ラトナ、ARMアーキテクチャで手軽にエッジへコンテナデプロイができる開発キットを構築
[20/04/30]
提供元:PRTIMES
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ラトナ株式会社(代表取締役 : 大田和響子、以下Latona)は、このたびMicrosoft社のSurface Pro XからARMのアーキテクチャで手軽にエッジ端末へのコンテナデプロイができる開発キットを構築しましたことをお知らせいたします。
Latonaでは、創業時よりIoT/エッジコンピューティングの事業開発・技術開発を推進しており、コンテナオーケストレーション技術を用いてエンドポイントやセンサーシステムを対象に開発・リソース管理できる環境を中心に開発をしてまいりました。
このたびLatonaは、ARMベースのアーキテクチャであるSurface Pro Xへ、Latonaのコンテナオーケストレーション技術をベースアーキテクチャとした、コンテナデプロイシステムを開発・実装しました。また、同じくLatonaの同技術をベースアーキテクチャとしたエッジ端末として、Kubernetesが稼働するARMアーキテクチャ環境であるNVIDIA Jetsonを準備しました。そして、開発者がSurface Pro X(ARM)から直接、NVIDIA Jetson(ARM)へのコンテナデプロイを可能にする、エッジコンテナデプロイの開発キットを構築しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42416/13/resize/d42416-13-628950-1.jpg ]
<構築したエッジコンテナデプロイ開発キットの概要>
通常、一般的なPCにはAMDやIntelなどのCPUが採用されているため、ARMのCPUを搭載したエッジ端末への効率的なデプロイは、マシン言語レベルの互換性の面から難しい面がありました。
今回Latonaが構築したコンテナデプロイのための開発キットは、アーキテクチャに互換性のあるPCとエッジ端末を、それぞれコンテナデプロイ元のワークステーションとコンテナデプロイ先のエッジ端末として採用しています。そしてそのうえにLatonaのコンテナオーケストレーション技術とコンテナデプロイシステムを開発・実装することで、同一アーキテクチャによる相互互換的な、高効率で高速の、コンテナデプロイシステムの構築を実現することができました。
より具体的には、当該コンテナデプロイシステムは、Surface Pro X 上にDocker Hub(非クラウド環境) / Bitbucket(非クラウド環境)と疎結合したLatona独自のコンテナデプロイシステム(Web-UIを含む)であり、そのシステム上で、ユーザーがかんたんに、デプロイの宛先であるエッジ端末に対して、デプロイしたい対象のプロジェクトとコンテナ(=マイクロサービス)を選択して、ワンクリックでデプロイを完結できるシステムとなっております。デプロイの宛先であるエッジ端末側では、Latonaのコンテナオーケストレーション技術が搭載されており、Kubernetes上で管理制御される、コンテナ(=マイクロサービス)が稼働しております。このエッジ端末にSurface Pro X からコンテナデプロイの指示がかかると、エッジ端末からSurface Pro X にDocker Hubのイメージプルリクエストが送信され、そのリクエストに基づいて、Surface Pro X からエッジ端末へ、コンテナイメージが展開される仕組みとなっております。(Latonaのコンテナデプロイシステムは、エッジ端末のコンテナリソースを、エッジのKubernetes等の機能によってゼロ・ダウンタイムで更新し、24/365のミッション・クリティカルなエッジ側でのオペレーションを実現することができます)
[画像2: https://prtimes.jp/i/42416/13/resize/d42416-13-989243-0.png ]
なお、当該開発技術は、エッジ端末側にLatonaのコンテナオーケストレーション技術が搭載されていない場合でも、エッジ端末側のKubernetesに必要な設定をすることで、問題なく動作いたします。
