コロナ後の不動産市況回復は-日本の不動産投資市場に対する長期的な影響を理解する
[20/04/23]
提供元:PRTIMES
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- 日本の不動産投資市場に対する長期的な影響を理解する
大手総合不動産サービス会社コリアーズ・インターナショナル(Colliers International)(NASDAQ: CIGI; TSX:CIGI)は本日「コロナ後の不動産市況回復は- 日本の不動産投資市場に対する長期的な影響を理解する」を発表しました。当レポートは、日本の不動産投資市場に対するコロナウィルスが与える長期的な影響を理解するための弊社インサイツと推奨をまとめたものです。
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的感染拡大を受けて、今後9ヵ月以上は下振れ幅が拡大し、市況回復にもより長い時間が必要とされることから、弊社予測を引き下げた。 国内消費では比較的堅調な分野もあるものの、グローバルなサプライチェーンの遮断、部品調達など輸出入の遅延などから、悪影響を受ける業界は増加、オフィスを中心とした不動産需要にも影をさしている。
コリアーズのインサイツ&推奨
投資家に対する弊社推奨は:
新型ウイルス後のリスク・プロファイルを反映した資産クラス別にリスク・プレミアムを見直す
市場の混乱から利益を確保するため、質の高い資産に焦点を絞る。
潤沢な流動性を有する優良投資家であれば、戦略的に安定した投資資産を追加していく
貸主に対する弊社推奨は:
テナント管理を強化する意味合いからも、影響が大きなセクターをきちんと理解する
影響が大きなセクターからの賃料収入が不足する事態に備えておく
GDP成長率:2020-4.8%;2021年3.9%
オックスフォード・エコノミクス は、 東京オリンピックの延期と経済的影響の長期化を受けて、2020年の日本の実質GDP成長率の予測を更に引き下げた。今後3〜5四半期にわたり、各資産クラス別に市況回復への道筋はでこぼこの道となるだろう。
システム・リスクは相対的に低い
日本の危機対応能力は、高い貯蓄率、資金繰りに対する懸念の抑制、優れた市場インフラ、包括的に整備された医療制度などから恩恵を受けている。資金繰り、雇用、収入への政策支援も、若干は拡充されていく見通し。
店舗およびホテルの賃料の減少
日本政府は罰則を伴うことのない外出自粛を要請している。喪失された消費の多くに対して、所得補償される可能性は未だ低く、手許現金が不十分な中小テナントへの救済措置は、概ね貸主の判断に委ねられている。
高品質な投資資産を割安価格で購入する
コロナ危機からの迅速な市場回復を実現するためには、日銀においては超低金利政策の長期化以外にほぼ選択肢はない。このような傾向は、日本の不動産市場では引き続き明確な支援要因となる。優良投資家であれば高品質な資産を割安な価格で購入するチャンスとなるだろう。
日本で新型ウイルスの最初の症例が1月15日に発表されて以降、4月21日時点で、過去10日間で症例が倍増、約11,300の感染者数が発表されている。陽性患者増加の曲線は緩やかに上昇している。人口1,000人あたりの検査件数を比較してみても、 日本の0.9人という数値は低い。この比率は、米国の2%、イタリアの3%未満に位置付けられ、検査件数自体が非常に限定的である。
弊社予測は:
コロナ後のリスクを反映した資産別リスク・プレミアムは(ホテル、店舗を中心に)上昇。
投資家の手許現金の選好度が高まっており、 資本市場へのアクセスは抑制されたままとなる。
賃料の下落を反映して資産価値が下がると、レバレッジの高い投資家などを中心に追加証拠金の差し入れが必要になり、景気感応度の高い資産クラス(ホテル、店舗等)の投資取引が中断される。
日本の投資資金は潤沢である。但し、ワクチンが開発されるまでは、投資活動の低下、賃貸借契約の締結の遅れ、質への逃避の増加、流動性リスク・プレミアムの上振れ、信用コストの漸増に留意する。
1オックスフォード・エコノミクス2020年4月7日付「Country Economics Forecast – Japan 」。 2 Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE 、 3 Our World in Data – COVID 19 注: 1 平方メートル = 10.76 sqf、 2020年3月末現在の通貨換算レート:USD1 = 108円
「コロナ後の不動産市況回復は?- 日本の不動産投資市場に対する長期的な影響を理解する」の 詳細レポートは、以下のリンクよりダウンロードできます。
https://f.tlcollect.com/fr2/720/28312/Colliers_Japan_Flash_COVID19_April_23_Japanese.pdf
[画像: https://prtimes.jp/i/46143/19/resize/d46143-19-290753-0.png ]
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コリアーズ・インターナショナルについて
コリアーズ・インターナショナル(NASDAQ: CIGI; TSX: CIGI は世界68カ国で展開し、主たるマーケットで1万5000人以上の企業家精神に富む従業員が協力し、テナント、オーナー、投資家のお客様の不動産価値を最大化するために専門家のアドバイスとサービスを提供している世界有数の大手総合不動産および投信運用会社です。
当社株式の約40%を保有する経験豊富な経営陣は、20年以上にわたり、業界をリードする投資収益率を株主に提供してきました。2018年の企業収益は28億ドル(関連会社を含む33億ドル)で管理している運用資産額は260億ドルを超えました。当社の成功を加速について詳細は弊社のWebサイトをご覧いただくか、LinkedIn、Twitter、YouTubeの当社公式ページよりご確認ください。
コリアーズ・インターナショナル日本法人について
