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『かごしまアートフェスタ2013』(9月26日〜9月29日)にて、 新作「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 (unfinished)」を発表

かごしま県民交流センター(鹿児島)にて、『かごしまアートフェスタ2013』展が開催。チームラボは新作デジタルアート作品「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 (unfinished)」を発表するほか、計4作品を展示。2013年9月26日(木)〜9月29日(日)まで。




かごしま県民交流センター(鹿児島)にて、『かごしまアートフェスタ2013』展を開催。チームラボは新作デジタルアート作品「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 (unfinished)」を発表。その他、「花紅」、「百年海図巻 アニメーションのジオラマ」、「メディアブロックチェア」を展示します。期間は2013年9月26日(木)〜9月29日(日)まで。

なお、26日(木)に行われるオープニングセレモニー(大ホール)では、霧島アートの森館長・河口洋一郎氏とチームラボ猪子のトークショーを実施します。(入場無料)


▼出品作品
≪追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 (unfinished)≫
チームラボ, 2013, デジタルインスタレーション, 尺は確認中, 音楽:高橋英明
7画面を立体的に配置したデジタルインスタレーション。
コンピュータ上の3次元空間に立体的に構築した世界を、チームラボが考える日本の先人達の空間認識の論理構造(我々は、超主観空間と呼んでいる)によって、映像化している。
墨の八咫烏が空間を飛び回り、その軌跡が墨跡となり空書を描いている。

日本のアニメが生んだ特異な表現、アニメーター板野一郎によって確立された「板野サーカス」。画面いっぱいに埋め尽くすミサイル群が、全く正しくないパースペクティブで描かれた(より人間がダイナミックさや迫力を感じるようにデフォルメされて描かれた)空間を乱れ飛ぶさまを、超高速のカメラワークによる視点の回り込み演出による映像美であるとされる。

本作品は、板野サーカスをオマージュし、2次元のアニメーションで行われていた空間のデフォルメを3次元空間で再現することによって、日本のアニメーター達が生んだデフォルメされた空間とは、どのような空間認識の論理構造であるか、それらは、伝統的な日本の空間認識の連続性の中にあるのではないかという仮説の模索である。そして、デフォルメされた空間を3次元空間で再現することによって、自由に視点を広げ、実際の空間に再構築することを試みている。そして、視点を分割し、分割された視点を立体的に配置することによって、どのような体験になるかという実験でもある。
http://www.team-lab.net/all/pickup/crows_dark.html


≪花紅≫
チームラボ, 2005, デジタルワーク, 10min 20sec, 音楽: 山口司 & 遠藤幸仁, Bamboo Flute: 長尾ゆうたろう

「むかしの日本の人々は、今とは違った風に世界を捉え、今とは違った風に世界が見えていたのではないか?、そこには、西洋のパースペクティブとは違う空間認識の論理が培われていたのではないか?」という『超主観空間』のコンセプトの基、3次元空間上に立体的に構築された世界を、チームラボが考える日本の空間認識によって映像化した作品。
ふと迷い込んだ世界で、自分自身の「迷い」や「雑念」が表れたいろいろなモノたちと、対峙していくことにより、やがては、「迷い」や「雑念」が取れていくという、自分の内面が変われば世界の見え方も変わるという物語。
http://www.team-lab.net/portfolio/suibokuspace/hanahakurenai-2.html


≪百年海図巻 アニメーションのジオラマ≫
チームラボ, 2009, デジタルインスタレーション, 10min 00sec, 音楽: 高橋英明

『百年海図巻 アニメーションのジオラマ』は、次世紀まで上映し続ける『百年海図巻』を、体感可能な時間にまで縮め、より直感的に体験できるよう演出したインスタレーションです。日本の古典絵画に見られる 先人達の空間認識を探りながら再構築された幅約20mの映像が、映像の中の世界と自分がいる世界が曖昧で表裏一体の空間を創り出し、上昇する海面が鑑賞者を飲み込んでいきます。 海面が上昇していくという問題を身近な問題として体感してもらえれば、と僕らは考えています。
http://www.team-lab.net/portfolio/100yearssea-2.html


