様々なARデバイスでマルチユーザーのARアプリケーションを開発できるオープンソースフレームワーク「Conekton」を公開|株式会社MESON
[20/07/21]
提供元:PRTIMES
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「クロスプラットフォーム」と「マルチユーザー」の2つの特性を備えたARアプリケーションをより効率的に開発することが可能に
株式会社MESON(東京都渋谷区、代表取締役社長:梶谷健人、以下MESON)は、様々なプラットフォーム上で簡単にマルチユーザーのARアプリケーションを開発できるオープンソースフレームワーク「Conekton」を公開したことをお知らせいたします。
Conekton とは
「Conekton」はMESONが独自に開発したオープンソースフレームワークです。開発者はConektonを利用することで、簡単にクロスプラットフォームかつマルチユーザーのARアプリケーションを開発することが可能になります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/32228/21/resize/d32228-21-292729-9.jpg ]
MESONはこれまで、デバイス、技術インフラ、IPコンテンツなど様々なアセットを持つパートナー企業様と共にARアプリケーションを企画・開発してまいりました。MESONが手掛けてきたARアプリケーションの開発を通して、これからのARアプリケーションには様々なデバイスで体験することができる「クロスプラットフォーム」と、複数の人が同じARコンテンツを共有することができる「マルチユーザー」の2つの特性が必須になると考えています。
Conektonはクロスプラットフォームとマルチユーザーの2つの特性を備えたARアプリケーションをより効率的に開発し、開発者がARにおける体験設計やコンテンツ自体の開発に専念できるように設計されています。
Conekton の特徴
Conektonには、開発者が効率的に質の高いARアプリケーションを開発できるような様々な特徴が用意されています。
1. クロスプラットフォーム
Conektonは複数のARプラットフォーム向けに抽象化されており、開発者はConektonを利用することでプラットフォームを意識することなくARアプリケーションを開発することができます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/32228/21/resize/d32228-21-597312-10.jpg ]
現在、Conektonは下記のプラットフォームをサポートしています。
・NrealLight
・Magic Leap 1
・AR Foundation (iOS / Android)
・Oculus Platform
Conektonを利用すれば、例えばNrealLight向けに開発したARコンテンツをほぼコードを改変せずにMagic Leap 1など他のARデバイス向けにビルドすることが可能になります。またARグラス向けに開発したARコンテンツをiOSやAndroidのタブレット向けにもビルドできるため、グラスを掛けている人だけに閉じず、簡単により多くの人々にARの体験を届けることができます。
さらに、ConektonはARデバイス向けに開発したアプリケーションをOculus Platformに対応したVRデバイス向けにビルドすることも可能にします。ARグラスが普及しきれていない現在においては、より入手が容易なVRデバイスを活用してプロトタイピングしたり、動作を確認したいというニーズがよく発生します。Conektonを活用すれば、ARグラスが手元にない状態でもARアプリケーションのプロトタイプ開発や効率的なUX改善を実現することができます。
今後もConektonは様々なARプラットフォームに対応していく予定です。
2. マルチユーザー
ConektonはマルチユーザーのARアプリケーションの開発を前提に設計されており、開発者は簡単にARアプリケーション内で複数のユーザーに同じコンテンツを共有する体験を提供できます。
マルチユーザーを想定したARアプリケーションでは、複数のユーザーがAR空間を通して同じコンテンツを視たり、AR空間内でユーザー間のリアルタイムインタラクションを可能にします。現在マルチユーザーを実現するためにPhoton Engineを活用していますが、将来的にはそれ以外のプラットフォーム上でも開発が行えるように改良していく予定です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/32228/21/resize/d32228-21-324992-11.jpg ]
3. アバターシステム
Conektonでは、ARアプリケーション内で接続されたデバイスに対して「頭」「左手」「右手」の3箇所を可視化し、装飾を施すことが可能なアバター機能をサポートしています。
マルチユーザーのARアプリケーションを実装する際には、ユーザーが他の体験者の頭や手の位置を可視化して把握できるようにすることで、ユーザー間のインタラクション機能を実現します。Conektonを使えば、開発者が新たに実装することなく、AR空間内でのユーザー間のインタラクションを実現することができます。
例えば、AR空間内で見える他のユーザーの頭の位置にHMDを模したオブジェクトを設定したり、手の位置にエフェクトを付けるなどの機能を簡単に実装できます。
Conekton のオープンソース化の背景
ConektonはMESONの開発チームが、体験設計やコンテンツ開発に集中し、より効率的にARアプリケーションを開発できるように開発した社内フレームワークでした。Conektonを開発したことで、MESONでARアプリケーションを開発する際により迅速なコンテンツの開発やプロトタイピングが可能になりました。
我々はこのライブラリが世界中のAR開発者に活用されることにより、AR業界そのものの発展に貢献でき、世界中から素晴らしいARアプリケーションを多く生み出すことができると考えています。またオープンソースとして公開することにより、世界中の優秀なARクリエイターと共にこのConektonを進化させていくことができると考え、公開することを決定しました。
MESONはこれからも世界中のARクリエイターとコラボレーションしていきながら、AR技術の普及とAR業界の発展に取り組んでいきます。
■リンク
GitHub:https://github.com/MESON-inc/Conekton
■株式会社MESONについて
2017年9月設立。AR時代のユースケースとUXを作るクリエイティブスタジオ。 デバイス・技術インフラ・コンテンツなど様々なアセットを持つパートナー企業と共に研究する クリエイティブスタジオ事業を展開しています。
2019年度に開催されたAWEのAuggie Awardsでは、MESONが企画・開発した2つのサービス「AR City」と「PORTAL」がファイナリストにノミネートされ、2020年度には「Spatial Message」がファイナリストにノミネート、そして「PORTAL with Nreal」がBest Campaign賞を受賞しました。
