徘徊距離3,000km以上―大ヒット・ドキュメンタリー映画「徘徊〜ママリン87歳の夏〜」の娘アッコによる、爆笑!認知症介護奮闘記発売!
[18/12/18]
提供元:PRTIMES
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『認知症がやってきた!〜ママリンとおひとりさまの私の12年〜』(酒井章子/著)2018年12月13日発売!
株式会社産業編集センター(東京都文京区、代表取締役:清永安雄)は、12月13日に『認知症がやってきた!〜ママリンとおひとりさまの私の12年〜』(酒井章子/著)を刊行いたしました。
「徘徊〜ママリン87歳の夏〜」は、認知症の母(愛称ママリン)を、娘の章子さん(愛称アッコ)が支えるひと夏を追ったドキュメンタリー映画。ママリンのすさまじい徘徊と、想定を超えた行動に振り回されるアッコの、ちょっとおかしな日常と、シュールな会話が笑いを誘い、認知症映画のイメージを変えたとして話題になりました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-209344-5.jpg ]
本書は、母が認知症の告示を受けた2006年から、今日にいたるまでの12年にわたる介護の日々を娘の章子さんが振り返った一冊。映画では伝えきれなかった思い、ひとりで介護することの本当の大変さ、さらにはこれからやってくる自身の老いについて、赤裸々に語っています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-555643-0.jpg ]
■3,000kmにもわたったすさまじい徘徊。
章子さんは、大阪、北浜でギャラリーを営むおひとりさま。趣味や仕事を気ままに楽しむ暮らしを送っていましたが、ある日、奈良に一人で住む母が認知症になったと知り、大阪の自宅マンションに引き取ります。母80歳、章子さん48歳の時でした。そこから、章子さんの人生は一変、すさまじい生活が始まります。母は普通に会話ができて物わかりのいい時もあれば、急にスイッチが入り「帰せぇ!家に帰せぇ!」とわめき、暴言・暴力を繰り返す。そんな生活に、章子さんは「私の人生は終わった」というほど疲弊していきます。中でも、どうにもならなかったのが、7年間、昼夜問わずほぼ毎日続いたという徘徊。「80代とは思えぬ健脚とド根性」で、総徘徊距離は3,000km以上、日本列島縦断に匹敵するほどにもなりました。
*ママリン徘徊の記録
【家出回数】約2,340回【徘徊距離】3,000km以上
【最長徘徊時間】12時間/1日、【最長徘徊距離】15km/1日
■家に閉じこもることをやめ、母と共に街に出た。
外出したがる母を止めると、ドアをドンドンと殴り、暴れる。危ないからと言っても、逆ギレされる。不毛な応酬に疲れた章子さんは、ある時、何かが吹っ切れます。母を街に解き放ち、自身はそっと後を追い、つかず離れずの距離から見守ることにしたのです。大都会、大阪の街を徘徊する母と、その様子を後ろから見守る章子さん。二人の追いかけっこの様子は近所でもお馴染みになり、次第に地域の人が気にかけ、時には助けてくれるようになっていきました。徘徊が長引いた時は、どんなに母が帰りたがっても自分への慰労としてバーで一杯。店主や常連に母を紹介すると、最初は嫌がっていた母も楽し気な店の雰囲気に慣れ、「なあ、あこちゃん、こういう店も美味しいね」と、都々逸(どどいつ)を唄い出すなど楽しそうにしたと言います。
[画像3: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-697831-1.jpg ]
■プラマイゼロの10年という考え方。
いつまで続くかわからない介護生活に、気分が暗澹とすることもあった。「母親にも、わきめもふらず子育てに没頭していた時期があったはず」10年子育てしてもらい、今度は10年、私が母の面倒を見るーーそう考えられた時、出口の見えない介護に覚悟が生まれたと語ります。
■迷惑をかけない生き方は、しんどいかも。「ありがとう」が言えれば、それでいい。
徘徊時、迷子になると、電話中やデート中だろうと、ところかまわず人足を止めては道を聞く母の行動は迷惑だとしか思えなかった。しかしある時、道を聞かれた人は、人の助けになっている気持ちからか、どこか嬉しそうなことに気づいた。「ママのことを無視したり追い払ったりする人は皆無だった」少し視点を変えると、人が人に親切にする姿、一期一会の善意に出会うことができたと振り返ります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-237919-4.jpg ]
■認知症の勝ち組になったママリン。
2018年秋、ママリンは91歳になり、章子さんは59歳になりました。母は着替えや歩行など、自分でできることが少しずつ無くなっていますが、徘徊はすっかり終わり、大好物のあんぱんを毎日楽しみに「過去や未来を憂うこともなく、悩みも不安もなく」、「今、今、今をご機嫌に穏やかに」という平和な境地で暮らしています。
身近な誰かが、認知症になったら。自分の力ではどうにもできない困難がふりかかった時。認知症介護にあたっている方はもちろん、困難な状況にあるすべての方に勇気を与えてくれる一冊です。
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『認知症がやってきた!〜ママリンとおひとりさまの私の12年〜』刊行記念
