Nayuta Wallet、初の 「ビットコインフルノード・SPVモード」 のハイブリッドモードを搭載したライトニングウォレットを公開
[19/12/09]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
ー世界のフルノード採用の動きを後押しするー
ライトニングネットワークBOLTプロトコルの4番目の実装者であり、アプリケーション開発者でもある株式会社Nayuta(本社:福岡市中央区、代表取締役:栗元憲一、以下Nayuta)は、本日「ビットコインフルノード・SPVモード」のハイブリッドモードを搭載した初のライトニングウォレットon Androidを紹介し、併せて、そのソースコードをGithubにて公開しました。今回のオープンソース化により、ユーザーや開発者が、実際にウォレットがどう動いているのかを自分で確認したり、ウォレットを修正したりすることが可能になりました*1。
[画像: https://prtimes.jp/i/16959/16/resize/d16959-16-506306-0.png ]
Nayuta Wallet: https://nayuta.co/ja/wallet
Github: https://github.com/NayutaWalletKit/NayutaWalletKit
背景:フルノードを動かせるモバイルが登場
一般的に、フルノードを動かすメリットはプライバシーやセキュリティの向上、自己主権の獲得にあると言われています。通常、フルノードは高性能のCPUや広い帯域幅、大量のストレージを必要とするためPCで動かします。しかし、最近そのフルノードをスマートフォンで動かすアイデアが出てきました。例えば、GreenAddressが開発しているABCoreはBitcoin Coreを簡単に実行できるAndroidアプリです。加えて、HTCは最近Exodus 1sというフルノードを動かせるスマートフォンを発表しました。
Nayuta Wallet:フルノード・SPVモードで動かす
このフルノードを搭載する動きを加速し、より広くビットコインやライトニングネットワークコミュニティに貢献するため、NayutaはNayuta Walletを実装し、そのコードを公開しました。Nayuta WalletはAndroidにABCore式の「フルノード・SPVモード」を導入した初のライトニングウォレットです*2。AndroidにNayuta Walletアプリを導入するだけで、ユーザーはスムーズにフルノードやライトニングネットワークを使い始めることが出来ます。これによって、ユーザーには次のようなメリットがあります。
PCだけではなくモバイルでフルノードを動かすという選択肢
Nayuta Walletは多くの標準的なAndroidで使用することが出来ます。Nayuta Walletのフルノード設定では、フルノードはもちろん全てのブロックを検証しますが(fully validating node)、ストレージを節約するためにトランザクション履歴は剪定されます(pruned node)。トランザクション履歴の一部しか保持しないため、ユーザーは基本的に追加のSD cardを必要としません。
フルノードのコントロール性とSPVの利便性という選択肢
Nayuta Walletユーザーは自分にとって最も望ましいコントロール性と利便性のバランスで、フルノードとSPVモードを切り替えることが可能です。 一般的なユーザーは、利便性や簡易性のために多くの場合SPVウォレットとして使用するかもしれません。しかし、ユーザーがコントロール性や主権性を望んだ際には、フルノードを使うようウォレットを切り替えることが出来ます。更に、ユーザーが双方を両立して使用する設定が出来るハイブリッドモードもあります。このモードでは、例えばユーザーが外出している時は簡易性や利便性のためにSPVモードでウォレットを使用し、フルノードはブロックを検証するようそのバックグラウンドで定期的に動きます。 このフルノードが検証する行為は、バッテリーの寿命とモバイルデータを節約するため端末がWi-Fiに接続され充電している時にのみ、実行されるよう設定されています。
モバイル上のフルノードとライトニングネットワーク
また、Nayuta Walletはビットコインフルノードが搭載された初めてのライトニングモバイルウォレットです*3。一般的なユーザーは通常のライトニングウォレットとして使える一方で、開発者やパワーユーザーはフルノードを動かすことが可能です。私たちは、ライトニング決済は将来のビットコインウォレットにとって非常に重要な機能だと考えています。モバイル上のフルノードとライトニングネットワークの組み合わせが両者の可能性を開いていくのに役立つことを期待しています。
