GA technologies、首都大学東京との共同研究を実施。産学連携で不動産業界の業務効率化を目指し、業務時間最大55%削減に成功
[18/01/19]
提供元:PRTIMES
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〜AI活用や業界初のマイソク(※1)自動読み込みシステムでRPA主体の生産性向上により働き方改革を推進〜
株式会社 GA technologies [ジーエーテクノロジーズ](本社:東京都渋谷区、代表取締役:樋口 龍、以下GA technologies)は、1月18日(木)に首都大学東京(学長:上野 淳) 高間研究室と、不動産テック分野における生産性向上に関する共同研究成果発表会を開催いたしました。発表会では、AI(人工知能)を活用した物件レコメンドシステム(※2)の共同研究事例や、自社内での業界初のマイソク自動読み取りシステム開発を始めとするRPA(※3)実現により、不動産業における業務改善に大きな成果が認められたことを、ご報告いたしました。産学共同研究では、AIの機械学習を活用した物件レコメンドシステム導入により、リノベーション業務における物件提案までの時間(中古不動産仕入れ業務のスピード)を最大55%まで削減することに成功いたしました。また、AIの画像解析技術を活用した不動産業界初のマイソク自動読み取りを始めとするRPA実現では、物件仕入れ業務に係る時間を1/3に圧縮することに成功いたしました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21066/17/resize/d21066-17-325257-2.jpg ]
◆ 研究背景
少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少から企業活動における業務効率化及び生産性向上は重要な課題であり、その一つの解決方法としてAIの役割が大きな注目を集めています。デジタル化の遅れや非効率な業務体系が指摘される不動産業界でも生産性の向上は大きな課題であり、 不動産購入希望者への物件提案の現場でも、効率性の低い物件検索や、セールスマンの知識や経験に依存した物件提案が数多く行われてきました。当社では、AI活用やRPAを通じて、これらの問題に取り組んでまいりました。
◆ 展望
今回の研究・取り組み発表を経て、今後は他業務の更なる効率化を目指すとともに、首都大との共同研究においては『パーソナライズ x マッチング』実現に向け、まずは類似地域のクラスタリング技術を追加した地域をまたいだ類似物件レコメンドシステムの研究開発に取り組む予定です。さらに将来的には、これらの業務支援システムも外部向け販売を通じて、不動産業界全体の生産性向上やユーザー利便性の高い不動産サービスの創出を目指しております。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21066/17/resize/d21066-17-592702-0.jpg ]
(※1) マイソクとは、仲介不動産会社の情報源として、物件の概要、間取り図、地図などをまとめた資料の通称。
(※2) レコメンドシステム:仕入れ担当が顧客の要望にあった物件を探す際、顧客の求める条件に対して、推薦のランキングをつけて検索結果を表示するシステム。従来の不動産業者向け物件検索システムでは検索条件にマッチする物件を全て表示しますが、今回のシステムではAIが推薦するよい物件順に順位付けをして表示します。その結果、仕入れ担当の物件探しにかかる時間を短縮し生産性の向上に寄与するとともに、弊社の仕入れ条件にマッチしない物件をAIが排除し提案物件の質の向上にも貢献していきます。またこのシステムは、検索結果を学習し検索精度を向上させることができます。
(※3) RPA(Robotic Process Automation)とは、ロボットによる業務自動化の取り組み。
◆ 研究・取り組み詳細
【1.】産学共同プロジェクト・不動産物件におけるレコメンド機能の研究
機械学習による、中古不動産仕入れ業務の精度・スピード向上実現
共同研究先:首都大学東京システムデザイン学部 情報通信システムコース 教授 高間 康史
リノベーション用中古不動産仕入れ業務内で、首都大学東京高間研究室の計算モデル提供により、機械学習を応用した物件レコメンドシステムを実験的に導入(2017年9月〜10月の2か月間実施)。これによりリノベーション業務における物件提案までの時間を最大55%まで削減することに成功。また、この成果は台湾で行われた人工知能に関する国際会議(TAAI)にて共同発表。
【2.】マイソク自動読み取りシステムなどのRPA実現
AI活用により不動産物件仕入れにかかる業務フローを自動化
中古不動産仕入れ業務において、AIの画像解析技術や機械学習により、マイソクの自動読み取り(とデータベース化)、オススメ物件選択、契約書の自動作成などを実現し、仕入れ業務工数の2/3を自動化することに成功。これにより、社内の生産性向上を実現するとともに、社内の人的リソースを顧客とのコミュニケーションや営業活動などに注力する体制を実現。
[画像3: https://prtimes.jp/i/21066/17/resize/d21066-17-568617-1.jpg ]
◆ 産学共同研研究成果発表 登壇者プロフィール
・ 首都大学東京 教授 高間康史 (たかま やすふみ)
1994年 東京大学工学部電子工学科卒業。1999年同大学院博士課程修了.
