関西初、神戸大学とビズリーチ 大学発スタートアップ創出を目指して連携協定を締結
[23/12/01]
提供元:PRTIMES
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第1弾、ゼニゴケの実用化に挑む研究チームが、経営人材を副業・兼業で公募
株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:酒井哲也 以下、当社)と国立大学法人神戸大学産官学連携本部(所在地:兵庫県神戸市/本部長:河端俊典 以下、神戸大)および株式会社神戸大学イノベーション(所在地:兵庫県神戸市/代表取締役:松尾貴巳)は、大学発スタートアップ、そして未来の新産業創出を目的とした連携協定を、2023年11月30日に締結しました。
今後、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」上で人材を募集することによって、神戸大発のスタートアップ人材登用の仕組み構築に向けて連携します。
その第1弾として、石崎公庸教授(神戸大学大学院理学研究科)と水谷正治准教授(同農学研究科)の研究シーズを基に起業するための経営者候補として、客員起業家(EIR)を募集します。
なお、当社が大学発スタートアップ創出支援を目的に大学と連携協定を締結するのは、慶應義塾、東京工業大学、東京理科大学に続き4校目となり、関西の大学との連携は今回が初めてとなります。
公募URL:https://www.bizreach.jp/job-feed/public-advertising/we1dbm7/
[画像: https://prtimes.jp/i/127310/19/resize/d127310-19-4b7faaeccecd679d5bb4-0.jpg ]
■2027年度末までに30社設立を目標に掲げる神戸大
大学発スタートアップの起業には、研究者の研究視点に加えてビジネス視点が重要
近年、次世代の産業の核となりうる新産業分野のディープテックへ期待が集まるなか、政府も「スタートアップ育成5か年計画」※1を発表するなど、日本経済の活性化に向けスタートアップの育成に力を入れています。
神戸大でも、大学が持つ革新的技術を、大学発スタートアップの創出という形で社会実装する取り組みを重点テーマとしています。神戸大が得意とする「先端膜工学」「バイオものづくり」「医工学」「健康長寿」「社会システムイノベーション」の研究領域から技術シーズを生み出し、またそれを基に異分野共創研究のマッチングを行う仕組みを構築するなど、革新的な研究を推進しています。さらに、神戸大を中心としたスタートアップエコシステムを構築するため、産官学連携や技術移転等を包括的に担当する株式会社神戸大学イノベーションを2020年に設立し、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)から補助金事業の採択を受けてスタートアップ創出のための資金拠出や起業支援プログラムを行っています。また2021年には、ベンチャーキャピタル業務を担う株式会社神戸大学キャピタルを設立し、投資対象を起業後のスタートアップまで広げました。
このように革新的な研究をより推進する仕組みやそれをサポートする体制を整えてきた神戸大ですが、有望なスタートアップの創出を推進できる人材面に課題を抱えています。起業前のフェーズにおいて、研究者に伴走し起業をリードする経営プロ人材がいないことによって、世界を変革する可能性を秘めた研究成果であっても研究フェーズのまま、起業が難しいケースが数多く発生しています。それは、経営プロ人材に直接アプローチする方法が不足していることに起因しています。
そこで、このたび神戸大と当社は連携協定を締結し、214万人の即戦力人材が登録(スカウト可能会員数、2023年7月末時点)する「ビズリーチ」上で、研究成果を生み出す研究者に伴走しながら起業をリードするビジネス
プロフェッショナルを公募します。
首都圏と比べて、関西圏はスタートアップ創出の環境は整備されていないのが現状ですが、2027年度末までに30社設立の目標を達成すべく、神戸大発スタートアップ創出の取り組みをさらに加速させます。
■第1弾、「超速ゼニゴケ工学」からのビジネス創出を担う客員起業家を募集
本日より「ビズリーチ」にて、ゼニゴケが持つ特質をものづくりに応用する「超速ゼニゴケ工学」を研究する神戸大学大学院理学研究科の石崎公庸教授と同農学研究科の水谷正治准教授とともに起業を目指す客員起業家を、副業・兼業限定で募集します。
石崎教授、水谷准教授は、ゼニゴケの成長スピードの速さと、遺伝子改変の容易さに着目し、ゼニゴケの食用と「合成生物学プラットフォーム」の開発を目指す研究を進めています。
ゼニゴケは青魚などに多く含まれるEPAという必須脂肪酸やホウレンソウの50倍の鉄分が含まれるなど高栄養成分を豊富に含んでいるため、野菜として流通させたり、健康食品として提供したりすることで人々の健康に貢献できる可能性があります。
