〜トレンド分析レポート〜10代も60代も、ブログに求めるものは「同じ属性の相手」とのつながり ブログの『グルーピング』現象
[14/02/27]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
女子中高生、ママ、中高年…「グルーピング型」ブログもぞくぞく登場 「不特定多数」への発信ではなく、「近しい属性」とのコミュニケーションの場に
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、このたび、ブログの『グルーピング』現象をテーマに、レポートを発表します。
日本でブログが普及して、早10年。さまざまなSNSが新しく登場する中でも、いまだ根強い人気を誇るブログですが、ここ数年で、1つの変化が見られるようになりました。
それは、ブログの『グルーピング』化と言える現象。不特定多数に向けての発信だけではなく、女子中高生・ママ・中高年など、自分と近しい属性で『グルーピング』された場において、読み手・書き手のコミュニケーションを楽しみたいというニーズが高まっており、対応サービスもぞくぞく登場しています。
そこで今回トレンド総研では、このブログの『グルーピング』現象にスポットをあて、専門家のコメントや、10〜60代のブロガーを対象にした調査結果、現在注目の「グルーピング型」ブログサービスについてレポートしてまいります。
1、【専門家インタビュー】 専門家に聞く「ブログ活用トレンド」
はじめに、トレンドに詳しい商品ジャーナリスト・北村森氏に、近年の「ブログ活用トレンド」についてお話をお伺いしました。
■コミュニケーションに活用される中で、同じ属性同士での『グルーピング』が加速
2000年半ば頃に、急速に広まった「ブログ」というツール。著名人が情報を発信したり、ブログの内容が書籍化されたりというのはもちろん、ブログで書かれた内容がWEBニュースになることも珍しくなくなりました。
また最近では、不特定多数に向けた単なる「情報発信メディア」としてではなく、読み手と書き手の「コミュニケーションツール」としてブログを活用する人が増えています。
というのも、TwitterやFacebookなどのSNSが、“思ったことをその場で瞬間的に投稿できる”ツールだとすれば、ブログは“時間を確保してじっくりと文章を綴る”のに適したツールです。また、文字数が限られていたり、限られていなくとも短いほうが望ましいと感じさせるSNSでは、考えや出来事をできるだけ簡潔に述べることが求められますが、長い文章も書けるブログでは、その考えに至る背景や、出来事の流れまでを伝えることができます。そのため、書き手と読み手が意見や想いを共有しやすく、「コミュニケーションツール」として非常に有効に働くのです。
そして、コミュニケーションを目的としてブログが活用されるようになってくると、話題が合う者同士がつながり出し、必然的に同じ属性が集まる『グルーピング』現象が生じるようになります。特にブログは、テーマや内容によって、書き手がどのような環境にいて、どのような考えの持ち主なのかが推測しやすいため、匿名・実名にかかわらず、同じ属性の人間がつながりやすいメディアなのです。こうしたニーズを背景として、最近では、「女子中高生向け」、「ママ向け」、「中高年向け」など、同じ属性のブロガー同士を集めた「グルーピング型」のブログサービスがぞくぞく登場しています。属性によってブロガーたちを『グルーピング』することで、情報交換が活発になったり、読み手と書き手がつながりやすくなったりと盛り上がりを見せているようです。“自分と近しい相手とつながりたい”というニーズをかなえる「グルーピング型」のブログサービスが人気を集めることで、ブログの活用法は今後さらに幅広いものになっていくのではないでしょうか。
▽北村 森(きたむら・もり)
商品ジャーナリスト
「日経トレンディ」編集長時代から、テレビ・ラジオ番組のコメンテーターとしても活動。退職後、商品ジャーナリストとして活動。原稿執筆、テレビ、ラジオ番組への出演、講演活動などとともに地方自治体と連携する形で地域おこしのアドバイザー業務にも携わる。著書に『途中下車』(河出書房新社)、『ヒット商品航海記』(日本経済新聞出版社 共著)。
2、【調査結果】 10〜60代ブロガーに聞く、「ブログを通じたコミュニケーション」
続いて、10〜60代のブロガー男女500名を対象に、「ブログを通じたコミュニケーション」の実態について調査をおこないました。
■日常的に読者とコミュニケーションをとっているブロガーは75%
まず、「ブログを通じて、読者とコミュニケーションをとることはありますか?」と聞いたところ、 「よくある」が21%、「たまにある」が54%という結果に。あわせて75%のブロガーが、日常的に読み手とコミュニケーションを楽しんでいるようです。
