HPE、ベアメタルとエッジのクラウド展開に向け、Kubernetesベースのプラットフォームを発表
[19/12/09]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
BlueData、MapR、Kubernetesの活用により、HPE Container Platformがアプリケーションモダナイゼーションを加速し、俊敏性、コスト低減、エンタープライズグレードのセキュリティを実現
※本リリースは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下:HPE)が、2019年11月18日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。原文は以下をご参照ください。
https://www.hpe.com/us/en/newsroom/press-release/2019/11/Hewlett-Packard-Enterprise-introduces-Kubernetes-based-platform-for-bare-metal-and-edge-to-cloud-deployments.html
HPEは本日、業界初となるエンタープライズグレードのKubernetesベースのコンテナプラットフォーム、HPE Container Platformを発表しました。同製品は、永続ストレージを利用してクラウドネイティブアプリケーションとモノリシックアプリケーションの両方に対応します。HPE Container Platformにより、あらゆるパブリッククラウド、あるいはエッジでも、ベアメタルあるいは仮想化されたインフラストラクチャで稼働する、新規および既存アプリケーション向けの開発を加速させることができます。
HPE Container Platformは、100%オープンソースのKubernetesに加え、HPEが買収したBlueDataおよびMapRといった実証済みの革新的技術をベースに構築されています。この次世代ソリューションは、コンテナをベアメタル上で実行することで、コストと複雑さを大幅に抑えながら、仮想マシンやクラウドインスタンス上に展開できる柔軟性を提供します。お客様は、“スタックを折りたたみ”、仮想化のニーズを不要にすることで、より高い効率、稼働率、性能の向上といったメリットを得ることができます。
この新しいプラットフォームは、機械学習やエッジ分析からCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)パイプラインやアプリケーションモダナイゼーションにいたるまで、幅広いユースケースにおいて、大規模エンタープライズ向けKubernetes展開のための要望に独自に対応します。IT部門は、マルチテナント対応コンテナのアイソレーション(分離)および事前統合された永続ストレージを利用して、複数のKubernetesクラスタを管理することができます。開発者は、自分の環境への安全なオンデマンドアクセスを確立することで、一度構築すれば、どこにでも展開できるコンテナの可搬性により、アプリケーションの開発や、より速やかなコードのリリースが可能になります。
HPEのハイブリッドIT担当シニアバイスプレジデント 兼 最高技術責任者(CTO)のクマール・スリーカンティ(Kumar Sreekanti)は、次のように述べています。「アプリケーション開発はコンテナに移行してきており、Kubernetesはコンテナオーケストレーションのデファクトスタンダードとなっています。HPEは、自社の専門知識と、最近買収したソリューションとオープンソースのKubernetesにより獲得した知的財産を結びつけ、比類ないエンタープライズクラスのコンテナプラットフォームを提供します。HPEのコンテナファーストの取り組みにより、アプリケーションモダナイゼーションを、より速くかつ低コストで実施する手段をエンタープライズ企業に提供します。ベアメタルに最適化され、エッジからクラウドまでのあらゆるインフラストラクチャに拡張可能なアプリケーションモダナイゼーションです。」
変革と競争優位のために、革新を速め、アプリケーションモダナイゼーションを図る必要性に企業は迫られています。そこで新しいアプリケーションをより迅速に開発し、デジタル革新を加速させることを目的に、コンテナとKubernetesを利用して、マイクロサービスアーキテクチャを備えたクラウドネイティブアプリケーションを構築しています。業界アナリストによる調査では、エンタープライズでのコンテナ利用が急激に広がっていることが報告されています。
· ガートナーによると、現在コンテナ化されたアプリケーションを本番環境において使用しているグローバル組織は30%以下ですが、2022年までに75%以上に達すると予想されています*1。
· IDCの調査によると、米国の大企業の55%はコンテナオーケストレーションをKubernetesで標準化しています*2。
· 最近の451 Researchでは、新しいアプリケーションの95%でコンテナが使用されることになると示しています*3。
