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マッキャンエリクソン 平成最後の”日本の気分”を大調査!各時代を一言で表してみると?ポジティブな回答の割合は「改元後の新時代」がトップに。

改元後の新時代49%>昭和45>平成28%。さらに「改元で新しいことを始めてみようと思う」人も約半数。一方で…世代差クッキリ!日本に存在する”40歳の壁”。




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株式会社マッキャンエリクソン(代表取締役社長兼CEO 森 浩昭 本社:東京都港区)は、日本を取り巻く生活者の空気を「ニッポンのキブン」と題し、今回は平成最後の気分について全国調査を行いました。

#01 「平成」は顕著に低評価の一方、改元後の「新時代」への期待は高まる
昭和、平成、改元後の時代について、それぞれ一言で自由に記入してもらい、全回答のうちポジティブな言葉の回答比率を集計すると、「昭和」のポジティブ回答比率45.4%に対し、「平成」は28.3%と大きく低下。一方で、「新時代」へのポジティブ回答比率は48.9%と最も高い結果となりました。(図1)
[画像2: https://prtimes.jp/i/27750/17/resize/d27750-17-655838-13.png ]



「改元後の時代に期待すること」を自由回答で聞いたところ、「格差のない平等な社会」や「子育てがしやすい社会」への期待が多く見られました。また、「期待しない」「特にない」などの回答は全体の18.1%に留まり、  81.9%の人々はなにかしら「新時代に期待することがある」という結果になりました。(図2)

[画像3: https://prtimes.jp/i/27750/17/resize/d27750-17-675673-1.png ]

「今の自分」を一言で表してもらいランキング化したところ、5年前(2014年調査)に比べ「不安」「疲れる」の順位が下がり、代わりに「健康」「幸せ」の順位が上がりました。(図3)

[画像4: https://prtimes.jp/i/27750/17/resize/d27750-17-982810-2.png ]

「改元で新しいことを始めてみようと思う」人は45.9%、「改元が消費を前向きにする」と答えた人は36.3%存在しました。(図4)  この結果から、改元により新元号になることは、生活者のマインドをある程度ポジティブに刺激していることが伺えます。

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#02 日本を分断する“40歳の壁”
現在の自分の生活の点数を100点満点でつけてもらったところ、10代から年代が上がるほど点数が高い結果となり、高年齢層ほど現状への満足度が高いことが分かりました。(図5)
日本の変化に対し前向きな人の比率は10代から30代は6割前後と高いものの、40代以上になると一気に低下し4割台となりました。(図6)
さらに、新時代の「働き方」や「学び方」「消費の仕方」に関しても、「変わりそう」と回答した比率が30代以下では6割前後と高いのに対し、40代以上では約4割と低い結果となりました。 (図7)
これらの結果から、現在の日本は「現状満足度は低いが、変化に前向きな30代以下の若年層」と、「現状満足度が高めで、変化に否定的な40代以上の層」に二分されていることが明らかになりました。
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#03 その他の”平成最後の日本の気分”
「昭和と平成のどちらが良い時代だったか」という問いでは、10代と20代は「昭和<平成」、30代で「昭和=平成」と拮抗し、40代以降では「昭和>平成」と逆転しました。(図8)
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「平成生まれ世代」のうち54.5%が「改元を重要」と回答し、「昭和生まれ世代」の35.9%を大きく上回りました。(図9)さらに、10代女性(16-19歳)の30.4%が「”平成最後の”という名目で消費をした/これからする」と回答しました。(図 10)

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男子高校生・男子大学生の60.3%が「専業主夫になってもいいと思う」と回答。5年前の2014年調査時は47.0%であったのに対し、大幅にアップしました。(図11)
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同じく2014年調査時は48.5%だった「東京五輪開催を楽しみにしている」のスコアが30.8%に低下し、「五輪後に急に景気が落ち込まないか心配」33.9%に逆転されました。(図12)
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【調査員のコメント】松浦 良高「ニッポンのキブン」調査チーム長
今回の「ニッポンのキブン」調査の結果からは、我々の想像以上に新時代への高い期待が見られました。昭和は、戦後に「必死で頑張った」「激動」の「古きよき」時代として評価されていたのに対し、平成は、「災害」もあり経済も「停滞」し、人間関係も「ギスギスした」時代という評価でした。その反動か、新時代に対しては「格差のない」「平等」などを期待する声が多くあがり、さらに「みんな」を主語に「お互いに」「思いやり」といった、自分だけではない「他者」を思いやる回答が多く見られました。
昭和は日本全体が共通の価値観で進んできた時代ですが、平成の時代には、経済の成熟化と同時に価値観の多様化・分断も生まれました。調査チームでは、これからの新時代に求められているのは、多様な価値観を尊重し合い、自分の想いと相手の想いを認め合うことでつながっていく「多種寛容なリスペクト社会」なのではないかと考えています。[画像12: https://prtimes.jp/i/27750/17/resize/d27750-17-763051-10.png ]
改元により、まず変わるのは元号ですが、実際に時代をつくるのは、人間です。我々一人一人が、この時代の節目をきっかけに、自分たちが期待するような時代をつくっていきたいですね。

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※”日本の気分”をより深堀りし把握するため、定量データに加え、定性的な自由回答を分析し集計しています。

「ニッポンのキブン」調査とは?
株式会社マッキャンエリクソンのプランニング本部による、時代の大きな節目において日本を取り巻く生活者たちの空気感を知るための定点調査です。東日本大震災のあった2011年以来、定点的に比較できる定量項目と、各時代の節目に関する新たな質問を設けています。また、日本の各時代の空気感をとらえることで、様々な企業の商品・サービス開発、事業戦略の提案、あるいは政府機関や地方公共団体などへの提言を行っています。
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