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「学校の脱炭素化を図るシンポジウム」アーカイブ映像が配信。弊社・類設計室の設計事業部設備設計者が実施例を研究成果として発表しています

空調設備を、性能を高めるのではなく、適正な空調能力とは何かを考え直すことで、無駄なエネルギーを削減へ

東京大学大学院の前真之准教授と株式会社エネルギーまちづくり社の竹内昌義代表取締役が主催のウェブシンポジウム「学校建築脱炭素研究会シンポジウム」が6月16日に開催。そのアーカイブ映像が7月31日から学校建築脱炭素研究会HPで配信されています。弊社・株式会社類設計室(本社・大阪市淀川区 社長・阿部紘)はシンポジウムの事務局を務め、設備設計部・米澤星矢が登壇して研究成果を報告している様子がアーカイブでも伝えられています。




[画像: https://prtimes.jp/i/29522/21/resize/d29522-21-1341206ea4f979b986ab-0.jpg ]

ヒト本来の持つ適応能を生かすことで健やかな育みと省エネを実現

米澤は弊社が設計した葛飾区立水元小学校の環境計画について説明しました。空調設備を、性能を高めるのではなく、適正な空調能力とは何かを考え直すことで、無駄なエネルギーを削減できないかと話しています。

【概要】
具体的なターゲットとして空調の設定温度に着目。ヒトが汗をかくのを止めてしまうほど教室を冷やすと、体内に熱が残ってしまい体感温度が下がりません。逆に「汗をかく余力」を持たせることで、設定温度が高くても体感温度を下げられます。ヒトの適応能の一つである「汗をかく力」を引き出すために、校庭から教室に至るまでに段階的な温熱環境を形成し、体を慣らす工夫を設計に盛り込んでいます。
最後に、高性能な特殊な設備を使うことなく省エネ性能を高められることは区立学校の環境配慮モデルとして展開していける可能性を示しました。

ディスカッションでは、省エネ改修する仕組みが未整備であることに対する課題提起がなされました。各地で拡がっている取り組みは継続しつつも、普遍的な活動にしていくために国や自治体も巻き込んだ取り組みへと推し進めていく必要性が共有されました。その成果をアーカイブで確認いただければと思います。

配信リンク:学校建築脱炭素研究会HP https://sites.google.com/maelab.arch.t.u-tokyo.ac.jp/shcool-datsutanso/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0?authuser=0
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