その他ウォレットの技術に関する質問がある場合は、リードデベロッパーのクリスチャン・モスが書いた下記記事をご覧頂くか、彼にお問い合わせください。 chris@nayuta.co
https://medium.com/nayuta-en/running-a-lnd-along-side-bitcoind-on-android-779dcf4e16bb
今後の予定
Nayutaはビットコインとライトニングネットワークコミュニティに貢献し続ける予定です。また、今後数か月内に、IoTとライトニングネットワークを念頭に置きながら、機能を展開していく予定です。現在はライトニングネットワークでのトークン対応を検討しています。
***
*1:Nayuta Walletのソースコードは今後Apache License, Version 2.0の下、Nayuta(製作者名)やNayuta Wallet (アプリ名)、Nayutaのロゴを含むトレードマークやサービスマークを除いたうえで自由に改変、再配布できます。詳しくはApache License, Version 2.0をご参考ください。
*2:Nayuta Wallet自体はAndroidやiOSで利用可能です。フルノードの機能はAndroidのみとなり、ベータ版ということにご注意ください。更に、Android TVのような他のAndroid OSでも機能します。
*3:Nayuta WalletはLNDで実装されています。このアプリはまだ オープンベータ版であり、資金を失う可能性があるため、失っても問題のない少額での利用をお勧めします。
株式会社Nayutaについて
2015年3月に設立。パブリックブロックチェーンの2nd Layer技術を中心とした開発を行う。ライトニングネットワークのコントリビュータとしてグローバルなコミュニティで活動。また、2nd Layer技術を使用したアプリケーションを事業会社と共同で開発も行う。最新のリリースの中にはライトニングネットワーク実装「Ptarmigan」、開発者が簡単にライトニングで電子工作できるLightning Shield for Arduino、そしてNayuta Walletがある。
ご連絡先
広報担当:森山 瞳 | pr@nayuta.co
ライトニングネットワークの採用やライトニングを使ったトークンに関するビジネスのお問い合わせ:lightning-cowork@nayuta.co
ライトニングネットワークBOLTプロトコルの4番目の実装者であり、アプリケーション開発者でもある株式会社Nayuta(本社:福岡市中央区、代表取締役:栗元憲一、以下Nayuta)は、本日「ビットコインフルノード・SPVモード」のハイブリッドモードを搭載した初のライトニングウォレットon Androidを紹介し、併せて、そのソースコードをGithubにて公開しました。今回のオープンソース化により、ユーザーや開発者が、実際にウォレットがどう動いているのかを自分で確認したり、ウォレットを修正したりすることが可能になりました*1。
[画像: https://prtimes.jp/i/16959/16/resize/d16959-16-506306-0.png ]
Nayuta Wallet: https://nayuta.co/ja/wallet
Github: https://github.com/NayutaWalletKit/NayutaWalletKit
背景:フルノードを動かせるモバイルが登場
一般的に、フルノードを動かすメリットはプライバシーやセキュリティの向上、自己主権の獲得にあると言われています。通常、フルノードは高性能のCPUや広い帯域幅、大量のストレージを必要とするためPCで動かします。しかし、最近そのフルノードをスマートフォンで動かすアイデアが出てきました。例えば、GreenAddressが開発しているABCoreはBitcoin Coreを簡単に実行できるAndroidアプリです。加えて、HTCは最近Exodus 1sというフルノードを動かせるスマートフォンを発表しました。
Nayuta Wallet:フルノード・SPVモードで動かす
このフルノードを搭載する動きを加速し、より広くビットコインやライトニングネットワークコミュニティに貢献するため、NayutaはNayuta Walletを実装し、そのコードを公開しました。Nayuta WalletはAndroidにABCore式の「フルノード・SPVモード」を導入した初のライトニングウォレットです*2。AndroidにNayuta Walletアプリを導入するだけで、ユーザーはスムーズにフルノードやライトニングネットワークを使い始めることが出来ます。これによって、ユーザーには次のようなメリットがあります。
