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日本の食産業を代表する6社と共に、グローバルのスタートアップと連携する、サスティナブルな事業共創プログラム『Food Tech Studio - Bites!』をスタート

スクラムベンチャーズ(本社:米国サンフランシスコ市、ジェネラルパートナー:宮田 拓弥)は、日本の食産業を代表するパートナー企業6社と世界中のスタートアップと共に「新 “食” 産業」を創出するグローバル・オープンイノベーション・プログラム『Food Tech Studio - Bites!』を開始します。




『Food Tech Studio - Bites!』では、オープンイノベーションを通じて、新素材やIoT調理家電、食のパーソナライゼーションといった新サービスなど、テクノロジーを活用して食分野に新たな価値を創造します。さらにフードロスやプラスチックゴミといった社会課題の解決、環境保護のための植物性タンパクの進化等にも取り組んで参ります。

『Food Tech Studio - Bites!』に参画する現時点でのパートナー企業は、不二製油グループ本社株式会社、日清食品ホールディングス株式会社、株式会社伊藤園、株式会社ユーハイム、株式会社ニチレイ、大塚ホールディングス株式会社の6社です。これらのパートナー企業は、スクラムベンチャーズが行う年間1,500社の企業精査のノウハウを通じて選ばれた、フードテック関連のスタートアップと事業共創に取り組みます。

【『Food Tech Studio - Bites!』プログラムイメージ】

[画像1: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-681567-1.png ]

【『Food Tech Studio - Bites!』プログラムスタートの背景】

約10年前に米国を中心にIT関連の人材や資金がフード分野へ流れ込み始め、2019年には、代替肉や調理家電、デリバリーテクノロジーをはじめとする幅広いフードテック領域で、ベンチャーキャピタルによる投資額が150億ドル(約1.6兆円)に達するなど世界でも「フードテック」が大きな盛り上がりを見せています。サンフランシスコを拠点とするスクラムベンチャーズは、投資事業を通じて、この状況を注視してきました。
加えて、世界中でフードテックが注目を集めているもう一つの背景には、気候変動などの環境被害、フードロス、バイオダイバーシフィケーションといった社会課題があり、これらの問題は、日本においても喫緊の課題であり、テクノロジーを活用した解決への取り組みが求められています。

スクラムベンチャーズは、こうした状況をふまえ、日本の食産業を代表する6社と共に、産業や技術の視点に加え、生活者目線で価値の高いサービス及びアプリケーションを共創し、「食」を通じた持続可能な社会を実現する「新 ”食” 産業」の創出に取り組みます。

日本の食関連企業は、世界に先駆けレトルトカレーやインスタントヌードルの開発、大豆を用いた代替肉のいち早い製品化など、世界のフード業界にイノベーションを起こしてきた“元祖フードテックイノベーター”です。『Food Tech Studio - Bites!』は、この“元祖フードテックイノベーター”達と、新たなフードテックのイノベーター達が共創し、新たなソリューションを生み出して参ります。

【Food Tech Studio - Bites!とは】

スクラムベンチャーズは、これまでも日本の大企業と世界のスタートアップをつなぎ、新たな事業や価値の創造を行うスタジオプログラムを運営してきました。今回開始する『Food Tech Studio - Bites!』は、テクノロジーを活用した新たな「食」事業を共創するグローバル・オープンイノベーション・プログラムです。これにより、パートナー企業が、より生活者目線で付加価値の高い先進サービスやアプリケーションを実現することをサポートして行きます。

また事業共創を加速するべく、食産業以外からもコンサルティングや教育をはじめとする幅広い分野から「戦略パートナー(※)」各社にも参画いただきます。

さらに『Food Tech Studio - Bites!』には食を取り巻く専門的な知見やネットワークを有するメンターにも世界各地から参画いただき、食にまつわる課題等を具体的に理解し、実証実験やPoCにとどまらない、将来の事業化と具体的なサービス・アプリケーションの社会実装に向けて取り組んでまいります。

【プログラム概要】

主催:スクラムベンチャーズ
パートナー企業:不二製油グループ本社株式会社、日清食品ホールディングス株式会社、株式会社伊藤園、株式会社ユーハイム、株式会社ニチレイ、大塚ホールディングス株式会社
戦略パートナー(※):株式会社博報堂、東京建物株式会社、株式会社シグマクシス、辻調理師専門学校
公式ウェブサイト: https://www.foodtech.studio/
開催期間:2020年9月30日(本日)から2021年3月迄を予定
スケジュール(予定):
スタートアップ募集期間:2020年9月30日 ~ 2020年11月30日
スタートアップ選考期間(予定):2020年12月 ~ 2021年1月
事業開発・メンタリング期間(予定):2021年1月 ~ 2021年3月

【スクラムベンチャーズからのコメント】

[画像2: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-932100-9.png ]

