Coral Capital、新アクセラレーター「Coral Reef」を開始
[22/09/14]
提供元:PRTIMES
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独立系VCによる包括的なアクセラレーターを実施することで、ユニコーン企業創出へ
ベンチャーキャピタルのCoral Capital(東京都千代田区、創業パートナー兼CEO:James Riney、以下「当社」)はこの度、新たにスタートアップ・アクセラレーターの「Coral Reef」を開始することを発表します。Coral Reefは、従来のオープンイノベーションを主眼とした資金調達前のチームメンバーへの支援とは異なり、Coral Capitalから資金調達済みの有望スタートアップの成長を加速する包括的プログラムで、Demo Dayを含む6カ月間に渡る資金調達支援プログラムの実施やコワーキングオフィス開放、採用支援を含む、以下の複数のプログラムから構成されます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42337/19/resize/d42337-19-47f7411770ff67bc905d-0.png ]
Coral Reefアクセラレーターに含まれるプログラム
資金調達支援
資金調達支援:シード期スタートアップ向けの6カ月間のプログラム
Demo Day:国内外著名VCが参加するシリーズA調達のためのピッチイベント
コミュニティー
First Dive:Coral Capitalから出資を受けたシード期スタートアップへのオンボーディング・プログラム
Study Sessions:資金調達、採用、広報などテーマ別の実践講座、および職種別勉強会
Fun Activities:Coral Reef参加企業の創業者とメンバーによるオンライン・オフラインの部活や野外アクティビティ
採用
Startup Aquarium:日本最大級のスタートアップキャリアイベント
Coral Careers:8000人以上が登録するスタートアップ転職希望人材データベース
コワーキングスペース
Coral Beach:Coral Familyが集まるハイブリッド・コワーキングオフィス
背景
2010年前後にシリコンバレーで始まったアクセラレーターブームは、日本国内でも盛り上がりを見せ、特に2015年以降にはその数が急増し、エコシステムの発展に大きく寄与しました。潜在的な創業者たちが出会って起業を決めたり、投資家と起業家が出会って出資に至ったり、大企業との接点を得たスタートアップが協業するなど、エコシステムにとって欠かせない人的ネットワークが発展する場となりました。2022年現在、日本国内のアクセラレーターの数は300程度になっていると見られます(*1)。
(*1)Coral Capitalの2022年8月時点の調査による。
Coral Reef立ち上げの狙い
過去10年で多くのアクセラレーターが立ち上がる一方で、その多くは大企業や自治体、大学によるオープンイノベーション文脈における支援が多く、対象企業もシード資金調達前のスタートアップが中心でした。
一方、今回Coral Capitalが立ち上げるアクセラレーターは、シード資金調達済みの有望スタートアップ企業が、シリーズAなど、より大きな資金調達による成長を目指し、それを加速するための一連のプログラムを入り口とし、その後に約100社からなる既存投資先コミュニティーへと入っていくことで相互互助を目指すものです。アクセラレーター発祥の地である米国のY Combinatorのようにエクイティー投資を入り口とし、コミュニティーが切磋琢磨しつつ、ベンチャーキャピタリストや先輩起業家が支援する形の本格的アクセラレーターは、ジャンル特化型VCなどを一部を除くと、日本国内では、これまでほとんど例がありません。
Coral Reefを構成するプログラムの軸の1つが、6カ月間のシード期スタートアップ向けの資金調達支援プログラムと、その一環として行われるピッチイベントのDemo Dayです。シード調達後、ほぼ同時期に創業・調達した起業家同士が同じバッチ参加者(batch)として、同級生、もしくは同期のように6カ月間のプログラムに参加してDemo Dayを迎えます。
従来型アクセラレーターと異なるのは、6カ月間という期限のある資金調達支援プログラムはCoral Reefという全体の一部であることです。このプログラムを入り口としてDemo Day終了後やシリーズAの資金調達後にも、Coral Reefのコミュニティーメンバーとして、採用支援、勉強会、コミュニティー活動など各種プログラムへの参加・利用が可能です。
