Hmcomm、要介護者・高齢者音声に基づく感情コーパスを販売開始へ
[19/05/13]
提供元:PRTIMES
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〜高齢化時代の”人の機械との対話”を実現〜
[画像: https://prtimes.jp/i/33941/20/resize/d33941-20-403905-0.jpg ]
2019.5.13 Hmcomm株式会社
ディープラーニングを活用し音から価値を創造する、国立研究開発法人産業技術総合研究所(本部:茨城県つくば市、理事長:中鉢 良治、以下 産総研)発ベンチャーHmcomm株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:三本 幸司 http://www.hmcom.co.jp/ 、以下 Hmcomm)は、要介護者・高齢者の音声から構築した感情コーパスを新たにリリースいたしました。
高齢化と核家族化が進む日本では、「高齢者介護」は社会全体の課題になっています。内閣府が2018年に発表した情報によると、2025年頃までに日本の人口の1/3は75歳以上に達し、日本は超高齢化社会に突入すると言われております。特に介護の現場においては、介護職員の不足により外国人労働者の受け入れが増加する一方で、コミュニケーションの壁が大きな課題になっております。要介護高齢者とのスムーズなコミュニケーションは介護満足度向上のための重要要素の一つになっており、音声による要介護高齢者の感情理解の重要性が高まっております。
また近年、コールセンターの利用者の高齢化も顕著になっており、2015年に行われた調査によると、コールセンター利用者のうち60代以上の割合は約30%にのぼり、50代も含めると60%前後に達するケースもあります。高齢者はメールやチャットよりも電話で問い合わせを行う傾向が強く、コールセンターにおける高齢者への対応強化は急務となっております。
弊社がリリースした本コーパスは、大量に収集した要介護者・高齢者の音声を元に構築しており、本コーパスを感情認識システムなどに活用することで高齢者音声に対する感情認識精度を大きく向上させることが期待できます。
我々は、音声認識をはじめ感情認識などの音のコミュニケーションを積極的にサポートしていくことをミッションとし、これからも “ 音の専門家集団” として様々なイノベーションを起こしてまいります。
(本感情コーパスの特徴)
弊社で構築した感情コーパスは、弊社が参画した革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の研究開発プログラムの一つである「重介護ゼロ社会を実現する革新的サイバニックシステム」における研究成果を活用しております。
介護施設に入居している要介護者、およびその他高齢者から音声を収集し、喜・怒・哀・平常の4つの感情タグを付与したコーパスとなっており、要介護者や高齢者向けの感情認識システムや音声認識システムでの活用を想定しております。
このたび、製品化に向けた調整を行い、社会実装を開始できるようになりました。
なお、本リリースにあたり、山海様よりエンドースメントをいただいております。
内閣府ImPACT山海プログラム「重介護ゼロ社会を実現する革新的サイバニックシステム」(2014年6月〜2019年3月)では、複数の企業を選抜し、オンデマンドコンペ方式によって機関選定を定期的に行いながら目的達成に向けて研究開発に挑戦してきました。最終年度の段階では、AI処理系の強化という観点から複数の機関選定を行いました。Hmcomm様には、2018年4月より、生活雑音が多い介護施設内における発語機能が低下した要介護者・高齢者の音声認識技術について研究開発していただきました。非常に難しい音声認識技術の研究開発であったと思います。今後重要となる分野であり、さらなる研究開発が必要となる分野であります。この度の基礎研究成果をもとに、その開発環境のコアとなる感情コーパスを製品化する運びとなったことは、今後の分野開拓にとって一石を投ずるものだと思います。Hmcomm様はじめ、ImPACT山海プログラム「重介護ゼロ社会を実現する革新的サイバニックシステム」の研究開発に参画して頂いた企業様においては、引き続きSociety5.0/5.1を支えるサイバニクス産業の創出に挑戦していただければと思います。Hmcomm様のご活躍を期待しております。
山海嘉之
元 内閣府ImPACTプログラムマネージャー
筑波大学 システム情報系 教授/サイバニクス研究センター 研究統括
CYBERDYNE株式会社 代表取締役社長/CEO
【Hmcomm株式会社について】
会社名 : Hmcomm株式会社
URL : http://www.hmcom.co.jp/
設立日 : 2012年7月24日
所在地 : 本社 東京都港区芝大門2-11-1 富士ビル2階
熊本AIラボ 熊本県熊本市中央区水道町7-16 富士水道町ビル2階
事業内容: 産総研発のベンチャー企業として、産総研独自の音声処理技術を基盤とした要素技術の研究/開発、 ソリューション/サービスの提供を行っております。
音声処理プラットフォーム「The Voice」と異音検知プラットフォーム「FAST-D」を基盤とし、「 音から価値を創出し、革新的サービスを提供することにより社会に貢献する 」を理念としております。
【関連リリース】
◆2019.4
音のデータアノテーションの領域で戦略的パートナーシップを締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000033941.html
◆2019.2
人の発話から感情を認識する感情認識エンジン“VecMe”を新たにリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000033941.html
◆2018.4
ImPACT重介護ゼロ社会を実現する革新的サイバニックシステム における、音声認識技術の応用研究へHmcommが参画
https://www.atpress.ne.jp/news/154283
【関連ライセンス取得特許】
特許4604178「音声認識装置及び方法ならびにプログラム」
特許4997601「音声データ検索用WEBサイトシステム」
特許5366169「音声認識システム及び音声認識システム用プログラム」
【国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)について】
日本最大級の公的研究機関として日本の産業や社会に役立つ技術の創出とその実用化や、革新な技術シーズを事業化するための「橋渡し」機能に注力する研究所。全国10か所の研究拠点で約2,000名の研究者がイノベーションを巡る環境の変化やそれらを踏まえて策定された国家戦略等に基づき、イノベーション・ナショナルシステムの中核的、先駆的な立場で研究開発を行っております。