宮田 拓弥(Scrum Ventures、ジェネラルパートナー)
「オープンイノベーションの高まりとともにスタートした弊社のスタジオ事業では、「日本x海外」、「大企業xスタートアップ」、「大企業x大企業」という三つの掛け算によって、様々な業界の新しいイノベーション創出を支援してきました。「食」は我々人類にとってとても基礎的かつ重要なテーマであり、デジタル、バイオなど様々な技術の進化によって大きな変化が起きている分野です。『Food Tech Studio - Bites!』のプログラムを通して、「新 “食” 産業」創出のお役に立てればと考えています。」

[画像3: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-522705-8.png ]

外村 仁(Scrum Ventures、パートナー)
「世界のフードテック市場は2025年までに700兆円に達すると言われています。過去10年で急速に立ち上がったこの市場の変化を間近で見てきた我々は、この潮流を日本にも伝えようと継続的な活動を行ってきました。日本においても2017年にSmart Kitchen Summit Japanを開始して以来、フードテックの重要性と将来性が徐々に認知されて来ました。そして今回、日本の食産業を代表するパートナーの方々と共に『Food Tech Studio - Bites!』をスタートさせることができたことは、我々にとって大きな喜びです。世界最先端をいくスタートアップと元祖イノベーターの日本企業の組み合わせからは、我々の想像を超える素晴らしい新ソリューションが次々と生まれていくと期待しています。」

【参画企業からのコメント】

[画像4: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-452620-2.jpg ]

中村 彰宏(不二製油グループ本社株式会社、未来創造研究所 所長)
「コロナ禍で世の中の価値観、食の価値観は大きく変化しています。私たち不二製油グループは、創業より植物性食品「Plant Based Food (PBF)」に拘り、社会に貢献して参りました。現在、PBFは地球環境の持続可能性の一助となる食としてその価値が高まりつつあります。『Food Tech Studio - Bites!』を通じ、PBFで世界の食を変革していきたいと考えています。」

[画像5: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-162095-3.jpg ]

吉田 洋一(日清食品ホールディングス株式会社、新規事業推進室 室長)
「1958年、当社の創業者・安藤百福はインスタントラーメンを発明し、世界の食文化を革新しました。その創業者精神を引き継ぎ、2019年10月には食のイノベーションにチャレンジする社内組織「Beyond Instant Foods Lab」を立ち上げました。時代の変化を捉え、新たな食文化を生み出すためには、自社の技術に頼るだけでなく、新たな技術や考え方を外から取り入れるオープンイノベーションを推進していくことが欠かせません。『Food Tech Studio - Bites!』を通じ、60年前に世界初のインスタントラーメンを世に送り出したときのような感動と興奮を、皆さんと共にもう一度味わいたいと願っています。」

[画像6: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-456795-13.jpg ]

松本 真澄(株式会社伊藤園、新規事業推進部 部長)
「当社は「世界のティーカンパニー」として持続的な成長を目指しております。そのためには、健康や環境の問題、労働力不足といった様々な社会課題を解決しつつ、価値観が多様化するお客様と社会的価値を創造していくことが重要と考えています。『Food Tech Studio - Bites!』では世界のスタートアップの有する数多くの技術や素材、アイデアを活用し、社会課題の解決に共に取り組んでいきたいと思います。」

[画像7: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-426675-7.jpg ]

河本 英雄(株式会社ユーハイム、代表取締役社長)
「日本におけるバウムクーヘン生誕100年という大きな節目を昨年迎え、次の100年への飛躍の第一歩として『Food Tech Studio - Bites!』のご協力のもと名古屋に「FOODTECH INNOVATION CENTER」を立ち上げることになりました。ここではフードテック関連のサービスや機器を、弊社の得意とする菓子や飲食のBtoB市場においてパートナーとマッチングしていくことで、スタートアップ企業のグロースステージのお手伝いをしていきます。日本におけるフードテック元年に、新たなサービスやフードテック機器が羽ばたくことを願っております。」

[画像8: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-916803-11.jpg ]

川崎 順司(株式会社ニチレイ、取締役執行役員)
「わたしたちは「おいしさ」を企業価値の中心に置き、「多くのお客様」をターゲットに商品やサービスを提供してきました。これからは、もっと「ひとりひとりのお客様」のことを理解し、様々な食を楽しむ機会を提供していきたいと考えています。『Food Tech Studio - Bites!』を通じてパートナーや世界のスタートアップの皆さまとともに新しいサービスや事業を創出していきたいと思います。」

[画像9: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-305453-10.jpg ]

徳元 俊弘(大塚ホールディングス株式会社、常務執行役員)
「“Otsuka-people creating new products for better health worldwide” 大塚グループはこの企業理念のもと、医療関連事業とニュートラシューティカルズ(※)関連事業の両輪で世界の人々の健康に役立つ商品を創造し送り出しています。『Food Tech Studio - Bites!』を通して新たな発想や技術、パートナーやスタートアップ企業とタッグを組み、常識に捕らわれない革新的な商品で世界の人々の健康に貢献したいと考えています。」
※ Nutraceuticals = nutrition(栄養)+ pharmaceuticals (医薬品)の造語。

