内閣官房・「大洋州諸国の金融インフラ調査・分析業務」のNTTデータ経営研究所からの受託とデジタル通貨の検討開始
[21/12/29]
提供元:PRTIMES
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ソラミツ株式会社(代表取締役社長:宮沢 和正、本社:東京都渋谷区、以下ソラミツ)は、内閣官房が行った大洋州諸国の金融インフラ調査・分析を受託した株式会社NTTデータ経営研究所より、一部の業務(ブロックチェーン技術を活用したデジタル通貨及び決済インフラなどに関する相手国の導入可能性調査)を受託しました。当事業は、本年7月に行われた」太平洋・島サミットでの「太平洋のキズナの強化と相互繁栄のための共同行動計画」にも示された、日本の金融インフラ分野における協力の可能性を探るものです。
この調査・分析では、大洋州の4ヵ国(フィジー、ソロモン諸島、トンガ、バヌアツ)の金融インフラの状況を調査確認し、金融機関間の決済やリテール決済およびキャッシュレスの進展状況などに加え、当社が既にカンボジアでカンボジア国立銀行と進めている中央銀行デジタル通貨(以下、CBDC)の対象となる4ヵ国における適用可能性についても、ソラミツの技術やノウハウに基づき具体的な検討を行います。
カンボジア、ラオスについで大洋州諸国でもCBDC導入などの可能性を政府の支援を受けて調査開始
ソラミツは、既に、カンボジア王国の中央銀行であり金融監督当局であるカンボジア国立銀行との共同開発により、オープンソースのブロックチェーン(分散型台帳技術)「Hyperledger Iroha」の技術を利用して、同国内では2020年10月よりCBDC「バコン」の実運用を開始しています。
カンボジアでは、大口の銀行間取引であるホールセール決済と国民や企業が日々の送金や支払いに活用するリテール決済において、「バコン」が導入されていますが、カンボジア国立銀行によると、2021年8月時点において、ホールセール決済はのべ590万人の利用者となり、開始から10ヶ月という短期間で国民(1670万人)の約3分の1に普及した事になります。
また、農村部など銀行口座を持たない国民に対しても、すでに20万人以上がオンラインでCBDC口座を開設し、即座に安価に送金ができるような体制を作るなど、金融包摂に貢献してまいりました。また、隣国のマレーシアやタイとのクロスボーダーの金融インフラを改善し、従来の送金にかかる手数料と手間を大幅に削減してきました。
既に10月に公表したラオスにおいては、独立行政法人国際協力機構(理事長、北岡伸一、以下「JICA」)の支援を受けて、金融包摂の観点や金融インフラの向上や効率化に向けて、同様のスキームでのCBDCの多国的な展開としての適用可能性、金融包摂への貢献の可能性、銀行や資金移動業者の金融制度やその役割などに関しての調査を行うことで、現在、準備中です。
今般、政府系のコンサルティングに強みがある株式会社NTTデータ経営研究所が受注した内閣官房の大洋州諸国の金融インフラに関する調査・分析業務の一部(ブロックチェーン技術を活用したデジタル通貨及び決済インフラなどに関する相手国の導入可能性調査)を受託しました。これは、7月の太平洋島サミットでの「太平洋のキズナの強化と相互繁栄のための共同行動計画」にも示された日本の金融インフラ分野における協力の可能性を探るものです。
具体的な対象国は、フィジー、トンガ、ソロモン諸島、バヌアツの4ヵ国となる見込みです。これらの国々で、金融インフラの状況を調査し、金融機関間の決済の実情やキャッシュレスの流れがどの程度進展し、そこに資金移動業者などのプレイヤーがサービスを提供しているかなどの現地の特徴を把握し、分析することを想定しています。
また、この調査の中では、当社が既に、カンボジアで進めている中央銀行によるデジタル通貨の対象国における適用可能性などについても、ソラミツの技術やノウハウに基づき具体的な検討を行います。
※金融包摂…全ての人々が、経済活動のチャンスを捉えるため、また経済的に不安定な状況を軽減するために必要とされる金融サービスにアクセスでき、またそれを利用できる状況。
ソラミツ株式会社について
ソラミツは、ブロックチェーンの技術開発、デジタル資産管理、アイデンティティ、トレーサビリティに関するソリューションを提供する専門知識を持つ日本のフィンテック企業です。ブロックチェーン技術を活用し、産業にイノベーションを起こし社会課題を解決する事をミッションとしています。
ソラミツは、企業や金融機関によるデジタル資産管理やアイデンティティ管理に最適なオープンソースのコンソーシアム型ブロックチェーン・プラットフォーム「ハイパーレジャーいろは」のオリジナル開発者であり主要な開発貢献者です。現在 「ハイパーレジャーいろは」は、The Linux FoundationのHyperledger Projectの一部になっています。
これまでにもブロックチェーン技術を活用し、カンボジア国立銀行のデジタル通貨システム、モスクワ証券取引所グループの証券保管振替システム、インドネシアBCA銀行の本人確認システムの実証実験などを開発してまいりました。
