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■全年代の女性が求めるUVカット機能
　「UV」という言葉が「ultraviolet (紫外線）」の略称であることなど、もはや女性に説明の必要はないだろう。
女性誌を見れば、１年中、UVカットの言葉が踊り、化粧品売り場にも年間を通してUVカット商品が並んでいる。
　UVカット機能が求められているのは化粧品だけではない。
下着、衣類、帽子、手袋、サングラス、カーテン等など、UVカット機能は幅広いジャンルに取り入れられている。
　UVカット商品を使用する中学生も珍しくはない。
乳幼児の日焼けを防ぐためにUVカット商品を早くから用いる母親も増えてきた。
UVカット志向はいまや女性の全年代におよんでいる。
　カテゴリー別に見ると、特に伸張著しいのがボディケア部門だ。
富士経済の調べによれば、UVカット機能を備えたボディケア商品は2010年に前年比9.2%増の伸びを示している。
猛暑日が続いた昨年の夏、ボディシャンプー、リップクリーム、ボディクリーム・ローション、
サンタン・サンスクリーンが高い売れ行きを示したからだ。

　2011年の夏も気温の高い日が続き、平均気温は1898年以降の114年間で4番目の高さとなった。
夏の気候が亜熱帯に近づいている日本において、UVカット商品の勢いが衰えることはなさそうだ。

■人気のＵＶカット商品に共通する傾向とは？
　数ある好調なUVカット商品の中でも高い人気を集めている商品から、
特長的人気要素を挙げてみよう。
　・さらさらとしたテクスチャー
　・透明で白浮しない
　・適度なSPF値（20?30）
　・顔にも体にも使いやすい
　・下地として機能あり

　UVはカットしたいけれど、肌が白浮きするのはいや。付けた感触がサラーっと水のようなテクスチャーがいい。
これが女性の切なるニーズである。

■見逃せないノンケミカル志向
　ところで、女性は「紫外線吸収剤を使用していないノンケミカルタイプ」という言葉にも強い反応を示すことをご存じだろうか。
化学的な仕組みで紫外線が皮膚の細胞に浸透するのを防ぐ紫外線吸収剤に対して、酸化チタンや酸化亜鉛などを成分とするノンケミカルの紫外線散乱剤は、物理的な仕組みで紫外線を散乱・反射させる。
「ケミカルなものはできるだけ避けたい」と考えるナチュラル志向の強い女性が好むのは当然後者だ。
　しかしながら、ノンケミカルで白浮きしないUVカット商品を実現することは技術的に難しい。
現に、現在市場で人気のある商品も、成分としてはともに紫外線吸収剤を使用している。
　にも関わらず、両者がマーケットで好調を示しているのは、透明感のあるテクスチャーと白浮きしづらさ、
使いやすさが高く評価されているからだ。
　もしノンケミカルで白浮きしにくいUVカット商品が技術的に可能になれば、
女性から大きな反響を得る確率は極めて高いといえよう。

■機械処理と職人技、２つのアプローチで問題解決へー
　マーケットの流れを受けて、シーエスラボにも、ミストローションにUVカット機能を持たせたい、
透明で白浮きしにくいノンケミカルのUVカット商品を作りたい等など、さまざまな要望が顧客から寄せられている。
　白浮きを防ぐには、酸化チタンの量を少なくするのが一番効果的だが、少なくしてしまうとSPF値を高く保つことは難しい。
　ではどのようにして、高いSPF値を実現しつつ、白浮きしづらい製品に仕上げるべきか。
　シーエスラボのアプローチは以下の２つだ。

　1. 機械処理による解決
　一つは、カスタマイズ スタビライザーをはじめとするハイスペック装置の活用である。
カスタマイズ スタビライザーは化粧品業界での導入事例は少ないが、ハイテク産業に多用され、
リチウム電池や燃料電池の電極版製造といった工程で広く使用されている。
粒子を柔らかく分散し、材料表面にダメージを与えることなく、試料を混ぜ合わせて
均一に粉砕・分解・乳化する能力が高く評価されているからだ。
　カスタマイズ スタビライザーの内部のホールは毎秒50ｍという高速で旋回し、
そこには6700Ｇもの遠心力がかかる。
材料を細かくきれいに分散するこの力が白浮き防止に高い効果を放つのである。

　2. 職人技による解決
　もう一つの方法が、処方による解決だ。
　組み合わせのちょっとした加減で、できあがった化粧品の機能や効果は大きく異なる。酸化チタンの使用量を軽減する一方で、ＳＰＦ値ＵＰを期待できるエキスを組み合わせる「処方の妙」、
つまりは、繊細な職人技によるアプローチを駆使するアプローチである。
　また、シーエスラボではSPF値を高く保つ天然素材のリサーチも進めている。
新たな天然素材と酸化チタンとを組み合わせ、微妙に処方を変えていくーー。
この試行錯誤の積み重ねにより、白浮きしづらくかつUVカット効果の高いノンケミカルの製品を実現を目指し、
日々挑戦を重ねている。

　現代女性のニーズを踏まえた化粧品の開発を検討したい方はぜひ下記へ連絡してみてはどうか。
サンプル希望についても問い合わせてみてほしい。

http://www.cs-lab.co.jp/app/web/inquiry/

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