PCだけではなくモバイルでフルノードを動かすという選択肢
Nayuta Walletは多くの標準的なAndroidで使用することが出来ます。Nayuta Walletのフルノード設定では、フルノードはもちろん全てのブロックを検証しますが(fully validating node)、ストレージを節約するためにトランザクション履歴は剪定されます(pruned node)。トランザクション履歴の一部しか保持しないため、ユーザーは基本的に追加のSD cardを必要としません。
フルノードのコントロール性とSPVの利便性という選択肢
Nayuta Walletユーザーは自分にとって最も望ましいコントロール性と利便性のバランスで、フルノードとSPVモードを切り替えることが可能です。 一般的なユーザーは、利便性や簡易性のために多くの場合SPVウォレットとして使用するかもしれません。しかし、ユーザーがコントロール性や主権性を望んだ際には、フルノードを使うようウォレットを切り替えることが出来ます。更に、ユーザーが双方を両立して使用する設定が出来るハイブリッドモードもあります。このモードでは、例えばユーザーが外出している時は簡易性や利便性のためにSPVモードでウォレットを使用し、フルノードはブロックを検証するようそのバックグラウンドで定期的に動きます。 このフルノードが検証する行為は、バッテリーの寿命とモバイルデータを節約するため端末がWi-Fiに接続され充電している時にのみ、実行されるよう設定されています。
モバイル上のフルノードとライトニングネットワーク
また、Nayuta Walletはビットコインフルノードが搭載された初めてのライトニングモバイルウォレットです*3。一般的なユーザーは通常のライトニングウォレットとして使える一方で、開発者やパワーユーザーはフルノードを動かすことが可能です。私たちは、ライトニング決済は将来のビットコインウォレットにとって非常に重要な機能だと考えています。モバイル上のフルノードとライトニングネットワークの組み合わせが両者の可能性を開いていくのに役立つことを期待しています。
その他ウォレットの技術に関する質問がある場合は、リードデベロッパーのクリスチャン・モスが書いた下記記事をご覧頂くか、彼にお問い合わせください。 chris@nayuta.co
https://medium.com/nayuta-en/running-a-lnd-along-side-bitcoind-on-android-779dcf4e16bb
今後の予定
Nayutaはビットコインとライトニングネットワークコミュニティに貢献し続ける予定です。また、今後数か月内に、IoTとライトニングネットワークを念頭に置きながら、機能を展開していく予定です。現在はライトニングネットワークでのトークン対応を検討しています。
***
*1:Nayuta Walletのソースコードは今後Apache License, Version 2.0の下、Nayuta(製作者名)やNayuta Wallet (アプリ名)、Nayutaのロゴを含むトレードマークやサービスマークを除いたうえで自由に改変、再配布できます。詳しくはApache License, Version 2.0をご参考ください。
*2:Nayuta Wallet自体はAndroidやiOSで利用可能です。フルノードの機能はAndroidのみとなり、ベータ版ということにご注意ください。更に、Android TVのような他のAndroid OSでも機能します。
*3:Nayuta WalletはLNDで実装されています。このアプリはまだ オープンベータ版であり、資金を失う可能性があるため、失っても問題のない少額での利用をお勧めします。
株式会社Nayutaについて
2015年3月に設立。パブリックブロックチェーンの2nd Layer技術を中心とした開発を行う。ライトニングネットワークのコントリビュータとしてグローバルなコミュニティで活動。また、2nd Layer技術を使用したアプリケーションを事業会社と共同で開発も行う。最新のリリースの中にはライトニングネットワーク実装「Ptarmigan」、開発者が簡単にライトニングで電子工作できるLightning Shield for Arduino、そしてNayuta Walletがある。
ご連絡先
広報担当:森山 瞳 | pr@nayuta.co
ライトニングネットワークの採用やライトニングを使ったトークンに関するビジネスのお問い合わせ:lightning-cowork@nayuta.co