1999-2002 東京工業大学大学院総合理工学研究科助手。2002-2005 東京都立科学技術大学助教授。2005-2013 首都大学東京システムデザイン学部准教授、2014年より同教授。博士(工学)。Web Intelligenceや情報可視化、知的インタフェースの研究に従事。
主要著書は情報可視化(森北出版)、インテリジェントネットワークシステム入門(コロナ社)。
IEEE、人工知能学会、電子情報通信学会、情報処理学会、日本知能情報ファジィ学会各会員。
・ GA technologies 代表取締役社長 樋口龍 (ひぐち りょう)
1982年東京生まれ。幼い頃より世界的なサッカー選手を目指し、ジェフユナイテッド市原(現J2)に育成選手として所属。23歳の時にサッカー選手としての夢を諦め、ビジネスマンへ転身し不動産会社へ勤務。”巨大なマーケットを形成しながらも極めてアナログな不動産業界にテクノロジーで革命を起こす”と志し、2013年に株式会社GA technologiesを設立し、代表取締役社長に就任。創業時から中古不動産の流通事業を展開。現在はテクノロジーを活用したエンド・ツー・エンドの不動産流通プラットフォームの構築を中心に、データドリブンでユーザー利便性の高い不動産取引を目指す。また社内業務においても、IT化による効率化やデータ活用による業務改善に積極的に取り組む。
・ GA technologies AI 戦略室 室長 小林賢一郎 (こばやし けんいちろう)
東芝およびソニーの研究所において自然言語処理、人工知能、ロボット(AIBO、QRIO)、データ解析の研究やCE 機器の研究開発に従事。2007 年よりソニーの主任研究員に就任。電子情報産業協会(JEITA) 委員などを歴任。2015 年クーロン株式会社フェロー。現在、三菱鉛筆株式会社顧問のほか複数のベンチャー企業のアドバイザー。人工知能学会、情報処理学会、言語処理学会、日本言語学会各会員。
・GA technologies AI戦略室 ゼネラルマネージャー 橋本武彦 (はしもと たけひこ)
株式会社ブレインパッドでデータサイエンティストとして、マーケティング領域のデータ分析と、データサイエンティスト育成の新規事業に従事。一般社団法人データサイエンティスト協会の立ち上げに参画(前 事務局長)。慶應義塾大学SFC、電気通信大学、滋賀大学等で講義。著書・出演:「社会人のためのデータサイエンス演習」(総務省統計局)、「統計学ガイダンス」(日本評論社/共著)、他。
・GA technologies AI戦略室 ゼネラルマネージャー 稲本浩久 (いなもと ひろひさ)
株式会社リコーにおいて画像処理技術者として、スキャナ向けの画像自動分類技術や、マーケティング用の携帯電話カメラ画像認識技術、インクジェットプリンタの画質シミュレーション技術などの研究開発に従事。その後、360度カメラRICOH THETA を活用した不動産向けVRソリューションサービスであるtheta360.bizの立ち上げに企画者として携わる。
◆ 首都大学東京 (https://www.tmu.ac.jp/)について
所在地:東京都新宿区西新宿2-3-1
設立:2005年4月1日
学長:上野 淳
◆ 株式会社 GA technologies (www.ga-tech.co.jp)
本社:〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエア 8F
設立:2013 年3 月12 日
代表取締役社長:樋口 龍
資本金:4億8,178万円(資本剰余金を含む、2018年1月時点)
事業内容:
・AIを活用したリノベーションアプリ「Renosy[リノシー](リノベ版)」の開発運営
・1部屋からのカジュアル不動産投資アプリ「Renosy[リノシー](投資版)」の開発運営
・AIを活用した不動産業務支援ツールTechシリーズの開発
