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メンター・グラフィックス、ゲートウェイ/クラウド/エッジデバイスを統合した、カスタマイズ可能でセキュアなエンドツーエンドIoTソリューションを発表

メンター・グラフィックスは、組込みシステム業界で初となる、エッジからクラウドまで網羅したカスタマイズ可能なエッジツークラウドIoTソリューションを発表しました。独自のIoT開発向けレファレンスハードウェアとソフトウェアにより、製品開発におけるリスクを削減し、Time-to-Marketを短縮します。





[画像: http://prtimes.jp/i/9656/17/resize/d9656-17-841952-1.jpg ]
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、組込み業界で初となるカスタマイズ可能なエッジツークラウドIoT(Internet of Things: モノのインターネット)ソリューションを発表しました。本ソリューションは、顧客がリスクやコストを削減し、開発サイクルを短縮しながらIoTデバイスをいち早く市場展開できることを目的に開発され、IoTゲートウェイ開発向けのカスタマイズ可能なSystem Design Kit(SysDK™) 、クラウドバックエンド、豊富なIoTエッジデバイスの基盤となる各種ランタイムソリューションから構成されています。8ビットのマイクロコントローラから64ビットの最新マイクロプロセッサまでをサポートし、多数のエッジデバイスに対応するゲートウェイを10万台以上配備できる、といった厳しいIoT要件を満たしています。

カスタマイズ可能なゲートウェイリファレンスデザイン
メンター・グラフィックスの機能豊富なハードウェアとソフトウェアから成るゲートウェイプラットフォームは、そのまま使うことも、例えば、ハードウェアとソフトウェアをカスタマイズしてレガシー環境との互換性を保ちつつ新規IoTを展開するなどのように、個別のゲートウェイ要件に対応することも可能です。IoT Gateway SysDKのリファレンスハードウェアには、ARM(R) Cortex(R)-A9をベースとしたフリースケール・セミコンダクタi.MX 6シリーズのアプリケーションプロセッサが搭載され、基幹となるリファレンスソフトウェアには、リファレンスボードを完全サポートした機能豊富なLinux BSPが含まれます。セキュアなシステム集約実現に向け、Gateway SysDKをカスタマイズしてARM(R) TrustZone(R)を用いたセキュアなゲートウェイパーティションを作成し、証明書管理やリモートファームウェアアップグレードといったセキュアなアプリケーションの実行が可能となります。また、クラウドミドルウェアを統合することで、クラウドバックエンドから提供される機能も使用できます。Gateway SysDKを活用すると、概念設計からから製品化までに要する期間をわずか8週間にまで短縮します。

エッジからエンタープライズシステムまでセキュアに接続
メンター・グラフィックスのエンドツーエンドIoTソリューションは、有線/無線エッジデバイスの集約を可能にする各種IoTおよびクラウドプロトコルによって一連の物理接続をサポートするだけでなく、クラウドバックエンド、ゲートウェイ、エッジデバイス間のセキュアな通信も実現します。データ通信、アクセス制御、ソフトウェア実行、侵入検知に対するエンドツーエンドのセキュリティを完備し、また、Icon LabsのMcAfee ePO向けFloodgateを活用してIoTソリューションと企業のIT基盤とをセキュアに統合します。

カスタマイズ可能なクラウドサポート
メンター・グラフィックスのクラウドソリューションを使うと、Webインタフェースやモバイルアプリケーションを介したリモートでのプロビジョニングや監視、解析用データの収集、ゲートウェイとデバイスの導入管理をセキュアに実行できます。ワールドワイドに大規模展開できる性能と拡張性を備えて設計されたクラウドバックエンドは、多数のクラウドサービスプロバイダを統合でき、使いやすくカスタマイズ可能なダッシュボードなどの自動化テンプレートを用いてサーバのライフサイクルを管理します。本ソリューションは、ライセンス製品として購入することも、サービス型として利用することも可能です。