こうした組織が、コンテナとKubernetesの利用を開発とテストから本番環境に拡大する中、セキュリティ、マルチクラスタ管理、負荷分散などの重要事項について考慮する必要があります。エッジコンピューティングやデータベースをはじめとする多くの新しいユースケースが出てきています。さらに、多くのエンタープライズアプリケーションやシステムはクラウドネイティブではありません。こうした従来のモノリシックアプリケーションは保守に費用がかかることもあり、多くがコンテナ化によってメリットを得ることができます。しかし、既存のアプリケーションをクラウドネイティブとして再構築、再分解するには、時間も費用もかかります。また、こうしたアプリケーションは、Kubernetesでは対応が困難なルートファイルシステムの永続性や移行といった要件がある場合があります。
HPE Container Platformは、コンテナ管理の制御プレーンとしてのBlueDataソフトウェア、コンテナ使用の永続データ用MapR分散ファイルシステム、そしてコンテナオーケストレーションのためのKubernetesを使うことで、こうした問題を独自に解決するターンキーソリューションです。この画期的な取り組みにより、コンテナのメリットがクラウドネイティブなマイクロサービスで構築されたアプリケーションを超えて広がり、クラウドネイティブでないモノリシックアプリケーションを永続データストレージでコンテナ化する機能を提供します。
HPE Container Platformの主なメリットは以下の通りです。
· クラウドネイティブでないモノリシックアプリケーションを再構築することなくモダナイズし、最新のクラウド標準の体験を実現します。
· アプリケーションを一度開発すればどこにでも展開できる機能を提供し、オンプレミス、パブリッククラウド、エッジの間のギャップを埋めます。
· 簡素化されたKubernetesの展開とマルチクラスタ管理により、開発者の生産性を向上させ、新しいコードをより速やかにリリースします。
· ベアメタルコンテナとデータ永続性により、エンタープライズクラスのセキュリティ、性能、信頼性をより低いコストで実現します。
この新しいソリューションは既存のHPEサービスを補完し、お客様のコンテナ戦略、アプリケーションモダナイゼーション、ハイブリッドクラウド展開を支えます。HPE Pointnextは、Cloud Technology PartnersとRedPixieの買収により獲得したノウハウとベストプラクティスに加え、1,000以上のハイブリッドクラウド展開実績に基づく経験で築き上げられた、アドバイザリとコンサルティングサービスを提供します。
提供開始時期
HPE Container Platformソフトウェアは、HPEの世界最高レベルのアドバイザリ、コンサルティング、展開、サポートサービスと共に、2020年上半期に注文可能となります。
参考情報
· HPEのコンテナビジネスの展望および戦略についての詳細は、HPE Hybrid IT担当プレジデントのブログポストをご参照ください。(英語)
· https://www.hpe.com/us/en/newsroom/blog-post/2019/11/With-HPE-Container-Platform-enterprise-wide-containerization-is-a-reality.html
· HPE Container Platformが、どのようにクラウドネイティブとモノリシックアプリケーション向けの統合ソリューションを提供するかについては、以下動画をご参照ください。
· https://www.youtube.com/watch?v=OTtwfx4vRGQ&feature=youtu.be
· 2019年11月18日の週にカリフォルニア州サンディエゴで開催されたKubeCon I CloudNativeCon North AmericaのHPEブース(#2P28)で、デモンストレーションで紹介しました。
· https://developer.hpe.com/blog/hpe-dev-heads-to-kubecon-cloudnativecon-san-diego
注記
*1 Gartner, Arun Chandrasekaran, “Evolution of Virtualization: VMs, Containers, Severless --- Which to Use When?” 発行:2019年9月26日
*2 IDC, Containers and Cloud Management Survey, 2019年5月
*3 Research, Voice of the Enterprise: DevOps Q1 201
■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
HPEは、エッジからクラウドまでのプラットフォームをas a Service(アズアサービス)として提供するグローバル企業です。あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させるお手伝いをします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEはユニークながらオープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションを提供しています。すべてのクラウドとエッジにわたる一貫性のある利用感により、お客様が新たなビジネスモデルを開発し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細は www.hpe.com でご確認ください。