また、合成生物学の分野では微生物の細胞機能を改変することによって化合物などを生産し、さまざまな用途に使用していますが、この化合物の生産をゼニゴケで行うことを目指しているのが「合成生物学プラットフォーム」です。このプラットフォームが確立することで、将来的にはタンパク質やドコサヘキサエン酸(DHA)、ビタミンなどの高付加価値化合物の量産が可能になると考えられています。なお、ゼニゴケは植物になるので、生産した栄養素などをゼニゴケから抽出することなく、そのまま食べることで簡単に摂取することが可能になります。
ゼニゴケは限られたスペースでも栽培でき、また約1カ月で収穫できるという圧倒的な育成効率の高さから宇宙食として活用するなど、今後「新たな食」になる可能性を秘めています。まずはスーパーフードのようなものとして食用での事業化を確立したうえで、今後ゼニゴケ研究を産業利用の観点から応用していくことを計画しています。
この「超速ゼニゴケ工学」は、神戸大オリジナルの研究です。コケを食べるということが一般的に受け入れられるよう、常識にとらわれず事業化を推進できる経験やスキルを持つ人材を求めています。
■神戸大学産官学連携本部 本部長 研究・社会共創・イノベーション担当理事、副学長
河端 俊典 コメント
このたび、神戸大学産官学連携本部と株式会社神戸大学イノベーションが取り組んでいるスタートアップの創出に向けて、株式会社ビズリーチ様と連携できますことを大変ありがたく考えております。神戸大学では研究成果を社会で活用するために、スタートアップによる事業化と、それを担うアントレプレナー人材の育成に取り組んでいます。スタートアップを支援する専門人材をそろえた子会社として神戸大学イノベーションや神戸大学キャピタルを設立して、有望な研究シーズへの資金提供や、設立間もないスタートアップへの投資など、さまざまな取り組みを進めています。しかし、スタートアップの順調な発展には経営スキルを備えた人材が何よりも重要です。このような経営人材を大学だけで探すのは簡単ではなく、ビズリーチ様がお持ちの人材ネットワークを活用して、豊富なキャリアとノウハウを持ったプロの経営者が、スタートアップを成功へ導いてくださることを期待しています。神戸大学は専門企業や専門人材のお力をいただきながら、社会を変革する研究成果の創出と、研究成果を社会で活用するためのスタートアップ育成に努めてまいります。
■株式会社神戸大学イノベーション 代表取締役 松尾 貴巳 コメント
株式会社神戸大学イノベーションでは神戸大学の100%子会社として神戸大学の研究者の研究の社会実装を支援しております。
研究者訪問や知財支援といった技術シーズの発掘育成から、マーケティングや外部企業とのビジネスプランニングまでを行うなかで、大学発スタートアップの創出支援はますます重要になってきております。そんななか、2020年にJSTの大学発新産業創出プログラム(START)大学・エコシステム推進型 大学推進型の採択を受け、資金提供や事業計画の策定支援などのハンズオン支援を含む起業支援プログラムを提供しております。
大学発スタートアップ創出に向けて、社内の人員だけでなくベンチャーキャピタルや事業会社との連携も進めていますが、ビジネスに関して知見のある優秀な人材に、プロジェクトの「中」に入っていただくことは非常に重要性が高いものです。
今回の連携を通じて、「超速ゼニゴケ工学」プロジェクトに優秀な人材が参加され、より一層プロジェクトが推進されるだけでなく、ひいては神戸大学発スタートアップの創出・育成・アクセラレーションにおけるエコシステムのさらなる深化につながるのではないかと期待しております。
■株式会社ビズリーチ 関西オフィス 支社長 西野 貴彦 コメント
このたび新たに、神戸大学様と未来の新産業創出支援を目的とした連携協定を締結でき、大変光栄に思います。
2014年に関西オフィスを開設してから、これまで関西圏の多くの企業様にビズリーチをご活用いただいてきました。関西における副業・兼業公募としては、ダイハツ工業様、オムロン様、関西電力様など大手企業を中心に実施してきましたが、このたび、社会的なインパクトを生み出す可能性のある神戸大学発スタートアップにて、副業・兼業の客員起業家の公募を実施される運びとなりました。本取り組みは、ビジネスパーソンにとっても民間企業では得難い新たな挑戦の機会になることと思います。ぜひ、ご自身のキャリアの可能性を広げる機会にしていただけたら幸いです。
また、本取り組みは、当社のSDGs達成に向けたサステナビリティプログラム「みらい投資プロジェクト」の一環で、特にプロフェッショナル人材の力を必要とする領域を中心に、社会の課題解決を通じてより良い未来の実現を目指すものです。
今後も当社は、未来の新産業創出への投資を通じて、日本全体の社会の課題解決に努めてまいります。
※1 内閣官房「スタートアップ育成ポータルサイト」
URL:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/su-portal/index.html
■神戸大学について