各プログラムの詳細
Coral Reefは知識を得る、仲間と出会う、共に成長する「場」を提供する包括的なプログラムです。各プログラムの詳細は以下のとおりです。
●6カ月間の資金調達支援プログラム
Coral Capitalが出資したシード期スタートアップの約10社を対象とするアクセラレーターのコア・プログラムです。実施は年に2回です。プログラムは、6カ月に渡る「講義・ディスカッション」「Demo Day」「情報共有・メンタリング」の3部構成です。
講義はCoral Capital創業パートナーによる資金調達のノウハウに関するもの、ストーリーやピッチ作りグループディスカッションといってた支援が含まれます。講義やディスカッション、ピッチ練習には、国内VCや起業家を招待したパネルディスカッションや、SmartHRやカケハシといった先輩起業家によるメンタリングも含まれます。
Coral Capitalから出資を受けた企業の本プログラムへの参加は任意です。
●Demo Day:著名VCが参加するシリーズA調達のための招待制ピッチイベント
上記の資金調達支援プログラムの一環として年に2回開催予定のDemo Dayは、シリーズAなど資金調達を進める有望投資先スタートアップがピッチをし、国内トップVC/CVCの投資家と一斉に交流ができる場です。従来、シリーズA調達などでは、各VCの人的ネットワークによって、よりレイターのVCへと紹介することが一般的でしたが、一度に多くの投資家に説明しながら関係性を作れる場を提供することで、時間がかかりがちな資金調達という創業者の負担を軽減します。
Demo Dayには基調講演やピッチに合わせて、海外VCをゲストとして招聘する予定です。また、Demo Dayは夕方にスタートし、パーティー会場を借り切った懇親会を予定しています。
【Demo Dayに参加予定の国内VC】
ALL STAR SAAS FUND、ANRI、Archetype Ventures、Delight Ventures、DNX Ventures、Eight Roads Ventures Japan、Genesia Ventures、Global Brain、GLOBIS CAPITAL PARTNERS、Headline、Incubate Fund、JAFCO、One Capital、Spiral Capital、W Ventures、WiL、XTech Ventures、他
[画像2: https://prtimes.jp/i/42337/19/resize/d42337-19-74eb04e4b78a5e62f38b-1.png ]
●First Dive:新規参加企業のためのオンボーディング・プログラム
Coral Reefへ参加する企業に対して、いちばん初めにオンボーディングとして「First Dive」を実施します。Coral Capitalではスタートアップが支援を求めるときに適切な支援を行う「ハンズ・イフ」を標榜しています。このため誰のどういった支援が、いつ受けられるかを最初にご説明する場を設け、同時にスタートアップ側のオフィスを訪問の上でニーズをヒアリングさせていただきます。このとき、参加企業の創業者とメンバーは約1300人が参加するSlackのコミュニティーにも加わっていただきます。また、採用データベースであるCoral Careersの効果的な使い方についてもご説明しています。
●Study Sessions:テーマ別の実践講座
Coral Reefの大きな特徴として、起業家だけでなく投資先の従業員を巻き込んだ支援を行っています。
起業家向けには経営に関連するノウハウを中心とした動画を提供。いつでも視聴可能なだけでなく、大型資金調達を終えた先輩起業家や、少し先を歩いていたり、同じ悩みを共有できる起業家仲間とオンライン・オフラインを通じた交流が可能です。
また、スタートアップの従業員向けとして、具体的なノウハウを提供し合う職種別勉強会も定期開催。悩みの多い一人目職種や、この先起こるであろう課題に事前に備えることもできます。効果的にご参加いただくため、勉強会は年間スケジュールを公開予定です。
●Fun Activities:誰でも参加可能な趣味の部活や野外アクティビティー
Coral Capital投資先企業の創業者とメンバーによるコミュニティーでは、創業者に限定したクローズドなコミュニティーに加えて、CTO・エンジニアや広報、人事といった各種専門職による職種別交流会があります。それに加えて、漫画、ゴルフ、サウナ、ワインなど趣味で交流する「部活」が人気であるなど従業員を巻き込んだコミュニティーもCoral Reefの特徴です。また、定期的に開催する自由参加の食事会やバーベキューではご家族も含めた繋がりが、ダイビング、ウィンタースポーツ、麻雀大会などでも創業者同士の強い結びつきが生まれています。
