GitLab、オープンソースオブザーバビリティソリューションによるDevOpsプラットフォームの拡張に向けてOpstraceを買収
[22/01/12]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
統合オブザーバビリティソリューションを搭載した業界初のDevOpsプラットフォーム
DevOpsライフサイクルに対応した機能をシングルアプリケーションで提供するGitLab(本社:米サンフランシスコ、読み方:ギットラボ、NASDAQ:GTLB、https://about.gitlab.com/ja-jp/)は、オープンソースオブザーバビリティのディストリビューションであるOpstraceを提供するOpstrace,Inc.を買収したことを発表しました。Opstraceの買収に伴い、GitLabは単一のユーザーインターフェース、統合されたデータストア、DevOpsライフサイクル内への組込型セキュリティといった従来から提供してきたDevOpsプラットフォームのケイパビリティに加えて、統合されたオープンソースオブザーバビリティソリューションを業界で初めて組込むことにより、DevOpsプラットフォームの未来を開拓し続けます。GitLabは、企業に新たな選択肢を提供することによってオブザーバビリティ市場に参入します。これにより、企業は料金設定が自社の目標とかけ離れた高価なSaaSサービスを選ぶか、オープンソースコンポーネントを組み合わせてオブザーバビリティソリューションを自社運用するかを迷う必要がなくなります。今回の買収により、既存のDevOpsプラットフォームとともに任意のクラウド、データセンター、またはGitlab.comにデプロイできる、すぐに使える検証済みの統合されたオブザーバビリティプラットフォームが実現します。
Opstraceは、設定が不要なオブザーバビリティソリューションにより、DevOpsライフサイクルの「監視」ステージ(https://about.gitlab.com/direction/ops/#monitor)における開発者体験の向上に注力します。GitLabは、Opstraceを活用してコードのガイド付きinstrumentation*1、パフォーマンス改善に伴う最近のパフォーマンスの低下に対する知見、マージリクエストによるレビュー環境からのパフォーマンスフィードバック、デプロイメントの自動ロールバック、インシデント発生時の迅速な調査とトリアージといった機能を提供することにより、さらに快適な開発者エクスペリエンスを創造します。
*1 instrumentation - プログラム実行中のふるまいに関する情報を収集するため、追加のコードをプログラム中に挿入すること。
GitLabでCPO(プロダクト最高責任者)を務めるスコット・ウィリアムソン(Scott Williamson)は、次のように述べています。「OpstraceによってGitLabが提供するDevOpsプラットフォームをさらに拡張し、業界で初めてコラボレーティブなオブザーバビリティソリューションを標準搭載することをとても楽しみにしています。今後もオブザーバビリティエクスペリエンスの改善に向けて開発者や運用担当者のコミュニティを育て続け、デプロイメントの安全性を確信し、本番環境停止を素早く抑制できる統合されたオープンソースプラットフォームをより多くの開発者が利用できるようにしたいと考えています。」
GitLabが実施した2021年DevSecOps調査(https://about.gitlab.com/developer-survey/)によると、50%近くの運用担当者のチームが2〜5種類の監視ツールを使用している一方で、監視ツールをまったく使用していないチームも28%に上っています。このデータは、運用担当者が多数のSaaSサービスを利用してオブザーバビリティデータを管理しているか、あるいはインフラストラクチャコストを抑えるためにオープンソースコンポーネントから自社運営のオブザーバビリティプラットフォームを構築していることを示しています。Opstraceは、Prometheus、Cortex、Grafanaなどの独立したオープンソース監視ツールを統合して、汎用インフラストラクチャにインストールして容易に実行できるオブザーバビリティプラットフォームを構築することにより、オブザーバビリティに対するユニークなアプローチを実現します。
Opstraceの共同創業者で、GitLabでプリンシパルプロダクトマネージャーを務めるセバスチアン・ポール(Sebastien Pahl)は、次のように述べています。「Opstraceの開発目的は、検証済みでセキュアなエンドツーエンドオブザーバビリティソリューションを開発することにより、オープンソースオブザーバビリティ領域を開発者や企業にとってもっと身近なものにすることでした。GitLabチームに加わり、OpstraceをGitLabのDevOpsプラットフォームに統合する作業に貢献できることをとても楽しみにしています。」
Opstraceの共同創業者であり、GitLabでプリンシパルエンジニアを務めるマット・アッペルマン(Mat Appelman)は、次のように述べています。「堅牢でスケーラブルなオブザーバビリティシステムの構築は複雑で、コストがかかります。Opstraceは、セキュアなAPIエンドポイントによる管理が可能で、検証済みの統合マルチテナントオブザーバビリティソリューションによって利便性を提供します。私たちは運用経験を総動員して、誰でも貢献したり恩恵を受けたりすることができるオープンソースコードにしました。GitLabがこの理念を共有していることをとてもうれしく思います。」