神戸大学は、10学部15研究科を擁する総合大学で、世界を牽引する卓越した研究を展開しています。「学理と実際の調和」という本学の建学の理念を具現化する「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」を新たな神戸大学のビジョンとして掲げています。世界に貢献できる地域中核研究大学としての使命を果たせるよう、本学は、使命の達成に向けて、人文・人間科学系、社会科学系、自然科学系、生命医学系諸分野における強みを社会に生かし、さまざまな国内外での連携・共創を高い次元で推進し、世界最高水準の異分野共創型研究教育拠点を構築して本学の力を最大限に発揮・挑戦します。現代および未来社会の課題を解決できる優秀な人材の育成と、新たな知と価値創造によりイノベーションを創出し、超高齢化、ポストコロナ、知識集約型デジタル社会に貢献します。
■株式会社神戸大学イノベーションについて
大学の研究成果を特許使用や共同研究として企業等にご活用いただくことは、大学の価値を社会に還元するとともに、研究活動を持続・成長させるための財源を獲得する方法としても重要です。社会に役立つ研究テーマを、それぞれのステージに応じた資金で育て、知的財産やライセンスという果実を実らせます。それらを社会で役立てることで、収入を得て、学内ファンドに組み込み、新たな研究テーマを育てる資金とすることで、財の循環を生み出します。このような財の循環を生み出すために、神戸大学は2020年3月に株式会社神戸大学イノベーション(KUI)を設立しました。KUIは100%神戸大学出資の会社で、技術移転事業、発明の発掘、外部資金調達、大学発べンチャー創出等、産学連携に関する幅広い業務を行っています。また2021年10月には、神戸大学の知・人材・環境を社会実装につなげる神戸大学ファンドを運営するために、KUIの子会社(株式会社神戸大学キャピタル:KUC)を設立しました。神戸大学ではKUIやKUCなど関係会社と協力して研究活動に取り組んでいます。
■即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について
ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、企業が必要としている人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの選択肢と可能性を最大化することが可能です。
URL:求職者向け https://www.bizreach.jp/
企業向け https://bizreach.biz/service/bizreach/
■株式会社ビズリーチについて
「キャリアに、選択肢と可能性を」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開するVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。
URL:https://www.bizreach.co.jp/
株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:酒井哲也 以下、当社)と国立大学法人神戸大学産官学連携本部(所在地:兵庫県神戸市/本部長:河端俊典 以下、神戸大)および株式会社神戸大学イノベーション(所在地:兵庫県神戸市/代表取締役:松尾貴巳)は、大学発スタートアップ、そして未来の新産業創出を目的とした連携協定を、2023年11月30日に締結しました。
今後、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」上で人材を募集することによって、神戸大発のスタートアップ人材登用の仕組み構築に向けて連携します。
その第1弾として、石崎公庸教授(神戸大学大学院理学研究科)と水谷正治准教授(同農学研究科)の研究シーズを基に起業するための経営者候補として、客員起業家(EIR)を募集します。
なお、当社が大学発スタートアップ創出支援を目的に大学と連携協定を締結するのは、慶應義塾、東京工業大学、東京理科大学に続き4校目となり、関西の大学との連携は今回が初めてとなります。
公募URL:https://www.bizreach.jp/job-feed/public-advertising/we1dbm7/
[画像: https://prtimes.jp/i/127310/19/resize/d127310-19-4b7faaeccecd679d5bb4-0.jpg ]
■2027年度末までに30社設立を目標に掲げる神戸大
大学発スタートアップの起業には、研究者の研究視点に加えてビジネス視点が重要
近年、次世代の産業の核となりうる新産業分野のディープテックへ期待が集まるなか、政府も「スタートアップ育成5か年計画」※1を発表するなど、日本経済の活性化に向けスタートアップの育成に力を入れています。
神戸大でも、大学が持つ革新的技術を、大学発スタートアップの創出という形で社会実装する取り組みを重点テーマとしています。神戸大が得意とする「先端膜工学」「バイオものづくり」「医工学」「健康長寿」「社会システムイノベーション」の研究領域から技術シーズを生み出し、またそれを基に異分野共創研究のマッチングを行う仕組みを構築するなど、革新的な研究を推進しています。さらに、神戸大を中心としたスタートアップエコシステムを構築するため、産官学連携や技術移転等を包括的に担当する株式会社神戸大学イノベーションを2020年に設立し、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)から補助金事業の採択を受けてスタートアップ創出のための資金拠出や起業支援プログラムを行っています。また2021年には、ベンチャーキャピタル業務を担う株式会社神戸大学キャピタルを設立し、投資対象を起業後のスタートアップまで広げました。
