ペットのかかりやすい傷病は犬・猫ともに「皮膚炎」が第1位
[16/05/24]
提供元:PRTIMES
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〜ペットの傷病ランキング〜
「ハートのペット保険」でおなじみのアイペット損害保険株式会社(本社:東京都港区六本木、代表取締役:山内 宏隆、以下「アイペット損保」)は、2015年8月1日〜2016年3月31日までに当社のペット保険のご契約者さまからいただいた保険金請求に関して実施した調査結果、【ペットの傷病ランキング】を発表します。
最近では医療の発展や室内飼育の増加に伴って、犬は14.9歳(2005年:13.3歳)、猫:15.8歳(2005年:12.8歳)と平均寿命が延びています。今回の調査では、0歳〜16歳の犬・猫が対象となっており、種別や年齢毎にかかりやすい傷病に違いがみられることが明らかとなりました。
※傷病の定義:疾患と外傷を総称した呼称
調査結果
1.種別総合で見た場合、「皮膚炎」が傷病ランキングで1位となっている
2.全体の請求件数に対して上位10傷病の占める割合は48.4%である
3.種別毎に見た場合、犬は「皮膚炎」が1位であるのに対して、猫は「下痢」が1位となっている
4.0歳の犬に特徴的な傷病は「ケンネルコフ」である一方、5歳以上の犬に特徴的な傷病は「腫瘍」や「白内障」
5.0歳の猫に特徴的な傷病は「猫風邪」である一方、5歳以上の猫に特徴的な傷病は「心筋症」や「腎不全」
6.手術の場合、上位5傷病ランキングでの平均入院日数(※)は犬は2日間、猫は1.4日間
※平均入院日数には日帰り入院を含む
[画像1: http://prtimes.jp/i/12656/23/resize/d12656-23-480134-2.jpg ]
1. 種別総合で見た場合、「皮膚炎」が傷病ランキングで1位となっている
総合ランキング(種別、年齢不問)では、第1位に「皮膚炎」となり、以下「外耳炎」、「下痢」や「嘔吐」が続いています。総合ランキングの10位にアレルギー性皮膚炎が入っていることからも、皮膚炎は犬・猫にとって身近な病気であると言えます。ちなみに、 アレルギー性皮膚炎は食事が原因である場合が多いようです。
ちなみに犬・猫によってかかりやすい皮膚炎は以下のようになっています。 犬:膿皮症・マラセチア皮膚炎・皮膚糸状菌・ニキビダニ・カイセン・ミミダニ・アトピー・ アレルギー 猫:皮膚糸状菌・カイセン・ミミダニ・好酸球性肉芽腫・アトピー 猫は総じて感染や免疫異常が多いようです。 また、「眼科」、「下痢」や「嘔吐」と同様に皮膚に関する症状は、飼い主から見て発見しやすいことから、動物病院への来院動機が1位となっているようです(当社獣医師談)。
<総合傷病ランキング>
第1位:皮膚炎(12.3%)
第2位:外耳炎(9.7%)
第3位:下痢(7.5%)
第4位:嘔吐(3.9%)
第5位:腫瘍(3.8%)
第6位:異物誤飲(3.1%)
第7位:胃腸炎(2.6%)
第8位:てんかん(1.9%)
第9位:腸炎(1.8%)
第9位:アレルギー性皮膚炎(1.8%)
※()内は全請求に対する割合
2. 全体の請求件数に対して上位10傷病の占める割合は48.4%である
前問に引き続き全体の請求に対する上位10傷病の占める割合をみたところ、48.4%と半数近くになっています。このことから上位10位内の傷病は、多くの犬・猫にとって身近なものであることが推測できます。
[画像2: http://prtimes.jp/i/12656/23/resize/d12656-23-372784-1.jpg ]