OpstraceテクノロジーはGitLabの「監視」段階に統合され、GitLab.com(SaaS)とセルフマネージド版GitLabの両方に標準搭載される予定です。統合の詳細な進捗状況については、このGitLabエピック(https://gitlab.com/groups/gitlab-org/-/epics/6976)をフォローし、GitLabの「監視」段階の詳しい方向性についてはこちら(https://about.gitlab.com/direction/monitor/)より確認できます。
なお、GitLabの公開ハンドブックには買収セクション(https://about.gitlab.com/handbook/acquisitions/)も含まれており、ターゲット企業プロフィールの共有から、チームにもたらされる金銭的インセンティブのリストアップまで、透明性の高い経営企画アプローチを概説しています。
※ 本資料は、米国カリフォルニア州にて2021年12月14日(現地時間)に発表したプレスリリース(https://about.gitlab.com/press/releases/2021-12-14-gitlab-acquires-opstrace-to-expand-its-devops-platform-with-open-source-observability-solution.html)の日本語抄訳版です
GitLabについて
GitLabは、DevOpsのライフサイクル全般をカバーするシングルアプリケーションとして、ゼロから構築されたオープンDevOpsプラットフォームです。製品、開発、品質保証、セキュリティおよびオペレーションチームが同一プロジェクト上で同時に作業を行うことを可能にします。DevOpsのライフサイクル全体を通じて、シングルデータストア、UI、権限モデルを提供し、共同作業の効率化と集中的な作業を可能にし、サイクル時間の大幅な削減を実現します。GitLabはオープンソースベースで構築されており、数千人のディベロッパーや数千万人のユーザーから成るコミュニティの力で、DevOpsに絶えず新たなイノベーションをもたらしています。Ticketmaster、Jaguar Land Rover、Nasdaq、Dish Network、Comcastをはじめ、スタートアップから世界的大手企業に至るまで、(有償版と無償版をあわせて)推定で3,000万以上のユーザーがGitLabに信頼を寄せ、素早く優れたソフトウェアを作り出しています。GitLabは2014年から完全リモートワークを実践し、65以上の国に1,350人以上の従業員を擁しています。
DevOpsライフサイクルに対応した機能をシングルアプリケーションで提供するGitLab(本社:米サンフランシスコ、読み方:ギットラボ、NASDAQ:GTLB、https://about.gitlab.com/ja-jp/)は、オープンソースオブザーバビリティのディストリビューションであるOpstraceを提供するOpstrace,Inc.を買収したことを発表しました。Opstraceの買収に伴い、GitLabは単一のユーザーインターフェース、統合されたデータストア、DevOpsライフサイクル内への組込型セキュリティといった従来から提供してきたDevOpsプラットフォームのケイパビリティに加えて、統合されたオープンソースオブザーバビリティソリューションを業界で初めて組込むことにより、DevOpsプラットフォームの未来を開拓し続けます。GitLabは、企業に新たな選択肢を提供することによってオブザーバビリティ市場に参入します。これにより、企業は料金設定が自社の目標とかけ離れた高価なSaaSサービスを選ぶか、オープンソースコンポーネントを組み合わせてオブザーバビリティソリューションを自社運用するかを迷う必要がなくなります。今回の買収により、既存のDevOpsプラットフォームとともに任意のクラウド、データセンター、またはGitlab.comにデプロイできる、すぐに使える検証済みの統合されたオブザーバビリティプラットフォームが実現します。
Opstraceは、設定が不要なオブザーバビリティソリューションにより、DevOpsライフサイクルの「監視」ステージ(https://about.gitlab.com/direction/ops/#monitor)における開発者体験の向上に注力します。GitLabは、Opstraceを活用してコードのガイド付きinstrumentation*1、パフォーマンス改善に伴う最近のパフォーマンスの低下に対する知見、マージリクエストによるレビュー環境からのパフォーマンスフィードバック、デプロイメントの自動ロールバック、インシデント発生時の迅速な調査とトリアージといった機能を提供することにより、さらに快適な開発者エクスペリエンスを創造します。
*1 instrumentation - プログラム実行中のふるまいに関する情報を収集するため、追加のコードをプログラム中に挿入すること。
