2013年度新卒採用見込みは、引き続き回復基調を維持 〜『採用活動に関する企業調査』(2011年12月)結果より〜
[11/12/16]
提供元:PRTIMES
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就職情報会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、全国の主要企業15,065社を対象に、2013年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査を行いました(調査時期:2011年11月28日〜12月6日、回答社数:1,263社)。
2013年度の新卒採用見込みは、全体、従業員規模別、それぞれ「増加」が「減少」を大きく上回りました。とりわけ中堅・中小企業で前年調査(*)よりも「増加」の割合が高くなるなど、新卒市場は回復基調を維持しています。(別紙図表1、2参照)
1.新卒採用見込み、前年に引き続き回復基調を維持
新卒採用見込みは、全属性の総合で「増減なし」が48.3%と約半数を占めました。全体、従業員規模別で見ると、それぞれ「増加」が「減少」を大きく上回っています。なかでも大卒理系の採用見込みが他の属性に比べ「増加」、「増減なし」ともに前年からの伸び幅が大きく、全体を押し上げています。
今回の調査結果を見る限り、新卒採用の回復基調は前年に引き続き維持されるといえます。(別紙図表1、2参照)
2.選考と内定開始時期、中小は7月以降の割合も多い
選考開始時期について聞いたところ、全体で25.3%が「4月上旬」と回答があり、従業員規模別では、1,000人以上の大手企業で4月に集中する傾向に対し、300人未満の中小企業では昨年に比べ7月以降も増加しています。
内定(「内々定」を含む)の開始時期については「4月下旬」が15.6%と最も多く、内定提示のピークが4月になる点は例年と変わらない一方、「7月以降」(13.2%)も中小企業を中心に増える見込みです。(別紙図表3、4参照)
3.広報活動が2カ月後ろ倒しは大手企業に影響
広報活動が例年より2カ月遅れたことによる懸念点を聞いたところ、最も多かったのは「学生の企業理解・業界理解の不足」(42.3%)、次いで「採用戦線の予測が困難」(42.2%)でした。このほか回答が多かった項目を従業員規模別に見ると、大手企業は「学生の企業理解・業界理解の不足」「エントリー学生の減少」と回答する一方で、中小企業は「特に懸念はない」が40%近くを占め、特に大手企業が影響を強く感じていることが分かります。(別紙図表5参照)
4.2012年度新卒採用は、例年より2カ月遅れで進行中
2012年3月卒業予定者の選考状況について聞いたところ、調査時点で採用活動を「終了した」のは全体の72.6%でした。前年10月に行った調査で「終了した」が72.2%だったことから、約2カ月遅れて進行しているといえます。東日本大震災の影響で選考開始を遅らせた企業があり、長期化している様子がうかがえます。(別紙図表6参照)
《『採用活動に関する企業調査』
〜2012年3月卒業予定者および2013年3月卒業予定者の採用活動に関する企業調査<12月調査>〜概要》
調 査 対 象: 全国の主要企業 15,065社
調査方法・期間: インターネット調査法 2011年11月28日〜12月6日
回 答 社 数: 1,263社(従業員300人未満 666社、300〜999人 338社、1000人以上 259社)
調 査 機 関: 株式会社ディスコ キャリアリサーチ
(*)昨年は同調査を2010年10月に実施。