映画「徘徊〜ママリン87歳の夏〜」上映会を開催いたします。
[画像5: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-209344-5.jpg ]
<開催概要>
◎紀伊國屋書店 新宿本店
日 時|2019年1月12日(土)
1.13:00〜14:20(12:45開場)
2.15:00〜16:20(14:45開場)
会 場|紀伊國屋書店新宿本店9階イベントスペース
お問合せ|紀伊國屋書店新宿本店 03-3354-0131 (10:00〜21:00)
詳細はこちら→https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20181213101121.html
◎紀伊國屋書店 梅田本店
日 時|2019年1月26日(土)
13:00〜(12:30開場)
会 場|OIT梅田タワーセミナー室203
お問合せ|紀伊國屋書店梅田本店 06-6372-5821(10:00〜22:00)
詳細はこちら→https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Umeda-Main-Store/20181213095842.html
★梅田本店さんのイベントでは、上映後、著者の酒井章子さんによるトークも予定しております!★
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【書籍概要】
書 名:『認知症がやってきた!〜ママリンとおひとりさまの私の12年〜』
著 者: 酒井章子(さかい・あきこ)
判 型:四六判
頁 数:280ページ
定 価:本体1,300円+税
発売日:2018年12月13日
発 売:産業編集センター
https://www.shc.co.jp/book/9569
【概要】
大阪、北浜。ギャラリーを営む私のところにやってきたのは、認知症になった母ママリン。昼夜問わずすさまじい徘徊を繰り返し、暴言・暴力で大暴れしたかと思えば、ただの可愛いボケばーちゃんになり・・・ロングヒット・ドキュメンタリー映画「徘徊〜ママリン87歳の夏〜」から4年。ままならない現実を笑いに変え、介護ドツボを知恵と工夫とアイデアで乗り切った、抱腹絶倒の介護奮闘記!!
[画像6: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-652204-6.jpg ]
【著者プロフィール】
酒井章子(さかい・あきこ)
1959年、大阪市生まれ。大阪芸術大学舞台芸術学科入学を機に家出。情報誌の編集を経て1988年に独立、編集プロダクションを主宰。2001年に北浜に移転し、自宅の上階にギャラリー10w galleryを併設する。2006年に母が認知症と診断され、2008年より同居生活がはじまり、現在に至る。
株式会社産業編集センター(東京都文京区、代表取締役:清永安雄)は、12月13日に『認知症がやってきた!〜ママリンとおひとりさまの私の12年〜』(酒井章子/著)を刊行いたしました。
「徘徊〜ママリン87歳の夏〜」は、認知症の母(愛称ママリン)を、娘の章子さん(愛称アッコ)が支えるひと夏を追ったドキュメンタリー映画。ママリンのすさまじい徘徊と、想定を超えた行動に振り回されるアッコの、ちょっとおかしな日常と、シュールな会話が笑いを誘い、認知症映画のイメージを変えたとして話題になりました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-209344-5.jpg ]
本書は、母が認知症の告示を受けた2006年から、今日にいたるまでの12年にわたる介護の日々を娘の章子さんが振り返った一冊。映画では伝えきれなかった思い、ひとりで介護することの本当の大変さ、さらにはこれからやってくる自身の老いについて、赤裸々に語っています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-555643-0.jpg ]
■3,000kmにもわたったすさまじい徘徊。
章子さんは、大阪、北浜でギャラリーを営むおひとりさま。趣味や仕事を気ままに楽しむ暮らしを送っていましたが、ある日、奈良に一人で住む母が認知症になったと知り、大阪の自宅マンションに引き取ります。母80歳、章子さん48歳の時でした。そこから、章子さんの人生は一変、すさまじい生活が始まります。母は普通に会話ができて物わかりのいい時もあれば、急にスイッチが入り「帰せぇ!家に帰せぇ!」とわめき、暴言・暴力を繰り返す。そんな生活に、章子さんは「私の人生は終わった」というほど疲弊していきます。中でも、どうにもならなかったのが、7年間、昼夜問わずほぼ毎日続いたという徘徊。「80代とは思えぬ健脚とド根性」で、総徘徊距離は3,000km以上、日本列島縦断に匹敵するほどにもなりました。
*ママリン徘徊の記録
【家出回数】約2,340回【徘徊距離】3,000km以上
【最長徘徊時間】12時間/1日、【最長徘徊距離】15km/1日
■家に閉じこもることをやめ、母と共に街に出た。
