ゲッティ イメージズ、クリエイター向け助成金プログラム「Creative Grants」 2012年の受賞者を発表
[12/07/11]
提供元:PRTIMES
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〜写真家やクリエイターがビジュアルコミュニケーションを駆使してNPO団体の活動を支援、ゲッティ イメージズが助成金を提供〜
*本ニュースリリースは、米国時間2012 年7 月11 日発表資料の抄訳です。
ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:島本久美子、以下ゲッティ イメージズ)は、2012年7月10日、英国ロンドンにて、本年のクリエイター向け助成金プログラム「Getty Images Creative Grants」の受賞者として、写真家のLinka Anne Odomとクリエイティブ事務所Good Pilotによるプロジェクトチームと、写真家Klaus Thymannとクリエイティブ事務所Mother Londonによるプロジェクトチームの2チームを選定したことを発表いたします。カメラマンとコミュニケーションデザインのプロフェショナルで構成されたこの2チームには、協力先のNPO団体との連携を強化する、ビジュアルコンテンツの制作費用として、それぞれ15,000米ドルが授与されます。
「Getty Images Creative Grants」とは、2009年にゲッティ イメージズが設立したクリエイター向けの助成金プログラムで、NPO団体がビジュアルコミュニケーションの力を通じて、世の中にポジティブな変化をもたらし、活動を効果的に伝えることを目的に発足したもので、毎年日本をはじめ、世界各国からの応募者を募っています。本年の「Getty Images Creative Grants」は、20ヶ国にも及ぶ各国の写真家やクリエイティブ事務所から計75の応募を受け付けました。本年選ばれたのは、両者ともヨーロッパを拠点とするプロジェクトです。
・写真家Linka Anne Odomとクリエイティブ事務所のGood Pilotは、NPOのD-Foundationと協力し、インドの恵まれない人々が効果的に医療サービスを受けられるようにボランティアを募るプロジェクト『Pathways』を実行します。同プロジェクトは、ビジュアルコミュニケーションを通じて、多くの医師がインドに出向いてボランティア活動を行うよう動機付けるとともに、ドイツの病院各所に慈善活動のPRブースを設置することで、D-Foundationの活動の認知を広めることを目的としています。
・写真家のKlaus Thymannとクリエイティブ事務所のMother Londonの行うプロジェクト『Project Pressure』では、氷河の縮小が世界に及ぼす影響に、ビジュアルの観点から脚光を当てます。今回の助成金によりネパールでの活動が可能となるため、Thymannは現地で『Project Pressure』チームのフィールドワークを行い、氷河の縮小が現地住民に与える影響を調査します。写真や映像だけではなく、Mother Londonはソーシャルメディアやナレーション付のスライドショーを使ってThymannの活動を記録します。
これらのプロジェクト実現における経済的支援に加えて、受賞者はゲッティ イメージズのアートディレクター、写真編集者やプロデューサーなどの専門知識を、プロジェクト実現のために活用することができます。受賞者やファイナリスト、及びプログラムの詳細につきましては、下記WEBサイトをご覧ください。最終作品がNPO団体のコミュニケーションにどのように導入されるかも、同サイトで公開される予定です。
www.gettyimages.com/grants (英語)
ゲッティ イメージズ、クリエイティブコンテンツのシニア・ヴァイスプレジデントAndrew Saundersのコメント:「商品やサービスのプロモーションを行う一般企業と同様、活動を効果的にプロモートするためには、NPO団体もオリジナルかつ説得力のあるコンテンツを必要としています。今年の助成金の受賞者は、氷河の縮小や発展途上国における医療問題などといった課題の解決の糸口を見出す、素晴らしい作品を完成させることと確信しております。」
本年の「Getty Images Creative Grants」の選考は、以下の業界をけん引するプロフェショナルから成る委員会により行われました:
・Jonny Bauer: オーストラリアのマーケティング会社Droga5の戦略企画部長
・Karl Heiselman: イギリスのブランディング・デザイン会社Wolff OlinsのCEO
・Chuck Tso: 米国の広告代理店R/GAのビジュアルデザインのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター
今回の助成金を受賞した2名以外にも、以下の優秀な応募者2名が特別賞を受賞しました。
・ドイツ出身の写真家Heiko Hellwigおよびクリエイティブ事務所のEcholotは、強力な活動家ネットワークを通して、海・波・砂浜の保護と娯楽を促進することを目的とする『The Surfrider Foundation』を支援するプロジェクトを提案し、高評価を受けました。彼らは、公共のビーチに巨大な画像パネルやバナーを設置するというユニークなキャンペーンを提案しました。
・マドリードを拠点とする写真家Thomas Cristofolettiとクリエイティブ事務所のPhibiousは、現地住民による持続可能な地域開発を促進するギニアビサウの非営利団体『Federacao Camponesa KAFO』の支援を提案しました。彼らの提案したキャンペーンとは、有名なラジオアナウンサー数名の協力を得て、天然資源保護のために住民が考え、行動を起こせるような証言をしてもらい、看板やコマーシャル、パンフレットなどに反映するものです。これは、地元のリン鉱山が環境や社会にもたらす影響に対して、住民の意識を高めることを目的としたものです。
『Creative Grants』に加え、ゲッティ イメージズはフランスのペルピニャンで開催される報道写真展Visa Pour L’Image(英語)にて、報道写真家にむけた助成金を毎年授与しており、日本からの応募者も歓迎しております。
<ゲッティ イメージズ について>
ゲッティ イメージズは、静止画、動画、マルチメディア製品、音楽を含むデジタルコンテンツを世界100カ国以上に提供する、世界最大級のデジタルコンテンツカンパニーです。クリエーターやメディアをはじめとし、デジタルコンテツを求める多くの方々にサービスをご利用頂いています。世界各地の主要な写真や映像コンペティションにおいて受賞歴のある実力高いフォトグラファー達がゲッティ イメージズと共に働いております。こうして日々世界の著名な新聞や雑誌、キャンペーン、映画、TV番組、書籍やウェブサイトを飾っている写真を産み出しています。コミュニケーションやビジネスにおいてデジタルメディアが担うユニークな役割と、クリエイティブなアイディアにおけるゲッティ イメージズの実績を、是非下記のサイトからご覧下さい。
ゲッティ イメージズ ウェブサイト: www.gettyimages.com
<ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社について>
ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社は、1995 年に創業された米国シアトルに本社を置くGetty Images の子会社です。
1)報道映像・写真を提供する報道・通信社としての業務
新聞・テレビ・出版社を含むメディア各社を主要顧客とし、報道映像やスポーツ、エンターテインメント報道用写真を報道機関に提供しています。また、自社取材の映像に加えてAFPと提携して、テレビやインターネット向けのビデオ映像配信事業も展開しています。
2)静止画や動画、音楽を提供するコンテンツプロバイダとしての業務
クリエイティブコンテンツをオンライン経由で提供するほか、コンテンツの商業利用にあたって、素材の権利処理サービスを提供します。加えて世界のビジュアルトレンドを調査・分析し、常に世界のニーズにあったコンテンツをトータルに提供いたします。
3)コンテンツを世界にライセンスする業務
日本のフォトグラファー、ミュージシャンを海外に紹介し、ライセンスいたします。
※実際の業務執行はゲッティ イメージズ ジャパン株式会社より役務提供を受けたゲッティ イメージズ セールス ジャパン合同会社による。
ゲッティ イメージズ ジャパン ウェブサイト: http://www.gettyimages.co.jp
<画像1>Linka Anne Odom/ Getty Images Creative Grant recipient 2012
<画像2>Klaus Thymann/ Getty Images Creative Grant recipient 2012