『ウェルス・マネジメントの法務・税務』を2020年11月2日に刊行
[20/11/05]
提供元:PRTIMES
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富裕層のニーズ把握のための分析手法から、資産の運用・管理・保全・承継の実務、プラン実行後の対応までを網羅した資産顧問業務のすべて
株式会社税務経理協会(東京都 代表取締役社長 大坪克行)では、2020年11月2日に『ウェルス・マネジメントの法務・税務』(小山浩・飯島隆博・間所光洋)を刊行致します(A5判 並製 544頁 本体4,200円+税)。
[画像: https://prtimes.jp/i/35472/14/resize/d35472-14-852873-0.jpg ]
日本には世界的にみても多くの富裕層が存在しています。純金融資産を1億円以上所有する富裕層は120万世帯を超え、日本の富裕層の数は,米国、中国に次ぐという調査結果もあります。
これだけの数がいれば、資産に対する考え方も千差万別であり、「美田は残さず」の精神で、資産の多くを社会に還元したいと考える方もいれば、子孫の繁栄を願い、事業や資産を子供たちに承継してもらいたいと考える方もいます。
しかし、自ら築き上げた財産を公益活動に捧げるとしても、上の世代から引き継いだ資産を目減りさせることなく次世代に引き継ぐとしても、どちらも広範な専門知識と長期的な視点が必要になります。
従来、資産承継の実務においては、相続時における税負担の低減や親族間トラブルの解消などの一部の業務のみが注目されていたといえます。つまり税理士においては相続税対策・申告業務であり、弁護士においては遺言作成・執行、遺産分割手続や遺留分減殺(侵害額)請求訴訟の代理などの「スポット業務」といわれるサービスです。
しかし、富裕層のニーズが、次世代を含む未来まで見据えた資産のトータルケアにあるとすれば、いままでのスポット業務では満足いくサービスは提供できません。
顧客満足度を満たす鍵は、長期的視点かつ資産形成・運用・管理に関する専門的知見を踏まえた、法務・税務を一体としたコンサルティング・サービス、いわゆる「ウェルス・マネジメント」にあるのではないでしょうか。
本書は、法務・税務の専門家がこのような新しいかたちのコンサルティング・サービスを提供するための基礎的な知識や実務上の留意点を幅広く紹介する目的で執筆されました。具体的内容として、第1部で「ウェルス・マネジメント」とは何かを明らかにし(第1部)、クライアントニーズを把握するための分析手法を改正したうえで(第2部)、資産の運用・管理・保全・承継といった各局面における制度と実務上のポイントを紹介し(第3部〜第5部)、最後に実行したプランによって生じる法務上及び税務上の問題を解説しています(第6部)。
クライアントからの相談、計画立案・プランの実行・紛争解決に至るまで、一連の流れとしてウェルス・マネジメント業務を捉えることができますので、広範な論点を押さえ、基本的な知識を得るために本書をご活用ください。
【著者プロフィール】
小山 浩(おやま ひろし)
弁護士(森・濱田松本法律事務所 高松オフィス代表パートナー)
2001年 早稲田大学法学部卒業。
2003年 早稲田大学法学研究科修了。
2006年 中央大学法科大学院修了。
2007年 弁護士登録。
2014年 米国ミシガン大学ロースクール修了(LL.M., International Tax)。
2016〜18年 東京国税局調査第一部調査審理課にて勤務。
〔主な取扱分野〕
M&A、税務、事業承継、事業再生
〔主な著作〕
『「取引」の実態からみる税務調査のポイントQ&A』(第一法規)2018年
『取引スキーム別契約書作成に役立つ税務知識Q&A(第2版)』(中央経済社)共著・2018年
『税務・法務を統合したM&A戦略(第2版)』(中央経済社)共著・2015年 ほか
飯島 隆博(いいじま たかひろ)
弁護士(森・濱田松本法律事務 アソシエイト弁護士)
