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【2017年度「睡眠負債」実態調査】約6割が自身の睡眠に不満、子育て世帯・シフト勤務者では7割以上

全世代通じて「寝ながらスマホ」の実態も明らかに

日中の集中力低下を感じる人の睡眠の満足度は低く、生産性に影響か
働き方改革が浸透も、帰宅時間の遅さが睡眠不足の原因第1位に  
〜「寝ながらスマホ」は、20代〜50代共通の睡眠不足の原因に〜




テクノロジーで睡眠の課題を解決するSleepTech(スリープテック)事業を展開する株式会社ニューロスペース(本社:東京都千代田区、代表取締役:小林 孝徳、以下 ニューロスペース)は、20代〜50代の男女800名を対象に、「睡眠負債」に関する実態調査を実施しました。
調査の結果、半数以上(約58%)は自身の睡眠に何らかの不満を抱えており、また睡眠の満足度は日中の生産性にも影響を及ぼしていることが分かりました。自身の睡眠の改善については約9割が意欲的でありながらも、その半数は行動に移せていない現状が明らかになりました。

ニューロスペースでは今後も、睡眠に関する実態調査や企業向け睡眠改善プログラム、睡眠解析プラットフォーム開発でSleepTechを推進し、睡眠課題の解決を目指します。

【主な調査結果】

自身の睡眠に不満を抱く人が半数以上、子育て世帯・シフト勤務者では7割以上。睡眠の課題最多は「夜中に目が覚める」(32.5%)、次いで「寝つきが悪い」(30.1%)、「朝の目覚めが悪い」(29.1%)全体では半数以上(約58%)が自身の睡眠に満足していないと回答。さらに、子育て世帯・シフト勤務者においては7割以上(約70%)が自身の睡眠に満足していないと回答。
日中の集中力低下を感じる人の睡眠の満足度は低く、生産性に影響か
自身の睡眠に満足している方の82.9%が仕事等の日中の活動に集中できていると回答。
一方、自身の睡眠に不満を抱える方の半数以上(約56%)は日中の活動に集中して取り組めていないと回答。
睡眠不足の原因トップ3は、1位「帰宅時間の遅さ」2位「ベッド・布団に入ってからのスマホ」3位「起床を早くする必要性(通勤・通学時間がかかる)」。「寝ながらスマホ」が全年代の睡眠不足の原因として浮上
スマートフォンの普及で「寝ながらスマホ」(ベッド・布団に入ってからスマホを触る行為)が全年代の睡眠を阻害しつつある最新の状況が明らかに。
自身の睡眠改善に9割が意欲的。しかし、半数近くが睡眠改善のため「特に取り組んでみたことはない」と回答
自身の睡眠を良いものにすることへの関心は高く、全体で85.2%が「大変関心がある」「関心がある」と回答。しかし、「特に取り組んでみたことはない」と回答した方が44.9%にのぼり、自身の睡眠に悩みを抱え、改善したいと思いながらも、解決策が分からず行動を起こせていない方が多数存在していることが判明。



1. 自身の睡眠に不満を抱く人が半数以上、子育て世帯・シフト勤務者では7割。
睡眠の課題最多は「夜中に目が覚める」(32.5%)、次いで「寝つきが悪い」(30.1%)、「朝の目覚めが悪い」(29.1%)

[画像1: https://prtimes.jp/i/20114/24/resize/d20114-24-313176-0.jpg ]



・ 自身の睡眠に対する満足度は、「まったく満足していない」(46.1%)「あまり満足していない」(11.9%)と、半数以上が自身の睡眠に不満を抱えている
・ 就寝時間の傾向は、日中勤務者の場合半数以上(約55%)が深夜12時以降の就寝している
・ 睡眠時間は、全体で7時間未満が67.6%、6時間未満が36.1%と、睡眠時間の絶対的確保が不足している傾向
・ 睡眠時間の増減では、全体で27.0%が1年前から睡眠時間が減少したと回答。性別・年代問わず、睡眠時間の減少傾向が見られる
・ 乳児・幼児育児世帯、シフト勤務者において、自身の睡眠に対する満足度は「まったく満足していない」「あまり満足していない」が約70%。全体の58.0%と比較し、睡眠問題がより深刻化している
・ 睡眠時間の増減では、乳児育児世帯やシフト勤務者では減少傾向が顕著(乳児育児世帯37.7%、交代勤務者47.8%で減少と回答)、生活環境変化の影響が予想される


2. 日中の集中力低下を感じる人の睡眠の満足度は低く、生産性に影響か

[画像2: https://prtimes.jp/i/20114/24/resize/d20114-24-997370-1.jpg ]


・ 自身の睡眠に対する満足度において、「大変満足している」「満足している」と回答した群では、それぞれ91.6%、80.7%の割合で、仕事等の日中活動に「とても集中して取り組むことができている」「集中して取り組むことができている」と回答
・ 一方、自身の睡眠に対する満足度において、「まったく満足していない」「あまり満足していない」と回答した群では、それぞれ70.3%、52.8%の割合で、仕事等の日中活動に「まったく集中して取り組むことができていない」「あまり集中して取り組むことができていない」と回答。性別・年代問わず同じ傾向が見られた


