「Oracle Autonomous Database」が顧客のデータセンターで利用可能に
[20/07/09]
提供元:PRTIMES
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オラクルは、過去3年間のオラクルの「Exadata Cloud@Customer」サービスの成功を踏まえ、「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」の提供開始を発表しました。
News Release Summary
(本資料は米国2020年7月8日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)
REDWOOD SHORES-2020年7月8日
「Oracle Autonomous Database」が顧客のデータセンターで利用可能に
エンタープライズ・ワークロードのパブリック・クラウドへの移行を妨げるデータ主権、セキュリティ、パフォーマンスの問題に対処
Crédit Agricole、Entel、Samsung SDSなどが 「Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」の提供開始を歓迎
2020年7月9日
オラクルは、過去3年間のオラクルの「Exadata Cloud@Customer」サービスの成功を踏まえ、「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」の提供開始を発表しました。この新製品は、最新の「Oracle Database」と、顧客のデータセンターでクラウド・サービスとして提供される高性能な「Oracle Database」プラットフォームである「Oracle Exadata」を組み合わせたもので、データベース管理と設備投資を削減しながら、データベース・クラウド・リソースの従量課金および柔軟な利用を可能にします。「Autonomous Database」は、単体での提供に加え、本日発表された業界初のオンプレミス・クラウド・リージョンである「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」のサービスの一つとして、顧客のデータセンターで利用可能です。
「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」は、最もシンプルかつ迅速なクラウド・モデルへの移行が可能で、通常の導入期間は1週間以内です。データセンター内で稼働する既存のアプリケーションは、アプリケーションの変更なく接続して実行でき、データが顧客のデータセンターから離れることはありません。これは、データの主権や規制要件、セキュリティやパフォーマンスへの懸念、あるいはオンプレミスのアプリケーションとデータベースが緊密に結合されているために、ミッション・クリティカルなデータベース・ワークロードをパブリック・クラウドに移行することが難しいと感じている企業にとって最適です。
オラクルのミッション・クリティカル・データベース・テクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるホアン・ロアイザ(Juan Loaiza)は、次のように述べています。「『Exadata Cloud@Customer』は、大規模な金融機関、通信事業者、医療施設、保険会社、製薬会社など数百社で採用されており、インフラストラクチャのモダナイゼーション、総所有コスト(TCO)の最大50%の削減に貢献しています。今回、顧客のデータセンターに『Oracle Autonomous Database』を導入できるようにすることで、DBAや開発者を単純なメンテナンス作業から解放し、彼らがイノベーションを起こし、多くのビジネス価値を生み出すことを支援します。」
「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」により、組織はオラクルによって全てが自動化され、管理される環境に移行できます。自律的な運用には、データベースのプロビジョニング、クラスタ化、チューニング、災害対策、弾力性のあるスケーリング、セキュリティ保護やパッチ適用が含まれ、手作業やヒューマン・エラーを排除しながらコストを削減し、パフォーマンス、セキュリティ、および可用性を向上させます。このサーバレスのアーキテクチャは、変化するワークロードに合わせて自動的にスケールするため、真の従量課金での利用が可能になります。
IDCのデータ管理ソフトウェア担当リサーチ・バイスプレジデントであるカール・オロフソン(Carl Olofson)氏は、次のように述べています。「『Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer』は、革新的な『Exadata X8M』プラットフォームの画期的な機能と、オラクルの最先端の機械学習を活用したデータベースおよび第2世代のクラウド・コントロール・プレーンを組み合わせて、真のエンタープライズ・グレードのデータベース・クラウド体験をオンプレミスで実現します。全てのビジネスにおいて、財務から製造、人事、受注、調達、オペレーションに至るまで、ビジネスのあらゆる側面を実行するために依存しているISVと自社開発アプリケーションがセットで存在します。このような重要なオラクル・ベースのアプリケーションをオンプレミスのエンタープライズ・データベース・クラウドで実行することを真剣に考えている企業にとって、『Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」は、現在の市場で最も先進的な製品です。」
