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UL、製品の安全性と性能を担保する証明として 日本初の独自認証マーク(UL-JP)を発表 〜 太陽光発電モジュールの製品安全試験および性能試験から適用 〜




米国の第三者安全科学機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)の日本法人である株式会社UL Japan(本社:三重県伊勢市、以下UL Japan)は、ULとして初めてとなる日本独自の認証マーク「UL-JP」を発表しました。UL-JPマークは、UL Japanが提供する各種認証試験において適合性が証明された製品に貼付のうえ販売されます。

【住宅用太陽光発電モジュールに適用】
UL-JPマークは、ULがすでに提供している住宅用太陽光発電(PV)モジュールの安全および性能試験に適用されることが決定しました。JIS規格に基づいた認証試験を受け、適合性が証明されたPVモジュールにUL-JPマークが貼付されます。UL-JPマークが貼付されたPVモジュールは、一般社団法人太陽光発電協会 太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)の「住宅用太陽光発電導入支援補助金」の対象である証明となります。同時に、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(以下FIT)を対象とするPVモジュールの安全性および性能を担保する証明となります。加えて、設置者はPVモジュールにUL-JPマークの貼付を確認することで、購入時の安心と信頼の指標となります。
また、本サービスは「地上設置の太陽電池モジュールの信頼性保証体制(設計製造および性能保証)の要求事項」(JIS Q 8901)の認証取得の前提条件としても活用が可能です。

【UL-JPマークの適用製品および該当規格】
◎製品
 結晶系太陽光発電モジュール
◎規格
 製品安全: JIS C 8992-1/2 (IEC61730-1/2)
 製品性能: JIS C 8990 (IEC61215)
◎認証有効期間
 10年間

◎製品
 薄膜系太陽光発電モジュール
◎規格
 製品安全: JIS C 8992-1/2 (IEC61730-1/2)
 製品性能: JIS C 8991 (IEC61646)
◎認証有効期間
 10年間

【PVシステムメーカーの国際競争力】
一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)は、2012年4月末までの国内における住宅用太陽光発電システムの累計設置件数が100万件を突破したと発表(*1)しました。近年、設置者の住宅用PVシステム導入意欲の高まりとともに、海外のPVシステムメーカーの国内市場参入が加速しています。更に、世界的な太陽光パネルコストの急落により、国内でのメガソーラー導入も順調な伸びを示しています。その一方、国内のPVシステムメーカーは製品の品質信頼性、安全性、価格、導入後のサポート体制などの国際競争力に迫られています。

【ULの海外進出支援のためのワンストップ認証サービス】
北米、中南米、欧州、ならびにアジアの46カ国に専門家を有するULは、国際競争力が問われるPVシステムメーカーの海外進出支援サービスとして、グローバルマーケットアクセス(以下GMA)を提供しています。メーカーは、ULのGMAを活用することで、製品の仕向地が複数国の場合でも、UL Japanに試験・評価を依頼し、1つの製品サンプルを提出するのみで、各国の認証までをワンストップで実現できます。この結果、製品の市場投入までの時間の大幅な短縮および費用削減が可能となります。

【UL-JPマークの適用製品領域の拡大】
UL Japanは今後、UL-JPマークが適用される製品をPVモジュールを初めとするエネルギー関連製品からその領域を拡大させ、国内市場における利便性を高め、製品購入者の信頼と安心のマークとして、その認知を高めていきます。

(*1)「住宅用太陽光発電システムの設置が累計100万件を突破」:
一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)、2012年5月12日発表


【ULがグローバルに展開する5つのビジネスユニット】
■Product Safety (製品安全)
ULは、世界に認められた第三者安全科学機関として、ULマークをはじめとする各種認証マークを取得していただくための試験を実施し、お客様の世界市場への進出をサポートします。

■Life & Health (ライフ&ヘルス)
医療機器、食品加工機器、自動販売機、水道設備機器や飲料水に対し、各国法規制認証や製品の試験・評価を行うことを通じて、人々の健康を守ります。

■Verification Services (検査・検証サービス)
エネルギー効率などの製品の性能検証をはじめEMC/無線評価試験及び認可取得/証明業務、相互接続性、セキュリティ分野など、検査・検証を主体にサービスを提供しております。

■Environment (環境)
環境により配慮した製品の信頼性向上と普及に寄与すべく、環境表示検証サービスやサステイナブル製品認証サービスなどを提供します。

■Knowledge Services (セミナー・情報提供)
製品安全における豊富なエンジニアリング実績とグローバル・ネットワークを活かし、お客様に有用な情報やソリューションを提供します。ULではこの事業をUL Knowledge Servicesと称して力をいれており、公開セミナー、講師派遣セミナーなどお客様に適した形態を選択していただけます。


【株式会社UL Japanの概要】
株式会社UL Japanは、米国の世界的な第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づいた安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はウェブサイト(http://www.UL.com/jp)をご覧ください。

【ULの概要】
ULは、100年以上の歴史を持つ世界トップクラスの第三者安全科学機関です。世界46カ国に約9,000名の専門家を有するULは、製品安全(Product Safety)、環境(Environment)、ライフ&ヘルス(Life and Health)、セミナー・情報提供(Knowledge Services)、検査・検証(Verification Services)のサービスを提供する5つの事業部門を設置し、拡大する顧客のニーズに対応すると共に、公共安全というミッションに向けた活動を展開しています。詳細はウェブサイト(UL.com)をご覧ください。
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