株式会社 GA technologies [ジーエーテクノロジーズ](本社:東京都渋谷区、代表取締役:樋口 龍、以下GA technologies)は、1月18日(木)に首都大学東京(学長:上野 淳) 高間研究室と、不動産テック分野における生産性向上に関する共同研究成果発表会を開催いたしました。発表会では、AI(人工知能)を活用した物件レコメンドシステム(※2)の共同研究事例や、自社内での業界初のマイソク自動読み取りシステム開発を始めとするRPA(※3)実現により、不動産業における業務改善に大きな成果が認められたことを、ご報告いたしました。産学共同研究では、AIの機械学習を活用した物件レコメンドシステム導入により、リノベーション業務における物件提案までの時間(中古不動産仕入れ業務のスピード)を最大55%まで削減することに成功いたしました。また、AIの画像解析技術を活用した不動産業界初のマイソク自動読み取りを始めとするRPA実現では、物件仕入れ業務に係る時間を1/3に圧縮することに成功いたしました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21066/17/resize/d21066-17-325257-2.jpg ]
◆ 研究背景
少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少から企業活動における業務効率化及び生産性向上は重要な課題であり、その一つの解決方法としてAIの役割が大きな注目を集めています。デジタル化の遅れや非効率な業務体系が指摘される不動産業界でも生産性の向上は大きな課題であり、 不動産購入希望者への物件提案の現場でも、効率性の低い物件検索や、セールスマンの知識や経験に依存した物件提案が数多く行われてきました。当社では、AI活用やRPAを通じて、これらの問題に取り組んでまいりました。
◆ 展望
今回の研究・取り組み発表を経て、今後は他業務の更なる効率化を目指すとともに、首都大との共同研究においては『パーソナライズ x マッチング』実現に向け、まずは類似地域のクラスタリング技術を追加した地域をまたいだ類似物件レコメンドシステムの研究開発に取り組む予定です。さらに将来的には、これらの業務支援システムも外部向け販売を通じて、不動産業界全体の生産性向上やユーザー利便性の高い不動産サービスの創出を目指しております。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21066/17/resize/d21066-17-592702-0.jpg ]
(※1) マイソクとは、仲介不動産会社の情報源として、物件の概要、間取り図、地図などをまとめた資料の通称。
(※2) レコメンドシステム:仕入れ担当が顧客の要望にあった物件を探す際、顧客の求める条件に対して、推薦のランキングをつけて検索結果を表示するシステム。従来の不動産業者向け物件検索システムでは検索条件にマッチする物件を全て表示しますが、今回のシステムではAIが推薦するよい物件順に順位付けをして表示します。その結果、仕入れ担当の物件探しにかかる時間を短縮し生産性の向上に寄与するとともに、弊社の仕入れ条件にマッチしない物件をAIが排除し提案物件の質の向上にも貢献していきます。またこのシステムは、検索結果を学習し検索精度を向上させることができます。
(※3) RPA(Robotic Process Automation)とは、ロボットによる業務自動化の取り組み。
◆ 研究・取り組み詳細
【1.】産学共同プロジェクト・不動産物件におけるレコメンド機能の研究
機械学習による、中古不動産仕入れ業務の精度・スピード向上実現
共同研究先:首都大学東京システムデザイン学部 情報通信システムコース 教授 高間 康史
リノベーション用中古不動産仕入れ業務内で、首都大学東京高間研究室の計算モデル提供により、機械学習を応用した物件レコメンドシステムを実験的に導入(2017年9月〜10月の2か月間実施)。これによりリノベーション業務における物件提案までの時間を最大55%まで削減することに成功。また、この成果は台湾で行われた人工知能に関する国際会議(TAAI)にて共同発表。
【2.】マイソク自動読み取りシステムなどのRPA実現
AI活用により不動産物件仕入れにかかる業務フローを自動化
中古不動産仕入れ業務において、AIの画像解析技術や機械学習により、マイソクの自動読み取り(とデータベース化)、オススメ物件選択、契約書の自動作成などを実現し、仕入れ業務工数の2/3を自動化することに成功。これにより、社内の生産性向上を実現するとともに、社内の人的リソースを顧客とのコミュニケーションや営業活動などに注力する体制を実現。
[画像3: https://prtimes.jp/i/21066/17/resize/d21066-17-568617-1.jpg ]
◆ 産学共同研研究成果発表 登壇者プロフィール
・ 首都大学東京 教授 高間康史 (たかま やすふみ)
1994年 東京大学工学部電子工学科卒業。1999年同大学院博士課程修了.