お客様は「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」を活用すれば、断片化された特定目的用のデータベースを展開する代わりに、数千規模のデータベースを統合し、機械学習、JASON、グラフ、空間、IoT、インメモリなどの複数のデータ・タイプやワークロードに対応した、統合型のオープンな「Oracle Database」を実行することができます。「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」により、RDS on AWS Outpostsと比較して、組織が活用できるデータベース・サイズは最大7倍となり、より大きなデータベース統合を実現し、最大12倍のSQL IOPS、10倍のSQLスループット、98%低いSQLレイテンシによりパフォーマンスを向上できます。「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」では、基盤となるデータベース・インフラストラクチャの実行ではなく、データベース内のスキーマとデータにのみに集中できるため、顧客のインフラストラクチャとデータベース管理を最大90%削減できます。
「Cloud@Customer」として新たに提供されることに加え、オラクルは「Oracle Autonomous Database」の機能も引き続き強化しています。本日、オラクルは「Oracle Autonomous Database」上で稼働するオラクルの「Siebel」、「PeopleSoft」、「JD Edwards」への認証を発表しました。オラクルの「Siebel」、「PeopleSoft」、「JD Edwards」を利用するお客様は、「Oracle Autonomous Database」を合わせて活用することで、セキュリティ、パフォーマンスおよび可用性を向上させながら、コスト削減が可能になります。また、自律的に管理された高可用性とデータベースやサイトの障害から保護するための障害復旧ソリューションを提供する「Oracle Autonomous Data Guard」も発表しました。「Oracle Autonomous Data Guard」は、壊滅的な障害に直面した際のデータ損失(RPO:目標復旧時点)とリカバリ時間(RTO:目標復旧時間)の目標をほぼゼロに近づけることができます。
新しいCloud@Customerの提供を歓迎する世界中の企業および団体からのコメント:
Samsung SDSは韓国最大のエンタープライズ・クラウド・ソリューション・プロバイダーで、世界41カ国のお客様にデータ主導のデジタル・イノベーションを提供しています。Samsung SDSのCEOであるWP Hong博士は、次のように述べています。「私たちは2010年に、ディスプレイ製造システムの改善のために、初めて『Exadata』プラットフォームを採用しました。10年後の現在、製造業、金融サービス、建設・エンジニアリング、公共・民間サービスのお客様に300近くの『Exadata』システムを導入しています。当社のデジタル・イノベーション戦略とエンタープライズ・クラウドへの道のりに沿って、今回初めて、当社のデータセンターの1つに『Exadata Cloud@Customer』を採用しています。今後『Autonomous Database』の展開にも期待しています」
株式会社NTTドコモ 執行役員 情報システム部長 長谷川 卓氏は、次のように述べています 。「我々は、約8,000万以上のお客様の通話・通信・決済の情報をリアルタイム集計・課金するシステムの中核として『Oracle Exadata』を採用しています。『Oracle Exadata』の導入により、従来システムと比較して運用・保守コストを2分の1に削減し、性能は約10倍向上させることが出来ました。今後のNTTドコモのビジネス拡大、デジタル・トランスフォーメーションを支えるインフラとして、『Oracle Exadata』の更なる進化と『Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer』による新たな技術革新に期待しています」
Credit Agricole CIBは、世界最大級の銀行であるCredit Agricoleグループのコーポレート&インベストメント・バンキング部門です。Crédit Agricole Corporate & Investment Bankの金融IT担当グローバル責任者のPierre-Yves Bollard氏は、次のように述べています。「『Oracle Exadata Cloud@Customer』に移行することで、当社の会計情報システムの性能は大幅に向上し、決算業務を大幅に迅速化し、運用コストを削減することができました。『Oracle Exadata Cloud@Customer』インフラストラクチャにより提供される高い価値は、あらゆるITおよび事業部門で確認されています」
Entelはチリ最大、ペルーでは業界3位の通信事業者です。EntelのITオペレーションズ責任者ヘルダー・ブランコ(Helder Branco)氏は、次のように述べています。「この5年間、『Oracle Exadata』システムを活用し、重要な請求システムやネットワーク管理システムなど、数十の事業ラインの多くのアプリケーションをサポートしてきました。『Oracle Exadata』により、ミッション・クリティカルな『Oracle Database』のパフォーマンスを最大3倍向上させ、セキュリティー・リスクを軽減することができました。当社ではデジタル革新の次の段階として、30以上のデータベースを『Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer』に移行し、そのセキュリティを自己保護機能により向上させています」
