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2012年4月1日時点首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の動向〜住宅地価格・中古マンション価格共に値下がり率縮小〜[野村不動産アーバンネット実勢調査 第94回]




野村不動産アーバンネット株式会社(本社:東京都新宿区、取締役社長 金畑長喜)は、4月1日時点の「住宅地価格動向」「中古マンション価格動向」の調査を実施いたしました。この度、調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

 
【調査結果のポイント】

■1-3月期の特徴
首都圏の住宅地価格・中古マンション価格共に、四半期ベースの比較で値下り率が縮小し横ばい傾向へ。
 
◆「住宅地価格」は、首都圏エリア平均では▲0.5%(前回▲0.9%)の変動率となりました。
四半期比較で「値上がり」を示した地点が4.3%(前回3.6%)、「横ばい」が72.1%(前回59.3%)、「値下がり」が23.6%(前回37.1%)となりました。横ばい地点割合が増加しています。平均変動率では、全エリアで1%未満の下落となり、千葉県以外では値下り率が縮小し横ばい傾向となりました。
 
◆「中古マンション価格」は、首都圏エリア平均で▲0.5%(前回▲1.1%)の変動率となりました。
四半期比較で「値上がり」を示した地点が4.6%(前回1.9%)、「横ばい」が65.7%(前回56.5%)、「値下がり」が29.6%(前回41.7%)となり、横ばい地点割合が増加しています。全エリアで平均変動率が1%以下となり、値下り率も縮小し横ばい傾向となりました。
 
■2011年4月-2012年3月の年間ベースでの特徴
年間ベースでは、住宅地価格・中古マンション価格共に値下り傾向がやや強まっています。

◆年間ベースの住宅地価格変動率は、首都圏エリア平均で▲2.8%(前回▲2.0%)となり、値下がり傾向がやや強まっています。
地点割合の年間比較では、「値上がり」が7.9%(前回12.1%)、「横ばい」は32.9%(前回35.7%)、「値下がり」が59.3%(前回52.1%)と値下り地点の割合が増加しました。

◆年間ベースの中古マンション価格変動率は、首都圏エリア平均で▲3.1%(前回▲2.4%)と値下がり傾向が強まっています。
地点割合の年間比較では、中古マンションの「値上がり」地点割合は7.4%(前回8.8%)、「横ばい」が25.0%(前回26.4%)、「値下がり」が67.6%(前回64.8%)となり、値下がり地点割合が増加しています。全エリアで下落傾向が続いた一年間だったと言えます。
 
 
【本調査について】
本調査は、平成元年よりスタートし、野村不動産アーバンネットの各部センターの営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し、通常取引を想定して実勢価格を査定しております。調査は3ヶ月毎(1月、4月、7月、10月)に実施し、調査結果につきましては、不動産情報サイト「ノムコム」上で公表しております。
http://www.nomu.com/knowledge/chika/
※大阪圏の調査結果につきましても「ノムコム」上で公表しております。
 
 
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