https://www.meson.tokyo/
■本件に関するお問い合わせ先: info@meson.tokyo
株式会社MESON(東京都渋谷区、代表取締役社長:梶谷健人、以下MESON)は、様々なプラットフォーム上で簡単にマルチユーザーのARアプリケーションを開発できるオープンソースフレームワーク「Conekton」を公開したことをお知らせいたします。
Conekton とは
「Conekton」はMESONが独自に開発したオープンソースフレームワークです。開発者はConektonを利用することで、簡単にクロスプラットフォームかつマルチユーザーのARアプリケーションを開発することが可能になります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/32228/21/resize/d32228-21-292729-9.jpg ]
MESONはこれまで、デバイス、技術インフラ、IPコンテンツなど様々なアセットを持つパートナー企業様と共にARアプリケーションを企画・開発してまいりました。MESONが手掛けてきたARアプリケーションの開発を通して、これからのARアプリケーションには様々なデバイスで体験することができる「クロスプラットフォーム」と、複数の人が同じARコンテンツを共有することができる「マルチユーザー」の2つの特性が必須になると考えています。
Conektonはクロスプラットフォームとマルチユーザーの2つの特性を備えたARアプリケーションをより効率的に開発し、開発者がARにおける体験設計やコンテンツ自体の開発に専念できるように設計されています。
Conekton の特徴
Conektonには、開発者が効率的に質の高いARアプリケーションを開発できるような様々な特徴が用意されています。
1. クロスプラットフォーム
Conektonは複数のARプラットフォーム向けに抽象化されており、開発者はConektonを利用することでプラットフォームを意識することなくARアプリケーションを開発することができます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/32228/21/resize/d32228-21-597312-10.jpg ]
現在、Conektonは下記のプラットフォームをサポートしています。
・NrealLight
・Magic Leap 1
・AR Foundation (iOS / Android)
・Oculus Platform
Conektonを利用すれば、例えばNrealLight向けに開発したARコンテンツをほぼコードを改変せずにMagic Leap 1など他のARデバイス向けにビルドすることが可能になります。またARグラス向けに開発したARコンテンツをiOSやAndroidのタブレット向けにもビルドできるため、グラスを掛けている人だけに閉じず、簡単により多くの人々にARの体験を届けることができます。
さらに、ConektonはARデバイス向けに開発したアプリケーションをOculus Platformに対応したVRデバイス向けにビルドすることも可能にします。ARグラスが普及しきれていない現在においては、より入手が容易なVRデバイスを活用してプロトタイピングしたり、動作を確認したいというニーズがよく発生します。Conektonを活用すれば、ARグラスが手元にない状態でもARアプリケーションのプロトタイプ開発や効率的なUX改善を実現することができます。
今後もConektonは様々なARプラットフォームに対応していく予定です。
2. マルチユーザー
ConektonはマルチユーザーのARアプリケーションの開発を前提に設計されており、開発者は簡単にARアプリケーション内で複数のユーザーに同じコンテンツを共有する体験を提供できます。
マルチユーザーを想定したARアプリケーションでは、複数のユーザーがAR空間を通して同じコンテンツを視たり、AR空間内でユーザー間のリアルタイムインタラクションを可能にします。現在マルチユーザーを実現するためにPhoton Engineを活用していますが、将来的にはそれ以外のプラットフォーム上でも開発が行えるように改良していく予定です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/32228/21/resize/d32228-21-324992-11.jpg ]
3. アバターシステム
Conektonでは、ARアプリケーション内で接続されたデバイスに対して「頭」「左手」「右手」の3箇所を可視化し、装飾を施すことが可能なアバター機能をサポートしています。
マルチユーザーのARアプリケーションを実装する際には、ユーザーが他の体験者の頭や手の位置を可視化して把握できるようにすることで、ユーザー間のインタラクション機能を実現します。Conektonを使えば、開発者が新たに実装することなく、AR空間内でのユーザー間のインタラクションを実現することができます。
例えば、AR空間内で見える他のユーザーの頭の位置にHMDを模したオブジェクトを設定したり、手の位置にエフェクトを付けるなどの機能を簡単に実装できます。
Conekton のオープンソース化の背景
ConektonはMESONの開発チームが、体験設計やコンテンツ開発に集中し、より効率的にARアプリケーションを開発できるように開発した社内フレームワークでした。Conektonを開発したことで、MESONでARアプリケーションを開発する際により迅速なコンテンツの開発やプロトタイピングが可能になりました。
我々はこのライブラリが世界中のAR開発者に活用されることにより、AR業界そのものの発展に貢献でき、世界中から素晴らしいARアプリケーションを多く生み出すことができると考えています。またオープンソースとして公開することにより、世界中の優秀なARクリエイターと共にこのConektonを進化させていくことができると考え、公開することを決定しました。
MESONはこれからも世界中のARクリエイターとコラボレーションしていきながら、AR技術の普及とAR業界の発展に取り組んでいきます。
■リンク
GitHub:https://github.com/MESON-inc/Conekton
■株式会社MESONについて
2017年9月設立。AR時代のユースケースとUXを作るクリエイティブスタジオ。 デバイス・技術インフラ・コンテンツなど様々なアセットを持つパートナー企業と共に研究する クリエイティブスタジオ事業を展開しています。
2019年度に開催されたAWEのAuggie Awardsでは、MESONが企画・開発した2つのサービス「AR City」と「PORTAL」がファイナリストにノミネートされ、2020年度には「Spatial Message」がファイナリストにノミネート、そして「PORTAL with Nreal」がBest Campaign賞を受賞しました。
https://www.meson.tokyo/
■本件に関するお問い合わせ先: info@meson.tokyo