【急増するひとり親家庭からの支援要請に応えるため、試行錯誤の1年】認定NPO法人おてらおやつクラブ インパクトレポート公開
[23/06/29]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
子どもの貧困問題の解決を目指す認定NPO法人 おてらおやつクラブより、2022年度の支援活動の内容・成果をまとめたレポートを発行しました。
子どもの貧困問題の解決を目指す認定NPO法人 おてらおやつクラブ(代表理事:松島靖朗)は、各種事業が生み出す社会的価値と成果を可視化し評価・検証することによって、当活動によって社会がどう変わったかを明らかにするべく、インパクトレポートをまとめましたのでお知らせいたします。
2022年度はコロナ禍や物価高騰の影響が非常に大きく、全国の困りごとを抱えるひとり親家庭から支援を求める声が急増しました。おてらおやつクラブでは限りあるリソースを有効に活用しながらインパクトを損なわず、支援活動における効率を高めることに試行錯誤を重ねた1年でした。
2022年度のレポートをnoteに掲載しておりますので、詳細につきましては以下よりご一読ください。
▼【2022年度 インパクトレポート】増え続ける支援要請に「おてらおやつクラブ」は大ピンチ?!
インパクトを損なわず、効率を高めることに試行錯誤の1年。
https://note.com/oteraoyatsu_club/n/n63ea63d7f5aa
▼認定NPO法人おてらおやつクラブ
https://otera-oyatsu.club/
[画像1: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-96e7362f34b92b9c29f7-0.jpg ]
インパクトレポート(https://note.com/oteraoyatsu_club/n/n63ea63d7f5aa)の概要として、以下に要点を2点お伝えいたします。
■増え続ける「たすけて」の声
2022年度、おてらおやつクラブ事務局には新型コロナウイルスの感染拡大が起きるたびに、支援団体を介さない、直接的な支援(以下、直接支援)の要請が多く寄せられました。
この傾向はコロナ禍が始まって以来繰り返されたものであり、私たちも対応力を高めるために、ヤマト運輸様とのDX推進をはじめ、事務局職員の採用強化、システム開発体制の組織化に取り組んできました。
しかし、増え続ける支援要請に財務状況がひっ迫し、中には2回目以降の「おすそわけ(食品や日用品)」送付をお断りせざるを得ないケースもありました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-e0a1ec8efda7fe731358-1.jpg ]
■着目すべきデータ
私たちが実施した「直接支援調査(2022年12月)」の各項目のスコアの推移を見ると、「困ったときにすぐに助けを求められる人や場がある」と「心理的に状況が改善する」の2項目はスコアの上昇が見られ、反対に「孤立感や孤独感がやわらぐ」は大幅にスコアが低下しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-75b9d31486bcb6174f40-2.jpg ]
調査結果によれば、心理的な状況改善(75.8%)の方が、経済的な状況改善(39.0%)に比べて高い傾向が見られます。支援で届けられる物資は「おそなえ」であり、支援者の思いやりをいっそう感じやすいことに起因するのでしょう。これは従来から、私たちの活動の大きな特徴の1つであり、2022年度も一定以上のクオリティを維持
できたのではないかと考えます。
他方、私たちが長期成果として掲げる「孤立感や孤独感がやわらぐ」のスコアが大幅に低下したことについては、強い衝撃を受けています。その要因について私たちは、次のような調査の自由回答に注目し、理由を推測しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-60a5e7605dfa383504da-3.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-3d4b676351edc0b7c3c1-4.jpg ]
[画像6: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-5577af746a80405f8eec-5.jpg ]
1つは、長期化するコロナ禍の影響で、支援団体の側も活動を休止したり、新規利用者の受け入れを停止するなどの措置を取っていることです。もう1つは自治体で、コロナ感染により自宅療養を選択しても、生活状況によらず支援物資の提供を実施しないケースがあったことです。
いずれの場合も生活が立ち行かなくなって困窮したときに、頼りになると思っていた存在から支援を得られないという大変な経験をして、孤立感や孤独感を深めることにつながったのではないかということです。
ひるがえって私たちの活動においても、支援を受けて助かったと感じる方がおられる一方で、支援を受けられず困窮状況を深めさせてしまった方がおられることは想像に難くありません。支援のための資源は有限であるとはいえ、こうしてつらい体験をさせてしまうケースがあちらこちらで生じているだろうこと。また、そうした体験から人が孤立感や孤独感をいっそう深め、ひいては自暴自棄な行動に出てしまうかもしれないことに注意が必要でしょう。
たくさんの「ありがとう」の声の背後にある大きなスコア変化を、私たちは深刻に受け止め、今後に活かしたいと考えています。
*詳細につきましてはnoteにアップしているインパクトレポート本文をご覧ください。
https://note.com/oteraoyatsu_club/n/n63ea63d7f5aa
■認定NPO法人おてらおやつクラブについて
「おてらおやつクラブ」は、全国の子どもの貧困問題の解決を目指し、お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力の下、さまざまな事情で困りごとを抱えるひとり親家庭へ「おすそわけ」する活動です。
▼Webサイト
https://otera-oyatsu.club/
[画像7: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-f19456c4b5ab688cc831-6.png ]
[表: https://prtimes.jp/data/corp/106376/table/13_1_b4ea373598769482bd40aa4367c93380.jpg ]
子どもの貧困問題の解決を目指す認定NPO法人 おてらおやつクラブ(代表理事:松島靖朗)は、各種事業が生み出す社会的価値と成果を可視化し評価・検証することによって、当活動によって社会がどう変わったかを明らかにするべく、インパクトレポートをまとめましたのでお知らせいたします。
2022年度はコロナ禍や物価高騰の影響が非常に大きく、全国の困りごとを抱えるひとり親家庭から支援を求める声が急増しました。おてらおやつクラブでは限りあるリソースを有効に活用しながらインパクトを損なわず、支援活動における効率を高めることに試行錯誤を重ねた1年でした。
2022年度のレポートをnoteに掲載しておりますので、詳細につきましては以下よりご一読ください。
▼【2022年度 インパクトレポート】増え続ける支援要請に「おてらおやつクラブ」は大ピンチ?!