≪メディアブロックチェア≫
チームラボ, 2012, インタラクティブチェア


メディアブロックチェアは、凸の面が3面、凹の面が3面からなるキューブ型のブロックであり、照明器具であり、イスです。ブロックは、単体としては、イス。ブロックは、凸の面と凹の面をジョイントすることができます。自由にジョイントしていけば、ベンチになったり、ディスプレイ什器になったり、壁になったりします。ブロックは、ジョイントした時に、凸の面から、凹の面へ情報を伝え、凹の面のブロックの光の色を変えます。自由にジョイントしていくことで、空間の形や、空間の色を変化させます。空間の機能を変えるために空間を変化させる行為、その空間を変化させる行為そのものも、楽しんでもらうという『New Value in Behavior』のコンセプトが使われています。

http://www.team-lab.net/all/pickup/mediablockchair.html


[概略]
展覧会名:かごしまアートフェスタ2013
開催期間:2013年9月26日(木)〜9月29日(日)
開館時間: 9:00〜17:00(入場は16:30まで)
※9/29は16:00まで(入場は15:30まで)
場所:かごしま県民交流センター
住所:〒899-6201 鹿児島鹿児島市山下町14-50
料金 : 入場無料
http://www.kagoshima-pac.jp/jp/center/events/index.html

オープニングセレモニー(大ホール):9月26日(木)
開始時間:14:00〜
対談:霧島アートの森館長・河口洋一郎×チームラボ猪子寿之

■かごしまアートフェスタ2013とは
鹿児島県は本土最南端に位置し、多くの離島を抱えている地理的条件から、古くからアジア諸国との交流が盛んでした。また、本県には、屋久島・種子島・奄美大島等の離島をはじめとする亜熱帯的な自然や温泉、伝統工芸品など、魅力的な地域資源が数多くあります。こうした本県の地理的条件とアジア諸国との交流の歴史、恵まれた地域資源を活かし、本県をアジアに開かれた日本の南のゲートウェイとして更に活性化させるため、アートを通じた国際交流を図り、県民が地域資源の魅力を再発見する契機として「かごしまアートフェスタ」を開催します。
http://open-air-museum.org/events/event-1730

■チームラボとは
プログラマ・エンジニア(プログラマ、UIエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニア、ロボットエンジニア、コンピュータビジョンエンジニア、ソフトウェアアーキテクト)、数学者、建築家、Webデザイナー、グラフィックデザイナー、CGアニメーター、絵師、編集者など、情報社会のさまざまなものづくりのスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。

<主な実績>
「百年海図巻」と「チームラボハンガー」が文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出(2011)。カイカイキキギャラリー台北で『生きる』展開催(2011)。フランス「LAVAL VIRTUAL」にて「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」を展示し、「建築・芸術・文化賞」賞を受賞(2012)。国立台湾美術館にてチームラボ「We are the Future」展を開催(2012)。シンガポールで行われた国際アートフェア「Art Stage Singapore 2013」にて「Nirvana」を発表(2013)。台北市立美術館『Parkett - 220 Artists’ Editions & Collaborations since 1984 +5』にて「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」を展示(2013)。タッチパネル式の次世代受付システム「FaceTouch」と成田国際空港に常設展示中の「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」が デジタルサイネージアワード2013を受賞。「teamLabBody」が Unity Awards 2013のBest VizSim Projectを受賞。

なお、今後の予定として、『シンガポールビエンナーレ2013』(シンガポールアートミュージアム/シンガポール)にて、新作のデジタルアート「秩序がなくともピースは成り立つ」を発表(10月26日〜2014年2月16日)予定。また、佐賀「本丸deデート」(10月11日〜13日)にて、来場者参加型のインタラクティブなプロジェクションマッピング他(佐賀城本丸歴史館)を実施予定。

チームラボ株式会社
http://www.team-lab.com/
チームラボ作品紹介
http://www.team-lab.net/

■本件に関するお問い合わせ
チームラボ(広報担当・工藤/森)
lab-pr@team-lab.com
03-5804-2356
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