※本リリースは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下:HPE)が、2019年11月18日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。原文は以下をご参照ください。
https://www.hpe.com/us/en/newsroom/press-release/2019/11/Hewlett-Packard-Enterprise-introduces-Kubernetes-based-platform-for-bare-metal-and-edge-to-cloud-deployments.html
HPEは本日、業界初となるエンタープライズグレードのKubernetesベースのコンテナプラットフォーム、HPE Container Platformを発表しました。同製品は、永続ストレージを利用してクラウドネイティブアプリケーションとモノリシックアプリケーションの両方に対応します。HPE Container Platformにより、あらゆるパブリッククラウド、あるいはエッジでも、ベアメタルあるいは仮想化されたインフラストラクチャで稼働する、新規および既存アプリケーション向けの開発を加速させることができます。
HPE Container Platformは、100%オープンソースのKubernetesに加え、HPEが買収したBlueDataおよびMapRといった実証済みの革新的技術をベースに構築されています。この次世代ソリューションは、コンテナをベアメタル上で実行することで、コストと複雑さを大幅に抑えながら、仮想マシンやクラウドインスタンス上に展開できる柔軟性を提供します。お客様は、“スタックを折りたたみ”、仮想化のニーズを不要にすることで、より高い効率、稼働率、性能の向上といったメリットを得ることができます。
この新しいプラットフォームは、機械学習やエッジ分析からCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)パイプラインやアプリケーションモダナイゼーションにいたるまで、幅広いユースケースにおいて、大規模エンタープライズ向けKubernetes展開のための要望に独自に対応します。IT部門は、マルチテナント対応コンテナのアイソレーション(分離)および事前統合された永続ストレージを利用して、複数のKubernetesクラスタを管理することができます。開発者は、自分の環境への安全なオンデマンドアクセスを確立することで、一度構築すれば、どこにでも展開できるコンテナの可搬性により、アプリケーションの開発や、より速やかなコードのリリースが可能になります。
HPEのハイブリッドIT担当シニアバイスプレジデント 兼 最高技術責任者(CTO)のクマール・スリーカンティ(Kumar Sreekanti)は、次のように述べています。「アプリケーション開発はコンテナに移行してきており、Kubernetesはコンテナオーケストレーションのデファクトスタンダードとなっています。HPEは、自社の専門知識と、最近買収したソリューションとオープンソースのKubernetesにより獲得した知的財産を結びつけ、比類ないエンタープライズクラスのコンテナプラットフォームを提供します。HPEのコンテナファーストの取り組みにより、アプリケーションモダナイゼーションを、より速くかつ低コストで実施する手段をエンタープライズ企業に提供します。ベアメタルに最適化され、エッジからクラウドまでのあらゆるインフラストラクチャに拡張可能なアプリケーションモダナイゼーションです。」
変革と競争優位のために、革新を速め、アプリケーションモダナイゼーションを図る必要性に企業は迫られています。そこで新しいアプリケーションをより迅速に開発し、デジタル革新を加速させることを目的に、コンテナとKubernetesを利用して、マイクロサービスアーキテクチャを備えたクラウドネイティブアプリケーションを構築しています。業界アナリストによる調査では、エンタープライズでのコンテナ利用が急激に広がっていることが報告されています。
· ガートナーによると、現在コンテナ化されたアプリケーションを本番環境において使用しているグローバル組織は30%以下ですが、2022年までに75%以上に達すると予想されています*1。
· IDCの調査によると、米国の大企業の55%はコンテナオーケストレーションをKubernetesで標準化しています*2。
· 最近の451 Researchでは、新しいアプリケーションの95%でコンテナが使用されることになると示しています*3。
こうした組織が、コンテナとKubernetesの利用を開発とテストから本番環境に拡大する中、セキュリティ、マルチクラスタ管理、負荷分散などの重要事項について考慮する必要があります。エッジコンピューティングやデータベースをはじめとする多くの新しいユースケースが出てきています。さらに、多くのエンタープライズアプリケーションやシステムはクラウドネイティブではありません。こうした従来のモノリシックアプリケーションは保守に費用がかかることもあり、多くがコンテナ化によってメリットを得ることができます。しかし、既存のアプリケーションをクラウドネイティブとして再構築、再分解するには、時間も費用もかかります。また、こうしたアプリケーションは、Kubernetesでは対応が困難なルートファイルシステムの永続性や移行といった要件がある場合があります。