【戦略パートナーからのコメント】

[画像10: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-768307-12.jpg ]

辻 芳樹(学校法人 辻料理学館 理事長/辻調理師専門学校 校長)
「辻調理師専門学校は、食のリーディングスクールとして「フードテック」をカリキュラムに組み込み、その最前線で活躍できる料理人を輩出することを目指して『Food Tech Studio - Bites!』に参画します。これまでガストロノミーを通じて培った経験やネットワークを用いて、新たに立ち上がる食産業領域の発展や課題解決に尽力し、『Food Tech Studio - Bites!』との協働によって未来の食産業に貢献できることを大いに期待したいと思います。」

[画像11: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-457148-4.jpg ]

岡田 亜希子(株式会社シグマクシス、リサーチ/インサイトスペシャリスト)
「パンデミックをきっかけとした社会システムの在り方、生活者の価値観の急激な変化などに伴い、食や料理が持つ本来の価値や重要にますます注目が集まる中、「実際に世の中を変えるためのプロダクト・サービスの普及」が必要と考えます。私たちは2017年からSmart Kitchen Summit Japanを開催し、より良い食と社会をみんなで考え創り上げる場を作ってきました。何が人々の生活、人生を豊かにする本質なのかを常に考え抜きながら、『Food Tech Studio - Bites!』に集うパイオニアの方々と共に、フードイノベーションの社会実装を加速化していきたいと考えております。」

[画像12: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-386962-5.jpg ]

堂上 研(株式会社博報堂、ミライの事業室 チームリーダー/ビジネスデザインディレクター)
「ミライの事業室は、2019年に発足した新規事業開発組織です。「チーム企業型事業創造」を方針に、博報堂が自ら事業オーナーとなり、多様なパートナーと連携して大きな事業の実現を目指します。博報堂が強みとする生活者発想とクリエイティビティを活かした事業創造を通じて、事業の先にあるミライの生活創造、社会創造に挑戦しています。その中でも、「食」「住」「医」は、ひとりひとりの生活者のウェルビーイングをつくっていく生活の基本となっていきます。「いのちを輝かせるミライ」のために、事業創造を通した、新たな生活者の幸せづくりに貢献していきます。」

[画像13: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-316814-6.jpg ]

福居 賢悟(東京建物株式会社、取締役専務執行役員 ビル事業本部長)
「東京建物は、「社会課題の解決」と「企業としての成長」をより高い次元で両立する次世代デベロッパーへの進化を目標に、TOKYO FOOD LAB等の様々な社会課題解決への取り組みを実施しております。『Food Tech Studio - Bites!』の活動を通じて、これまでの取組みをさらに発展させ、本社を構える八重洲・日本橋・京橋エリアが持つ食の歴史・文化とフードテックの先進的なテクノロジーを繋ぎ、様々なプレイヤーの共創を生む新たな食のエコシステムの形成を促進し、食の新たな価値の創出と持続可能な社会や人々の暮らしを豊かにするまちづくりの実現を目指していきます。」

【パートナー各社のプレスリリース一覧】
●不二製油グループ本社株式会社
https://www.fujioilholdings.com/news/2020/index.html
●日清食品ホールディングス株式会社
https://www.nissin.com/jp/news/
●株式会社伊藤園
https://www.itoen.co.jp/news/
●株式会社ユーハイム
https://www.juchheim.co.jp/
●株式会社ニチレイ
https://www.nichirei.co.jp/news/2020/365.html
●株式会社博報堂
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/84914/
●東京建物株式会社
https://tatemono.com/news/
●辻調理師専門学校
https://www.tsujicho.com/press/news/
※各社準備が完了次第掲載されます。

【本プログラムイメージ】

[画像14: https://prtimes.jp/i/15315/24/resize/d15315-24-815139-0.jpg ]


【スクラムベンチャーズについて】
スクラムベンチャーズは、数多くのイノベーションが起こり続けるシリコンバレーと東京を拠点とし、新しい技術やサービスで世界を変えるアーリーステージのスタートアップに投資を実行しています。大企業のオープンイノベーションを支援するスタジオ事業では、各業界を代表する大企業パートナーと共に、アクセラレータープログラム、共同事業創造などを行っています。また大企業とスタートアップをつなぐオンラインプラットフォーム「Scrum Connect Online」も提供しています。スクラムベンチャーズは、日本企業と世界中のスタートアップとの新たな事業、価値創造をドライブします。

会社名 : Scrum Ventures LLC(スクラムベンチャーズ)
代表者 : ジェネラルパートナー 宮田 拓弥(創業者)
本社所在地: 米国・サンフランシスコ市
設立日 : 2013年2月
業務内容 : ベンチャー投資事業、新規事業創出スタジオ事業、オンラインプラットフォーム事業
URL :https://scrum.vc/ja/

【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
スクラムベンチャーズ担当: 三浦
E-mail: fts@scrum.vc

【『Food Tech Studio - Bites!』に関するお問い合わせ先】
スクラムベンチャーズ担当:早嶋
E-mail: ryo@scrum.vc
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