フィックスターズ、クラウド上のエッジAI開発環境「GENESIS」をベータ公開
[20/10/20]
提供元:PRTIMES
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CEATEC 2020 ONLINEで、初の一般公開
マルチコアCPU/GPU/FPGAを用いた高速化技術のグローバルリーダーである株式会社フィックスターズは、10月20日、クラウド上のエッジAI開発環境「GENESIS DevEnv」のベータ版をリリースしました。GENESIS * は、クラウドで完結したエッジアプリケーション向けノーコード開発プラットフォームです。これにより開発者は、クラウド上に用意された複数のハードウェアに自在にアクセスし、いつでも、どこでも、リモート環境で効率よくアプリケーション開発を行うことができます。本サービスは正式サービス開始まで、無料でお使いいただけます。2020年10月20〜23日にオンライン開催されているCEATEC 2020 ONELINEのNEDOブース内で出展しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/27784/19/resize/d27784-19-385189-1.jpg ]
近年のAI・機械学習の台頭により、自動運転やドローン、ロボット、検査装置など、あらゆる産業分野でソフトウェア開発に革新が求められ、多くの企業が成功への岐路、スタートラインに立たされていると言っても過言ではありません。一方でアルゴリズムの高度化、ハードウェアの多様化が相まってソフトウェア開発は一層複雑なものとなっています。特に処理能力と消費電力に制約のあるエッジデバイスのアプリケーション開発では、要求性能に応じたデバイス、センサ、ソフトウェア最適化の組合せを大域的に探索することは、高度な専門性をもつ開発者でも限界を迎えつつあります。
今回フィックスターズは、長年培ってきた高速化技術のノウハウを基に、最適化基盤ソフトウェアとしてドメイン固有言語コンパイラを採用し、従来開発者が手動で行っていた複数のハードウェアへの実装や最適化スケジューリングの自動化並びに、性能評価を可能とするフレームワークを開発しました。本フレームワークを活用するための開発環境「GENESIS DevEnv」は、様々な産業分野でのエッジデバイスのソフトウェア開発に革新をもたらし、エッジAIの早期実現を支援し、Society5.0の実現にも貢献が期待されます。
「GENESIS DevEnv」 の主な特徴
1. フルクラウドでスピード開発
クラウド基盤上(図のデバイスプール)に用意されたエッジデバイスでアプリケーションを実行します。開発者はデバイスを調達する前から開発に着手でき、最適化済みのアプリケーションを簡単に所有するデバイス上でも再現できます。
2. 性能比較を当たり前に
エッジデバイス上でのアプリケーションの最適化を新開発の技術で自動化し、センサやデバイスの性能を引き出した上で比較できます。長い時間とコストをかけなければできなかったエッジデバイスの比較検討を、アプリケーションに合わせて短時間に実施できます。
3. チーム開発を円滑化
複雑なビジョンAIもノーコーディングのGUI操作で実現します。独自の開発環境に依存していたエッジデバイス用の開発環境を共通化し、チームでの開発を効率化できます。(アカウント間の共有機能は正式サービス提供までに実装予定です。)
[画像2: https://prtimes.jp/i/27784/19/resize/d27784-19-351360-0.jpg ]
図 「GENESIS DevEnv」 サービスコンセプト
「GENESIS DevEnv」の開発手順
手順 1) エッジビジョンAIに用いられる処理をテンプレートから選択 エッジでの画像処理によく使用されるステレオマッチングや物体認識などAI処理や各種ISP(イメージシグナルプロセッシング)がテンプレートで準備されています。テンプレートの追加、修正や新規作成が可能です。
手順 2) ビルディングブロックによるGUIベースでのアプリケーションの作成
各種フィルタ処理、深度測定、物体認識など機能単位で用意されているビルディングブロックをGUIベースで接続することで、コーディング無しでアプリケーションを作成することができます。プレビュー機能により、容易に各ビルディングブロック単位で出力画像を確認することができます。
手順 3) ベンチマークリポートによる最適パターンの比較検討
各エッジデバイス上で異なる最適化オプションが設定される複数パターンの性能結果を見ることができます。性能指標として、アプリケーションの実行時間、消費電力、スループットなどを一覧にできます。
手順 4) 実機を用いた具体的な性能検証
要求性能を満足する最適化パターンを実機に実装(デプロイ)します。実装は、クラウド上に準備されたエッジデバイス、もしくは、自身が所有するローカル環境のエッジデバイスの両デバイスに対応しています。
「GENESIS DevEnv」に含まれる成果は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務の結果得られたものです。
GENESISは本日よりベータ版を公開します。希望者はウェブサイト(https://www.genesis-dev.io/ja/)から登録いただくことで、無償で利用いただけます。本サービスの詳細やデモ動画は、CEATEC2020 ONLINEのNEDOブース内のフィックスターズコーナーでもご覧いただきます。詳細はNEDOブースの案内サイト (https://www.nedo.go.jp/events/IT_100061.html )をご覧ください。
* GENESISはブランド名です。サービスの正式名称は「GENESIS DevEnv」です。
フィックスターズについて
フィックスターズは、"Speed up your Business" をコーポレートメッセージとして掲げるテクノロジーカンパニーです。マルチコアプロセッサを効率的に利用するためのソフトウェアの並列化および最適化と、省電力かつ高速IOを実現する新メモリ技術を活用したアプリケーションの高速化を通じて、医療、製造、金融、エンターテインメントなど、様々な分野のお客様のビジネスを加速し、グリーンITを実現しています。
社名 株式会社フィックスターズ https://www.fixstars.com/jp/
所在地 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー18階
設立 2002年8月8日
資本金 5億5,296万円 (2019年9月末現在)
代表者 代表取締役社長 三木 聡
報道関係のお問い合わせ