IoTエッジデバイスのサポート
業界一のラインアップを誇るメンター・グラフィックスの商用ランタイム、ツール、サービス、サポートは、さまざまなアプリケーションセグメントのIoTエッジデバイス開発を可能にします。30億台を超えるデバイスに搭載実績のある高度にスケーラブルなMentor(R) Embedded Nucleus(R)リアルタイムOS(RTOS)は、リソース制約が極端なバッテリ駆動デバイスを含む多岐にわたるIoTエッジデバイスを実現します。The Linux FoundationのYocto Projectに基づくMentor Embedded Linux(R)は、高度なアプリケーション環境とオープンソースのIPおよび開発者へのアクセスを必要とするIoTエッジデバイスの開発を可能にします。ランタイムソリューションには、業界をリードするグラフィックスサポート、業界初のマルチコアフレームワーク、Androidおよびベアメタル環境のサポートも含まれています。

コンサルティングサービス
顧客企業がより早くビジネス目標の達成を実現できるように、メンター・グラフィックスでは専門チームによるコンサルティングサービスを提供し、プロトタイプ、評価、製造段階を通したクラウドおよびIoTゲートウェイのハードウェア/ソフトウェアアーキテクチャのカスタマイズ設計を支援しています。ハードウェア設計、ソフトウェアアーキテクチャ最適化、マルチメディアアプリケーション、セキュリティ、システムの安全認証などがコンサルティング対象となります。

製品の提供について
各企業で急務となるビジネスニーズに最大限の柔軟性をもって対応できるように、エンドツーエンドの完全なソリューションとしてはもちろん、各企業の既存ソリューションに対応、補完するポイントソリューションとしても商用ライセンス形式で提供します。メンター・グラフィックスがソリューションの導入および管理をコンサルティングサービスとして提供することも可能です。本ソリューションの導入企業は、ライセンス形式あるいはサービス形式のいずれかのオプションを選択できます。詳細については、http://www.mentorg.co.jp/embedded-software/iot/ をご覧ください。なお、2015年11月11日、12日に米国カリフォルニア州サンタクララで開催されるARM TechCon 2015のメンター・グラフィックスのブース(小間番号313)では、製品のデモンストレーションを実施予定です。

「このソリューションの発表により、次世代のカスタマイズ可能な高度IoTおよびクラウドソリューションにおけるメンター・グラフィックスのリーダーシップが確かなものとなりました。IoT接続デバイスが増え続ける中、メンター・グラフィックスがARM(R) TrustZone(R)ベースのハードウェアパーティショニングをゲートウェイでサポートすることで、クリティカルなセキュリティ要件にも対処可能になります。」ARM、Worldwide Marketing and Strategic Alliances、Vice President、Ian Ferguson氏は、上記のように述べています。

「メンター・グラフィックスとの連携により、公共の場で直接消費者にサービスを提供するダイナミックなエンドツーエンドソリューションを構築できました。プリンタやディスプレイといったSamsungのデバイスクラスタを集約するクラウド管理型のゲートウェイを共同開発したことで、デバイスクラスタ上のモバイルアプリケーションを介して、メンター・グラフィックスのクラウドから位置情報に基づく広範なサービスを消費者に提供することができるようになりました。」Samsung Research America、Advanced Printing Solutions Lab、Vice President、Brent Richtsmeier氏は、上記のように述べています。

「エンドツーエンドシステムとは何かを心得ている企業として、メンター・グラフィックスは、カスタマイズ可能で強力なゲートウェイ開発プラットフォームを提供できることを嬉しく思います。このソリューションは、IoTエッジデバイスからゲートウェイを介してクラウドに至る包括的なシステムを展開し、最大限のビジネス効果を生み出せるよう顧客を支援するものです。」メンター・グラフィックス、Embedded Systems Division、Vice President and General Manager、Glenn Perryは、上記のように述べています。

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティングサービス、受賞歴を誇るサポートサービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバルリーダーです。1981年に設立されたメンター・グラフィックスは、過去12ヶ月間の売上高としておよそ12.4億米ドルを計上しており、本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンター・グラフィックスについての詳しい情報は、http://www.mentorg.co.jp をご覧ください。

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