3. 種別毎に見た場合、犬は[皮膚炎」が1位であるのに対して、猫は「下痢」が1位となっている
犬に特徴的な傷病は「腫瘍」、「胃腸炎」、「てんかん」、「アレルギー性皮膚炎」、 「骨折」であるのに対して猫に特徴的な傷病は「猫かぜ」、「膀胱炎」、「結膜炎」、「腎不全」、「心筋症」となっています。
犬種毎に見た場合、アイペット損保で契約数の多い人気5犬種において犬の傷病ランキング上位10位に入っている傷病では「外耳炎」、「皮膚炎」、「下痢」、「嘔吐」、「誤飲」となっています。
人気犬種第一位のトイ・プードルは他の犬種と比べて「骨折」に注意が必要です。柴犬は、「皮膚炎」、「アレルギー性皮膚炎」、「アトピー性皮膚炎」が上位5位内に入っていることから、皮膚関連の傷病にかかりやすいことが分かります。ミニチュア・ダックスフンドは、胴が長いことから「椎間板ヘルニア」になりやすい傾向があるようです。
一方、猫の場合は人気3猫種とも「下痢」による請求件数が最も多くなっています。種別毎に見るとスコティッシュフォールドでは「結膜炎」が、アメリカン・ショートヘアでは「心筋症」が多くなっています。
アメリカン・ショートヘアは「心筋症」の好発猫種の一つです。心筋症の原因は遺伝要因と言われていますが、詳細は不明のままです。「本当に遺伝要因のみなの?」と疑問視する声もあがっているようです(当社獣医師談)。
犬
第1位:皮膚炎
第2位:外耳炎
第3位:下痢
第4位:腫瘍
第5位:嘔吐
第6位:誤飲、誤食、異物誤食
第7位:胃腸炎
第8位:てんかん
第9位:アレルギー性皮膚炎
第10位:骨折
猫
第1位:下痢
第2位:皮膚炎
第3位:外耳炎
第4位:猫風邪
第5位:膀胱炎
第6位:嘔吐
第7位:結膜炎
第8位:腎不全
第9位:心筋症
第10位:誤飲、誤食、異物誤食
人気犬種
トイ・プードル
第1位:外耳炎
第2位:皮膚炎
第3位:下痢
第4位:嘔吐
第5位:骨折
チワワ
第1位:皮膚炎
第2位:下痢
第3位:外耳炎
第4位:僧帽弁閉鎖不全症
第5位:嘔吐
Mix(小型)
第1位:外耳炎
第2位:皮膚炎
第3位:下痢
第4位:嘔吐
第5位:誤飲
ミニチュア・ダックスフンド
第1位:皮膚炎
第2位:椎間板ヘルニア
第3位:外耳炎
第4位:腫瘍
第5位:歯周病
柴犬
第1位:皮膚炎
第2位:下痢
第3位:外耳炎
第4位:アレルギー性皮膚炎
第5位:アトピー性皮膚炎
人気猫種
スコティッシュフォールド
第1位:下痢
第2位:外耳炎
第3位:結膜炎
第4位:猫風邪
第5位:嘔吐
アメリカン・ショートヘア
第1位:下痢
第2位:心筋症
第3位:膀胱炎
第4位:皮膚炎
第5位:嘔吐
マンチカン
第1位:下痢
第2位:膀胱炎
第3位:外耳炎
第4位:猫風邪
第5位:嘔吐
4. 0歳の犬に特徴的な傷病は「ケンネルコフ」である一方、5歳以上の犬に特徴的な傷病は「腫瘍」や「白内障」
年齢別に傷病ランキングを見たところ、0歳の犬に特徴的な傷病は「ケンネルコフ」(伝染性気管支炎)であるのに対し、5歳以上の犬に「腫瘍」という項目が見られ始めることが分かりました。0歳で5位の「誤飲、誤食、異物誤食」は若年層の犬に多いことから飼い主の注意が必要だと言えそうです。また、7歳以上になると「白内障」がランキングに入ってきます。8歳以上に特徴的な傷病として「僧帽弁閉鎖不全症」(心臓に関する傷病)が挙げられます。年齢を重ねるにつれて臓器に影響が表れ始めるのは、人間と同じだと言えます。
0歳
第1位:下痢
第2位:外耳炎
第3位:皮膚炎
第4位:ケンネルコフ
第5位:誤飲、誤食、異物誤食
5歳以上
第1位:皮膚炎
