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2014年5月‐6月度のマルウェアランキングを公開

〜いずれも特定のURLにブラウザーを誘導するウイルスがトップに〜

四半世紀にわたり、プロアクティブなマルウェア検出技術の世界的なパイオニアであるESET, spol. s r.o.(本社:スロバキア、ブラティスラバ、CEO:リチャード・マルコ、以下ESET)がまとめた2014年5月‐6月度のマルウェアランキング(日本版、世界版)をキヤノンITソリューションズのウェブサイトで公開しました。概要は以下の通りです。

■日本のマルウェアランキング(5月‐6月度)

<月間サマリー>
2014年5月の脅威ランキングでは、HTML/Iframe.B.Genがトップになりました。また、6月に入ると同じく特定のURLにブラウザーを誘導するHTML/Iframeがトップになっています。

<5月度ランキング>
第1位HTML/Iframe.B.Gen (前月:5位)
HTML/Iframe.B.GenはHTMLページに埋め込まれた悪意のあるiframeタグの汎用名であり、悪意のあるソフトウェアのサイトに誘導する特定のURLにブラウザーをリダイレクトします。
第2位Win32/TrojanDownloader.Waski.A (前月:1位)
このトロイの木馬は、インターネットから別のマルウェアをダウンロードしようとします。
第3位Win32/TrojanDownloader.Small.PSD (前月:10位以下)
このトロイの木馬は、インターネットから別のマルウェアをダウンロードしようとします。

<6月度ランキング>
第1位HTML/Iframe (前月:10位以下)
HTML/IframeはHTMLページに埋め込まれた悪意のあるiframeタグの汎用名であり、悪意のあるソフトウェアのサイトに誘導する特定のURLにブラウザーをリダイレクトします。
第2位Win32/TrojanDownloader.Wauchos (前月:10位以下)
このトロイの木馬は、インターネットから別のマルウェアをダウンロードしようとします。
第3位Win32/Filecoder (前月:10位以下)
ここのトロイの木馬はローカルドライブのファイルを暗号化します。

日本のマルウェアランキング(2014年5月‐6月度)と各マルウェアの詳細はこちらに掲載しています。
是非ご一読ください。
<5月>
http://canon-its.jp/product/eset/topics/malware1405_jp.html
<6月>
http://canon-its.jp/product/eset/topics/malware1406_jp.html


■世界のマルウェアランキング(5月‐6月度)

<5月度ランキング>
第1位Win32/Bundpil (前月:1位)
このワームは、リムーバブルメディアを介して感染を広げます。1つのURLを保持しており、そのURLからいくつかのファイルをダウンロードし、実行しようとします。通信にはHTTPプロトコルが使用されます。
第2位LNK/Agent.AK (前月:2位)
LNK/Agent.AKは、本物または正規のアプリケーション/フォルダーを実行するためのコマンドを連結して、バックグラウンドで脅威を実行するリンクで、autorun.infという脅威の新たなバージョンとなる可能性があります。この脆弱性はStuxnetの発見に伴い知られるようになり、悪用された4つの脆弱性のうちの1つでした。
第3位Win32/Sality (前月:3位)
Salityは、他のファイルに感染するポリモーフィック型のマルウェアです。実行されると、あるサービスを開始するほか、システムのセキュリティに関連するレジストリーキーを削除し、オペレーティングシステムが起動するたびに悪意のあるプロセスが開始されるようにするレジストリーキーを作成します。

<6月度ランキング>
第1位Win32/Bundpil (前月:1位)
このワームは、リムーバブルメディアを介して感染を広げます。1つのURLを保持しており、そのURLからいくつかのファイルをダウンロードし、実行しようとします。通信にはHTTPプロトコルが使用されます。
第2位JS/Kryptik.I(前月:10位以下)
JS/Kryptikは、HTMLページに埋め込まれている、難読化された悪意のあるJavaScriptコードの汎用検出名です。通常は、悪意のあるURLにブラウザーをリダイレクトしたり、特定の脆弱性を悪用したりします。
第3位LNK/Agent.AK (前月:2位)
LNK/Agent.AKは、本物または正規のアプリケーション/フォルダーを実行するためのコマンドを連結して、バックグラウンドで脅威を実行するリンクで、autorun.infという脅威の新たなバージョンとなる可能性があります。この脆弱性はStuxnetの発見に伴い知られるようになり、悪用された4つの脆弱性のうちの1つでした。

世界のマルウェアランキング(2014年5月‐6月度)と各マルウェアの詳細はこちらに掲載しています。
是非ご一読ください。
<5月>
http://canon-its.jp/product/eset/topics/malware1405.html
<6月>
http://canon-its.jp/product/eset/topics/malware1406.html

ESETについて
1992年に創設されたESETは、企業および個人向けのセキュリティソリューションを提供するグローバルプロバイダーであり、ISO9001:2000やISO27001など数多くの認証を取得しています。ESETは、プロアクティブなマルウェア検出技術のパイオニアであるとともに、この分野で業界をリードし続けています。ESET製品は、英国『Virus Bulletin』誌のVB100アワードで最多受賞回数を記録しており、日本国内では、2013年8月に角川アスキー総合研究所が実施したウイルス対策ソフト満足度調査(※1)では12項目中11項目でトップとなり、2年連続で総合満足度No.1を獲得したほか、ベクター主催のVectorプロレジ大賞(※2)で2期連続のグランプリを獲得しました。さらに企業向けでは、2013年8月に日経コンピュータで発表された顧客満足度調査(※3)の「セキュリティ製品」部門でESET製品を日本で販売するキヤノンITソリューションズが第1位を獲得しました。ESET NOD32アンチウイルス、ESET Smart Security、ESET Cyber Securityは1億ユーザー以上に利用されており、各方面から極めて高い評価を得ています。

ESETは、スロバキアのブラティスラバにグローバル本社を、米国のサンディエゴ、アルゼンチンのブエノスアイレス、シンガポールに地域流通拠点を構えています。また、ブラティスラバ、サンディエゴ、ブエノスアイレス、チェコ共和国のプラハ、ポーランドのクラクフ、カナダのモントリオール、ロシアのモスクワにマルウェア研究センターを置き、世界180か国にまたがる広範なパートナーネットワークを築いています。

(※1)出典:http://www.lab-kadokawa.com/pdf/20130905_report.pdf
(※2)出典:http://n.shop.vector.co.jp/service/special/award/
(※3)出典: http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130807/497104/

ESET社ホームページ【 http://www.eset.com/

※ESET、NOD32、ESET Smart Security、ESET Cyber Security、ESET ファミリーセキュリティ、ESET パーソナルセキュリティは、ESET, spol. s r.o. の商標です。
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