インパクトを損なわず、効率を高めることに試行錯誤の1年。
https://note.com/oteraoyatsu_club/n/n63ea63d7f5aa
▼認定NPO法人おてらおやつクラブ
https://otera-oyatsu.club/
[画像1: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-96e7362f34b92b9c29f7-0.jpg ]
インパクトレポート(https://note.com/oteraoyatsu_club/n/n63ea63d7f5aa)の概要として、以下に要点を2点お伝えいたします。
■増え続ける「たすけて」の声
2022年度、おてらおやつクラブ事務局には新型コロナウイルスの感染拡大が起きるたびに、支援団体を介さない、直接的な支援(以下、直接支援)の要請が多く寄せられました。
この傾向はコロナ禍が始まって以来繰り返されたものであり、私たちも対応力を高めるために、ヤマト運輸様とのDX推進をはじめ、事務局職員の採用強化、システム開発体制の組織化に取り組んできました。
しかし、増え続ける支援要請に財務状況がひっ迫し、中には2回目以降の「おすそわけ(食品や日用品)」送付をお断りせざるを得ないケースもありました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-e0a1ec8efda7fe731358-1.jpg ]
■着目すべきデータ
私たちが実施した「直接支援調査(2022年12月)」の各項目のスコアの推移を見ると、「困ったときにすぐに助けを求められる人や場がある」と「心理的に状況が改善する」の2項目はスコアの上昇が見られ、反対に「孤立感や孤独感がやわらぐ」は大幅にスコアが低下しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-75b9d31486bcb6174f40-2.jpg ]
調査結果によれば、心理的な状況改善(75.8%)の方が、経済的な状況改善(39.0%)に比べて高い傾向が見られます。支援で届けられる物資は「おそなえ」であり、支援者の思いやりをいっそう感じやすいことに起因するのでしょう。これは従来から、私たちの活動の大きな特徴の1つであり、2022年度も一定以上のクオリティを維持
できたのではないかと考えます。
他方、私たちが長期成果として掲げる「孤立感や孤独感がやわらぐ」のスコアが大幅に低下したことについては、強い衝撃を受けています。その要因について私たちは、次のような調査の自由回答に注目し、理由を推測しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-60a5e7605dfa383504da-3.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-3d4b676351edc0b7c3c1-4.jpg ]
[画像6: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-5577af746a80405f8eec-5.jpg ]
1つは、長期化するコロナ禍の影響で、支援団体の側も活動を休止したり、新規利用者の受け入れを停止するなどの措置を取っていることです。もう1つは自治体で、コロナ感染により自宅療養を選択しても、生活状況によらず支援物資の提供を実施しないケースがあったことです。
いずれの場合も生活が立ち行かなくなって困窮したときに、頼りになると思っていた存在から支援を得られないという大変な経験をして、孤立感や孤独感を深めることにつながったのではないかということです。
ひるがえって私たちの活動においても、支援を受けて助かったと感じる方がおられる一方で、支援を受けられず困窮状況を深めさせてしまった方がおられることは想像に難くありません。支援のための資源は有限であるとはいえ、こうしてつらい体験をさせてしまうケースがあちらこちらで生じているだろうこと。また、そうした体験から人が孤立感や孤独感をいっそう深め、ひいては自暴自棄な行動に出てしまうかもしれないことに注意が必要でしょう。
たくさんの「ありがとう」の声の背後にある大きなスコア変化を、私たちは深刻に受け止め、今後に活かしたいと考えています。
*詳細につきましてはnoteにアップしているインパクトレポート本文をご覧ください。
https://note.com/oteraoyatsu_club/n/n63ea63d7f5aa
■認定NPO法人おてらおやつクラブについて
「おてらおやつクラブ」は、全国の子どもの貧困問題の解決を目指し、お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力の下、さまざまな事情で困りごとを抱えるひとり親家庭へ「おすそわけ」する活動です。
▼Webサイト
https://otera-oyatsu.club/
[画像7: https://prtimes.jp/i/106376/13/resize/d106376-13-f19456c4b5ab688cc831-6.png ]
[表: https://prtimes.jp/data/corp/106376/table/13_1_b4ea373598769482bd40aa4367c93380.jpg ]