第2位:外耳炎
第3位:腫瘍
第4位:下痢
第5位:アレルギー性皮膚炎
7歳以上
第1位:皮膚炎
第2位:腫瘍
第3位:外耳炎
第4位:下痢
第5位:アレルギー性皮膚炎
5. 0歳の猫に特徴的な傷病は「猫風邪」である一方、5歳以上の猫に特徴的な傷病は「心筋症」や「腎不全」
0歳の猫に特徴的な傷病は「猫風邪」や「耳ダニ」(7位)であるのに対し、5歳以上は「心筋症」や「腎不全」、「膀胱炎」といった傷病が見られます。さらに7歳以上になると腎臓に関する「腎結石」や「血尿」(9位)になる猫が増えてきています。
0歳
第1位:下痢
第2位:猫風邪
第3位:外耳炎
第4位:結膜炎
第5位:嘔吐
5歳以上
第1位:心筋症
第2位:腎不全
第3位:皮膚炎
第4位:膀胱炎
第5位:外耳炎
7歳以上
第1位:腎不全
第2位:膀胱炎
第3位:心筋症
第4位:胃腸炎
第5位:腎結石
犬・猫の年齢を人間に換算した場合、「15+5×ペットの年齢=人間の年齢」となります。
(ペットの年齢の計算方法については諸説あり、あくまで目安となっております。)
一般的に高齢期の始まりは7歳とされていますが、5歳の時点(人間では40歳にあたる)から「体の不調」が表れているのかもしれません。
6. 手術の場合、上位5傷病ランキングでの平均入院日数(※)は犬は2日間、猫は1.4日間
手術の場合、犬・猫共に上位5傷病ランキングでの平均入院日数(日帰り入院を含む)は犬は2日間、猫は1.4日間となっています。また、上位10位内において最も入院日数の長い傷病は犬では「椎間板ヘルニア」(5日)、猫は「尿道閉塞」、「尿道狭窄症」(8日)となっています。
※平均入院日数には日帰り入院を含む
犬(泊数)
第1位:腫瘍(1)
第2位:歯周病(0)
第3位:骨折(4)
第4位:膝蓋骨脱臼(3)
第5位:誤飲、誤食、異物誤食(2)
猫(泊数)
第1位:腫瘍(1)
第2位:誤飲、誤食、異物誤食(1)
第3位:歯周病(0)
第4位:骨折(3)
第5位:尿石症(2)
今回の調査では、年齢や種別によってかかりやすい傷病が異なることが判明しました。 また、「異物誤飲」は飼い主のしつけ次第で予防が可能です。飼い始めの頃からしつけをしっかりしましょう(当社 獣医師談)。また、定期的な健康診断は、病気の早期発見に繋がります。予防接種と併せて健康診断をするのも良い でしょう。より多くの方がペットの健康に関心を持ち、安心をしてペットライフを送れると良いですね。
犬の病気に関するお役立ち情報はコチラ:http://wanpedia.com/
猫の病気に関するお役立ち情報はコチラ:http://nyanpedia.com/
その他の情報や傷病の詳細につきましては、アイペット損保の広報までお問い合わせください。
【調査概要】
■調査対象:2015年8月1日〜2016年3月31日にかけて保険金の請求を当社に直接されたアイペット損保のご契約者さま(保険金の支払い日ベース)
■調査サンプル数 :31,979件
■調査実施日 :2016年5月16日
【アイペット損害保険株式会社について】
会社名 :アイペット損害保険株式会社
代表取締役 :山内 宏隆
本社所在地 :〒106-0032 東京都港区六本木1-8-7 アーク八木ヒルズ10F
事業内容 :2004年設立、2008年少額短期保険業者として登録、2012年3月損害保険業免許を取得。
ペット保険の販売の他、「ペットとの共生環境の向上とペット産業の健全な発展を促し、潤いのある豊かな社会を創る」ため、様々な活動を行っています。
http://www.ipet-ins.com/