株式会社RKKコンピューターサービスからは、次のようなコメントを頂いています。「RKKコンピューターサービスは、100団体の自治体行政システム共同利用の基盤に『Oracle Gen2 Exadata Cloud at Customer』を採用しました。オンプレミス構成と比較して24%のコスト削減、RAC、Data Guardによる安定稼働の担保に加え現行の70%以上のIO性能改善により複数団体の同時バッチ処理が可能になり、投資対効果の高い自治体クラウドの基盤となるものと『Oracle Gen2 Exadata Cloud at Customer』に期待しています。今後は、データベース基盤運用の効率化に向けて『Oracle Autonomous Database』の活用も視野に入れ、さらに優れた自治体クラウド基盤を提供していきます」
メキシコ中部に位置するケレタロ州の政府CIASディレクター、Pedro Gonzalez氏は次のように述べています。「COVID-19の危機に対処に関する州知事と州長官からの指令に基づき、メキシコのケレタロ州の市民や患者が自己診断を行い、感染の拡大を防ぐためのアプリケーションの開発を依頼されました。『Exadata Cloud@Customer』で『Oracle Database』を使用することで、迅速に対応し、3週間以内にモバイル・アプリケーションを開発することができ、さらに、施設内の市民や患者の機密データを維持するといった州の規制を遵守することができました。今年は『Oracle Autonomous Database』に投資することを楽しみにしています。これにより、スタッフとリソースが解放され、データベースのパッチ適用、チューニング、メンテナンスに時間を費やすことなく、新しいビジネス・アプリケーションの開発に専念できるようになります」
イタリアの企業向けコンテンツ管理ソフトウェアおよびITサービス企業であるSiav S.p.A.のCEOであるNicola Voltanは、次のように述べています。「私たちは、クラウド・サービスおよびソリューションにおける絶え間ない事業成長に対応していくために、『Oracle Exadata Cloud@Customer』を選択しました。『Exadata Cloud@Customer』は、お客様に最高品質のサービスを提供するために必要なパフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティを提供します。当社のデータセンターでオラクルが管理しているため、提供されるサービスの地理的位置に関連するイタリアの法律を遵守することができます」と述べています。
「Oracle Exadata Cloud@Customer」の機能強化
オラクルは、「Autonomous Database」に加えて、以下の「Oracle Exadata Cloud@Customer」の機能強化を発表しています。
「Oracle Exadata Database Machine X8M」の技術 - Intel(R) Optane™ DC Persistent Memory(PMEM:パーシステントメモリ(永続性メモリ)、以下 永続性メモリ)と100ギガビットのRDMA(リモート・ダイレクト・メモリ・アクセス)over converged ethernet(RoCE)を組み合わせることで、ストレージ・ボトルネックを排除し、オンライン・トランザクション処理(OLTP)、IoT、不正検出、高頻度取引など、最も過酷なワークロード向けにパフォーマンスを大幅に向上させます。共有永続メモリへの直接データベースアクセスにより、ピークパフォーマンスが1,200万回のSQL読み取りIOPSに引き上げられ、「Exadata Database Machine X8」を搭載した前世代の製品と比較して2.5倍のパフォーマンスを実現しました。さらに、「Exadata X8M」は、19マイクロ秒未満のリモートI/Oレイテンシを実現することで、クリティカル・データベースI/Oのレイテンシを大幅に引き下げます。これらの超低レイテンシは、1秒間に100万単位のワークロードを必要とするワークロードにも有効です。
Exadataのラックごとに複数のVMクラスタを搭載 - これにより、組織は本番環境、DR、および開発/テスト用のExadataシステムを共有し、部門やユースケースによって分離することが可能になります。
PCI-DSS認証を取得 – 「Exadata Cloud@Customer」は、PCIデータ・セキュリティ・スタンダード(Payment Card Industry Data Security Standard)の要件をサポートして満たしており、高度に安全な金融処理環境の一部として実装することができます。
オラクルについて
Oracle Cloudは、セールス、サービス、マーケティング、人事、経理・財務、製造などを網羅する広範なアプリケーション群、「Oracle Autonomous Database」に代表される、高度に自動化され、高いセキュリティを備えた第2世代インフラストラクチャを提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
将来の製品に関する免責条項
上記の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。上記の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期および価格については、弊社の裁量により変更される可能性があります。
* OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 石山