株式会社フィックスターズ マーケティング担当
Email: press@fixstars.com
Tel: 03-6420-0751
マルチコアCPU/GPU/FPGAを用いた高速化技術のグローバルリーダーである株式会社フィックスターズは、10月20日、クラウド上のエッジAI開発環境「GENESIS DevEnv」のベータ版をリリースしました。GENESIS * は、クラウドで完結したエッジアプリケーション向けノーコード開発プラットフォームです。これにより開発者は、クラウド上に用意された複数のハードウェアに自在にアクセスし、いつでも、どこでも、リモート環境で効率よくアプリケーション開発を行うことができます。本サービスは正式サービス開始まで、無料でお使いいただけます。2020年10月20〜23日にオンライン開催されているCEATEC 2020 ONELINEのNEDOブース内で出展しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/27784/19/resize/d27784-19-385189-1.jpg ]
近年のAI・機械学習の台頭により、自動運転やドローン、ロボット、検査装置など、あらゆる産業分野でソフトウェア開発に革新が求められ、多くの企業が成功への岐路、スタートラインに立たされていると言っても過言ではありません。一方でアルゴリズムの高度化、ハードウェアの多様化が相まってソフトウェア開発は一層複雑なものとなっています。特に処理能力と消費電力に制約のあるエッジデバイスのアプリケーション開発では、要求性能に応じたデバイス、センサ、ソフトウェア最適化の組合せを大域的に探索することは、高度な専門性をもつ開発者でも限界を迎えつつあります。
今回フィックスターズは、長年培ってきた高速化技術のノウハウを基に、最適化基盤ソフトウェアとしてドメイン固有言語コンパイラを採用し、従来開発者が手動で行っていた複数のハードウェアへの実装や最適化スケジューリングの自動化並びに、性能評価を可能とするフレームワークを開発しました。本フレームワークを活用するための開発環境「GENESIS DevEnv」は、様々な産業分野でのエッジデバイスのソフトウェア開発に革新をもたらし、エッジAIの早期実現を支援し、Society5.0の実現にも貢献が期待されます。
「GENESIS DevEnv」 の主な特徴
1. フルクラウドでスピード開発
クラウド基盤上(図のデバイスプール)に用意されたエッジデバイスでアプリケーションを実行します。開発者はデバイスを調達する前から開発に着手でき、最適化済みのアプリケーションを簡単に所有するデバイス上でも再現できます。
2. 性能比較を当たり前に
エッジデバイス上でのアプリケーションの最適化を新開発の技術で自動化し、センサやデバイスの性能を引き出した上で比較できます。長い時間とコストをかけなければできなかったエッジデバイスの比較検討を、アプリケーションに合わせて短時間に実施できます。
3. チーム開発を円滑化
複雑なビジョンAIもノーコーディングのGUI操作で実現します。独自の開発環境に依存していたエッジデバイス用の開発環境を共通化し、チームでの開発を効率化できます。(アカウント間の共有機能は正式サービス提供までに実装予定です。)
[画像2: https://prtimes.jp/i/27784/19/resize/d27784-19-351360-0.jpg ]
図 「GENESIS DevEnv」 サービスコンセプト
「GENESIS DevEnv」の開発手順
手順 1) エッジビジョンAIに用いられる処理をテンプレートから選択 エッジでの画像処理によく使用されるステレオマッチングや物体認識などAI処理や各種ISP(イメージシグナルプロセッシング)がテンプレートで準備されています。テンプレートの追加、修正や新規作成が可能です。
手順 2) ビルディングブロックによるGUIベースでのアプリケーションの作成
各種フィルタ処理、深度測定、物体認識など機能単位で用意されているビルディングブロックをGUIベースで接続することで、コーディング無しでアプリケーションを作成することができます。プレビュー機能により、容易に各ビルディングブロック単位で出力画像を確認することができます。
手順 3) ベンチマークリポートによる最適パターンの比較検討
各エッジデバイス上で異なる最適化オプションが設定される複数パターンの性能結果を見ることができます。性能指標として、アプリケーションの実行時間、消費電力、スループットなどを一覧にできます。
手順 4) 実機を用いた具体的な性能検証
要求性能を満足する最適化パターンを実機に実装(デプロイ)します。実装は、クラウド上に準備されたエッジデバイス、もしくは、自身が所有するローカル環境のエッジデバイスの両デバイスに対応しています。
「GENESIS DevEnv」に含まれる成果は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務の結果得られたものです。
GENESISは本日よりベータ版を公開します。希望者はウェブサイト(https://www.genesis-dev.io/ja/)から登録いただくことで、無償で利用いただけます。本サービスの詳細やデモ動画は、CEATEC2020 ONLINEのNEDOブース内のフィックスターズコーナーでもご覧いただきます。詳細はNEDOブースの案内サイト (https://www.nedo.go.jp/events/IT_100061.html )をご覧ください。
* GENESISはブランド名です。サービスの正式名称は「GENESIS DevEnv」です。
フィックスターズについて
フィックスターズは、"Speed up your Business" をコーポレートメッセージとして掲げるテクノロジーカンパニーです。マルチコアプロセッサを効率的に利用するためのソフトウェアの並列化および最適化と、省電力かつ高速IOを実現する新メモリ技術を活用したアプリケーションの高速化を通じて、医療、製造、金融、エンターテインメントなど、様々な分野のお客様のビジネスを加速し、グリーンITを実現しています。
社名 株式会社フィックスターズ https://www.fixstars.com/jp/
所在地 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー18階
設立 2002年8月8日
資本金 5億5,296万円 (2019年9月末現在)
代表者 代表取締役社長 三木 聡
報道関係のお問い合わせ
株式会社フィックスターズ マーケティング担当
Email: press@fixstars.com
Tel: 03-6420-0751