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【ニトムズ】年頭所感

「100年に一度の大不況」で変わった消費トレンド!
“暮らし”の新しい価値観に応えるニトムズ。
- 2010年 スタートにあたって -                            株式会社ニトムズ
                               代表取締役
                               浅井 春雄


新年、あけましておめでとうございます。

■次なる飛躍を目指す日東電工グループ。
 経営体質をスリム化し、市況回復に柔軟に対応します。

08年秋の「リーマン・ショック」を境にした世界同時不況は、ニトムズが属する日東電工グループにも
かつて経験したことがない厳しい試練をもたらしました。その後の世界経済は、各国の景気対策
や金融安定化策により、景気底入れ感が高まったものの、引き続き厳しい状況にあります。
このような経済環境のもと、日東電工グループは、「無(む)・減(げん)・代(だい)」と
称する従来の仕事のやり方の抜本的見直し推進と「グリーン(環境関連)・クリーン(
新エネルギー関連)・ファイン(ライフサイエンス関連)」による「新たな成長領域の創造」
にも取り組み、事業領域の拡大を図っています。

■日東電工グループは、創立100周年を迎える2018年に向けて「100年企業ビジョン」を策定

さらに、日東電工グループは、2018年の創立100周年を見据えて、これから先も、“社会に貢献
しながら、成長し続ける”ことを目指して、「100年企業ビジョン」を策定しました。
経済状況がどのようであっても“成長し続ける会社”、“働く人が誇りに思える会社”、
“社会から信頼される会社”、この3つがビジョンの基本であります。

■エコは消費需要創造の“金鉱脈”。
 「エコ・ライフ」は、新しい価値観で本格的な消費トレンドへ。

日東電工グループの“成長領域”であり“提供価値”のひとつ、グリーン(環境関連)の
分野で、ニトムズは、環境省が「地球温暖化防止国民運動」として運営している
「チームマイナス6%」の中で、”低炭素社会の実現”を目指して、家の中でできる温暖化対策
「うちエコ!」を広める「1人、1日、1kgCO2削減」キャンペーンの趣意に賛同し、
08年6月から協賛企業として参加。クールビズ(6月-9月),ウォームビズ(11月-3月)期間のみ
ならず、一年を通して、ニトムズ・オリジナルの“うちエコ”商品である、<窓エコ>
(登録商標)の愛称を冠した「窓ガラス断熱シート」類のプレゼント協賛を続けています。
人類の生存に関わる脅威として世界が立ち向かおうとしている“地球温暖化”。
「チームマイナス6%」は、今年から、“2020年CO2排出基準”である、温室効果ガスを
1990年比で25%削減する目標を想起させる「チャレンジ25キャンペーン」という名称に、
生まれ変わることが決まっています。

■未曾有の大不況。消費者心理の変化は、新しい価値(需要創造)となる商品に財布を開く。

日東電工グループで消費財ビジネスを担う、ニトムズのドメインである個人消費に関して、今、
そのトレンドに大きな変化が現れています。世界経済は、牽引してきた米国の消費の冷え込みで
少なからぬ影響を受けていますが、国内消費も年収下落、雇用の悪化など、戦後最悪と言われた
不況からの脱却は簡単ではありません。しかし、冷え込みが顕著なものは、高額消費。株安が、
個人の金融資産を目減りさせ、富裕層などの消費意欲を消滅させました。さらには企業の雇用と
賃金抑制が、市場全般の個人消費を冷え込ませたというのがその図式です。しかしながら、
好調に売上げを伸ばしている分野もちゃんとあるのです。それらは、実用性があり価格も
値ごろ、商品価値に“お買い得感”のあるモノ。今、売れているものは、例えば「食」の分野
では、外食よりも家で卓を囲む「内食」志向の高まり、料理の具材である「中(なか)食」や
職場の「弁当男子」用のグッズも好調。デートの場所は映画館やレストランではなく「自分や
相手の自宅」とか。さらに高じて、異性との交流も面倒、煩わしいという「草食男子」なども。
また、仲間で集まるときも同様の嗜好で「友達の家(うち)」という選択。皆で楽しめる
ボードゲームやDVDの需要は伸びています。雑誌などでは、不況風の中の新しいライフスタイルが
紹介され、「男の家(うち)飲み」や“駅ナカ”ならぬ「家(うち)ナカ」で、自分に心地よい
空間にするインテリアグッズも好調だとか。遠出やお食事会などより、自宅でゆっくりと休日を
過ごすまさに「巣ごもり消費」は益々、ブームなのです。家計の負担をなるべく減らせるもの。
身の丈にあった生活で、充実感もある。「品質が良く、価格にも納得」すれば買う。
持つだけで、満足はしない。必要以上は、買わない。使わないものは、要らない。使って、
価値が分かるものは、また、買う。このような新しい消費トレンドにアジャストする商品開発、
マーケティングを、今年、ニトムズは目指します。

■ニトムズは、今年、どのように“需要創造”を果たし、人々の暮らしに貢献していくのか!
ニトムズは、今年度、「Show the Flag ! Show by the Action !」(自ら行うことを明確にし、
それを行動 によって示す!)というスローガンのもと、お客様へ提供する価値をいち早く
発見し、お客様の声に耳を傾け、「“住まい”と“暮らし”におけるソリューョン(問題
解決)」をテーマに、活動してまいりました。
直近の新しい消費トレンドには、手造りできるもの、自分で手直しするもの、高品質で良品価格
なもの、使ってみれば価値がわかるものなど、ニトムズが長年、商品を提供してきたDIY
(Do It Yourself)の分野のコンセプトと驚くほど近いものがありますが、当社には、
「補修」カテゴリー、「プロセルフ」ブランド゛など高品質なもの、「コロコロフロアクリン」
のように使えば違いが歴然!の床を選ばないマルチなコロコロなど、差別化技術により、
「コモディティ(日常的でありきたり)」地獄とは無縁の豊富なアイデアグッズに
溢れています。

2010年も、私たちが守り続けてきた、夢のある“経営理念”を実践していく所存です。
【ニトムズ・経営理念】
『快適、便利で、独創的な製品を生み出し、人々の暮らしに貢献する』

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