2012年 東京大学法学部卒業。
2014年 弁護士登録。
2020年 米国ハーバード大学ロースクール修了。
2015〜19年 東京大学法科大学院未修者指導講師。
信託法学会,国際租税協会(International Fiscal Association)。
〔主な取扱分野〕
M&A、税務、ウェルス・マネジメント(事業承継)、プライベート・エクイティ/ベンチャー、金融関連規制
〔主な著作〕
『変わる事業承継』(日経新聞出版社)共著・2019年
『Q&A タックスヘイブン対策税制の実務と対応』(税務経理協会)共著・2019年
『設例で学ぶオーナー系企業の事業承継・M&Aにおける法務と税務』(商事法務)共著・2018年 ほか
間所 光洋(まどころ こうよう)
税理士(森・濱田松本法律事務所 カウンセル税理士)
2001年 成蹊大学法学部法律学科卒業。
2011年 税理士登録。
〔主な取扱分野〕
税務、ウェルス・マネジメント(事業承継)
〔主な著作〕
『変わる事業承継』(日経新聞出版社)共著・2019年
『Q&A タックスヘイブン対策税制の実務と対応』(税務経理協会)共著・2019年
『設例で学ぶオーナー系企業の事業承継・M&Aにおける法務と税務』(商事法務)共著・2018年 ほか
(目次)
第1部 ウェルス・マネジメントとは
第1章 基本概念と本書の構成
第2章 法務・税務専門家とウェルス・マネジメント
第3章 専門家とウェルス・マネジメント法務と税務の融合
第2部 クライアントの現状の把握・分析
第1章 親族関係の把握
第2章 貸借対照表の作成
第3章 税負担の試算
第3部 資産の運用
第1章 総論
第2章 金融商品に対する投資
第3章 不動産に対する投資
第4章 美術品に対する投資
第5章 その他の資産に対する投資
第4部 資産の管理・保全
第1章 第三者に対する財産管理の委託
第2章 将来のリストへの対応
第5部 事業・資産の承継
第1章 総論
第2章 事業の承継
第3章 資産の承継(エステート・プランニング)
第4章 ファミリーガバナンス
第5章 納税資金の確保
第6部 プランニング実行後の諸問題
第1章 総論
第2章 法務上の問題―関係当事者間での紛争第3章 税務上の問題
株式会社税務経理協会(東京都 代表取締役社長 大坪克行)では、2020年11月2日に『ウェルス・マネジメントの法務・税務』(小山浩・飯島隆博・間所光洋)を刊行致します(A5判 並製 544頁 本体4,200円+税)。
[画像: https://prtimes.jp/i/35472/14/resize/d35472-14-852873-0.jpg ]
日本には世界的にみても多くの富裕層が存在しています。純金融資産を1億円以上所有する富裕層は120万世帯を超え、日本の富裕層の数は,米国、中国に次ぐという調査結果もあります。
これだけの数がいれば、資産に対する考え方も千差万別であり、「美田は残さず」の精神で、資産の多くを社会に還元したいと考える方もいれば、子孫の繁栄を願い、事業や資産を子供たちに承継してもらいたいと考える方もいます。
しかし、自ら築き上げた財産を公益活動に捧げるとしても、上の世代から引き継いだ資産を目減りさせることなく次世代に引き継ぐとしても、どちらも広範な専門知識と長期的な視点が必要になります。
従来、資産承継の実務においては、相続時における税負担の低減や親族間トラブルの解消などの一部の業務のみが注目されていたといえます。つまり税理士においては相続税対策・申告業務であり、弁護士においては遺言作成・執行、遺産分割手続や遺留分減殺(侵害額)請求訴訟の代理などの「スポット業務」といわれるサービスです。
しかし、富裕層のニーズが、次世代を含む未来まで見据えた資産のトータルケアにあるとすれば、いままでのスポット業務では満足いくサービスは提供できません。
顧客満足度を満たす鍵は、長期的視点かつ資産形成・運用・管理に関する専門的知見を踏まえた、法務・税務を一体としたコンサルティング・サービス、いわゆる「ウェルス・マネジメント」にあるのではないでしょうか。
