いで7月の27.0%、9月は20.2%となっています。「まだ決めていない(未定)」と答えた人も15.4%いました。


◆国内旅行予定者がよく閲覧するサイトランキング 
 ─ 宿泊予約サイトの他、「食べログ」やECモールの閲覧も高い
◆海外旅行予定者がよく閲覧するサイトランキング
 ─「フォートラベル」「トリップアドバイザー」「Facebook」などクチコミ、SNS接触が高い 
 旅行を検討していない人(非検討者)との乖離(差)が大きい順にランキングを集計し、国内旅行予定者、海外旅行予定者、それぞれでよく閲覧するサイトランキングを作成しました。

 旅行を検討していない人に比べて国内旅行予定者(手配済+検討中)がよく閲覧するサイトの1位は「じゃらんnet」で、2位に「楽天トラベル」、3位「Yahoo! JAPAN」となっています。さらに、4位に「楽天市場」、7位に「Amazon」がランクインしており、国内旅行予定者は消費意欲が活発なためか、ECモールへの接触量も多いことがわかります。また、6位「食べログ」、12位「Yahoo!天気情報」など、旅先での食事場所や、現地の天気情報などをネットで情報収集していることがうかがえます。
 一方、旅行を検討していない人に比べて海外旅行予定者(手配済+検討中)がよく閲覧するサイトをみてみると、1位「HIS」、2位「JTB」、3位「全日本空輸 (ANA)」と続きます。海外旅行予定者では、4位「フォートラベル」や6位「トリップアドバイザー」などクチコミサイトが上位にきており、また5位「Facebook」の接触率も高くなっています。海外旅行予定者は、実際に旅行した人の評価や信頼できる友人からの情報など、より詳細でリアルな情報をネットから集めようとしているのではないかと考えられます。


◆女性海外旅行予定者は情報収集に積極的
 ― ブログ、Q&A、キュレーションメディアなどでネット接触量に男女差あり
 次に、海外旅行予定者において、女性と男性とのサイト接触率の乖離(差)が大きい順にランキングを集計し、男性よりも女性の海外旅行予定者がよく閲覧するサイトランキングを作成しました。

 1位のレシピサイト「COOKPAD」、9位のコスメサイト「@cosme」などは、もともと女性向けのメディアですが、2位「アメーバブログ」、3位「Yahoo! 知恵袋」、4位「教えて!goo」などブログやQ&Aサイトに加え、5位「All About」や15位「NAVER まとめ」など専門家や一般ユーザーによるキュレーションメディアがランクインしています。
 また、旅行サイトも7位「フォートラベル」、12位「トリップアドバイザー」などクチコミサイトで男性よりも女性の接触量が多くなっており、女性海外旅行予定者の情報収集に対する積極性があらわれた結果となりました。

◆この夏の旅行予定者の検索キーワードランキング

 最後に、GoogleおよびYahoo!の検索を対象に、この夏に旅行を予定している人が、どのようなキーワードで検索しているか、2014年6月度の検索キーワードランキングを作成しました。

 国内旅行予定者では、3位「じゃらん」、7位「ANA」、16位「楽天トラベル」、18位「JAL」、25位「JTB」などの旅行系ワードがTOP25に入りました。海外旅行予定者では、2位「HIS」、3位「ANA」、8位「JAL」、14位「JTB」、15位「じゃらん」、16位「楽天トラベル」などが、TOP25にランクインしました。7位の「翻訳」というキーワード検索も、国内旅行予定者や旅行非検討者より多くあがっています。
 一方、旅行を検討していない人(非検討者)の検索キーワードランキングをみてみると、旅行系ワードでは21位に「ANA」がランクインするのみとなっています。検索量においても旅行検討者と非検討者の差が明確にあらわれています。

■株式会社ヴァリューズについて
 株式会社ヴァリューズは、マーケティングノウハウとIT先端技術を活用して、新たな市場価値の創造をサポートする、事業成長支援企業です。 20万人規模の一般インターネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を活用した次世代マーケティング手法「VALUES eMark+」(ヴァリューズ イーマークプラス)サービス提供のほか、経営課題のコンサルティングから、課題解決、販売促進の支援まで、独自のノウハウとソリューションで多くの企業を支援しています。

株式会社ヴァリューズ ホームページ http://www.valuesccg.com/

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ヴァリューズ 子安 (こやす)
TEL: 03-6277-6812 E-mail: press@valuesccg.com
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