GitLabでCPO(プロダクト最高責任者)を務めるスコット・ウィリアムソン(Scott Williamson)は、次のように述べています。「OpstraceによってGitLabが提供するDevOpsプラットフォームをさらに拡張し、業界で初めてコラボレーティブなオブザーバビリティソリューションを標準搭載することをとても楽しみにしています。今後もオブザーバビリティエクスペリエンスの改善に向けて開発者や運用担当者のコミュニティを育て続け、デプロイメントの安全性を確信し、本番環境停止を素早く抑制できる統合されたオープンソースプラットフォームをより多くの開発者が利用できるようにしたいと考えています。」
GitLabが実施した2021年DevSecOps調査(https://about.gitlab.com/developer-survey/)によると、50%近くの運用担当者のチームが2〜5種類の監視ツールを使用している一方で、監視ツールをまったく使用していないチームも28%に上っています。このデータは、運用担当者が多数のSaaSサービスを利用してオブザーバビリティデータを管理しているか、あるいはインフラストラクチャコストを抑えるためにオープンソースコンポーネントから自社運営のオブザーバビリティプラットフォームを構築していることを示しています。Opstraceは、Prometheus、Cortex、Grafanaなどの独立したオープンソース監視ツールを統合して、汎用インフラストラクチャにインストールして容易に実行できるオブザーバビリティプラットフォームを構築することにより、オブザーバビリティに対するユニークなアプローチを実現します。
Opstraceの共同創業者で、GitLabでプリンシパルプロダクトマネージャーを務めるセバスチアン・ポール(Sebastien Pahl)は、次のように述べています。「Opstraceの開発目的は、検証済みでセキュアなエンドツーエンドオブザーバビリティソリューションを開発することにより、オープンソースオブザーバビリティ領域を開発者や企業にとってもっと身近なものにすることでした。GitLabチームに加わり、OpstraceをGitLabのDevOpsプラットフォームに統合する作業に貢献できることをとても楽しみにしています。」
Opstraceの共同創業者であり、GitLabでプリンシパルエンジニアを務めるマット・アッペルマン(Mat Appelman)は、次のように述べています。「堅牢でスケーラブルなオブザーバビリティシステムの構築は複雑で、コストがかかります。Opstraceは、セキュアなAPIエンドポイントによる管理が可能で、検証済みの統合マルチテナントオブザーバビリティソリューションによって利便性を提供します。私たちは運用経験を総動員して、誰でも貢献したり恩恵を受けたりすることができるオープンソースコードにしました。GitLabがこの理念を共有していることをとてもうれしく思います。」
OpstraceテクノロジーはGitLabの「監視」段階に統合され、GitLab.com(SaaS)とセルフマネージド版GitLabの両方に標準搭載される予定です。統合の詳細な進捗状況については、このGitLabエピック(https://gitlab.com/groups/gitlab-org/-/epics/6976)をフォローし、GitLabの「監視」段階の詳しい方向性についてはこちら(https://about.gitlab.com/direction/monitor/)より確認できます。
なお、GitLabの公開ハンドブックには買収セクション(https://about.gitlab.com/handbook/acquisitions/)も含まれており、ターゲット企業プロフィールの共有から、チームにもたらされる金銭的インセンティブのリストアップまで、透明性の高い経営企画アプローチを概説しています。
※ 本資料は、米国カリフォルニア州にて2021年12月14日(現地時間)に発表したプレスリリース(https://about.gitlab.com/press/releases/2021-12-14-gitlab-acquires-opstrace-to-expand-its-devops-platform-with-open-source-observability-solution.html)の日本語抄訳版です
GitLabについて
GitLabは、DevOpsのライフサイクル全般をカバーするシングルアプリケーションとして、ゼロから構築されたオープンDevOpsプラットフォームです。製品、開発、品質保証、セキュリティおよびオペレーションチームが同一プロジェクト上で同時に作業を行うことを可能にします。DevOpsのライフサイクル全体を通じて、シングルデータストア、UI、権限モデルを提供し、共同作業の効率化と集中的な作業を可能にし、サイクル時間の大幅な削減を実現します。GitLabはオープンソースベースで構築されており、数千人のディベロッパーや数千万人のユーザーから成るコミュニティの力で、DevOpsに絶えず新たなイノベーションをもたらしています。Ticketmaster、Jaguar Land Rover、Nasdaq、Dish Network、Comcastをはじめ、スタートアップから世界的大手企業に至るまで、(有償版と無償版をあわせて)推定で3,000万以上のユーザーがGitLabに信頼を寄せ、素早く優れたソフトウェアを作り出しています。GitLabは2014年から完全リモートワークを実践し、65以上の国に1,350人以上の従業員を擁しています。