また、「読者とのコミュニケーションは、ブログを続ける上で楽しみの1つだと思いますか?」という質問では、86%ものブロガーが「そう思う」と答えました。 この質問については、どの年代(10〜60代)・性別(男女)ごとに見ても、「そう思う」と答えた人が8割前後にのぼっており、あらゆる属性の人がブログをコミュニケーションツールとして楽しんでいることがわかります。特に、10代(90%)・20代(91%)・30代(88%)においては、いずれも比率が約9割と高い割合を示しました。
なお、ブログ読者の属性としては、61%と過半数が「自分と同じ属性(年齢・性別・職業)の人」と答えています。
■「自分と同じ属性」の人とつながる『グルーピング』現象の実態が浮き彫りに
さらに、「自分が閲覧しているブログ」としても、「自分と同じ属性の人」(58%)のブログを挙げる人が多く、「自分と異なる属性の人」(38%)や「芸能人・有名人」(35%)などの回答を上回りました。また、「閲覧しているブログに対して、コメントをしたことがある」人は72%にのぼったほか、「閲覧しているブログに対して、もっと気軽にコメントを送りたいと思う」人は58%と約6割に。読み手・書き手のコミュニケーションをもっと活発化したいというニーズを持つブロガーも少なくないようです。
[調査概要]
・調査期間:2014年2月10日〜2月13日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:10代〜60代 男女500名(個人ブログのアカウントをもっており、定期的に更新している方)
※性別・年代で均等割付
3、【サービス紹介】 注目の「グルーピング型」ブログサービス
最後に、「女子中高生」・「ママ」・「中高年」など、自分と近しい属性の相手とつながることができる、注目の「グルーピング型」ブログサービスを紹介してまいります。
■女子中高生:「Candy」
「Candy」は、プロフィール・写真・背景デザインなどを自由にカスタマイズし、自分だけのオリジナルブログを作成することができる、「女子中高生」向けのスマートフォンサービスです。累計ダウンロード数は100万件を超え(2014年2月現在)、女子中高生の情報発信の場として利用されています。
また、テーマ別のランキングも、「プリクラ帳」・「すきな人」・「自撮り」など、10代の女子ならではのカテゴリを展開。さらに、「ゆるふわ」・「ギャル」・「まじめ」といった、書き手のタイプ別でもランキング検索ができるなど、女子中高生ブロガーたちが、興味・関心に応じてつながるための工夫がたくさん盛り込まれています。
「Candy」⇒ http://candy.am/
■ママ:「Ameba ママブロ」
日本最大級のブログサービス「Ameba」から、2013年に新しく登場したのが、「Ameba ママブロ」です。
同サービスのコンセプトは、「アメブロでママがつながるコミュニティ」。子どもの月齢や自身の年齢、住んでいる地域ごとのブログランキング機能によって、より自身に近いママブログを簡単にチェックすることができるほか、子育てや家族との思い出、美容やファッションといった育児中の女性に向けたブログテーマを配信する「ママブロネタ」機能により、興味・関心が近しい人のブログ記事を知ることが可能です。
「Ameba ママブロ」⇒ http://blog.mamas.ameba.jp/top
■中高年: 「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」
株式会社ディー・エヌ・エーが運営する「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」は、30万人以上(2013年11月現在)の会員を抱える国内最大級のおとなのための趣味交流サイトです。旅行をはじめ、趣味や興味があることをテーマにした日記を書いたり、イベントを主催したりなどの交流を気軽に楽しむことができます。
ブログのカテゴリも、「温泉日記」・「テレビ日記」・「マネー日記」などのほか、「アウトドア」・「ボランティア」・「ネット・デジタル」など、アクティブなユーザーらしいテーマが盛りだくさん。日記に対してコメントを残したり、共感の気持ちを伝える「拍手ボタン」を残したりと、コミュニケーションも活発におこなわれています。
「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」⇒ http://smcb.jp/
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
■このリリースに関するお問い合わせや取材、資料ご希望の方は下記までご連絡ください■
トレンド総研 http://www.trendsoken.com 担当:山口(やまぐち)