HPE Container Platformは、コンテナ管理の制御プレーンとしてのBlueDataソフトウェア、コンテナ使用の永続データ用MapR分散ファイルシステム、そしてコンテナオーケストレーションのためのKubernetesを使うことで、こうした問題を独自に解決するターンキーソリューションです。この画期的な取り組みにより、コンテナのメリットがクラウドネイティブなマイクロサービスで構築されたアプリケーションを超えて広がり、クラウドネイティブでないモノリシックアプリケーションを永続データストレージでコンテナ化する機能を提供します。
HPE Container Platformの主なメリットは以下の通りです。
· クラウドネイティブでないモノリシックアプリケーションを再構築することなくモダナイズし、最新のクラウド標準の体験を実現します。
· アプリケーションを一度開発すればどこにでも展開できる機能を提供し、オンプレミス、パブリッククラウド、エッジの間のギャップを埋めます。
· 簡素化されたKubernetesの展開とマルチクラスタ管理により、開発者の生産性を向上させ、新しいコードをより速やかにリリースします。
· ベアメタルコンテナとデータ永続性により、エンタープライズクラスのセキュリティ、性能、信頼性をより低いコストで実現します。
この新しいソリューションは既存のHPEサービスを補完し、お客様のコンテナ戦略、アプリケーションモダナイゼーション、ハイブリッドクラウド展開を支えます。HPE Pointnextは、Cloud Technology PartnersとRedPixieの買収により獲得したノウハウとベストプラクティスに加え、1,000以上のハイブリッドクラウド展開実績に基づく経験で築き上げられた、アドバイザリとコンサルティングサービスを提供します。
提供開始時期
HPE Container Platformソフトウェアは、HPEの世界最高レベルのアドバイザリ、コンサルティング、展開、サポートサービスと共に、2020年上半期に注文可能となります。
参考情報
· HPEのコンテナビジネスの展望および戦略についての詳細は、HPE Hybrid IT担当プレジデントのブログポストをご参照ください。(英語)
· https://www.hpe.com/us/en/newsroom/blog-post/2019/11/With-HPE-Container-Platform-enterprise-wide-containerization-is-a-reality.html
· HPE Container Platformが、どのようにクラウドネイティブとモノリシックアプリケーション向けの統合ソリューションを提供するかについては、以下動画をご参照ください。
· https://www.youtube.com/watch?v=OTtwfx4vRGQ&feature=youtu.be
· 2019年11月18日の週にカリフォルニア州サンディエゴで開催されたKubeCon I CloudNativeCon North AmericaのHPEブース(#2P28)で、デモンストレーションで紹介しました。
· https://developer.hpe.com/blog/hpe-dev-heads-to-kubecon-cloudnativecon-san-diego
注記
*1 Gartner, Arun Chandrasekaran, “Evolution of Virtualization: VMs, Containers, Severless --- Which to Use When?” 発行:2019年9月26日
*2 IDC, Containers and Cloud Management Survey, 2019年5月
*3 Research, Voice of the Enterprise: DevOps Q1 201
■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
HPEは、エッジからクラウドまでのプラットフォームをas a Service(アズアサービス)として提供するグローバル企業です。あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させるお手伝いをします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEはユニークながらオープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションを提供しています。すべてのクラウドとエッジにわたる一貫性のある利用感により、お客様が新たなビジネスモデルを開発し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細は www.hpe.com でご確認ください。