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VPN検索ボリュームの国別ランキング




日本では働き方改革とコロナ禍によってテレワークが浸透し、それに伴ってVPNが注目を集めています。

VPNとは、「トンネリング」「暗号化」「カプセル化」によって通信セキュリティを高めるための仕組みです。トンネリングによってインターネット上に、限られたユーザーだけが利用できる仮想専用線を構築し、カプセル化・暗号化によってパケットを保護します。

今回は、VPNの世界的なニーズについて分析しました。

「VPN」が最も検索されている国ランキング

今回NordVPNは、Google Keyword Plannerのデータを基に、国別に「VPN」というワードが月間どれくらい検索されているかを調査し、マップにしました。*1
[画像1: https://prtimes.jp/i/72662/25/resize/d72662-25-08ae3e204b3575339c0b-0.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/72662/25/resize/d72662-25-ef6799cd76c2b9317830-1.png ]

*1 ロシアや中国など一部の国のデータは、Googleツールでは取得できないため、本リサーチ結果には含まれていません。

VPNの検索ボリュームランキングですが、ある程度は国別のインターネット利用者数に比例していることがわかります。以下の表では、国別のインターネット利用者数をまとめました。

以下のデータは2021年から2022年のものです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/72662/25/resize/d72662-25-4706dfbbdefd8c41b605-2.png ]

出典:ICT Data and Statistics (IDS) [https://www.itu.int/ITU-D/ict/statistics/ict/]

2つの表を見比べた上で、NordVPNのデジタルプライバシー専門家である、ダニエル・マークソン氏は、以下のように分析しています。「アメリカ、インド、ブラジル、インドネシア、パキスタン、日本など共通してどちらにもランクインしている国が6カ国あります。このことから、インターネット利用者数とVPNの検索ボリュームはある程度比例していることがわかると思います」

VPNの検索ボリュームランキングに入っており、インターネットの利用者数ランキングに入っていないトルコは、インターネット規制が厳しいことで知られています。たとえば、2021年にトルコではSNSや動画配信サービスの規制強化が行われました。そのため、規制回避を求めてVPNへの検索ニーズが大きくなっている可能性があります。

VPNの検索ニーズが高まったその他の理由として、ダニエル・マークソン氏は、「VPNの検索ボリュームランキングでランクインしているイギリス、ドイツ、韓国などはコロナ禍の影響が考えられます。さらに、日本の東京では、コロナ禍前は24%しかテレワークが普及していませんでしたが、コロナ禍に入ると50%以上に拡大しました」とコメントしています。

コロナ禍によってテレワークが拡大し、それに伴ってVPNの検索ニーズが高まった可能性があります。

1万人当たりの「VPN」検索ボリュームの国別ランキング

続いてのマップは、Google Keyword Plannerで取得した「VPN」の国別の月間検索ボリュームを各国の人口で割って、1万人当たりの検索ボリュームとして算出した値を世界地図上に表しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/72662/25/resize/d72662-25-55fba6908374dabddb7d-3.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/72662/25/resize/d72662-25-790d24feb808c2dcbb72-4.png ]

VPNの検索ボリュームはインターネット利用者数に大きく左右されるために、正確な国別のニーズの高さはわかりません。しかし、VPNの1万人における検索ボリュームなら、より正確にVPNのニーズが高い国がわかります。

「1位のミャンマーはインターネット規制が厳しい国です。以前にも、ミャンマー国軍がFacebookなどの主要なSNSを遮断し、市民はVPN経由でSNSなどのサービスを利用していた経緯がありました。SNSへのアクセスにはVPNが必須であり、多くの人がVPNを検索しているのだと考えられます」とNordVPNのデジタルプライバシー専門家である、ダニエル・マークソン氏は述べています。

また、ダニエル・マークソン氏は、「4位のアフガニスタンは、Facebookがタリバンをテロ集団として指定し、利用を禁止しました。タリバンやFacebookにアクセス規制されたアフガニスタン人が、VPNを利用してFacebookを利用していると考えられます」と付け加えます。

1万人におけるVPN検索ボリュームが多い国は、全般的にインターネット規制を敷いていたり、SNSから逆に規制されていたりといった傾向が見られました。これらの規制を回避するためにVPNへのニーズが高いのだと考えられます。

日本は67位となっており、62位のアメリカや59位のフランスと近い位置でした。日本の1万人におけるVPN検索ボリュームは、先進国としては平均的な順位だと考えられます。

今後のVPN需要について

VPNの検索ボリューム数が多い国は、インターネット利用者の多さとある程度比例していました。しかし、VPNの1万人における検索ボリュームでは、インターネット規制が厳しい国が多くランクインしています。

VPNの市場規模は、インターネット利用人口とともに急激に拡大しています。拡大している理由には、クラウドベースのサービスの急増やテレワークの浸透、情報セキュリティリスクの高まりなどが挙げられます。

今後ますますプライバシーや人権、セキュリティが重視される中で、VPNの需要はさらに拡大すると考えられます。VPNを上手に利用して、通信セキュリティを高めて快適にインターネットを楽しみましょう。

NordVPNについて
NordVPNは、世界で最も先進的なVPNサービスプロバイダーで、世界中の何百万人ものユーザーに利用されています。Double VPN、Onion Over VPNを提供し、トラッキングゼロのプライバシーを保証しています。当製品の主要な機能のひとつは、悪質なウェブサイト、マルウェア、トラッカー、および広告をブロックする脅威対策です。NordVPNのアプリはユーザーフレンドリーで、市場でも破格の料金でサービスをご利用いただけます。60カ国に5,000台以上のサーバーを持っています。詳しくはこちらをご覧ください: https://www.nordvpn.com/ja/
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