このように革新的な研究をより推進する仕組みやそれをサポートする体制を整えてきた神戸大ですが、有望なスタートアップの創出を推進できる人材面に課題を抱えています。起業前のフェーズにおいて、研究者に伴走し起業をリードする経営プロ人材がいないことによって、世界を変革する可能性を秘めた研究成果であっても研究フェーズのまま、起業が難しいケースが数多く発生しています。それは、経営プロ人材に直接アプローチする方法が不足していることに起因しています。
そこで、このたび神戸大と当社は連携協定を締結し、214万人の即戦力人材が登録(スカウト可能会員数、2023年7月末時点)する「ビズリーチ」上で、研究成果を生み出す研究者に伴走しながら起業をリードするビジネス
プロフェッショナルを公募します。
首都圏と比べて、関西圏はスタートアップ創出の環境は整備されていないのが現状ですが、2027年度末までに30社設立の目標を達成すべく、神戸大発スタートアップ創出の取り組みをさらに加速させます。
■第1弾、「超速ゼニゴケ工学」からのビジネス創出を担う客員起業家を募集
本日より「ビズリーチ」にて、ゼニゴケが持つ特質をものづくりに応用する「超速ゼニゴケ工学」を研究する神戸大学大学院理学研究科の石崎公庸教授と同農学研究科の水谷正治准教授とともに起業を目指す客員起業家を、副業・兼業限定で募集します。
石崎教授、水谷准教授は、ゼニゴケの成長スピードの速さと、遺伝子改変の容易さに着目し、ゼニゴケの食用と「合成生物学プラットフォーム」の開発を目指す研究を進めています。
ゼニゴケは青魚などに多く含まれるEPAという必須脂肪酸やホウレンソウの50倍の鉄分が含まれるなど高栄養成分を豊富に含んでいるため、野菜として流通させたり、健康食品として提供したりすることで人々の健康に貢献できる可能性があります。
また、合成生物学の分野では微生物の細胞機能を改変することによって化合物などを生産し、さまざまな用途に使用していますが、この化合物の生産をゼニゴケで行うことを目指しているのが「合成生物学プラットフォーム」です。このプラットフォームが確立することで、将来的にはタンパク質やドコサヘキサエン酸(DHA)、ビタミンなどの高付加価値化合物の量産が可能になると考えられています。なお、ゼニゴケは植物になるので、生産した栄養素などをゼニゴケから抽出することなく、そのまま食べることで簡単に摂取することが可能になります。
ゼニゴケは限られたスペースでも栽培でき、また約1カ月で収穫できるという圧倒的な育成効率の高さから宇宙食として活用するなど、今後「新たな食」になる可能性を秘めています。まずはスーパーフードのようなものとして食用での事業化を確立したうえで、今後ゼニゴケ研究を産業利用の観点から応用していくことを計画しています。
この「超速ゼニゴケ工学」は、神戸大オリジナルの研究です。コケを食べるということが一般的に受け入れられるよう、常識にとらわれず事業化を推進できる経験やスキルを持つ人材を求めています。
■神戸大学産官学連携本部 本部長 研究・社会共創・イノベーション担当理事、副学長
河端 俊典 コメント
このたび、神戸大学産官学連携本部と株式会社神戸大学イノベーションが取り組んでいるスタートアップの創出に向けて、株式会社ビズリーチ様と連携できますことを大変ありがたく考えております。神戸大学では研究成果を社会で活用するために、スタートアップによる事業化と、それを担うアントレプレナー人材の育成に取り組んでいます。スタートアップを支援する専門人材をそろえた子会社として神戸大学イノベーションや神戸大学キャピタルを設立して、有望な研究シーズへの資金提供や、設立間もないスタートアップへの投資など、さまざまな取り組みを進めています。しかし、スタートアップの順調な発展には経営スキルを備えた人材が何よりも重要です。このような経営人材を大学だけで探すのは簡単ではなく、ビズリーチ様がお持ちの人材ネットワークを活用して、豊富なキャリアとノウハウを持ったプロの経営者が、スタートアップを成功へ導いてくださることを期待しています。神戸大学は専門企業や専門人材のお力をいただきながら、社会を変革する研究成果の創出と、研究成果を社会で活用するためのスタートアップ育成に努めてまいります。
■株式会社神戸大学イノベーション 代表取締役 松尾 貴巳 コメント
株式会社神戸大学イノベーションでは神戸大学の100%子会社として神戸大学の研究者の研究の社会実装を支援しております。
研究者訪問や知財支援といった技術シーズの発掘育成から、マーケティングや外部企業とのビジネスプランニングまでを行うなかで、大学発スタートアップの創出支援はますます重要になってきております。そんななか、2020年にJSTの大学発新産業創出プログラム(START)大学・エコシステム推進型 大学推進型の採択を受け、資金提供や事業計画の策定支援などのハンズオン支援を含む起業支援プログラムを提供しております。
