例年と異なる就活がスタート、1月までのエントリー社数は前年より3割以上ダウン 〜『日経就職ナビ2013 就職活動モニター調査』(2012年1月)結果より〜
[12/01/20]
提供元:PRTIMES
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就職情報会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、2013年3月卒業予定の大学生(現大学3年生、理系は修士1年生を含む)モニター2,000人を対象に1月1日〜9日の期間、インターネットで就職活動に関する調査(第1回)を行いました。(回答数1,556人)
12月スタートとなった今年度の就職活動において、1月までの一人あたりのエントリー社数の平均は46.9社でした。受付開始1カ月間で見ると前年以上にハイペースに推移しましたが、2カ月遅れのスタートにより前年同期の70.8社と比べ3割以上減少しています。また企業単独セミナー・合同説明会などの平均参加社数も前年同期に比べ7.4社減少しています。(別紙図表1参照)
1.12月就活スタートは、「不利に働く」が約半数、理系学生は学業に集中
就活開始が例年より2カ月遅れたことで、自分の就職活動にどう影響が出そうか聞いたところ、「有利に働くと思う」の13.0%に対し「不利に働くと思う」は48.1%、「どちらともいえない」が38.9%でした。「不利」の理由の多くは、「企業を知る時間が少ない」、「業界・企業研究が浅いまま選考を迎えてしまう」、「セミナーなど日程が集中してしまい訪問可能な企業が減る」など戸惑いのコメントが多く見られました。一方、「有利」を選んだ人は「下準備は自分で進めていた」という先行派のほか、「遅くなった分、学生生活を充実できアピールできる材料が増えた」という声もあがっています。(別紙図表2参照)
また、後ろ倒しになったことで10月11月の2カ月間をどのように過ごしたかを複数回答で聞いたところ、「就職活動の準備をした」、「学業・研究活動に励んだ」がほぼ同数でした。なかでも「学業・研究活動に励んだ」と答えた理系学生は71.3%におよび、特に理系学生にとって学業に集中できた期間だったと言えます。(別紙図表3参照)
2.1月時点の1人あたりの平均エントリー社数は46.9社、前年に比べ3割以上ダウン
1月までの一人あたりのエントリー社数の平均は46.9社で、前年同時期の70.8社と比べ24社ほど減少しています。しかし受付開始からの1カ月間の数字であることを考えると、前年以上にハイペースで進んでいると言えます。
現時点で志望業界を決めている人は92.6%にのぼり、前年の3カ月間(10〜12月)に匹敵する水準(前年同期94.6%)に達していますが、セミナー・合同説明会などの平均参加社数は23.6社で、前年同期よりも7.4社少なくなっています。とりわけ企業単独開催のものが大きく減っており、1人あたり平均3.9社で、前年同期の8.7社から半減しています。(別紙図表4参照)
3.モニターの4割がインターンシップを経験、参加理由は職業体験のためが1位
インターンシップに実際に参加したのはモニター全体の44.2%で、前年より4.6ポイント減でした。応募した理由で最もポイントが高いのは、前年より27.9ポイント増加した「職業体験のため」(75.2%)で、前年トップの「企業研究・業界研究のため」から取って代わりました。(別紙図表5参照)
《『日経就職ナビ2013 就職活動モニター調査』(2012年1月)概要》
発 行: 株式会社ディスコ
対 象: 2013年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生を含む)
調査方法・期間: インターネット調査法、2012年1月1日〜1月9日
サンプリング: 株式会社ディスコ「日経就職ナビ2013 学生モニター」2,000人
回 答 数: 1,556人(文系男子529人、文系女子480人、理系男子377人、理系女子170人)
「日経就職ナビ 就職活動モニター調査」は、株式会社日経HRと株式会社ディスコが大学生の就職活動状況を調査することを目的として実施しています。
「日経就職Navi」は日本経済新聞社が主管し、株式会社日経HRが企画・管理し、株式会社ディスコが運営事務局を務めます。