3. 睡眠不足の原因トップ3は、1位「帰宅時間の遅さ」2位「ベッド・布団に入ってからのスマホ」3位「起床を早くする必要性(通勤・通学時間がかかる)」。「寝ながらスマホ」が全年代の睡眠不足の原因として浮上

[画像3: https://prtimes.jp/i/20114/24/resize/d20114-24-383357-2.jpg ]


・ 睡眠を妨げる要因は、1位「仕事や外出などによる帰宅時間の遅さ」(31.6%)、2位「ベッド・布団に入ってからのスマホ」(25.7%)、3位「起床を早くする必要性(通勤・通学時間がかかる)」(18.1%)、4位は「家事」(17.4%)。生活環境以外の要因として「寝ながらスマホ」(ベッド・布団に入ってからスマホを触る行為)が睡眠を阻害している状況が浮き彫りに
・ 「寝ながらスマホ」は全体の69.7%に日常的な行為として浸透。性別・年代別で最多は女性20代(86.5%)、次いで女性30代(80.6%)
・ 「寝ながらスマホ」は睡眠を妨げる要因として、年代別でみると20代(約40%)、30代(約30%)、40代(約20%)と全年代で睡眠を阻害する要因になりつつある


4. 自身の睡眠改善に9割が意欲的。しかし、半数以上が睡眠改善のため「特に取り組んでみたことはない」と回答

[画像4: https://prtimes.jp/i/20114/24/resize/d20114-24-213007-3.jpg ]


・ 自身の睡眠を良いものにすることへの関心は高く、全体で85.2%が「大変関心がある」「関心がある」と回答
・ 一方、「自身の睡眠を良いものにするために取り組んでみたこと」を聞くと、「特に取り組んでみたことはない」が44.9%。自身の睡眠に悩みを抱え、改善したいと意欲的でありながら、行動を起こせずにいる人が多数存在している


【調査概要】
調査名:睡眠に関するアンケート
対象条件:20代から50代の男女
調査期間:2017年11月28日〜12月4日
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:846

【本調査の考察(ニューロスペース代表取締役社長 小林孝徳)】
本調査を通じて、日本における人々と社会の睡眠に対する意識と実態を客観的に把握することができました。回答者の半数以上は自身の睡眠に何らかの不満を抱えており、睡眠の満足度が低い方に顕著に日中の生産性の低下の傾向が見られました。また、自身の睡眠の改善については約9割が意欲的でありながらも、その半数は行動に移せていない現状が明らかになりました。これらの結果は、「睡眠負債」の2017年流行語大賞トップ10や睡眠関連書籍のベストセラー化など、社会の睡眠への関心の高さを裏付ける結果となっています。
「睡眠への満足度が低い」「睡眠改善への関心は高いが実行に移せていない」現状の日本における社会的背景を考えると、日本では未だに、結果を出すために少ない睡眠時間での労働(家事)を良しとする文化が残っている点が挙げられます。相対的に欧米諸国では、睡眠を削って労働をするという概念は乏しく、部署・仕事内容によってフレックスに出社時間を調整でき、結果を出すために自分に必要な睡眠時間を確保できる労働環境が相対的に整っていると言えます。
また、日本でも、最近ではプレミアムフライデーやノー残業デーといった働き方改革の取り組みが増えていますが、そこで生まれた時間を睡眠に対して有効に活用できている事例はあまり聞くことがありません。社会的背景に加えて、調査結果でも明らかなように、睡眠に対する不満は持っているが、睡眠で困っても具体的な対策方法が分からないという事も、具体的な睡眠改善につながらない大きな要因と考えられます。実際に、睡眠改善プログラムを実践する企業でも、当初は従業員の方々が睡眠に対する知識・意識が低く、レクチャーを受けてもどうしたらよいか分からないという状態がよく見受けられます。また、本調査でも特に睡眠に対する悩みが多いことがわかったシフト勤務者や育児中の母親は、生活環境の前提として理想の睡眠を取ることが難しい状態にあり、その多くはやはり具体的な課題解決の方法が分からない状態で悩んでいると言えます。
日中のパフォーマンスに関しても、睡眠に満足している人が仕事にも集中して取り組めていることが本調査からも明らかになりましたが、睡眠改善プログラム受講者からも、睡眠が変わったことで、決断力・集中力の向上、日中の眠気の減少、会議時間の短縮、が実現されたといった声があり、睡眠が直接的・間接的にパフォーマンスに影響すると考えられます。

【株式会社ニューロスペースについて】
企業向け睡眠改善プログラムを国内大手企業に提供し、企業の健康経営と生産性最大化を支援しています。また、最先端睡眠科学をもとに、独自の睡眠計測デバイスと解析アルゴリズムを開発し、AI・IoT技術を活用した睡眠解析プラットフォームを提供するSleep Tech(スリープテック)事業を推進する睡眠テクノロジーベンチャーです。

【会社概要】
本社:東京都千代田区神田須田町2−25 GYB秋葉原5階
代表者:代表取締役社長 小林孝徳
創業:2013年12月
URL:https://neurospace.jp/
事業内容:睡眠センシング技術および簡易評価アルゴリズムの開発、睡眠ビジネスに関わる研究開発の技術的支援、睡眠改善プログラムによる企業の健康経営の支援、睡眠ソリューション開発支援およびアルゴリズムAPIのライセンス提供

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ニューロスペース 担当:北畠・小林
TEL: 03-6859-7322 E-mail: info@neurospace.jp
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