若き竜王に不屈のベテラン棋士が挑む 広瀬章人竜王 対 深浦康市九段
[19/09/26]
提供元:PRTIMES
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9月28日(土)ポートメッセなごや
本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」準決勝第一局は、広瀬章人竜王と深浦康市九段による対局。
今シリーズは世代間の対決が目立つトーナメントの進行となっている。本局もまさにそうした対決となっており、お互いに負けられない一戦となるだろう。<大会情報等の詳細は公式ホームページをご覧ください>https://www.jti.co.jp/knowledge/shogi/professional/index.html
[画像1: https://prtimes.jp/i/44150/18/resize/d44150-18-355428-0.png ]
広瀬章人竜王
1987年1月18日生まれ。北海道札幌市出身。
2005年四段、2014年八段。2010年王位戦で深浦康市王位を破り初タイトル、2018年竜王戦で羽生善治竜王を破り竜王に。タイトル獲得2期、他に優勝1回。詰将棋が好きで、ほぼ毎年「詰将棋解答選手権」に出場している(最高は2009年の2位)。 「JTプロ公式戦」は3年ぶり5回目の出場。過去4回の出場では二回戦の壁に阻まれたが、今回は二回戦で久保利明九段を下して初の準決勝進出。東海大会は初出場。
深浦康市九段
1972年2月14日生まれ。長崎県佐世保市出身。
1991年四段、2008年九段。1993年四段時に全日本プロ将棋トーナメント優勝。2007年王位戦で羽生王位を破り、初タイトル。タイトル獲得は3期、その他優勝9回。居飛車党でバランスのとれた手厚い棋風。粘り強い指し回しに定評がある。「JTプロ公式戦」は2年ぶり13回目の出場。準優勝3回。今回は一回戦で高見泰地七段、二回戦で佐藤天彦九段を下しての準決勝進出。 東海大会への出場は4回目。
■「JTプロ公式戦」東海大会の見どころ
広瀬竜王は初タイトル獲得時には四間飛車穴熊を得意とし「穴熊王子」とまで称されたが、その後居飛車党に転向して現在に至る。詰将棋を得意とし、その寄せの感覚は独特のものがある。竜王となったことで今回はシードでの出場となったが、とにかくこの棋戦は出場すること自体が難しく、3年ぶりの出場となる。初戦となった二回戦第一局北海道大会は、広瀬竜王にとって地元での凱旋対局。そこで久保利明九段に勝利し、初となる準決勝へ進んだ。ここは初優勝への道を突き進みたいところ。同じく深浦九段も居飛車党。手厚い棋風と容易に腰を割らない粘り強さに加え、最近は積極的に先攻を目指す姿勢を見せている。持ち前の粘りも健在だ。たとえ不利になっても、飽くなき闘志とその折れない心で戦い抜く、それが根っからのファイターである深浦九段のスタイルと言えるだろう。本棋戦では3回準優勝しているがいまだ優勝がない。この準決勝を突破して初優勝への道を切り開きたいところ。両者の対戦成績は、過去20戦して広瀬竜王の13勝7敗。最近10戦でも広瀬竜王が6勝4敗とややリードしている。その10戦の戦型を見ると、角換わり腰掛け銀と変則的相掛かりが各3局。矢倉が2局、横歩取りが1局。10局中9局が相居飛車での戦いとなっているが、1局だけ広瀬竜王の四間飛車がある。予想としては、現在プロ棋戦の主戦場となっている角換わり腰掛け銀が選択の軸であり、それを後手が受けるのかどうかということになろうか。いずれの戦型になっても、深浦九段が先攻を目指し、広瀬竜王がそれに対しどう反発していくかという展開が予想される。2010年に王位三連覇中の深浦九段からタイトルを奪取したのが広瀬竜王であり、昨年の竜王戦挑戦者決定三番勝負でも広瀬竜王が深浦九段を破って挑戦権を得た。まさに因縁の対戦でもある。
■シリーズ大詰め、準決勝の二局はタイトルホルダー対実力派ベテラン棋士
「世代交代」といわれる棋界だが、一回戦では「こども大会」経験者の若手棋士が全員敗退しベテラン棋士の健在ぶりが目立つ展開となった。二回戦では、タイトルホルダー3名(渡辺JT杯覇者、広瀬竜王、豊島名人)と佐藤九段といったシード棋士が登場し、一回戦を勝ち上がった羽生九段、深浦九段、三浦九段、久保九段と対戦。二回戦第一局では広瀬竜王が地元札幌に凱旋し久保九段に勝利、二回戦第二局では深浦九段が佐藤九段の新手をかわして勝利し、準決勝第一局のカードが決定。さらに二回戦第三局では渡辺JT杯覇者が羽生九段の入玉を阻止して勝利、二回戦第四局では三浦九段が趣向を凝らしたひねり飛車で豊島名人に勝利し準決勝の顔ぶれが揃った。