今までのペットと飼い主に関する調査結果はこちらから http://www.ipet-ins.com/company/pr/survey.html
「ハートのペット保険」でおなじみのアイペット損害保険株式会社(本社:東京都港区六本木、代表取締役:山内 宏隆、以下「アイペット損保」)は、2015年8月1日〜2016年3月31日までに当社のペット保険のご契約者さまからいただいた保険金請求に関して実施した調査結果、【ペットの傷病ランキング】を発表します。
最近では医療の発展や室内飼育の増加に伴って、犬は14.9歳(2005年:13.3歳)、猫:15.8歳(2005年:12.8歳)と平均寿命が延びています。今回の調査では、0歳〜16歳の犬・猫が対象となっており、種別や年齢毎にかかりやすい傷病に違いがみられることが明らかとなりました。
※傷病の定義:疾患と外傷を総称した呼称
調査結果
1.種別総合で見た場合、「皮膚炎」が傷病ランキングで1位となっている
2.全体の請求件数に対して上位10傷病の占める割合は48.4%である
3.種別毎に見た場合、犬は「皮膚炎」が1位であるのに対して、猫は「下痢」が1位となっている
4.0歳の犬に特徴的な傷病は「ケンネルコフ」である一方、5歳以上の犬に特徴的な傷病は「腫瘍」や「白内障」
5.0歳の猫に特徴的な傷病は「猫風邪」である一方、5歳以上の猫に特徴的な傷病は「心筋症」や「腎不全」
6.手術の場合、上位5傷病ランキングでの平均入院日数(※)は犬は2日間、猫は1.4日間
※平均入院日数には日帰り入院を含む
[画像1: http://prtimes.jp/i/12656/23/resize/d12656-23-480134-2.jpg ]
1. 種別総合で見た場合、「皮膚炎」が傷病ランキングで1位となっている
総合ランキング(種別、年齢不問)では、第1位に「皮膚炎」となり、以下「外耳炎」、「下痢」や「嘔吐」が続いています。総合ランキングの10位にアレルギー性皮膚炎が入っていることからも、皮膚炎は犬・猫にとって身近な病気であると言えます。ちなみに、 アレルギー性皮膚炎は食事が原因である場合が多いようです。
ちなみに犬・猫によってかかりやすい皮膚炎は以下のようになっています。 犬:膿皮症・マラセチア皮膚炎・皮膚糸状菌・ニキビダニ・カイセン・ミミダニ・アトピー・ アレルギー 猫:皮膚糸状菌・カイセン・ミミダニ・好酸球性肉芽腫・アトピー 猫は総じて感染や免疫異常が多いようです。 また、「眼科」、「下痢」や「嘔吐」と同様に皮膚に関する症状は、飼い主から見て発見しやすいことから、動物病院への来院動機が1位となっているようです(当社獣医師談)。
<総合傷病ランキング>
第1位:皮膚炎(12.3%)
第2位:外耳炎(9.7%)
第3位:下痢(7.5%)
第4位:嘔吐(3.9%)
第5位:腫瘍(3.8%)
第6位:異物誤飲(3.1%)
第7位:胃腸炎(2.6%)
第8位:てんかん(1.9%)
第9位:腸炎(1.8%)
第9位:アレルギー性皮膚炎(1.8%)
※()内は全請求に対する割合
2. 全体の請求件数に対して上位10傷病の占める割合は48.4%である
前問に引き続き全体の請求に対する上位10傷病の占める割合をみたところ、48.4%と半数近くになっています。このことから上位10位内の傷病は、多くの犬・猫にとって身近なものであることが推測できます。
[画像2: http://prtimes.jp/i/12656/23/resize/d12656-23-372784-1.jpg ]
3. 種別毎に見た場合、犬は[皮膚炎」が1位であるのに対して、猫は「下痢」が1位となっている