ソラミツは、これらの経験に基づいて最先端の金融技術をグローバルに展開し、世界の銀行口座を保有していない人々が簡単・安全に価値を移転できる仕組みを構築し、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献することを目指しています。
この調査・分析では、大洋州の4ヵ国(フィジー、ソロモン諸島、トンガ、バヌアツ)の金融インフラの状況を調査確認し、金融機関間の決済やリテール決済およびキャッシュレスの進展状況などに加え、当社が既にカンボジアでカンボジア国立銀行と進めている中央銀行デジタル通貨(以下、CBDC)の対象となる4ヵ国における適用可能性についても、ソラミツの技術やノウハウに基づき具体的な検討を行います。
カンボジア、ラオスについで大洋州諸国でもCBDC導入などの可能性を政府の支援を受けて調査開始
ソラミツは、既に、カンボジア王国の中央銀行であり金融監督当局であるカンボジア国立銀行との共同開発により、オープンソースのブロックチェーン(分散型台帳技術)「Hyperledger Iroha」の技術を利用して、同国内では2020年10月よりCBDC「バコン」の実運用を開始しています。
カンボジアでは、大口の銀行間取引であるホールセール決済と国民や企業が日々の送金や支払いに活用するリテール決済において、「バコン」が導入されていますが、カンボジア国立銀行によると、2021年8月時点において、ホールセール決済はのべ590万人の利用者となり、開始から10ヶ月という短期間で国民(1670万人)の約3分の1に普及した事になります。
また、農村部など銀行口座を持たない国民に対しても、すでに20万人以上がオンラインでCBDC口座を開設し、即座に安価に送金ができるような体制を作るなど、金融包摂に貢献してまいりました。また、隣国のマレーシアやタイとのクロスボーダーの金融インフラを改善し、従来の送金にかかる手数料と手間を大幅に削減してきました。
既に10月に公表したラオスにおいては、独立行政法人国際協力機構(理事長、北岡伸一、以下「JICA」)の支援を受けて、金融包摂の観点や金融インフラの向上や効率化に向けて、同様のスキームでのCBDCの多国的な展開としての適用可能性、金融包摂への貢献の可能性、銀行や資金移動業者の金融制度やその役割などに関しての調査を行うことで、現在、準備中です。
今般、政府系のコンサルティングに強みがある株式会社NTTデータ経営研究所が受注した内閣官房の大洋州諸国の金融インフラに関する調査・分析業務の一部(ブロックチェーン技術を活用したデジタル通貨及び決済インフラなどに関する相手国の導入可能性調査)を受託しました。これは、7月の太平洋島サミットでの「太平洋のキズナの強化と相互繁栄のための共同行動計画」にも示された日本の金融インフラ分野における協力の可能性を探るものです。
具体的な対象国は、フィジー、トンガ、ソロモン諸島、バヌアツの4ヵ国となる見込みです。これらの国々で、金融インフラの状況を調査し、金融機関間の決済の実情やキャッシュレスの流れがどの程度進展し、そこに資金移動業者などのプレイヤーがサービスを提供しているかなどの現地の特徴を把握し、分析することを想定しています。
また、この調査の中では、当社が既に、カンボジアで進めている中央銀行によるデジタル通貨の対象国における適用可能性などについても、ソラミツの技術やノウハウに基づき具体的な検討を行います。
※金融包摂…全ての人々が、経済活動のチャンスを捉えるため、また経済的に不安定な状況を軽減するために必要とされる金融サービスにアクセスでき、またそれを利用できる状況。
ソラミツ株式会社について
ソラミツは、ブロックチェーンの技術開発、デジタル資産管理、アイデンティティ、トレーサビリティに関するソリューションを提供する専門知識を持つ日本のフィンテック企業です。ブロックチェーン技術を活用し、産業にイノベーションを起こし社会課題を解決する事をミッションとしています。
ソラミツは、企業や金融機関によるデジタル資産管理やアイデンティティ管理に最適なオープンソースのコンソーシアム型ブロックチェーン・プラットフォーム「ハイパーレジャーいろは」のオリジナル開発者であり主要な開発貢献者です。現在 「ハイパーレジャーいろは」は、The Linux FoundationのHyperledger Projectの一部になっています。
これまでにもブロックチェーン技術を活用し、カンボジア国立銀行のデジタル通貨システム、モスクワ証券取引所グループの証券保管振替システム、インドネシアBCA銀行の本人確認システムの実証実験などを開発してまいりました。
ソラミツは、これらの経験に基づいて最先端の金融技術をグローバルに展開し、世界の銀行口座を保有していない人々が簡単・安全に価値を移転できる仕組みを構築し、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献することを目指しています。