日本においては、コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社(日本本社: 東京都千代田区内幸町)にて、不動産投資仲介、テナント向けサービス、プロジェクト・マネジメント、オフィス・リーシング、鑑定およびアドバイザリー・サービスを中核事業として、法人向けの総合不動産サービスを提供しています。 コリアーズの専門家は、顧客の成功を第一に考え、ユニークな視点と革新的なアドバイスで顧客企業の取引を成功へと導きます。
大手総合不動産サービス会社コリアーズ・インターナショナル(Colliers International)(NASDAQ: CIGI; TSX:CIGI)は本日「コロナ後の不動産市況回復は- 日本の不動産投資市場に対する長期的な影響を理解する」を発表しました。当レポートは、日本の不動産投資市場に対するコロナウィルスが与える長期的な影響を理解するための弊社インサイツと推奨をまとめたものです。
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的感染拡大を受けて、今後9ヵ月以上は下振れ幅が拡大し、市況回復にもより長い時間が必要とされることから、弊社予測を引き下げた。 国内消費では比較的堅調な分野もあるものの、グローバルなサプライチェーンの遮断、部品調達など輸出入の遅延などから、悪影響を受ける業界は増加、オフィスを中心とした不動産需要にも影をさしている。
コリアーズのインサイツ&推奨
投資家に対する弊社推奨は:
新型ウイルス後のリスク・プロファイルを反映した資産クラス別にリスク・プレミアムを見直す
市場の混乱から利益を確保するため、質の高い資産に焦点を絞る。
潤沢な流動性を有する優良投資家であれば、戦略的に安定した投資資産を追加していく
貸主に対する弊社推奨は:
テナント管理を強化する意味合いからも、影響が大きなセクターをきちんと理解する
影響が大きなセクターからの賃料収入が不足する事態に備えておく
GDP成長率:2020-4.8%;2021年3.9%
オックスフォード・エコノミクス は、 東京オリンピックの延期と経済的影響の長期化を受けて、2020年の日本の実質GDP成長率の予測を更に引き下げた。今後3〜5四半期にわたり、各資産クラス別に市況回復への道筋はでこぼこの道となるだろう。
システム・リスクは相対的に低い
日本の危機対応能力は、高い貯蓄率、資金繰りに対する懸念の抑制、優れた市場インフラ、包括的に整備された医療制度などから恩恵を受けている。資金繰り、雇用、収入への政策支援も、若干は拡充されていく見通し。
店舗およびホテルの賃料の減少
日本政府は罰則を伴うことのない外出自粛を要請している。喪失された消費の多くに対して、所得補償される可能性は未だ低く、手許現金が不十分な中小テナントへの救済措置は、概ね貸主の判断に委ねられている。
高品質な投資資産を割安価格で購入する
コロナ危機からの迅速な市場回復を実現するためには、日銀においては超低金利政策の長期化以外にほぼ選択肢はない。このような傾向は、日本の不動産市場では引き続き明確な支援要因となる。優良投資家であれば高品質な資産を割安な価格で購入するチャンスとなるだろう。
日本で新型ウイルスの最初の症例が1月15日に発表されて以降、4月21日時点で、過去10日間で症例が倍増、約11,300の感染者数が発表されている。陽性患者増加の曲線は緩やかに上昇している。人口1,000人あたりの検査件数を比較してみても、 日本の0.9人という数値は低い。この比率は、米国の2%、イタリアの3%未満に位置付けられ、検査件数自体が非常に限定的である。
弊社予測は:
コロナ後のリスクを反映した資産別リスク・プレミアムは(ホテル、店舗を中心に)上昇。
投資家の手許現金の選好度が高まっており、 資本市場へのアクセスは抑制されたままとなる。
賃料の下落を反映して資産価値が下がると、レバレッジの高い投資家などを中心に追加証拠金の差し入れが必要になり、景気感応度の高い資産クラス(ホテル、店舗等)の投資取引が中断される。
日本の投資資金は潤沢である。但し、ワクチンが開発されるまでは、投資活動の低下、賃貸借契約の締結の遅れ、質への逃避の増加、流動性リスク・プレミアムの上振れ、信用コストの漸増に留意する。
1オックスフォード・エコノミクス2020年4月7日付「Country Economics Forecast – Japan 」。 2 Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE 、 3 Our World in Data – COVID 19 注: 1 平方メートル = 10.76 sqf、 2020年3月末現在の通貨換算レート:USD1 = 108円
「コロナ後の不動産市況回復は?- 日本の不動産投資市場に対する長期的な影響を理解する」の 詳細レポートは、以下のリンクよりダウンロードできます。
https://f.tlcollect.com/fr2/720/28312/Colliers_Japan_Flash_COVID19_April_23_Japanese.pdf
[画像: https://prtimes.jp/i/46143/19/resize/d46143-19-290753-0.png ]
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コリアーズ・インターナショナルについて
コリアーズ・インターナショナル(NASDAQ: CIGI; TSX: CIGI は世界68カ国で展開し、主たるマーケットで1万5000人以上の企業家精神に富む従業員が協力し、テナント、オーナー、投資家のお客様の不動産価値を最大化するために専門家のアドバイスとサービスを提供している世界有数の大手総合不動産および投信運用会社です。
当社株式の約40%を保有する経験豊富な経営陣は、20年以上にわたり、業界をリードする投資収益率を株主に提供してきました。2018年の企業収益は28億ドル(関連会社を含む33億ドル)で管理している運用資産額は260億ドルを超えました。当社の成功を加速について詳細は弊社のWebサイトをご覧いただくか、LinkedIn、Twitter、YouTubeの当社公式ページよりご確認ください。
コリアーズ・インターナショナル日本法人について
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