TEL:03-5774-8871 / FAX:03-5774-8872 / mail:info@trendsoken.com
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、このたび、ブログの『グルーピング』現象をテーマに、レポートを発表します。
日本でブログが普及して、早10年。さまざまなSNSが新しく登場する中でも、いまだ根強い人気を誇るブログですが、ここ数年で、1つの変化が見られるようになりました。
それは、ブログの『グルーピング』化と言える現象。不特定多数に向けての発信だけではなく、女子中高生・ママ・中高年など、自分と近しい属性で『グルーピング』された場において、読み手・書き手のコミュニケーションを楽しみたいというニーズが高まっており、対応サービスもぞくぞく登場しています。
そこで今回トレンド総研では、このブログの『グルーピング』現象にスポットをあて、専門家のコメントや、10〜60代のブロガーを対象にした調査結果、現在注目の「グルーピング型」ブログサービスについてレポートしてまいります。
1、【専門家インタビュー】 専門家に聞く「ブログ活用トレンド」
はじめに、トレンドに詳しい商品ジャーナリスト・北村森氏に、近年の「ブログ活用トレンド」についてお話をお伺いしました。
■コミュニケーションに活用される中で、同じ属性同士での『グルーピング』が加速
2000年半ば頃に、急速に広まった「ブログ」というツール。著名人が情報を発信したり、ブログの内容が書籍化されたりというのはもちろん、ブログで書かれた内容がWEBニュースになることも珍しくなくなりました。
また最近では、不特定多数に向けた単なる「情報発信メディア」としてではなく、読み手と書き手の「コミュニケーションツール」としてブログを活用する人が増えています。
というのも、TwitterやFacebookなどのSNSが、“思ったことをその場で瞬間的に投稿できる”ツールだとすれば、ブログは“時間を確保してじっくりと文章を綴る”のに適したツールです。また、文字数が限られていたり、限られていなくとも短いほうが望ましいと感じさせるSNSでは、考えや出来事をできるだけ簡潔に述べることが求められますが、長い文章も書けるブログでは、その考えに至る背景や、出来事の流れまでを伝えることができます。そのため、書き手と読み手が意見や想いを共有しやすく、「コミュニケーションツール」として非常に有効に働くのです。
そして、コミュニケーションを目的としてブログが活用されるようになってくると、話題が合う者同士がつながり出し、必然的に同じ属性が集まる『グルーピング』現象が生じるようになります。特にブログは、テーマや内容によって、書き手がどのような環境にいて、どのような考えの持ち主なのかが推測しやすいため、匿名・実名にかかわらず、同じ属性の人間がつながりやすいメディアなのです。こうしたニーズを背景として、最近では、「女子中高生向け」、「ママ向け」、「中高年向け」など、同じ属性のブロガー同士を集めた「グルーピング型」のブログサービスがぞくぞく登場しています。属性によってブロガーたちを『グルーピング』することで、情報交換が活発になったり、読み手と書き手がつながりやすくなったりと盛り上がりを見せているようです。“自分と近しい相手とつながりたい”というニーズをかなえる「グルーピング型」のブログサービスが人気を集めることで、ブログの活用法は今後さらに幅広いものになっていくのではないでしょうか。
▽北村 森(きたむら・もり)
商品ジャーナリスト
「日経トレンディ」編集長時代から、テレビ・ラジオ番組のコメンテーターとしても活動。退職後、商品ジャーナリストとして活動。原稿執筆、テレビ、ラジオ番組への出演、講演活動などとともに地方自治体と連携する形で地域おこしのアドバイザー業務にも携わる。著書に『途中下車』(河出書房新社)、『ヒット商品航海記』(日本経済新聞出版社 共著)。
2、【調査結果】 10〜60代ブロガーに聞く、「ブログを通じたコミュニケーション」
続いて、10〜60代のブロガー男女500名を対象に、「ブログを通じたコミュニケーション」の実態について調査をおこないました。
■日常的に読者とコミュニケーションをとっているブロガーは75%
まず、「ブログを通じて、読者とコミュニケーションをとることはありますか?」と聞いたところ、 「よくある」が21%、「たまにある」が54%という結果に。あわせて75%のブロガーが、日常的に読み手とコミュニケーションを楽しんでいるようです。
また、「読者とのコミュニケーションは、ブログを続ける上で楽しみの1つだと思いますか?」という質問では、86%ものブロガーが「そう思う」と答えました。 この質問については、どの年代(10〜60代)・性別(男女)ごとに見ても、「そう思う」と答えた人が8割前後にのぼっており、あらゆる属性の人がブログをコミュニケーションツールとして楽しんでいることがわかります。特に、10代(90%)・20代(91%)・30代(88%)においては、いずれも比率が約9割と高い割合を示しました。