また、当該開発技術は、どのアーキテクチャにも普遍的・透過的な技術として設計開発されており、今回はARMのアーキテクチャ同士によるコンテナデプロイシステムをご紹介しましたが、例えばより一般的な、Intel搭載のSurface Pro シリーズと、Intel CPU搭載のエッジ端末間でも、問題なく動作いたします。
今回開発した技術を利用することで、次のような技術革新と効果が見込めます。
<技術革新ポイント>
・従来では環境構築が容易ではなかった、ARMアーキテクチャのワークステーションとエッジ端末を用いた構成での、コンテナデプロイシステムが実現する。
・従来の高価で複雑なワークステーション等の仕組みからエッジ端末へのコンテナデプロイではなく、より手軽で安価、ポータブルなPCを用いた、エッジへの効率的なコンテナデプロイを可能にする。
<見込まれる効果>
・エッジ環境の構築コストが大幅に低減され、作業効率が向上する。
・エッジ端末とエッジ技術の活用シーンが広がることで、エッジネットワークの様々なユースケースへの活用価値の向上が見込まれる。
■今後の技術開発・事業展望
当社で開発した技術は、使いやすさの向上及び弊社製品としての機能拡充を目的として開発・推進を進めています。その中で、Microsoft Surfaceのような、誰にも身近な端末で当社のエッジ技術が動作することで、よりユーザーに使いやすく、身近な形でエッジ技術を提供することが可能となります。また、Latona内の自社技術・事業関連プロジェクトにとどまらず、パートナー企業との戦略的提携を進めながら様々な分野での事業開発推進・プロダクト開発推進を行ってまいります。
■特許出願済の技術案件について
・Latonaのエッジコンテナデプロイに係る技術および関連技術は、国内特許出願、ならびに、国際特許出願を済ませた技術案件となっております。
・Latonaのエッジコンテナオーケストレーションに係る技術および関連技術は、国内特許出願、ならびに、国際特許出願を済ませた技術案件となっております。
【ラトナ株式会社:会社概要】
会社名:ラトナ株式会社
設日:2018年4月
代表者:代表取締役 大田和響子
所在地:東京都渋谷区神宮前6-12-18 WeWork Iceberg
事業内容:IoT/エッジコンピューティング分野での事業・技術開発推進、AI分野での事業・技術開発推進、クラウドコンピューティング事業、ドローン関連事業、ほか
URL:https://latona.io
連絡先:info@latona.io
【本リリースに関するお問い合わせ先】
Latona株式会社 担当:垣内
メール:info@latona.io
Latonaでは、創業時よりIoT/エッジコンピューティングの事業開発・技術開発を推進しており、コンテナオーケストレーション技術を用いてエンドポイントやセンサーシステムを対象に開発・リソース管理できる環境を中心に開発をしてまいりました。
このたびLatonaは、ARMベースのアーキテクチャであるSurface Pro Xへ、Latonaのコンテナオーケストレーション技術をベースアーキテクチャとした、コンテナデプロイシステムを開発・実装しました。また、同じくLatonaの同技術をベースアーキテクチャとしたエッジ端末として、Kubernetesが稼働するARMアーキテクチャ環境であるNVIDIA Jetsonを準備しました。そして、開発者がSurface Pro X(ARM)から直接、NVIDIA Jetson(ARM)へのコンテナデプロイを可能にする、エッジコンテナデプロイの開発キットを構築しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42416/13/resize/d42416-13-628950-1.jpg ]
<構築したエッジコンテナデプロイ開発キットの概要>
通常、一般的なPCにはAMDやIntelなどのCPUが採用されているため、ARMのCPUを搭載したエッジ端末への効率的なデプロイは、マシン言語レベルの互換性の面から難しい面がありました。
今回Latonaが構築したコンテナデプロイのための開発キットは、アーキテクチャに互換性のあるPCとエッジ端末を、それぞれコンテナデプロイ元のワークステーションとコンテナデプロイ先のエッジ端末として採用しています。そしてそのうえにLatonaのコンテナオーケストレーション技術とコンテナデプロイシステムを開発・実装することで、同一アーキテクチャによる相互互換的な、高効率で高速の、コンテナデプロイシステムの構築を実現することができました。