Tel: 03-6834-4837/ Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルームhttps://www.oracle.com/jp/corporate/press/index.html
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(本資料は米国2020年7月8日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)
REDWOOD SHORES-2020年7月8日
「Oracle Autonomous Database」が顧客のデータセンターで利用可能に
エンタープライズ・ワークロードのパブリック・クラウドへの移行を妨げるデータ主権、セキュリティ、パフォーマンスの問題に対処
Crédit Agricole、Entel、Samsung SDSなどが 「Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」の提供開始を歓迎
2020年7月9日
オラクルは、過去3年間のオラクルの「Exadata Cloud@Customer」サービスの成功を踏まえ、「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」の提供開始を発表しました。この新製品は、最新の「Oracle Database」と、顧客のデータセンターでクラウド・サービスとして提供される高性能な「Oracle Database」プラットフォームである「Oracle Exadata」を組み合わせたもので、データベース管理と設備投資を削減しながら、データベース・クラウド・リソースの従量課金および柔軟な利用を可能にします。「Autonomous Database」は、単体での提供に加え、本日発表された業界初のオンプレミス・クラウド・リージョンである「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」のサービスの一つとして、顧客のデータセンターで利用可能です。
「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」は、最もシンプルかつ迅速なクラウド・モデルへの移行が可能で、通常の導入期間は1週間以内です。データセンター内で稼働する既存のアプリケーションは、アプリケーションの変更なく接続して実行でき、データが顧客のデータセンターから離れることはありません。これは、データの主権や規制要件、セキュリティやパフォーマンスへの懸念、あるいはオンプレミスのアプリケーションとデータベースが緊密に結合されているために、ミッション・クリティカルなデータベース・ワークロードをパブリック・クラウドに移行することが難しいと感じている企業にとって最適です。
オラクルのミッション・クリティカル・データベース・テクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるホアン・ロアイザ(Juan Loaiza)は、次のように述べています。「『Exadata Cloud@Customer』は、大規模な金融機関、通信事業者、医療施設、保険会社、製薬会社など数百社で採用されており、インフラストラクチャのモダナイゼーション、総所有コスト(TCO)の最大50%の削減に貢献しています。今回、顧客のデータセンターに『Oracle Autonomous Database』を導入できるようにすることで、DBAや開発者を単純なメンテナンス作業から解放し、彼らがイノベーションを起こし、多くのビジネス価値を生み出すことを支援します。」
「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」により、組織はオラクルによって全てが自動化され、管理される環境に移行できます。自律的な運用には、データベースのプロビジョニング、クラスタ化、チューニング、災害対策、弾力性のあるスケーリング、セキュリティ保護やパッチ適用が含まれ、手作業やヒューマン・エラーを排除しながらコストを削減し、パフォーマンス、セキュリティ、および可用性を向上させます。このサーバレスのアーキテクチャは、変化するワークロードに合わせて自動的にスケールするため、真の従量課金での利用が可能になります。
IDCのデータ管理ソフトウェア担当リサーチ・バイスプレジデントであるカール・オロフソン(Carl Olofson)氏は、次のように述べています。「『Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer』は、革新的な『Exadata X8M』プラットフォームの画期的な機能と、オラクルの最先端の機械学習を活用したデータベースおよび第2世代のクラウド・コントロール・プレーンを組み合わせて、真のエンタープライズ・グレードのデータベース・クラウド体験をオンプレミスで実現します。全てのビジネスにおいて、財務から製造、人事、受注、調達、オペレーションに至るまで、ビジネスのあらゆる側面を実行するために依存しているISVと自社開発アプリケーションがセットで存在します。このような重要なオラクル・ベースのアプリケーションをオンプレミスのエンタープライズ・データベース・クラウドで実行することを真剣に考えている企業にとって、『Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」は、現在の市場で最も先進的な製品です。」