スタートアップの創業者やメンバーが横の繋がりを持つことでノウハウや情報が共有されると同時に、精神的に支え合うコミュニティーが形成されています。
●Startup Aquarium:日本最大級のスタートアップキャリアイベント
2020年2月に第1回を開催したスタートアップ特化のキャリアイベント「Startup Aquarium」の第2回を2023年2月にCoral Reefの一環として開催予定です。第1回Startup Aquariumは、来場者1000名超、登壇者50名、参加企業31社、カジュアル面談数730件以上という日本史上最大級のスタートアップキャリアイベントとなりました。
大企業からの転職者に占めるスタートアップへの転職者の割合は2018年から2021年で7.1倍となる(*2)など、現在スタートアップへの転職意向は高まっています。こうした中、Startup Aquariumはスタートアップのリアルを広く伝える場、またスタートアップ側の創業者・メンバーと交流できる場となっています。
(*2)大手から新興、転職7倍 縮む年収差が追い風に: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO58831530V00C22A3EA1000/
●Coral Careers:採用データベース
Coral Capitalが運営するオウンドメディア「Coral Insights」などを通して登録したスタートアップへの潜在・顕在転職希望者は8000人を超えました。登録者はエンジニアが4割と多いものの、職種は多岐にわたり、ビジネス系、営業系の方々にもご登録頂いています。登録者が在籍中の企業はスタートアップやメガベンチャー、コンサルティングファーム、外資系大手、日系大手などなど多様です。また、一部の個別企業については専任のリクルーターによるCxO採用支援も随時行っています。
●Coral Beach:コワーキングオフィス(準備中)
Coral Capital投資先企業の方々向けに、仕事や交流ができるコワーキングスペースを現在準備中です(複数の不動産会社と協議中)。シード期の少人数のスタートアップ向けとしては日常的に利用するオフィスとなることを想定していますが、すでに自前オフィスを構える規模になったスタートアップ向けとしては、ときどき訪れて使うコワーキングスペースや、各社開催のイベント会場としての利用を想定しています。
Coral BeachはCoral Capitalの創業パートナーをはじめ、各メンバーも随時利用する予定です。1つの場を共有することで、偶発的な交流や学び、ビジネス機会の相互紹介などが生まれると考えていています。
【Coral Capitalについて】
Coral Capitalは約300億円を運用するベンチャーキャピタルです。設立前後からシリーズA・Bラウンドまで初回3000万円〜5億円、追加では最大20億円までを投資します。投資先に対しては採用・資金調達・広報・コミュニティーを中心に、ハンズイフで支援しています。2016年2月より投資を開始し、これまでに合計約100社に投資を行ってきました。
●エコシステム発展に寄与する活動
Coral Capitalはエコシステムの発展に寄与する活動を続けて参りました。起業・経営・テックに関するオウンドメディア「Coral Insights」での情報発信をはじめ、標準化された投資テンプレートの「J-KISS」の公開、国内初のSPV(Special Purpose Vehicle)を使った資金調達スキームの実現、スタートアップ向けの新型コロナワクチン合同職域接種の実施などです。
●投資領域・実績
Coral Capitalでは核融合やロボティクス、バイオといったディープテックから、SaaSやFintech、化粧品ECまで、B向けやC向けなどにこだわらず多様な領域のスタートアップ約100社に投資しています。7社目に投資したSmartHRは2021年6月に約156億円を調達してユニコーン企業となりました。
出資先企業の例
SmartHR:人事・労務で業務を効率化する労務管理クラウド
カケハシ:調剤薬局向けクラウド電子薬歴「Musubi」を展開
グラファー:行政手続きを効率化するサービスを自治体や住民に提供
京都フュージョニアリング:核融合炉に関する装置を開発する京大発ベンチャー
ノイン:日本最大級のコスメショッピングアプリ「NOIN」を運営
ロジレス:革新的な自動出荷システムをEC事業者、倉庫事業者に提供