外出したがる母を止めると、ドアをドンドンと殴り、暴れる。危ないからと言っても、逆ギレされる。不毛な応酬に疲れた章子さんは、ある時、何かが吹っ切れます。母を街に解き放ち、自身はそっと後を追い、つかず離れずの距離から見守ることにしたのです。大都会、大阪の街を徘徊する母と、その様子を後ろから見守る章子さん。二人の追いかけっこの様子は近所でもお馴染みになり、次第に地域の人が気にかけ、時には助けてくれるようになっていきました。徘徊が長引いた時は、どんなに母が帰りたがっても自分への慰労としてバーで一杯。店主や常連に母を紹介すると、最初は嫌がっていた母も楽し気な店の雰囲気に慣れ、「なあ、あこちゃん、こういう店も美味しいね」と、都々逸(どどいつ)を唄い出すなど楽しそうにしたと言います。
[画像3: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-697831-1.jpg ]
■プラマイゼロの10年という考え方。
いつまで続くかわからない介護生活に、気分が暗澹とすることもあった。「母親にも、わきめもふらず子育てに没頭していた時期があったはず」10年子育てしてもらい、今度は10年、私が母の面倒を見るーーそう考えられた時、出口の見えない介護に覚悟が生まれたと語ります。
■迷惑をかけない生き方は、しんどいかも。「ありがとう」が言えれば、それでいい。
徘徊時、迷子になると、電話中やデート中だろうと、ところかまわず人足を止めては道を聞く母の行動は迷惑だとしか思えなかった。しかしある時、道を聞かれた人は、人の助けになっている気持ちからか、どこか嬉しそうなことに気づいた。「ママのことを無視したり追い払ったりする人は皆無だった」少し視点を変えると、人が人に親切にする姿、一期一会の善意に出会うことができたと振り返ります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-237919-4.jpg ]
■認知症の勝ち組になったママリン。
2018年秋、ママリンは91歳になり、章子さんは59歳になりました。母は着替えや歩行など、自分でできることが少しずつ無くなっていますが、徘徊はすっかり終わり、大好物のあんぱんを毎日楽しみに「過去や未来を憂うこともなく、悩みも不安もなく」、「今、今、今をご機嫌に穏やかに」という平和な境地で暮らしています。
身近な誰かが、認知症になったら。自分の力ではどうにもできない困難がふりかかった時。認知症介護にあたっている方はもちろん、困難な状況にあるすべての方に勇気を与えてくれる一冊です。
------
『認知症がやってきた!〜ママリンとおひとりさまの私の12年〜』刊行記念
映画「徘徊〜ママリン87歳の夏〜」上映会を開催いたします。
[画像5: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-209344-5.jpg ]
<開催概要>
◎紀伊國屋書店 新宿本店
日 時|2019年1月12日(土)
1.13:00〜14:20(12:45開場)
2.15:00〜16:20(14:45開場)
会 場|紀伊國屋書店新宿本店9階イベントスペース
お問合せ|紀伊國屋書店新宿本店 03-3354-0131 (10:00〜21:00)
詳細はこちら→https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20181213101121.html
◎紀伊國屋書店 梅田本店
日 時|2019年1月26日(土)
13:00〜(12:30開場)
会 場|OIT梅田タワーセミナー室203
お問合せ|紀伊國屋書店梅田本店 06-6372-5821(10:00〜22:00)
詳細はこちら→https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Umeda-Main-Store/20181213095842.html
★梅田本店さんのイベントでは、上映後、著者の酒井章子さんによるトークも予定しております!★
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【書籍概要】
書 名:『認知症がやってきた!〜ママリンとおひとりさまの私の12年〜』
著 者: 酒井章子(さかい・あきこ)
判 型:四六判
頁 数:280ページ
定 価:本体1,300円+税
発売日:2018年12月13日
発 売:産業編集センター
https://www.shc.co.jp/book/9569
【概要】
大阪、北浜。ギャラリーを営む私のところにやってきたのは、認知症になった母ママリン。昼夜問わずすさまじい徘徊を繰り返し、暴言・暴力で大暴れしたかと思えば、ただの可愛いボケばーちゃんになり・・・ロングヒット・ドキュメンタリー映画「徘徊〜ママリン87歳の夏〜」から4年。ままならない現実を笑いに変え、介護ドツボを知恵と工夫とアイデアで乗り切った、抱腹絶倒の介護奮闘記!!
[画像6: https://prtimes.jp/i/21463/23/resize/d21463-23-652204-6.jpg ]
【著者プロフィール】
酒井章子(さかい・あきこ)
1959年、大阪市生まれ。大阪芸術大学舞台芸術学科入学を機に家出。情報誌の編集を経て1988年に独立、編集プロダクションを主宰。2001年に北浜に移転し、自宅の上階にギャラリー10w galleryを併設する。2006年に母が認知症と診断され、2008年より同居生活がはじまり、現在に至る。