お客様は「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」を活用すれば、断片化された特定目的用のデータベースを展開する代わりに、数千規模のデータベースを統合し、機械学習、JASON、グラフ、空間、IoT、インメモリなどの複数のデータ・タイプやワークロードに対応した、統合型のオープンな「Oracle Database」を実行することができます。「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」により、RDS on AWS Outpostsと比較して、組織が活用できるデータベース・サイズは最大7倍となり、より大きなデータベース統合を実現し、最大12倍のSQL IOPS、10倍のSQLスループット、98%低いSQLレイテンシによりパフォーマンスを向上できます。「Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer」では、基盤となるデータベース・インフラストラクチャの実行ではなく、データベース内のスキーマとデータにのみに集中できるため、顧客のインフラストラクチャとデータベース管理を最大90%削減できます。
「Cloud@Customer」として新たに提供されることに加え、オラクルは「Oracle Autonomous Database」の機能も引き続き強化しています。本日、オラクルは「Oracle Autonomous Database」上で稼働するオラクルの「Siebel」、「PeopleSoft」、「JD Edwards」への認証を発表しました。オラクルの「Siebel」、「PeopleSoft」、「JD Edwards」を利用するお客様は、「Oracle Autonomous Database」を合わせて活用することで、セキュリティ、パフォーマンスおよび可用性を向上させながら、コスト削減が可能になります。また、自律的に管理された高可用性とデータベースやサイトの障害から保護するための障害復旧ソリューションを提供する「Oracle Autonomous Data Guard」も発表しました。「Oracle Autonomous Data Guard」は、壊滅的な障害に直面した際のデータ損失(RPO:目標復旧時点)とリカバリ時間(RTO:目標復旧時間)の目標をほぼゼロに近づけることができます。
新しいCloud@Customerの提供を歓迎する世界中の企業および団体からのコメント:
Samsung SDSは韓国最大のエンタープライズ・クラウド・ソリューション・プロバイダーで、世界41カ国のお客様にデータ主導のデジタル・イノベーションを提供しています。Samsung SDSのCEOであるWP Hong博士は、次のように述べています。「私たちは2010年に、ディスプレイ製造システムの改善のために、初めて『Exadata』プラットフォームを採用しました。10年後の現在、製造業、金融サービス、建設・エンジニアリング、公共・民間サービスのお客様に300近くの『Exadata』システムを導入しています。当社のデジタル・イノベーション戦略とエンタープライズ・クラウドへの道のりに沿って、今回初めて、当社のデータセンターの1つに『Exadata Cloud@Customer』を採用しています。今後『Autonomous Database』の展開にも期待しています」
株式会社NTTドコモ 執行役員 情報システム部長 長谷川 卓氏は、次のように述べています 。「我々は、約8,000万以上のお客様の通話・通信・決済の情報をリアルタイム集計・課金するシステムの中核として『Oracle Exadata』を採用しています。『Oracle Exadata』の導入により、従来システムと比較して運用・保守コストを2分の1に削減し、性能は約10倍向上させることが出来ました。今後のNTTドコモのビジネス拡大、デジタル・トランスフォーメーションを支えるインフラとして、『Oracle Exadata』の更なる進化と『Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer』による新たな技術革新に期待しています」
Credit Agricole CIBは、世界最大級の銀行であるCredit Agricoleグループのコーポレート&インベストメント・バンキング部門です。Crédit Agricole Corporate & Investment Bankの金融IT担当グローバル責任者のPierre-Yves Bollard氏は、次のように述べています。「『Oracle Exadata Cloud@Customer』に移行することで、当社の会計情報システムの性能は大幅に向上し、決算業務を大幅に迅速化し、運用コストを削減することができました。『Oracle Exadata Cloud@Customer』インフラストラクチャにより提供される高い価値は、あらゆるITおよび事業部門で確認されています」
Entelはチリ最大、ペルーでは業界3位の通信事業者です。EntelのITオペレーションズ責任者ヘルダー・ブランコ(Helder Branco)氏は、次のように述べています。「この5年間、『Oracle Exadata』システムを活用し、重要な請求システムやネットワーク管理システムなど、数十の事業ラインの多くのアプリケーションをサポートしてきました。『Oracle Exadata』により、ミッション・クリティカルな『Oracle Database』のパフォーマンスを最大3倍向上させ、セキュリティー・リスクを軽減することができました。当社ではデジタル革新の次の段階として、30以上のデータベースを『Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@Customer』に移行し、そのセキュリティを自己保護機能により向上させています」