カミナシ:モバイルアプリで現場の紙をデジタル化するサービスを提供
hacomono:会員管理・予約・決済など店舗運営に必要な基幹業務SaaSを提供
ベンチャーキャピタルのCoral Capital(東京都千代田区、創業パートナー兼CEO:James Riney、以下「当社」)はこの度、新たにスタートアップ・アクセラレーターの「Coral Reef」を開始することを発表します。Coral Reefは、従来のオープンイノベーションを主眼とした資金調達前のチームメンバーへの支援とは異なり、Coral Capitalから資金調達済みの有望スタートアップの成長を加速する包括的プログラムで、Demo Dayを含む6カ月間に渡る資金調達支援プログラムの実施やコワーキングオフィス開放、採用支援を含む、以下の複数のプログラムから構成されます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42337/19/resize/d42337-19-47f7411770ff67bc905d-0.png ]
Coral Reefアクセラレーターに含まれるプログラム
資金調達支援
資金調達支援:シード期スタートアップ向けの6カ月間のプログラム
Demo Day:国内外著名VCが参加するシリーズA調達のためのピッチイベント
コミュニティー
First Dive:Coral Capitalから出資を受けたシード期スタートアップへのオンボーディング・プログラム
Study Sessions:資金調達、採用、広報などテーマ別の実践講座、および職種別勉強会
Fun Activities:Coral Reef参加企業の創業者とメンバーによるオンライン・オフラインの部活や野外アクティビティ
採用
Startup Aquarium:日本最大級のスタートアップキャリアイベント
Coral Careers:8000人以上が登録するスタートアップ転職希望人材データベース
コワーキングスペース
Coral Beach:Coral Familyが集まるハイブリッド・コワーキングオフィス
背景
2010年前後にシリコンバレーで始まったアクセラレーターブームは、日本国内でも盛り上がりを見せ、特に2015年以降にはその数が急増し、エコシステムの発展に大きく寄与しました。潜在的な創業者たちが出会って起業を決めたり、投資家と起業家が出会って出資に至ったり、大企業との接点を得たスタートアップが協業するなど、エコシステムにとって欠かせない人的ネットワークが発展する場となりました。2022年現在、日本国内のアクセラレーターの数は300程度になっていると見られます(*1)。
(*1)Coral Capitalの2022年8月時点の調査による。
Coral Reef立ち上げの狙い
過去10年で多くのアクセラレーターが立ち上がる一方で、その多くは大企業や自治体、大学によるオープンイノベーション文脈における支援が多く、対象企業もシード資金調達前のスタートアップが中心でした。
一方、今回Coral Capitalが立ち上げるアクセラレーターは、シード資金調達済みの有望スタートアップ企業が、シリーズAなど、より大きな資金調達による成長を目指し、それを加速するための一連のプログラムを入り口とし、その後に約100社からなる既存投資先コミュニティーへと入っていくことで相互互助を目指すものです。アクセラレーター発祥の地である米国のY Combinatorのようにエクイティー投資を入り口とし、コミュニティーが切磋琢磨しつつ、ベンチャーキャピタリストや先輩起業家が支援する形の本格的アクセラレーターは、ジャンル特化型VCなどを一部を除くと、日本国内では、これまでほとんど例がありません。
Coral Reefを構成するプログラムの軸の1つが、6カ月間のシード期スタートアップ向けの資金調達支援プログラムと、その一環として行われるピッチイベントのDemo Dayです。シード調達後、ほぼ同時期に創業・調達した起業家同士が同じバッチ参加者(batch)として、同級生、もしくは同期のように6カ月間のプログラムに参加してDemo Dayを迎えます。
従来型アクセラレーターと異なるのは、6カ月間という期限のある資金調達支援プログラムはCoral Reefという全体の一部であることです。このプログラムを入り口としてDemo Day終了後やシリーズAの資金調達後にも、Coral Reefのコミュニティーメンバーとして、採用支援、勉強会、コミュニティー活動など各種プログラムへの参加・利用が可能です。
各プログラムの詳細
Coral Reefは知識を得る、仲間と出会う、共に成長する「場」を提供する包括的なプログラムです。各プログラムの詳細は以下のとおりです。