大学発スタートアップ創出に向けて、社内の人員だけでなくベンチャーキャピタルや事業会社との連携も進めていますが、ビジネスに関して知見のある優秀な人材に、プロジェクトの「中」に入っていただくことは非常に重要性が高いものです。
今回の連携を通じて、「超速ゼニゴケ工学」プロジェクトに優秀な人材が参加され、より一層プロジェクトが推進されるだけでなく、ひいては神戸大学発スタートアップの創出・育成・アクセラレーションにおけるエコシステムのさらなる深化につながるのではないかと期待しております。
■株式会社ビズリーチ 関西オフィス 支社長 西野 貴彦 コメント
このたび新たに、神戸大学様と未来の新産業創出支援を目的とした連携協定を締結でき、大変光栄に思います。
2014年に関西オフィスを開設してから、これまで関西圏の多くの企業様にビズリーチをご活用いただいてきました。関西における副業・兼業公募としては、ダイハツ工業様、オムロン様、関西電力様など大手企業を中心に実施してきましたが、このたび、社会的なインパクトを生み出す可能性のある神戸大学発スタートアップにて、副業・兼業の客員起業家の公募を実施される運びとなりました。本取り組みは、ビジネスパーソンにとっても民間企業では得難い新たな挑戦の機会になることと思います。ぜひ、ご自身のキャリアの可能性を広げる機会にしていただけたら幸いです。
また、本取り組みは、当社のSDGs達成に向けたサステナビリティプログラム「みらい投資プロジェクト」の一環で、特にプロフェッショナル人材の力を必要とする領域を中心に、社会の課題解決を通じてより良い未来の実現を目指すものです。
今後も当社は、未来の新産業創出への投資を通じて、日本全体の社会の課題解決に努めてまいります。
※1 内閣官房「スタートアップ育成ポータルサイト」
URL:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/su-portal/index.html
■神戸大学について
神戸大学は、10学部15研究科を擁する総合大学で、世界を牽引する卓越した研究を展開しています。「学理と実際の調和」という本学の建学の理念を具現化する「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」を新たな神戸大学のビジョンとして掲げています。世界に貢献できる地域中核研究大学としての使命を果たせるよう、本学は、使命の達成に向けて、人文・人間科学系、社会科学系、自然科学系、生命医学系諸分野における強みを社会に生かし、さまざまな国内外での連携・共創を高い次元で推進し、世界最高水準の異分野共創型研究教育拠点を構築して本学の力を最大限に発揮・挑戦します。現代および未来社会の課題を解決できる優秀な人材の育成と、新たな知と価値創造によりイノベーションを創出し、超高齢化、ポストコロナ、知識集約型デジタル社会に貢献します。
■株式会社神戸大学イノベーションについて
大学の研究成果を特許使用や共同研究として企業等にご活用いただくことは、大学の価値を社会に還元するとともに、研究活動を持続・成長させるための財源を獲得する方法としても重要です。社会に役立つ研究テーマを、それぞれのステージに応じた資金で育て、知的財産やライセンスという果実を実らせます。それらを社会で役立てることで、収入を得て、学内ファンドに組み込み、新たな研究テーマを育てる資金とすることで、財の循環を生み出します。このような財の循環を生み出すために、神戸大学は2020年3月に株式会社神戸大学イノベーション(KUI)を設立しました。KUIは100%神戸大学出資の会社で、技術移転事業、発明の発掘、外部資金調達、大学発べンチャー創出等、産学連携に関する幅広い業務を行っています。また2021年10月には、神戸大学の知・人材・環境を社会実装につなげる神戸大学ファンドを運営するために、KUIの子会社(株式会社神戸大学キャピタル:KUC)を設立しました。神戸大学ではKUIやKUCなど関係会社と協力して研究活動に取り組んでいます。
■即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について
ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、企業が必要としている人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの選択肢と可能性を最大化することが可能です。
URL:求職者向け https://www.bizreach.jp/
企業向け https://bizreach.biz/service/bizreach/
■株式会社ビズリーチについて
「キャリアに、選択肢と可能性を」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開するVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。
URL:https://www.bizreach.co.jp/