犬に特徴的な傷病は「腫瘍」、「胃腸炎」、「てんかん」、「アレルギー性皮膚炎」、 「骨折」であるのに対して猫に特徴的な傷病は「猫かぜ」、「膀胱炎」、「結膜炎」、「腎不全」、「心筋症」となっています。
犬種毎に見た場合、アイペット損保で契約数の多い人気5犬種において犬の傷病ランキング上位10位に入っている傷病では「外耳炎」、「皮膚炎」、「下痢」、「嘔吐」、「誤飲」となっています。
人気犬種第一位のトイ・プードルは他の犬種と比べて「骨折」に注意が必要です。柴犬は、「皮膚炎」、「アレルギー性皮膚炎」、「アトピー性皮膚炎」が上位5位内に入っていることから、皮膚関連の傷病にかかりやすいことが分かります。ミニチュア・ダックスフンドは、胴が長いことから「椎間板ヘルニア」になりやすい傾向があるようです。
一方、猫の場合は人気3猫種とも「下痢」による請求件数が最も多くなっています。種別毎に見るとスコティッシュフォールドでは「結膜炎」が、アメリカン・ショートヘアでは「心筋症」が多くなっています。
アメリカン・ショートヘアは「心筋症」の好発猫種の一つです。心筋症の原因は遺伝要因と言われていますが、詳細は不明のままです。「本当に遺伝要因のみなの?」と疑問視する声もあがっているようです(当社獣医師談)。
犬
第1位:皮膚炎
第2位:外耳炎
第3位:下痢
第4位:腫瘍
第5位:嘔吐
第6位:誤飲、誤食、異物誤食
第7位:胃腸炎
第8位:てんかん
第9位:アレルギー性皮膚炎
第10位:骨折
猫
第1位:下痢
第2位:皮膚炎
第3位:外耳炎
第4位:猫風邪
第5位:膀胱炎
第6位:嘔吐
第7位:結膜炎
第8位:腎不全
第9位:心筋症
第10位:誤飲、誤食、異物誤食
人気犬種
トイ・プードル
第1位:外耳炎
第2位:皮膚炎
第3位:下痢
第4位:嘔吐
第5位:骨折
チワワ
第1位:皮膚炎
第2位:下痢
第3位:外耳炎
第4位:僧帽弁閉鎖不全症
第5位:嘔吐
Mix(小型)
第1位:外耳炎
第2位:皮膚炎
第3位:下痢
第4位:嘔吐
第5位:誤飲
ミニチュア・ダックスフンド
第1位:皮膚炎
第2位:椎間板ヘルニア
第3位:外耳炎
第4位:腫瘍
第5位:歯周病
柴犬
第1位:皮膚炎
第2位:下痢
第3位:外耳炎
第4位:アレルギー性皮膚炎
第5位:アトピー性皮膚炎
人気猫種
スコティッシュフォールド
第1位:下痢
第2位:外耳炎
第3位:結膜炎
第4位:猫風邪
第5位:嘔吐
アメリカン・ショートヘア
第1位:下痢
第2位:心筋症
第3位:膀胱炎
第4位:皮膚炎
第5位:嘔吐
マンチカン
第1位:下痢
第2位:膀胱炎
第3位:外耳炎
第4位:猫風邪
第5位:嘔吐
4. 0歳の犬に特徴的な傷病は「ケンネルコフ」である一方、5歳以上の犬に特徴的な傷病は「腫瘍」や「白内障」
年齢別に傷病ランキングを見たところ、0歳の犬に特徴的な傷病は「ケンネルコフ」(伝染性気管支炎)であるのに対し、5歳以上の犬に「腫瘍」という項目が見られ始めることが分かりました。0歳で5位の「誤飲、誤食、異物誤食」は若年層の犬に多いことから飼い主の注意が必要だと言えそうです。また、7歳以上になると「白内障」がランキングに入ってきます。8歳以上に特徴的な傷病として「僧帽弁閉鎖不全症」(心臓に関する傷病)が挙げられます。年齢を重ねるにつれて臓器に影響が表れ始めるのは、人間と同じだと言えます。
0歳
第1位:下痢
第2位:外耳炎
第3位:皮膚炎
第4位:ケンネルコフ
第5位:誤飲、誤食、異物誤食
5歳以上
第1位:皮膚炎
第2位:外耳炎
第3位:腫瘍
第4位:下痢
第5位:アレルギー性皮膚炎
7歳以上
第1位:皮膚炎
第2位:腫瘍