なお、ブログ読者の属性としては、61%と過半数が「自分と同じ属性(年齢・性別・職業)の人」と答えています。
■「自分と同じ属性」の人とつながる『グルーピング』現象の実態が浮き彫りに
さらに、「自分が閲覧しているブログ」としても、「自分と同じ属性の人」(58%)のブログを挙げる人が多く、「自分と異なる属性の人」(38%)や「芸能人・有名人」(35%)などの回答を上回りました。また、「閲覧しているブログに対して、コメントをしたことがある」人は72%にのぼったほか、「閲覧しているブログに対して、もっと気軽にコメントを送りたいと思う」人は58%と約6割に。読み手・書き手のコミュニケーションをもっと活発化したいというニーズを持つブロガーも少なくないようです。
[調査概要]
・調査期間:2014年2月10日〜2月13日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:10代〜60代 男女500名(個人ブログのアカウントをもっており、定期的に更新している方)
※性別・年代で均等割付
3、【サービス紹介】 注目の「グルーピング型」ブログサービス
最後に、「女子中高生」・「ママ」・「中高年」など、自分と近しい属性の相手とつながることができる、注目の「グルーピング型」ブログサービスを紹介してまいります。
■女子中高生:「Candy」
「Candy」は、プロフィール・写真・背景デザインなどを自由にカスタマイズし、自分だけのオリジナルブログを作成することができる、「女子中高生」向けのスマートフォンサービスです。累計ダウンロード数は100万件を超え(2014年2月現在)、女子中高生の情報発信の場として利用されています。
また、テーマ別のランキングも、「プリクラ帳」・「すきな人」・「自撮り」など、10代の女子ならではのカテゴリを展開。さらに、「ゆるふわ」・「ギャル」・「まじめ」といった、書き手のタイプ別でもランキング検索ができるなど、女子中高生ブロガーたちが、興味・関心に応じてつながるための工夫がたくさん盛り込まれています。
「Candy」⇒ http://candy.am/
■ママ:「Ameba ママブロ」
日本最大級のブログサービス「Ameba」から、2013年に新しく登場したのが、「Ameba ママブロ」です。
同サービスのコンセプトは、「アメブロでママがつながるコミュニティ」。子どもの月齢や自身の年齢、住んでいる地域ごとのブログランキング機能によって、より自身に近いママブログを簡単にチェックすることができるほか、子育てや家族との思い出、美容やファッションといった育児中の女性に向けたブログテーマを配信する「ママブロネタ」機能により、興味・関心が近しい人のブログ記事を知ることが可能です。
「Ameba ママブロ」⇒ http://blog.mamas.ameba.jp/top
■中高年: 「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」
株式会社ディー・エヌ・エーが運営する「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」は、30万人以上(2013年11月現在)の会員を抱える国内最大級のおとなのための趣味交流サイトです。旅行をはじめ、趣味や興味があることをテーマにした日記を書いたり、イベントを主催したりなどの交流を気軽に楽しむことができます。
ブログのカテゴリも、「温泉日記」・「テレビ日記」・「マネー日記」などのほか、「アウトドア」・「ボランティア」・「ネット・デジタル」など、アクティブなユーザーらしいテーマが盛りだくさん。日記に対してコメントを残したり、共感の気持ちを伝える「拍手ボタン」を残したりと、コミュニケーションも活発におこなわれています。
「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」⇒ http://smcb.jp/
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
■このリリースに関するお問い合わせや取材、資料ご希望の方は下記までご連絡ください■
トレンド総研 http://www.trendsoken.com 担当:山口(やまぐち)
TEL:03-5774-8871 / FAX:03-5774-8872 / mail:info@trendsoken.com
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------