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企業の言語別採用ニーズと人気の高い国・地域の人材

外国人採用は、ほぼ日本語スキルが優先される。インバウンド需要や日本の対外投資の伸び率が高い国・地域の人材採用が人気




日本語ビジネスレベル以上の外国人材が登録をする、外国人のための就職・転職情報サイトNINJA(以下「NINJA」)を運営する 株式会社グローバルパワー(本社:東京都台東区 代表取締役社長 竹内 幸一)は、『日本企業の外国人材に対する言語別採用ニーズと人気の高い国・地域の人材』の調査を行いましたので発表いたします。

■調査内容 
NINJA会員41,619名のうち、どの言語を主に利用する者が採用に至る率が高いのか、の調査を行いました。

・調査対対象:NINJA登録の外国人材41,619名および求人企業292社、累計19,124の求人。
     (2024年5月27日時点)

なお、調査対象の外国人材は、日本国籍取得者を含む「身分地位に基づく在留資格」「技術・人文知識・国際業務」「留学」「特定活動」など約8割が高度外国人材、もしくはその予備軍となります。

調査対象のプロフィール
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57212/13/57212-13-23cdc0aef76f5eb379ba7d72d359cea5-1652x1050.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
                            調査対象のプロフィール

■調査の目的
今後さらに日本の人口が減少する中、労働力だけでなく、内需や納税の面でも外国人材の力が必要となります。そのためには、就労の目的だけでなく、日本が好きで、日本で暮らすことが幸せだと思える環境を整える必要があると当社は考えています。そのために、日本で働きたい外国人材の現状と、既に外国人材を採用している企業のニーズ等の情報をより多くの日本企業の皆様に発信しご理解を頂きたいと考えております。

■調査の結果
1.外国人採用は、ほぼ日本語スキルが優先される。
2.インバウンド需要や日本の対外投資の伸び率が高い国・地域の人材が人気
3.現状では香港、台湾の人材の方が中国の人材より人気が高い

以下、結果の要因を解説します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57212/13/57212-13-43e577a6db5c6bc3b4ef16643d525fbc-886x366.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


まず、参考資料として、外国人採用を行う企業の求人における言語要件を集計しました。各求人にてビジネスレベル以上の言語を必須とする割合が図1となります。求人の94.2%が日本語ビジネスレベル以上を求めています。次に英語ビジネスレベル以上が24.2%、中国語の標準語が10.8%と続きます。
この割合が実際に採用された人材の語学スキルと一致するか確認します。まず日本語レベルについて、企業の求人の割合と実際に採用された人材の言語スキルの割合を見てきます。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57212/13/57212-13-2060ccd70231acd4c48d742ed8b9ef5a-570x338.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



日本語ビジネス以上を求める求人は94.2%(資料1)、それに対して実際に採用された人材の92%(資料2)が日本語ビジネスレベル以上となります。日本語については求人ニーズと採用実態が合致していることがわかります。次にその他の言語についても同様に比較します。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57212/13/57212-13-4ed59a6aa355aafec252d4f1b2e454b0-859x310.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


日本語以外は、求人割合と実採用割合は、ほぼ一致していないことがわかります。日本企業が外国人材を採用する際に日本語スキルは重視するが、その他の言語レベルにはばらつきがあることがわかりました。

次に各言語を母語とする登録者の割合と実際に採用決定したものの割合を比較します。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57212/13/57212-13-da9dcdba0ee866eaf0fcb4bb4f8aeea0-976x436.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


ここでは各言語を母語とする人材をその国や地域と紐づけて説明します。(英語、スペイン語等、多数の国やエリアで利用する言語は除く)

まず中国語圏については、中国(母語が標準語)の登録者は全体の29.3%でありながら18.3%しか採用されていない中、台湾(母語が繁体字)、香港(母語が広東語)の登録者は、登録者の割合と採用の割合がほぼ同一となっています。その要因は2点考えられます。

1. 求人全体では、中国語(中国の母語)よりも英語力を求める割合が高く、香港、台湾の人材の英語力が中国の人材と比較して高いため
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57212/13/57212-13-3fc8967dea8d03d0525173f375188122-1912x596.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2. 言語関係なく、出身エリアとの経済的関係や人材の特性で選別が行われているため
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57212/13/57212-13-a4a7c1f4ff275935aca32cbd72bbaa3c-3900x1773.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


訪日外国人の数において、コロナ禍の影響で中国からの来訪者は大幅に減少しました。2023年度は2019年度の約8.7%にまで減少し、その後も政治経済の影響もあり、2024年度でも64.3%しか回復していません。一方、台湾、香港の来訪者は大幅に回復し2019年度を大きく上回っています。インバウンドにおいて中国人対応の人材ニーズから、台湾、香港および英語圏の人材ニーズへとシフトされています。また日本企業の対外投資も影響している可能性があります。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57212/13/57212-13-a682e359431a1583f3f2c1d55af05059-3900x1773.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


上記の裏付けとして、日本の対外投資国の伸びている国・地域の人材の採用割合が登録割合よりも多くなっていますことが上げられます。資料7のように、中国への対外投資が減少している中、ASEANの投資が増加しています。採用についても資料4のように、以下のASEAN主要国人材の人気が高まっています。

・ベトナム/タイ/インドネシア/ミャンマー/マレーシア/シンガポール

■NINJAについて
日本語ビジネスレベル以上78%、国内在住93%の外国人材が登録する就職転職支援サイトです。現在、159ヵ国の人材が登録する中、企業からのスカウト受信を希望する人材は41,700名以上。利用登録企業は300社を超え、そのうちの約50%が人材紹介会社となります。日本の就労システムは国外とは異なるため、人材紹介会社の支援のもと、就職活動が行える転職サイトとして、外国人材から高い評価をいただいております。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57212/13/57212-13-4e333da0b4c4f1bd25f38428335bd7e2-1158x682.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
                 日本で働く外国人のための転職・就職情報サイトNINJA

◆外国人のための転職・就職情報サイトNINJA https://nextinjapan.com/ 
◆外国人採用をお考えの企業向け案内 https://nextinjapan.com/company-landing

■会社概要
社名:株式会社グローバルパワー(https://globalpower.co.jp/
代表者:代表取締役社長 竹内 幸一
設立:2004年8月11日
本社所在地:〒110-0016 東京都台東区台東1丁目10−6 サワビル 5F
事業内容:外国人材紹介、外国人材派遣、外国人就職・転職情報サイト「NINJA」の運営、グローバルエグゼクティブ人材紹介
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57212/13/57212-13-7631c221fd8c6c228af1deb03a85cb47-1500x600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
              株式会社グローバルパワー https://globalpower.co.jp/
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