エクストリーミングテクノロジーのネットワークブートPCシステム「VHD Professional(TM)」の取り扱いを開始
[11/04/20]
提供元:PRTIMES
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パナソニック電工インフォメーションシステムズ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:前川 一博、以下:パナソニック電工IS)は、4月20日より、エクストリーミングテクノロジー株式会社 (本社:米デラウェア州ニューアーク)が開発するネットワークブートPCシステム「VHD Professional(TM)」の取り扱いを開始いたします。
シンクライアント※1を実現する技術は、大別して画面転送型※2とネットワークブート型※3の2種類があります。その中でもネットワークブート型は、多くの端末を統合管理できるシンクライアントのメリットはそのままに、画面転送型では稼動が難しい高機能処理も安定的に行えるという魅力を持っています。学校のPC教室などは、さまざまな教材ソフトを複数台数で利用する点から特にこの方式が適しており、PCを活用した教育へ積極的に取り組む大学や高等学校などを中心に広く利用されています。
本システムは、このネットワークブート型に特化しています。一度読み込んだデータを端末に記憶させておく「リードキャッシュ機能」の標準搭載や、端末上にサーバの情報を埋め込む「スタティックブート方式」の採用により、端末の素早いブート(起動)を実現。加えてOS情報の世代管理※4が可能なため、管理者は端末環境を容易に管理することができます。
パナソニック電工ISは、多くの端末を運用管理する煩わしさや情報漏えいの危険などの問題を解決するため、シンクライアントをはじめとする仮想デスクトップソリューションに設立当初より取り組んでまいりました。長きにわたり培ってきた経験やノウハウを強みとして、ネットワークブート型においては文教市場を中心に、170校以上のシステム導入実績を有しております。
パナソニック電工ISは今後、これまでの仮想デスクトップソリューションへ新たに本システムを加えることで、お客さまの課題に幅広く対応し、常に最適のシステム環境を提供してまいります。
■「VHD Professional(TM)」の概要
(1)取扱開始日 2011年4月20日
(2)標準価格 500万円〜(システム構成により異なる)
(3)目標 2011年度 6億円
■主な特長
(1)低速ネットワークでの高速起動を実現する「リードキャッシュ機能」を標準搭載
(2)ブート時間を短縮する「スタティックブート方式」の採用
(3)世代管理によりクライアント管理が容易に
■「 VHD Professional(TM) 」紹介URL
http://panasonic-denkois.co.jp/nextructure/thinclient/service/networkboot/vhd
■主な特長
(1)低速ネットワークでの高速起動を実現する「リードキャッシュ機能」を標準搭載
サーバから毎回同じ情報を読み込む一般的な方式では、ネットワーク速度が遅い環境においては、ネットワーク転送時間がかかるため、端末起動までの時間が長くなるという課題がありました。「リードキャッシュ機能」は、端末上に一度読み込んだデータを記憶させておくことにより、起動時の高速化を実現します。
パナソニック電工ISではこれまで「リードキャッシュ機能」をオプションとして取り扱っておりましたが、本システムではこれを標準搭載しています。
(2)ブート時間を短縮する「スタティックブート方式」の採用
本システムは、ブートにおいて一般的に使われる「PXEブート方式」に加え「スタティックブート方式」も採用しています。サーバ情報を要求する「PXEブート方式」に比べ、端末にサーバ情報を埋め込む「スタティックブート方式」は、端末起動時間を約15秒短縮。
2種類の方式から、ご要望に合わせてお選びいただけます。
(3)世代管理によりクライアント管理が容易に
端末に割り当てられるOS情報を差分バックアップにより世代管理することで、端末の管理を容易にするほか、OS情報のファイル容量を最小限に抑えます。
以 上
※本文に記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
■注釈について
※1 シンクライアント
ハードディスクなど記憶装置を持たないPCや端末のこと。アプリケーションやデータはサーバで一元管理されるため、
運用管理の効率化やセキュリティ対策に有効とされている。
※2 画面転送型
アプリケーションをサーバ側で動作させ、画面イメージだけを端末に送るシンクライアントの手法。
※3 ネットワークブート型
端末の起動時にサーバからネットワーク経由でOSを転送し、アプリケーションを端末側で動作させるシンクライアントの手法。
※4 世代管理
最新のバックアップ時点だけでなく、その前の時点にでも復元できるように管理するバックアップ手法。
【この件に関する報道関係各位からのお問い合わせ先】
パナソニック電工インフォメーションシステムズ株式会社
総務部 広報・IRグループ 松本・仲本・山田
TEL. 06-6377-0100 FAX. 06-6377-0833 E-mail press@ml.panasonic-denkois.co.jp
【この件に関するお客さまからのお問い合わせ先】
パナソニック電工インフォメーションシステムズ株式会社
営業本部 ソリューション営業部
東日本第一営業所 TEL. 03-4335-9546
西日本営業所 TEL. 06-6377-0050