本書は、法務・税務の専門家がこのような新しいかたちのコンサルティング・サービスを提供するための基礎的な知識や実務上の留意点を幅広く紹介する目的で執筆されました。具体的内容として、第1部で「ウェルス・マネジメント」とは何かを明らかにし(第1部)、クライアントニーズを把握するための分析手法を改正したうえで(第2部)、資産の運用・管理・保全・承継といった各局面における制度と実務上のポイントを紹介し(第3部〜第5部)、最後に実行したプランによって生じる法務上及び税務上の問題を解説しています(第6部)。
クライアントからの相談、計画立案・プランの実行・紛争解決に至るまで、一連の流れとしてウェルス・マネジメント業務を捉えることができますので、広範な論点を押さえ、基本的な知識を得るために本書をご活用ください。
【著者プロフィール】
小山 浩(おやま ひろし)
弁護士(森・濱田松本法律事務所 高松オフィス代表パートナー)
2001年 早稲田大学法学部卒業。
2003年 早稲田大学法学研究科修了。
2006年 中央大学法科大学院修了。
2007年 弁護士登録。
2014年 米国ミシガン大学ロースクール修了(LL.M., International Tax)。
2016〜18年 東京国税局調査第一部調査審理課にて勤務。
〔主な取扱分野〕
M&A、税務、事業承継、事業再生
〔主な著作〕
『「取引」の実態からみる税務調査のポイントQ&A』(第一法規)2018年
『取引スキーム別契約書作成に役立つ税務知識Q&A(第2版)』(中央経済社)共著・2018年
『税務・法務を統合したM&A戦略(第2版)』(中央経済社)共著・2015年 ほか
飯島 隆博(いいじま たかひろ)
弁護士(森・濱田松本法律事務 アソシエイト弁護士)
2012年 東京大学法学部卒業。
2014年 弁護士登録。
2020年 米国ハーバード大学ロースクール修了。
2015〜19年 東京大学法科大学院未修者指導講師。
信託法学会,国際租税協会(International Fiscal Association)。
〔主な取扱分野〕
M&A、税務、ウェルス・マネジメント(事業承継)、プライベート・エクイティ/ベンチャー、金融関連規制
〔主な著作〕
『変わる事業承継』(日経新聞出版社)共著・2019年
『Q&A タックスヘイブン対策税制の実務と対応』(税務経理協会)共著・2019年
『設例で学ぶオーナー系企業の事業承継・M&Aにおける法務と税務』(商事法務)共著・2018年 ほか
間所 光洋(まどころ こうよう)
税理士(森・濱田松本法律事務所 カウンセル税理士)
2001年 成蹊大学法学部法律学科卒業。
2011年 税理士登録。
〔主な取扱分野〕
税務、ウェルス・マネジメント(事業承継)
〔主な著作〕
『変わる事業承継』(日経新聞出版社)共著・2019年
『Q&A タックスヘイブン対策税制の実務と対応』(税務経理協会)共著・2019年
『設例で学ぶオーナー系企業の事業承継・M&Aにおける法務と税務』(商事法務)共著・2018年 ほか
(目次)
第1部 ウェルス・マネジメントとは
第1章 基本概念と本書の構成
第2章 法務・税務専門家とウェルス・マネジメント
第3章 専門家とウェルス・マネジメント法務と税務の融合
第2部 クライアントの現状の把握・分析
第1章 親族関係の把握
第2章 貸借対照表の作成
第3章 税負担の試算
第3部 資産の運用
第1章 総論
第2章 金融商品に対する投資
第3章 不動産に対する投資
第4章 美術品に対する投資
第5章 その他の資産に対する投資
第4部 資産の管理・保全
第1章 第三者に対する財産管理の委託
第2章 将来のリストへの対応
第5部 事業・資産の承継
第1章 総論
第2章 事業の承継
第3章 資産の承継(エステート・プランニング)
第4章 ファミリーガバナンス
第5章 納税資金の確保
第6部 プランニング実行後の諸問題
第1章 総論
第2章 法務上の問題―関係当事者間での紛争第3章 税務上の問題