効率化したい家事第1位の「料理」をはじめ、 スマートフォンやお掃除ロボット、ネットスーパー、お惣菜の素などを上手く活用し スマートに家事をこなす“スマカジ”主婦が出現
[12/02/01]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
江崎グリコ株式会社(所在地:大阪府大阪市 代表取締役社長:江崎勝久)はこのほど、首都圏・関西圏在住の20〜30代既婚女性計824名を対象に、いまどきの家事事情についての調査を実施しました。
今回の調査により、20〜30代の主婦の約3人に2人が家事にかける時間が足りないと考えていることがわかりました。時間が足りないと感じる要因には「育児」や「仕事」などが挙げられ、家事以外の活動を行いながら限られた時間の中で家事をこなさなければならない状況であることが伺えます。
さらに、9割以上が家族の評価を気にしており、時間の短縮のために家事の手を抜きたくないという意識も見られます。評価を気にしている主婦のうち3割は「おかずが少ない」「掃除機のかけ方が甘い」など家族からの不満の声を経験しています。
そんな中、デジタル機器や時短アイテムなどを活用し、短時間でも家族にも満足してもらえる質の高い家事を行う“スマカジ”を心がける主婦がいるようです。特に「料理」の分野では多くの“スマカジ”が取り入れられており、3割以上が時短レシピやお惣菜の素などを利用し効率化を図っていることが明らかになりました。その一方で、時間がない時に作りたくない料理としてハンバーグや揚げ物全般が選ばれるなど、手や調理場が汚れる料理は“スマカジ”主婦にとっても避けたいメニューであることが分かりました。
<主な調査結果>
▼ 約3人に2人が毎日の家事にかける時間がないと回答
-家事時間が足りない2大理由は「育児」と「仕事」
▼ 忙しくても手は抜けない!意外に厳しく、そして気になる“家族からの評価”
-実に9割以上が家事に対する家族からの評価を気にしていることが判明
-3割以上が家族からの不満や文句をこれまでに経験!
▼ 時間がなくても質の高い家事をこなす3つの秘訣は「デジタル」「時短」「スキマ」
-スマホやお掃除ロボット、ネットスーパーなどを活用した現代型主婦が出現!
▼ 効率化したい家事第1位の「料理」では多くの主婦が“スマカジ”を実践!
-3割以上が、時短レシピやお惣菜の素などを使い料理の効率化を実践
-時間がないときに作りたくない料理第1位は「ハンバーグ」!
ハンバーグや餃子など「手が汚れる」料理は“スマカジ”主婦からも敬遠傾向に
<調査結果のポイント>
▼ 約3人に2人が毎日の家事にかける時間が足りないと回答
-家事時間が足りない2大理由は「育児」と「仕事」
「あなたは、毎日(平日)の家事にかける時間が足りないと感じますか。」という質問には、約3人に2人が「とても感じる/感じる」と回答しています。実際に1日の家事にかける時間を聞いてみると、平均3時間1分(掃除:27分、洗濯:39分、料理:68分、買い物:47分)という結果になり、現状のこの家事時間では足りないと感じる主婦が多いようです。[グラフ1][グラフ2]
このように家事にかける時間が足りないと感じる理由としては、有職主婦からは「仕事(78.4%)」、専業主婦からは「育児(81.4%)」との回答が圧倒的に多く、もし家事にかける時間が増やせるのであれば「1食あたりの品数を増やす」「手の込んだ料理を作る」「お風呂の隅々まで掃除する」など、現状の短い家事時間ではなかなかできない質の高い家事をしたいという意見が多く寄せられました。
▼ 時間がなくても家族に満足してもらいたい、主婦ゴコロ。
-実に9割以上が家事に対する家族からの評価を気にしていることが判明
3割以上が家族からの不満や文句をこれまでに経験!
家事に多くの時間を使うことができない今どきの主婦ですが、そんな中でも家事の質は保ちたいと考えていることが明らかになりました。「あなたは、家事の質を落としたくないと考えていますか。」という質問には、9割近くが「とてもそう思う/そう思う」と回答し、多くの主婦が家事の質を重要視していることがわかります。[グラフ3]
今どきの主婦がこのように考える背景には、夫や子どもなど「家族からの評価」が大きく影響しているようです。「あなたが、家族からの評価が気になる家事はどれですか。」と質問をしたところ、「気になるものはない」との回答はわずか9.2%にとどまり、ほかの90.8%(掃除:21.8%、洗濯:0.6%、料理:68.3%、買い物:0.1%)の主婦が家事に対して家族からの評価を気にしていることが分かります。[グラフ4]
さらに、これらの家事に対して3割以上が家族から不満や文句を言われた経験があると回答しています。「おかずが少ない(35歳/専業主婦)」「掃除機のかけ方が甘い(27歳/会社員)」といった時間が足りないことによる手抜きに対する不満から、「この料理はもう(今後作らなくて)いいや(31歳/専業主婦)」といった厳しい意見まで、家族から愚痴や文句を言われないようにするためという理由も家事の質を保ちたいと考える一因であるといえそうです。[グラフ5]
▼ 時間がなくても質の高い家事をこなす“スマカジ”主婦が出現!