【開催趣旨】
「将棋日本シリーズ」は、今年で40回目を迎える歴史と伝統の“見て学ぶ”「JTプロ公式戦」と、19回目を数え国内最大規模に発展した“指して学ぶ”「テーブルマークこども大会」が、同日同会場で開催される大会です。日本の伝統文化である将棋を通じて、「地域社会の活性化および青少年の健全育成」に貢献したいとの想いから全国11地区にて実施いたします。
【実施概要】
タ イ ト ル: 「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会」東海大会
場 所: ポートメッセなごや 第3展示館(住所:愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2 )
日 程: 2019年9月28日(土)
時 間: 「テーブルマークこども大会」 10:00開会式(8:50受付開始)
「JTプロ公式戦」 15:55開演予定(14:00開場予定)
◆対局棋士◆ 広瀬 章人 竜王 対 深浦 康市 九段
解説:杉本 昌隆 八段 聞き手:村田 智穂 女流二段 読み上げ:中澤 沙耶 女流初段
主 催: 公益社団法人 日本将棋連盟、中日新聞社
後 援: 文部科学省、愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、
公益社団法人 名古屋青年会議所
協 力: 日本将棋連盟 東海普及連合会、中部学生将棋連盟、Z会、AbemaTV
協 賛: JT、テーブルマーク
【トーナメント表】
[画像2: https://prtimes.jp/i/44150/18/resize/d44150-18-809177-1.jpg ]
※タイトル・段位は2019年9月24日現在のものです(シリーズ途中に他棋戦の結果等により変更になる場合がありますのでご留意ください)※渡辺JT杯覇者は棋王・王将・棋聖、豊島名人は名人・王位のタイトル保持者です
【お問い合わせ先】
「将棋日本シリーズ」総合事務局 担当 野中・三好
〒104-6038 東京都中央区晴海1-8-10 晴海トリトンスクエアX棟 (株)I&S BBDO内
TEL 03-5166-0290 FAX 03-5166-0296 E-mail info@jt-shogi.jp
※「調査データ」や「棋士の写真」の提供等もいたします
本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」準決勝第一局は、広瀬章人竜王と深浦康市九段による対局。
今シリーズは世代間の対決が目立つトーナメントの進行となっている。本局もまさにそうした対決となっており、お互いに負けられない一戦となるだろう。<大会情報等の詳細は公式ホームページをご覧ください>https://www.jti.co.jp/knowledge/shogi/professional/index.html
[画像1: https://prtimes.jp/i/44150/18/resize/d44150-18-355428-0.png ]
広瀬章人竜王
1987年1月18日生まれ。北海道札幌市出身。
2005年四段、2014年八段。2010年王位戦で深浦康市王位を破り初タイトル、2018年竜王戦で羽生善治竜王を破り竜王に。タイトル獲得2期、他に優勝1回。詰将棋が好きで、ほぼ毎年「詰将棋解答選手権」に出場している(最高は2009年の2位)。 「JTプロ公式戦」は3年ぶり5回目の出場。過去4回の出場では二回戦の壁に阻まれたが、今回は二回戦で久保利明九段を下して初の準決勝進出。東海大会は初出場。
深浦康市九段
1972年2月14日生まれ。長崎県佐世保市出身。
1991年四段、2008年九段。1993年四段時に全日本プロ将棋トーナメント優勝。2007年王位戦で羽生王位を破り、初タイトル。タイトル獲得は3期、その他優勝9回。居飛車党でバランスのとれた手厚い棋風。粘り強い指し回しに定評がある。「JTプロ公式戦」は2年ぶり13回目の出場。準優勝3回。今回は一回戦で高見泰地七段、二回戦で佐藤天彦九段を下しての準決勝進出。 東海大会への出場は4回目。
■「JTプロ公式戦」東海大会の見どころ