1999-2002 東京工業大学大学院総合理工学研究科助手。2002-2005 東京都立科学技術大学助教授。2005-2013 首都大学東京システムデザイン学部准教授、2014年より同教授。博士(工学)。Web Intelligenceや情報可視化、知的インタフェースの研究に従事。
主要著書は情報可視化(森北出版)、インテリジェントネットワークシステム入門(コロナ社)。
IEEE、人工知能学会、電子情報通信学会、情報処理学会、日本知能情報ファジィ学会各会員。
・ GA technologies 代表取締役社長 樋口龍 (ひぐち りょう)
1982年東京生まれ。幼い頃より世界的なサッカー選手を目指し、ジェフユナイテッド市原(現J2)に育成選手として所属。23歳の時にサッカー選手としての夢を諦め、ビジネスマンへ転身し不動産会社へ勤務。”巨大なマーケットを形成しながらも極めてアナログな不動産業界にテクノロジーで革命を起こす”と志し、2013年に株式会社GA technologiesを設立し、代表取締役社長に就任。創業時から中古不動産の流通事業を展開。現在はテクノロジーを活用したエンド・ツー・エンドの不動産流通プラットフォームの構築を中心に、データドリブンでユーザー利便性の高い不動産取引を目指す。また社内業務においても、IT化による効率化やデータ活用による業務改善に積極的に取り組む。
・ GA technologies AI 戦略室 室長 小林賢一郎 (こばやし けんいちろう)
東芝およびソニーの研究所において自然言語処理、人工知能、ロボット(AIBO、QRIO)、データ解析の研究やCE 機器の研究開発に従事。2007 年よりソニーの主任研究員に就任。電子情報産業協会(JEITA) 委員などを歴任。2015 年クーロン株式会社フェロー。現在、三菱鉛筆株式会社顧問のほか複数のベンチャー企業のアドバイザー。人工知能学会、情報処理学会、言語処理学会、日本言語学会各会員。
・GA technologies AI戦略室 ゼネラルマネージャー 橋本武彦 (はしもと たけひこ)
株式会社ブレインパッドでデータサイエンティストとして、マーケティング領域のデータ分析と、データサイエンティスト育成の新規事業に従事。一般社団法人データサイエンティスト協会の立ち上げに参画(前 事務局長)。慶應義塾大学SFC、電気通信大学、滋賀大学等で講義。著書・出演:「社会人のためのデータサイエンス演習」(総務省統計局)、「統計学ガイダンス」(日本評論社/共著)、他。
・GA technologies AI戦略室 ゼネラルマネージャー 稲本浩久 (いなもと ひろひさ)
株式会社リコーにおいて画像処理技術者として、スキャナ向けの画像自動分類技術や、マーケティング用の携帯電話カメラ画像認識技術、インクジェットプリンタの画質シミュレーション技術などの研究開発に従事。その後、360度カメラRICOH THETA を活用した不動産向けVRソリューションサービスであるtheta360.bizの立ち上げに企画者として携わる。
◆ 首都大学東京 (https://www.tmu.ac.jp/)について
所在地:東京都新宿区西新宿2-3-1
設立:2005年4月1日
学長:上野 淳
◆ 株式会社 GA technologies (www.ga-tech.co.jp)
本社:〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエア 8F
設立:2013 年3 月12 日
代表取締役社長:樋口 龍
資本金:4億8,178万円(資本剰余金を含む、2018年1月時点)
事業内容:
・AIを活用したリノベーションアプリ「Renosy[リノシー](リノベ版)」の開発運営
・1部屋からのカジュアル不動産投資アプリ「Renosy[リノシー](投資版)」の開発運営
・AIを活用した不動産業務支援ツールTechシリーズの開発