株式会社RKKコンピューターサービスからは、次のようなコメントを頂いています。「RKKコンピューターサービスは、100団体の自治体行政システム共同利用の基盤に『Oracle Gen2 Exadata Cloud at Customer』を採用しました。オンプレミス構成と比較して24%のコスト削減、RAC、Data Guardによる安定稼働の担保に加え現行の70%以上のIO性能改善により複数団体の同時バッチ処理が可能になり、投資対効果の高い自治体クラウドの基盤となるものと『Oracle Gen2 Exadata Cloud at Customer』に期待しています。今後は、データベース基盤運用の効率化に向けて『Oracle Autonomous Database』の活用も視野に入れ、さらに優れた自治体クラウド基盤を提供していきます」
メキシコ中部に位置するケレタロ州の政府CIASディレクター、Pedro Gonzalez氏は次のように述べています。「COVID-19の危機に対処に関する州知事と州長官からの指令に基づき、メキシコのケレタロ州の市民や患者が自己診断を行い、感染の拡大を防ぐためのアプリケーションの開発を依頼されました。『Exadata Cloud@Customer』で『Oracle Database』を使用することで、迅速に対応し、3週間以内にモバイル・アプリケーションを開発することができ、さらに、施設内の市民や患者の機密データを維持するといった州の規制を遵守することができました。今年は『Oracle Autonomous Database』に投資することを楽しみにしています。これにより、スタッフとリソースが解放され、データベースのパッチ適用、チューニング、メンテナンスに時間を費やすことなく、新しいビジネス・アプリケーションの開発に専念できるようになります」
イタリアの企業向けコンテンツ管理ソフトウェアおよびITサービス企業であるSiav S.p.A.のCEOであるNicola Voltanは、次のように述べています。「私たちは、クラウド・サービスおよびソリューションにおける絶え間ない事業成長に対応していくために、『Oracle Exadata Cloud@Customer』を選択しました。『Exadata Cloud@Customer』は、お客様に最高品質のサービスを提供するために必要なパフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティを提供します。当社のデータセンターでオラクルが管理しているため、提供されるサービスの地理的位置に関連するイタリアの法律を遵守することができます」と述べています。
「Oracle Exadata Cloud@Customer」の機能強化
オラクルは、「Autonomous Database」に加えて、以下の「Oracle Exadata Cloud@Customer」の機能強化を発表しています。
「Oracle Exadata Database Machine X8M」の技術 - Intel(R) Optane™ DC Persistent Memory(PMEM:パーシステントメモリ(永続性メモリ)、以下 永続性メモリ)と100ギガビットのRDMA(リモート・ダイレクト・メモリ・アクセス)over converged ethernet(RoCE)を組み合わせることで、ストレージ・ボトルネックを排除し、オンライン・トランザクション処理(OLTP)、IoT、不正検出、高頻度取引など、最も過酷なワークロード向けにパフォーマンスを大幅に向上させます。共有永続メモリへの直接データベースアクセスにより、ピークパフォーマンスが1,200万回のSQL読み取りIOPSに引き上げられ、「Exadata Database Machine X8」を搭載した前世代の製品と比較して2.5倍のパフォーマンスを実現しました。さらに、「Exadata X8M」は、19マイクロ秒未満のリモートI/Oレイテンシを実現することで、クリティカル・データベースI/Oのレイテンシを大幅に引き下げます。これらの超低レイテンシは、1秒間に100万単位のワークロードを必要とするワークロードにも有効です。
Exadataのラックごとに複数のVMクラスタを搭載 - これにより、組織は本番環境、DR、および開発/テスト用のExadataシステムを共有し、部門やユースケースによって分離することが可能になります。
PCI-DSS認証を取得 – 「Exadata Cloud@Customer」は、PCIデータ・セキュリティ・スタンダード(Payment Card Industry Data Security Standard)の要件をサポートして満たしており、高度に安全な金融処理環境の一部として実装することができます。
オラクルについて
Oracle Cloudは、セールス、サービス、マーケティング、人事、経理・財務、製造などを網羅する広範なアプリケーション群、「Oracle Autonomous Database」に代表される、高度に自動化され、高いセキュリティを備えた第2世代インフラストラクチャを提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
将来の製品に関する免責条項
上記の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。上記の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期および価格については、弊社の裁量により変更される可能性があります。
* OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 石山
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