●6カ月間の資金調達支援プログラム
Coral Capitalが出資したシード期スタートアップの約10社を対象とするアクセラレーターのコア・プログラムです。実施は年に2回です。プログラムは、6カ月に渡る「講義・ディスカッション」「Demo Day」「情報共有・メンタリング」の3部構成です。
講義はCoral Capital創業パートナーによる資金調達のノウハウに関するもの、ストーリーやピッチ作りグループディスカッションといってた支援が含まれます。講義やディスカッション、ピッチ練習には、国内VCや起業家を招待したパネルディスカッションや、SmartHRやカケハシといった先輩起業家によるメンタリングも含まれます。
Coral Capitalから出資を受けた企業の本プログラムへの参加は任意です。
●Demo Day:著名VCが参加するシリーズA調達のための招待制ピッチイベント
上記の資金調達支援プログラムの一環として年に2回開催予定のDemo Dayは、シリーズAなど資金調達を進める有望投資先スタートアップがピッチをし、国内トップVC/CVCの投資家と一斉に交流ができる場です。従来、シリーズA調達などでは、各VCの人的ネットワークによって、よりレイターのVCへと紹介することが一般的でしたが、一度に多くの投資家に説明しながら関係性を作れる場を提供することで、時間がかかりがちな資金調達という創業者の負担を軽減します。
Demo Dayには基調講演やピッチに合わせて、海外VCをゲストとして招聘する予定です。また、Demo Dayは夕方にスタートし、パーティー会場を借り切った懇親会を予定しています。
【Demo Dayに参加予定の国内VC】
ALL STAR SAAS FUND、ANRI、Archetype Ventures、Delight Ventures、DNX Ventures、Eight Roads Ventures Japan、Genesia Ventures、Global Brain、GLOBIS CAPITAL PARTNERS、Headline、Incubate Fund、JAFCO、One Capital、Spiral Capital、W Ventures、WiL、XTech Ventures、他
[画像2: https://prtimes.jp/i/42337/19/resize/d42337-19-74eb04e4b78a5e62f38b-1.png ]
●First Dive:新規参加企業のためのオンボーディング・プログラム
Coral Reefへ参加する企業に対して、いちばん初めにオンボーディングとして「First Dive」を実施します。Coral Capitalではスタートアップが支援を求めるときに適切な支援を行う「ハンズ・イフ」を標榜しています。このため誰のどういった支援が、いつ受けられるかを最初にご説明する場を設け、同時にスタートアップ側のオフィスを訪問の上でニーズをヒアリングさせていただきます。このとき、参加企業の創業者とメンバーは約1300人が参加するSlackのコミュニティーにも加わっていただきます。また、採用データベースであるCoral Careersの効果的な使い方についてもご説明しています。
●Study Sessions:テーマ別の実践講座
Coral Reefの大きな特徴として、起業家だけでなく投資先の従業員を巻き込んだ支援を行っています。
起業家向けには経営に関連するノウハウを中心とした動画を提供。いつでも視聴可能なだけでなく、大型資金調達を終えた先輩起業家や、少し先を歩いていたり、同じ悩みを共有できる起業家仲間とオンライン・オフラインを通じた交流が可能です。
また、スタートアップの従業員向けとして、具体的なノウハウを提供し合う職種別勉強会も定期開催。悩みの多い一人目職種や、この先起こるであろう課題に事前に備えることもできます。効果的にご参加いただくため、勉強会は年間スケジュールを公開予定です。
●Fun Activities:誰でも参加可能な趣味の部活や野外アクティビティー
Coral Capital投資先企業の創業者とメンバーによるコミュニティーでは、創業者に限定したクローズドなコミュニティーに加えて、CTO・エンジニアや広報、人事といった各種専門職による職種別交流会があります。それに加えて、漫画、ゴルフ、サウナ、ワインなど趣味で交流する「部活」が人気であるなど従業員を巻き込んだコミュニティーもCoral Reefの特徴です。また、定期的に開催する自由参加の食事会やバーベキューではご家族も含めた繋がりが、ダイビング、ウィンタースポーツ、麻雀大会などでも創業者同士の強い結びつきが生まれています。