より具体的には、当該コンテナデプロイシステムは、Surface Pro X 上にDocker Hub(非クラウド環境) / Bitbucket(非クラウド環境)と疎結合したLatona独自のコンテナデプロイシステム(Web-UIを含む)であり、そのシステム上で、ユーザーがかんたんに、デプロイの宛先であるエッジ端末に対して、デプロイしたい対象のプロジェクトとコンテナ(=マイクロサービス)を選択して、ワンクリックでデプロイを完結できるシステムとなっております。デプロイの宛先であるエッジ端末側では、Latonaのコンテナオーケストレーション技術が搭載されており、Kubernetes上で管理制御される、コンテナ(=マイクロサービス)が稼働しております。このエッジ端末にSurface Pro X からコンテナデプロイの指示がかかると、エッジ端末からSurface Pro X にDocker Hubのイメージプルリクエストが送信され、そのリクエストに基づいて、Surface Pro X からエッジ端末へ、コンテナイメージが展開される仕組みとなっております。(Latonaのコンテナデプロイシステムは、エッジ端末のコンテナリソースを、エッジのKubernetes等の機能によってゼロ・ダウンタイムで更新し、24/365のミッション・クリティカルなエッジ側でのオペレーションを実現することができます)
[画像2: https://prtimes.jp/i/42416/13/resize/d42416-13-989243-0.png ]
なお、当該開発技術は、エッジ端末側にLatonaのコンテナオーケストレーション技術が搭載されていない場合でも、エッジ端末側のKubernetesに必要な設定をすることで、問題なく動作いたします。
また、当該開発技術は、どのアーキテクチャにも普遍的・透過的な技術として設計開発されており、今回はARMのアーキテクチャ同士によるコンテナデプロイシステムをご紹介しましたが、例えばより一般的な、Intel搭載のSurface Pro シリーズと、Intel CPU搭載のエッジ端末間でも、問題なく動作いたします。
今回開発した技術を利用することで、次のような技術革新と効果が見込めます。
<技術革新ポイント>
・従来では環境構築が容易ではなかった、ARMアーキテクチャのワークステーションとエッジ端末を用いた構成での、コンテナデプロイシステムが実現する。
・従来の高価で複雑なワークステーション等の仕組みからエッジ端末へのコンテナデプロイではなく、より手軽で安価、ポータブルなPCを用いた、エッジへの効率的なコンテナデプロイを可能にする。
<見込まれる効果>
・エッジ環境の構築コストが大幅に低減され、作業効率が向上する。
・エッジ端末とエッジ技術の活用シーンが広がることで、エッジネットワークの様々なユースケースへの活用価値の向上が見込まれる。
■今後の技術開発・事業展望
当社で開発した技術は、使いやすさの向上及び弊社製品としての機能拡充を目的として開発・推進を進めています。その中で、Microsoft Surfaceのような、誰にも身近な端末で当社のエッジ技術が動作することで、よりユーザーに使いやすく、身近な形でエッジ技術を提供することが可能となります。また、Latona内の自社技術・事業関連プロジェクトにとどまらず、パートナー企業との戦略的提携を進めながら様々な分野での事業開発推進・プロダクト開発推進を行ってまいります。
■特許出願済の技術案件について
・Latonaのエッジコンテナデプロイに係る技術および関連技術は、国内特許出願、ならびに、国際特許出願を済ませた技術案件となっております。
・Latonaのエッジコンテナオーケストレーションに係る技術および関連技術は、国内特許出願、ならびに、国際特許出願を済ませた技術案件となっております。
【ラトナ株式会社:会社概要】
会社名:ラトナ株式会社
設日:2018年4月
代表者:代表取締役 大田和響子
所在地:東京都渋谷区神宮前6-12-18 WeWork Iceberg
事業内容:IoT/エッジコンピューティング分野での事業・技術開発推進、AI分野での事業・技術開発推進、クラウドコンピューティング事業、ドローン関連事業、ほか
URL:https://latona.io
連絡先:info@latona.io
【本リリースに関するお問い合わせ先】
Latona株式会社 担当:垣内
メール:info@latona.io