第3位:外耳炎
第4位:下痢
第5位:アレルギー性皮膚炎
5. 0歳の猫に特徴的な傷病は「猫風邪」である一方、5歳以上の猫に特徴的な傷病は「心筋症」や「腎不全」
0歳の猫に特徴的な傷病は「猫風邪」や「耳ダニ」(7位)であるのに対し、5歳以上は「心筋症」や「腎不全」、「膀胱炎」といった傷病が見られます。さらに7歳以上になると腎臓に関する「腎結石」や「血尿」(9位)になる猫が増えてきています。
0歳
第1位:下痢
第2位:猫風邪
第3位:外耳炎
第4位:結膜炎
第5位:嘔吐
5歳以上
第1位:心筋症
第2位:腎不全
第3位:皮膚炎
第4位:膀胱炎
第5位:外耳炎
7歳以上
第1位:腎不全
第2位:膀胱炎
第3位:心筋症
第4位:胃腸炎
第5位:腎結石
犬・猫の年齢を人間に換算した場合、「15+5×ペットの年齢=人間の年齢」となります。
(ペットの年齢の計算方法については諸説あり、あくまで目安となっております。)
一般的に高齢期の始まりは7歳とされていますが、5歳の時点(人間では40歳にあたる)から「体の不調」が表れているのかもしれません。
6. 手術の場合、上位5傷病ランキングでの平均入院日数(※)は犬は2日間、猫は1.4日間
手術の場合、犬・猫共に上位5傷病ランキングでの平均入院日数(日帰り入院を含む)は犬は2日間、猫は1.4日間となっています。また、上位10位内において最も入院日数の長い傷病は犬では「椎間板ヘルニア」(5日)、猫は「尿道閉塞」、「尿道狭窄症」(8日)となっています。
※平均入院日数には日帰り入院を含む
犬(泊数)
第1位:腫瘍(1)
第2位:歯周病(0)
第3位:骨折(4)
第4位:膝蓋骨脱臼(3)
第5位:誤飲、誤食、異物誤食(2)
猫(泊数)
第1位:腫瘍(1)
第2位:誤飲、誤食、異物誤食(1)
第3位:歯周病(0)
第4位:骨折(3)
第5位:尿石症(2)
今回の調査では、年齢や種別によってかかりやすい傷病が異なることが判明しました。 また、「異物誤飲」は飼い主のしつけ次第で予防が可能です。飼い始めの頃からしつけをしっかりしましょう(当社 獣医師談)。また、定期的な健康診断は、病気の早期発見に繋がります。予防接種と併せて健康診断をするのも良い でしょう。より多くの方がペットの健康に関心を持ち、安心をしてペットライフを送れると良いですね。
犬の病気に関するお役立ち情報はコチラ:http://wanpedia.com/
猫の病気に関するお役立ち情報はコチラ:http://nyanpedia.com/
その他の情報や傷病の詳細につきましては、アイペット損保の広報までお問い合わせください。
【調査概要】
■調査対象:2015年8月1日〜2016年3月31日にかけて保険金の請求を当社に直接されたアイペット損保のご契約者さま(保険金の支払い日ベース)
■調査サンプル数 :31,979件
■調査実施日 :2016年5月16日
【アイペット損害保険株式会社について】
会社名 :アイペット損害保険株式会社
代表取締役 :山内 宏隆
本社所在地 :〒106-0032 東京都港区六本木1-8-7 アーク八木ヒルズ10F
事業内容 :2004年設立、2008年少額短期保険業者として登録、2012年3月損害保険業免許を取得。
ペット保険の販売の他、「ペットとの共生環境の向上とペット産業の健全な発展を促し、潤いのある豊かな社会を創る」ため、様々な活動を行っています。
http://www.ipet-ins.com/
今までのペットと飼い主に関する調査結果はこちらから http://www.ipet-ins.com/company/pr/survey.html