第11回全国消費者価値観調査 〜 環境配慮は、かっこいいけど、やればやるほど面倒に
[11/07/08]
提供元:PRTIMES
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株式会社I&S BBDO(代表取締役社長:加藤和豊、本社:東京都中央区)ストラテジックプランニンググループでは、東日本大震災から約2ヵ月後にあたる2011年5月、全国の18〜69歳一般男女2,500名を対象に、通算11回目にあたる「全国消費者価値観調査2011」を実施した。
この10年の調査結果では、ほとんどの価値観項目で大きな変化は見られなかったが、2010年から2011年にかけては、有意な増減が見られた項目が少なくなかった。これらの変化は、一時的なものである可能性もあるが、東日本大震災の影響によるものであることは明らかであると考えられる。
今回は、それらの調査結果の速報として、大震災による環境意識の変化を取り上げた。
東日本大震災後の2011年調査では、環境に関する意識の変化があまり見られない中で、「環境や資源を守るためには不自由な生活でも仕方がない」とする人が44%(トップ2ボックス=「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人の構成比の合計:全国平均、以下同様)となり、前年を12ポイント上回った。また、同様に、「環境に配慮した生活をするのはかっこいいことだと思う」とする人も、前年の49%から56%へ、7ポイントの上昇となり、40代男性を除いて軒並み前年より増加している。
一方、これまでの調査結果の中でも、環境を配慮した取組みが進むほど、それらを「面倒」と感じる人が増える傾向は見られたが、今回は、とくに男性若年層などで「環境に配慮して生活していく事は、面倒だと感じる」とする人が顕著に増えている。さらに、「面倒だと感じる」とする負担感の裏返しとして、「環境への配慮を手間を掛けずに、簡単に続けたい」とする人も増えており、とくに20〜30代の男性において大きな伸びを示している。
環境に対する意識と行動とは必ずしも一致するものではないかもしれない。「環境」に配慮することは、誰しもが否定できないことであろう。しかしながら、今回の震災の影響により、全国的に「節電」に取り組まざるを得ないという現状ともなっている。「こうありたい」という理想もさることながら、「しなければいけない」ことに現実的に対処しなければならなくなった状況が、少なからずストレスにもなっているといえそうである。
今後も、手軽かつ簡便に、環境保護に貢献していると実感できるような商品やサービスへの関心・需要がさらに高まっていくかもしれない。
グラフなどの詳細はこちらからご覧ください。https://prtimes.jp/data/corp/1001/2d6b79e29cb28976f05fc48f7cd1915e.pdf
【調査概要】
● 調査対象: 18〜69 歳男女個人計2,500 サンプル
● 調査方法: インターネット調査
● 調査地域: 全国(主要7 ブロック)
● 調査期間: 2011年5月13日〜17日
ご参考
【株式会社I&S BBDO 会社概要】
■ 代表者:代表取締役社長 加藤和豊
■ 設立:1947年6月5日
■ 所在地:〒104-6038 東京都中央区晴海1-8-10 晴海トリトンスクエアX
■ TEL/FAX:03-6221-8585/03-6221-8791
■ HP:www.isbbdo.co.jp
I&S BBDOは、1947年の創業以来、日本の市場で培ってきた知識・経験をいかしながら、BBDOワールドワイドの一員として、グローバルなネットワークに蓄積された実績・ノウハウを活用し、トータルなマーケティングサービスを提供しています。これまでにACCグランプリ、CM大賞等、数々の広告賞を受賞しています。国内子会社としてデジタル&ダイレクトマーケティングを扱う株式会社プロキシミティジャパンと、九州を中心とした西日本地区に拠点をもつリージョナル・エージェンシーとして株式会社BBDO J WESTがあります。
BBDOワールドワイドは世界79カ国287拠点で活動しています。国際的なクリエイティブ賞として有名なカンヌ・ライオンズ・クリエイティブ・フェスティバルにおいて、2007年から5年連続で年間最優秀ネットワークに選出されています。またThe Directory Big Wonにおいて4年連続で首位を獲得し、The Gunn Reportでは5年連続で最も表彰されたネットワークに選ばれています。