-スマカジ主婦は、スマホやお掃除ロボット、ネットスーパーなどを活用する現代型主婦。
今どきの主婦は時間がない中でも家族にも満足してもらえるような質の高い家事を行うことが求められています。そんな中、時間の短縮をしながら家事の質を維持する“スマカジ”を行う主婦が現れています。彼女たちは、自動で掃除を行う「お掃除ロボット」や、家にいながら買い物を行うことができる「ネットスーパー」、そして最近急速に普及する「スマートフォン(携帯)」などを駆使して、短時間で効率よく家事を行っているようです。
●あなたが行っている家事の効率化のための工夫は?[自由回答より]
【掃除についての工夫】
・お掃除ロボットを買った。床掃除中に他のことが出来るようになり、常に床がきれいになった。(38歳/経営者・役員)
・ゴミの日はスマートフォンのカレンダー機能で管理し、溜めないようにしている。
(31歳/会社員)
【洗濯についての工夫】
・朝起きてすぐ洗濯物を干せるように洗濯機をタイマー。(27歳/会社員)
・洗濯はすすぎ1回の洗剤にしている。(31歳/専業主婦)
【料理についての工夫】
・携帯アプリを使って手軽に簡単にできるレシピを観て料理します。(34歳/専業主婦)
・料理は電子レンジやシリコンスチーマー、圧力なべ等を使いできる限り時間短縮している。(29歳/会社員)
・料理の素を使う。(28歳/会社員)
【買い物についての工夫】
・買い物はネットスーパーを利用する。(36歳/専業主婦)
・買い物の時短のため、必要なものは常日頃からスマートフォンに記録している。(31歳/専業主婦)
上記のような工夫から、デジタル機器や時短アイテムを導入したり、スキマ時間をうまく利用することが
“スマカジ”主婦の特徴といえそうです。
通勤時間(スキマ)にスマホで家事情報のシェアや検索(デジタル)を行ったり、ロボット掃除機(時短)を使いながらネットスーパー(デジタル)を利用するなど、3つのポイントをうまく組み合わせることでスマートに家事をこなす“スマカジ”を実践しています。
▼ 効率化したい家事第1位は「料理」!
-3割以上が、時短レシピやお惣菜の素などを使い料理の効率化を実践
時間がないときに作りたくない料理第1位は「ハンバーグ」!
このような“スマカジ”の傾向は「料理」の分野で顕著に表れています。「あなたが、家族からの評価が気になる家事はどれですか。」という質問に対して68.3%が「料理」と回答し、「あなたが家事の中で効率化したいものはなんですか。」との質問には、こちらも43.0%が「料理」と答えるなど、短時間で質を保つ“スマカジ”が最も必要とされている家事が「料理」であることが分かります。[グラフ4][グラフ6]
また「料理を効率的にこなすために、工夫・利用していることはありますか。」という質問からは、「時間がない時にできる、簡単(時短)レシピを活用する(53.5%)」、「時短ができるキッチングッズ(圧力なべなど)を活用する(36.9%)」や「お惣菜の素を活用する(麻婆豆腐の素、炊き込みご飯の素など)(35.7%)」など、いずれも3割以上の人が実践し、“スマカジ”に取り組んでいることが分かりました。[グラフ7]
その一方で、「家族からのリクエストがあっても、時間がないときには作りたくない、面倒だなと思うメニューがあればお書きください。」との質問には、137人が「ハンバーグ」と回答しています。上位はハンバーグのほか、「第2位:餃子(113人)」、「第3位:ロールキャベツ(52人)」となり、“スマカジ”主婦にとっても「手が汚れる」、「手間がかかる」などの理由からこれらのメニューが避けられていることが分かりました。[グラフ8]
【調査概要】
調査時期:2011年12月
調査方法:インターネット調査
調査エリア:関東・関西(東京・神奈川・千葉・埼玉/大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)
調査対象:20〜30代の既婚女性計824名
調査条件:主に自分で家事を行っている方