スタートアップの創業者やメンバーが横の繋がりを持つことでノウハウや情報が共有されると同時に、精神的に支え合うコミュニティーが形成されています。
●Startup Aquarium:日本最大級のスタートアップキャリアイベント
2020年2月に第1回を開催したスタートアップ特化のキャリアイベント「Startup Aquarium」の第2回を2023年2月にCoral Reefの一環として開催予定です。第1回Startup Aquariumは、来場者1000名超、登壇者50名、参加企業31社、カジュアル面談数730件以上という日本史上最大級のスタートアップキャリアイベントとなりました。
大企業からの転職者に占めるスタートアップへの転職者の割合は2018年から2021年で7.1倍となる(*2)など、現在スタートアップへの転職意向は高まっています。こうした中、Startup Aquariumはスタートアップのリアルを広く伝える場、またスタートアップ側の創業者・メンバーと交流できる場となっています。
(*2)大手から新興、転職7倍 縮む年収差が追い風に: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO58831530V00C22A3EA1000/
●Coral Careers:採用データベース
Coral Capitalが運営するオウンドメディア「Coral Insights」などを通して登録したスタートアップへの潜在・顕在転職希望者は8000人を超えました。登録者はエンジニアが4割と多いものの、職種は多岐にわたり、ビジネス系、営業系の方々にもご登録頂いています。登録者が在籍中の企業はスタートアップやメガベンチャー、コンサルティングファーム、外資系大手、日系大手などなど多様です。また、一部の個別企業については専任のリクルーターによるCxO採用支援も随時行っています。
●Coral Beach:コワーキングオフィス(準備中)
Coral Capital投資先企業の方々向けに、仕事や交流ができるコワーキングスペースを現在準備中です(複数の不動産会社と協議中)。シード期の少人数のスタートアップ向けとしては日常的に利用するオフィスとなることを想定していますが、すでに自前オフィスを構える規模になったスタートアップ向けとしては、ときどき訪れて使うコワーキングスペースや、各社開催のイベント会場としての利用を想定しています。
Coral BeachはCoral Capitalの創業パートナーをはじめ、各メンバーも随時利用する予定です。1つの場を共有することで、偶発的な交流や学び、ビジネス機会の相互紹介などが生まれると考えていています。
【Coral Capitalについて】
Coral Capitalは約300億円を運用するベンチャーキャピタルです。設立前後からシリーズA・Bラウンドまで初回3000万円〜5億円、追加では最大20億円までを投資します。投資先に対しては採用・資金調達・広報・コミュニティーを中心に、ハンズイフで支援しています。2016年2月より投資を開始し、これまでに合計約100社に投資を行ってきました。
●エコシステム発展に寄与する活動
Coral Capitalはエコシステムの発展に寄与する活動を続けて参りました。起業・経営・テックに関するオウンドメディア「Coral Insights」での情報発信をはじめ、標準化された投資テンプレートの「J-KISS」の公開、国内初のSPV(Special Purpose Vehicle)を使った資金調達スキームの実現、スタートアップ向けの新型コロナワクチン合同職域接種の実施などです。
●投資領域・実績
Coral Capitalでは核融合やロボティクス、バイオといったディープテックから、SaaSやFintech、化粧品ECまで、B向けやC向けなどにこだわらず多様な領域のスタートアップ約100社に投資しています。7社目に投資したSmartHRは2021年6月に約156億円を調達してユニコーン企業となりました。
出資先企業の例
SmartHR:人事・労務で業務を効率化する労務管理クラウド
カケハシ:調剤薬局向けクラウド電子薬歴「Musubi」を展開
グラファー:行政手続きを効率化するサービスを自治体や住民に提供
京都フュージョニアリング:核融合炉に関する装置を開発する京大発ベンチャー
ノイン:日本最大級のコスメショッピングアプリ「NOIN」を運営
ロジレス:革新的な自動出荷システムをEC事業者、倉庫事業者に提供
カミナシ:モバイルアプリで現場の紙をデジタル化するサービスを提供
hacomono:会員管理・予約・決済など店舗運営に必要な基幹業務SaaSを提供