広瀬竜王は初タイトル獲得時には四間飛車穴熊を得意とし「穴熊王子」とまで称されたが、その後居飛車党に転向して現在に至る。詰将棋を得意とし、その寄せの感覚は独特のものがある。竜王となったことで今回はシードでの出場となったが、とにかくこの棋戦は出場すること自体が難しく、3年ぶりの出場となる。初戦となった二回戦第一局北海道大会は、広瀬竜王にとって地元での凱旋対局。そこで久保利明九段に勝利し、初となる準決勝へ進んだ。ここは初優勝への道を突き進みたいところ。同じく深浦九段も居飛車党。手厚い棋風と容易に腰を割らない粘り強さに加え、最近は積極的に先攻を目指す姿勢を見せている。持ち前の粘りも健在だ。たとえ不利になっても、飽くなき闘志とその折れない心で戦い抜く、それが根っからのファイターである深浦九段のスタイルと言えるだろう。本棋戦では3回準優勝しているがいまだ優勝がない。この準決勝を突破して初優勝への道を切り開きたいところ。両者の対戦成績は、過去20戦して広瀬竜王の13勝7敗。最近10戦でも広瀬竜王が6勝4敗とややリードしている。その10戦の戦型を見ると、角換わり腰掛け銀と変則的相掛かりが各3局。矢倉が2局、横歩取りが1局。10局中9局が相居飛車での戦いとなっているが、1局だけ広瀬竜王の四間飛車がある。予想としては、現在プロ棋戦の主戦場となっている角換わり腰掛け銀が選択の軸であり、それを後手が受けるのかどうかということになろうか。いずれの戦型になっても、深浦九段が先攻を目指し、広瀬竜王がそれに対しどう反発していくかという展開が予想される。2010年に王位三連覇中の深浦九段からタイトルを奪取したのが広瀬竜王であり、昨年の竜王戦挑戦者決定三番勝負でも広瀬竜王が深浦九段を破って挑戦権を得た。まさに因縁の対戦でもある。
■シリーズ大詰め、準決勝の二局はタイトルホルダー対実力派ベテラン棋士
「世代交代」といわれる棋界だが、一回戦では「こども大会」経験者の若手棋士が全員敗退しベテラン棋士の健在ぶりが目立つ展開となった。二回戦では、タイトルホルダー3名(渡辺JT杯覇者、広瀬竜王、豊島名人)と佐藤九段といったシード棋士が登場し、一回戦を勝ち上がった羽生九段、深浦九段、三浦九段、久保九段と対戦。二回戦第一局では広瀬竜王が地元札幌に凱旋し久保九段に勝利、二回戦第二局では深浦九段が佐藤九段の新手をかわして勝利し、準決勝第一局のカードが決定。さらに二回戦第三局では渡辺JT杯覇者が羽生九段の入玉を阻止して勝利、二回戦第四局では三浦九段が趣向を凝らしたひねり飛車で豊島名人に勝利し準決勝の顔ぶれが揃った。
【開催趣旨】
「将棋日本シリーズ」は、今年で40回目を迎える歴史と伝統の“見て学ぶ”「JTプロ公式戦」と、19回目を数え国内最大規模に発展した“指して学ぶ”「テーブルマークこども大会」が、同日同会場で開催される大会です。日本の伝統文化である将棋を通じて、「地域社会の活性化および青少年の健全育成」に貢献したいとの想いから全国11地区にて実施いたします。
【実施概要】
タ イ ト ル: 「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会」東海大会
場 所: ポートメッセなごや 第3展示館(住所:愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2 )
日 程: 2019年9月28日(土)
時 間: 「テーブルマークこども大会」 10:00開会式(8:50受付開始)
「JTプロ公式戦」 15:55開演予定(14:00開場予定)
◆対局棋士◆ 広瀬 章人 竜王 対 深浦 康市 九段
解説:杉本 昌隆 八段 聞き手:村田 智穂 女流二段 読み上げ:中澤 沙耶 女流初段
主 催: 公益社団法人 日本将棋連盟、中日新聞社
後 援: 文部科学省、愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、
公益社団法人 名古屋青年会議所
協 力: 日本将棋連盟 東海普及連合会、中部学生将棋連盟、Z会、AbemaTV
協 賛: JT、テーブルマーク
【トーナメント表】
[画像2: https://prtimes.jp/i/44150/18/resize/d44150-18-809177-1.jpg ]
※タイトル・段位は2019年9月24日現在のものです(シリーズ途中に他棋戦の結果等により変更になる場合がありますのでご留意ください)※渡辺JT杯覇者は棋王・王将・棋聖、豊島名人は名人・王位のタイトル保持者です
【お問い合わせ先】
「将棋日本シリーズ」総合事務局 担当 野中・三好
〒104-6038 東京都中央区晴海1-8-10 晴海トリトンスクエアX棟 (株)I&S BBDO内
TEL 03-5166-0290 FAX 03-5166-0296 E-mail info@jt-shogi.jp
※「調査データ」や「棋士の写真」の提供等もいたします