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全館空調システム『新エアロテック』発表 〜従来機器に比べ冷暖房に係る消費エネルギー量を約40%削減〜




三菱地所ホーム株式会社(本社:東京都千代田区丸の内 社長 脇 英美)は、発売以来お客様より高い満足度を得ている全館空調システム「エアロテック」の省エネルギー性能の大幅な向上によりCO 2を削減し、節電効果と自由設計の可能性をさらに高めた、全館空調システム「新エアロテック」を発表いたします。

当社は、全館空調システムの機器性能を従来より大幅に向上し、さらなる省エネルギーと暮らしの快適さや利便性といった住宅に求められる様々なニーズに応え、地球環境に優しく健康・快適な暮らしの実現に一層貢献してまいります。

1.背景
今夏大幅な電力不足への懸念と、『節電』という社会的課題に関心が高まる中、住まいで消費するエネルギーの効率的な削減はこれまで以上に重要な課題となっております。
1995年の全館空調システム「エアロテック」の発売以来、“空気のバリアフリー”を標榜し、四季を通じて隅々まで快適な住空間が実現する住まう人の健康的なライフスタイルを提案すると共に空調を住まいの基本性能とした省エネルギー住宅の研究開発に取組んでまいりました。

2.「新エアロテック」の特長
1. 省エネルギー性能の向上
・年間消費エネルギー量を従来仕様に比べ暖房で約42%削減(7984kWhから4627kWhへ減)
冷房で約37%削減(4383kWhから2754kWhへ減) (*1)
・新省エネルギー基準対応の一般的な全館空調住宅と比べ、冷暖房に係る年間消費エネルギー量を約66%低減(*2) 
・業界トップクラスの冷暖房平均COP(機器効率)4.15を実現
・新温度制御方式「ABC(Auto Balance Control)」により温度設定の制御能力が向上し、快適な温度環境を形成しながら冷暖房運転の負荷を軽減 (*3)
・部屋ごとの節約運転を可能にする各室の「キープモード」設定に加え、センターコントローラーでの各室切り替え機能により、家中の設定が1ヶ所で可能となり操作性が向上
2. ランニングコストの削減
・年間冷暖房費約5.5万円 (従来仕様に比べ約1.9万円削減)(*4)       
3. 冷暖房能力向上による対応床面積の拡大 
・対応床面積が従来の50坪から65坪まで拡大した事により、多世代同居など規模の大きい住宅、又ライフスタイルや家族形態の変化等、将来的な間取りの可変性に1システムでフレキシブル対応
・ルームコントローラの設置箇所数を従来の8箇所から10箇所に拡大した事により、自由設計の多様な間取りにおいても、家中で家族それぞれの快適温度を設定する事が可能。

3.開発コンセプト
目指したのは、家族のための“Next Harmony”

住まう人の快適さ、私たちの強みである「自由設計」、そして地球環境に、優しい調和をつくること。
それが、永く住み続けられる、これからのスマートな家づくりだと私たちは考えます。
その核となり、すべての“ハーモニー”を形づくるのが、新しいエアロテックの役割です。


4. 販売価格   1システム 195.8万円(税別)  
(※モデルプラン44.3坪に搭載した場合の価格。室内外機、吹出し口、ダクト工事等を含む。)

5. 発売日   2011年7月1日



【注釈】
 (*1)当社従来の全館空調システムと比較
 (*2)新省エネルギー基準対応住宅:「住宅事業主の判断基準」IVb地域の一次エネルギー消費量基準値をもとに当社算出
当社住宅:国土交通省認定 日本住宅性能表示基準特別評価方法熱負荷計算ソフト「AE-Sim/Heat」にて算出
暖房20℃/冷房27℃/湿度60%+各室で時間帯によりキープ運転を併用
地域:東京、延床面積:44.3坪のモデルプランによる当社シミュレーション
  (*3)従来の制御方式と比較
(*4)消費電力1kWhあたり約24円で換算
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