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2019.5.13 Hmcomm株式会社
ディープラーニングを活用し音から価値を創造する、国立研究開発法人産業技術総合研究所(本部:茨城県つくば市、理事長:中鉢 良治、以下 産総研)発ベンチャーHmcomm株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:三本 幸司 http://www.hmcom.co.jp/ 、以下 Hmcomm)は、要介護者・高齢者の音声から構築した感情コーパスを新たにリリースいたしました。
高齢化と核家族化が進む日本では、「高齢者介護」は社会全体の課題になっています。内閣府が2018年に発表した情報によると、2025年頃までに日本の人口の1/3は75歳以上に達し、日本は超高齢化社会に突入すると言われております。特に介護の現場においては、介護職員の不足により外国人労働者の受け入れが増加する一方で、コミュニケーションの壁が大きな課題になっております。要介護高齢者とのスムーズなコミュニケーションは介護満足度向上のための重要要素の一つになっており、音声による要介護高齢者の感情理解の重要性が高まっております。
また近年、コールセンターの利用者の高齢化も顕著になっており、2015年に行われた調査によると、コールセンター利用者のうち60代以上の割合は約30%にのぼり、50代も含めると60%前後に達するケースもあります。高齢者はメールやチャットよりも電話で問い合わせを行う傾向が強く、コールセンターにおける高齢者への対応強化は急務となっております。
弊社がリリースした本コーパスは、大量に収集した要介護者・高齢者の音声を元に構築しており、本コーパスを感情認識システムなどに活用することで高齢者音声に対する感情認識精度を大きく向上させることが期待できます。
我々は、音声認識をはじめ感情認識などの音のコミュニケーションを積極的にサポートしていくことをミッションとし、これからも “ 音の専門家集団” として様々なイノベーションを起こしてまいります。
(本感情コーパスの特徴)
弊社で構築した感情コーパスは、弊社が参画した革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の研究開発プログラムの一つである「重介護ゼロ社会を実現する革新的サイバニックシステム」における研究成果を活用しております。
介護施設に入居している要介護者、およびその他高齢者から音声を収集し、喜・怒・哀・平常の4つの感情タグを付与したコーパスとなっており、要介護者や高齢者向けの感情認識システムや音声認識システムでの活用を想定しております。
このたび、製品化に向けた調整を行い、社会実装を開始できるようになりました。
なお、本リリースにあたり、山海様よりエンドースメントをいただいております。
内閣府ImPACT山海プログラム「重介護ゼロ社会を実現する革新的サイバニックシステム」(2014年6月〜2019年3月)では、複数の企業を選抜し、オンデマンドコンペ方式によって機関選定を定期的に行いながら目的達成に向けて研究開発に挑戦してきました。最終年度の段階では、AI処理系の強化という観点から複数の機関選定を行いました。Hmcomm様には、2018年4月より、生活雑音が多い介護施設内における発語機能が低下した要介護者・高齢者の音声認識技術について研究開発していただきました。非常に難しい音声認識技術の研究開発であったと思います。今後重要となる分野であり、さらなる研究開発が必要となる分野であります。この度の基礎研究成果をもとに、その開発環境のコアとなる感情コーパスを製品化する運びとなったことは、今後の分野開拓にとって一石を投ずるものだと思います。Hmcomm様はじめ、ImPACT山海プログラム「重介護ゼロ社会を実現する革新的サイバニックシステム」の研究開発に参画して頂いた企業様においては、引き続きSociety5.0/5.1を支えるサイバニクス産業の創出に挑戦していただければと思います。Hmcomm様のご活躍を期待しております。
山海嘉之
元 内閣府ImPACTプログラムマネージャー
筑波大学 システム情報系 教授/サイバニクス研究センター 研究統括
CYBERDYNE株式会社 代表取締役社長/CEO
【Hmcomm株式会社について】
会社名 : Hmcomm株式会社
URL : http://www.hmcom.co.jp/
設立日 : 2012年7月24日
所在地 : 本社 東京都港区芝大門2-11-1 富士ビル2階
熊本AIラボ 熊本県熊本市中央区水道町7-16 富士水道町ビル2階
事業内容: 産総研発のベンチャー企業として、産総研独自の音声処理技術を基盤とした要素技術の研究/開発、 ソリューション/サービスの提供を行っております。
音声処理プラットフォーム「The Voice」と異音検知プラットフォーム「FAST-D」を基盤とし、「 音から価値を創出し、革新的サービスを提供することにより社会に貢献する 」を理念としております。
【関連リリース】
◆2019.4
音のデータアノテーションの領域で戦略的パートナーシップを締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000033941.html
◆2019.2
人の発話から感情を認識する感情認識エンジン“VecMe”を新たにリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000033941.html
◆2018.4
ImPACT重介護ゼロ社会を実現する革新的サイバニックシステム における、音声認識技術の応用研究へHmcommが参画
https://www.atpress.ne.jp/news/154283
【関連ライセンス取得特許】
特許4604178「音声認識装置及び方法ならびにプログラム」
特許4997601「音声データ検索用WEBサイトシステム」
特許5366169「音声認識システム及び音声認識システム用プログラム」
【国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)について】
日本最大級の公的研究機関として日本の産業や社会に役立つ技術の創出とその実用化や、革新な技術シーズを事業化するための「橋渡し」機能に注力する研究所。全国10か所の研究拠点で約2,000名の研究者がイノベーションを巡る環境の変化やそれらを踏まえて策定された国家戦略等に基づき、イノベーション・ナショナルシステムの中核的、先駆的な立場で研究開発を行っております。