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フライウィール、データ・AIから最適な品揃えと適正在庫を両立させる「Conata(TM) Demand Planner」を提供開始

〜 需要予測による発注と個店の品揃え最適化を同時にサポート。TSUTAYA が先行導入し、書籍の返品率低減に成功 〜

 エンタープライズ企業のデータ利活用を支援する株式会社フライウィール (以下、フライウィール)は、2022年6月21日、データ・AI から個店の最適な品揃えと在庫適正化を支援する需要管理サービス「Conata(TM) Demand Planner」の提供を開始しました。




 本製品は、顧客内のあらゆるデータを準リアルタイムに活用し、個々の店舗に合わせて最適な品揃えと適正在庫を提案します。製造業や卸売業、流通・小売業の企業が本製品を取り入れることで、課題であった個店ごとの利益率や在庫回転数の改善が期待できます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/55549/16/resize/d55549-16-3d09e2b475ccd9f268cc-0.png ]

製品の公開に先立ち、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 (略称: CCC) が展開するTSUTAYAの書店事業で先行導入しました。概念実証では、一般的に 30% 以上とされる書籍の返品率を 13% まで引き下げることに成功し、限りあるスペースを更に有効活用できることを実証しました。今後は、書籍等の販売を行う TSUTAYA 約 800 店舗に順次導入し、書店事業の効率化を推進します。

[画像2: https://prtimes.jp/i/55549/16/resize/d55549-16-1df005aa1f34eaacd146-1.png ]

 先行事例における成功のポイントは、データ活用にあります。CCC では約 7,000 万人の会員データ、約 800 店舗、約450万タイトルが組み合わさった桁違いに多量なデータが保管されています。Conata™ Demand Planner ではまず、その多様かつ大量のデータを当社の独自技術(オントロジー技術など)でデジタル空間に再現し、意味や関係性を抽出できるようにします。

 そのデータから AI(人工知能)が書店ごとに売れ行きを予測し、適正部数と品揃えを導き出します。更に、CCC 自動発注システムと連動させ、人手では困難だった「各書店のニーズに基づいて最適な量を最適なタイミングで配本できる仕組み」を新たに作り出しました。


■ 先行導入されたカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 執行役員 BOOKSTORE Company社長 鎌浦 慎一郎様よりコメントをいただきました。

 この度の Conata™ Demand Planner を用いた需要予測をもとに、加盟企業様及び全店舗様での最適な品揃えや日々の発注を実現することができました。業界課題であった返品率低減ならびに儲かる書店づくりに大きく踏み出せたことを心より歓迎いたします。


【 開発背景 】
 多くの場合、個店ごとに客層が異なり、商品点数が膨大にあるため、適正な品揃えや在庫数に違いが生まれます。全体最適を担う本部機能は個社ごとの発注に対応することが難しく、多くの商品は担当者が経験やノウハウに基づき発注しています。その結果、業務の属人化や人件費がかさみ、欠品や不要な棚割による機会損失、余剰在庫が発生しやすくなっています。

 Conata™ Demand Planner では、顧客内に点在する多様かつ大量のデータを活用し、それらの課題を解決します。当社の独自技術(オントロジー技術など)を通じてデータから人・商品・店舗の関係性を導き出し、個店ごとの需要予測と品揃え最適化に応用します。その結果、時系列解析の精度を超えた予測精度と、最適な品揃え提案を同時に実現することができます。

 自動発注システムと連携させることで、利益率や在庫回転数の大幅な改善を期待できます。また、従来まで人手で行っていた多くの業務を自動化できるため、個店ごとに属人化された発注・在庫管理業務を大幅に効率化できるようになります。

【 特徴 】
 「Conata™ Demand Planner」の主な特徴は以下の通りです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/55549/16/resize/d55549-16-92b76ea91b0b79378e8d-2.png ]

1. 適正在庫を素早く算出
大規模データの移動や変換を適切に交通整理することで、リアルタイム性がある予測を実現しています。過去の発注データがない新商品にも、カテゴリやメーカー、商品説明等と購買データを組み合わせ、過去の類似商品の販売動向などから、個店における商品別の適正在庫を精度高く予測します。

2. 最適な品揃えを提案
商品や購買(ID-POS)データより人・商品・店舗の関係性を把握することで、個店に合った品揃えを提案できます。人が把握しきれない多くの商品の中から、来店者のLTV(Life Time Value:ライフタイムバリュー) を高める商品をデータから導き出すことができます。

3. データの価値を拡張
データ活用をするための基盤が整っており、Conata™ の他の製品、例えばプロモーションやレコメンド、検索サービスなどを簡易に導入できます。例えば、Conata™ の検索ソリューション「Conata Search」とシームレスに連携することで、商品検索にかかる時間を大幅に短縮できます。


フライウィールはデジタルビジネスプラットフォーム「Conata™」を通じて、企業のデータ利活用における困難な経営課題を解決しながら、データをエネルギーにできる世界を目指します。

【 会社概要 】
■ 株式会社フライウィール
代表者:代表取締役 横山 直人
所在地:東京都千代田区麹町2丁目5−1半蔵門PREX South
設立:2018年2月9日
URL:https://www.flywheel.jp/
事業内容:「データを人々のエネルギーに」をミッションに、SCMからマーケティングまで一気通貫したデータ ソリューションを提供しています。主力製品であるデジタル ビジネス プラットフォーム「Conata(コナタ)™」を使うことで部署横断でデータの収集や分析、活用ができ、DXやSDGsといった重要な経営課題を解決します。
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