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テュフ ラインランド ジャパン、CNG/LPG 自動車でニーズが高まる「高圧ガス試験サービス」を 2016 年1 月より開始

―CNG およびLPG 試験設備を関西テクノロジーセンターに新設―




テュフ ラインランドジャパン株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:ホルガー・クン
ツ)は、関西テクノロジーセンター(KTAC:大阪市)にCNG(圧縮天然ガス)とLPG(液化プロパンガ
ス)試験設備(CNG/LPG テストラボ:仮称)を新設し、2016 年1 月より高圧ガス試験サービスを開始
します。今回の新設により、国連欧州経済委員会(UN ECE)の多国間協定である、高圧ガス自動
車用部品の認可規制UN ECE R110*1 およびR67*2 の要求試験を行うことが可能になります。

天然ガスは世界各地に豊富に埋蔵されており、安定した供給が見込まれています。シェールガス
など非在来型を含めると、回収可能な埋蔵量は約250 年分と言われ、新しいガス田も次々と発見さ
れています。天然ガスは、メタンを主成分としているため、CO2 排出量が石油より20%少ないなど環
境改善が期待できます。そのため、環境負荷の低減に向けた取り組みとして天然ガス自動車の普
及が進んでいます。日本政府は「次世代自動車」の普及を促進しており、2030 年までに次世代自
動車の新車販売を5 割〜7 割と目標を掲げています。次世代自動車とは、電気自動車、燃料電池
自動車、ハイブリッド自動車などですが、天然ガス自動車もその一種です。特に重量車であるトラッ
クやバスなどで実用化されており、将来的に需要が増えるとされています。

テュフ ラインランドジャパンは、将来見込まれる需要増加に対応するため、高圧ガスに使用され
るインジェクター、フューエルレール、バルブ、レギュレーター、燃料パイプ、フィルター、センサーな
どの自動車用高圧ガス機器関連メーカーを対象に、新サービスを開始することを決定しました。

UN ECE R110 およびR67 の規制では、製品のクラスに応じて過圧強度、漏れ、耐久性、
CNG/LPG 適合性、耐食性、耐乾熱性、オゾン老化、温度サイクル、耐振動性など、さまざまな試験
が要求されています。テュフラインランドジャパンは、既存の電磁両立性(EMC)試験設備と併せ
て、E マーク*3 認可取得に必要な全ての試験をワンストップで行い、認可証を発行できるようになり
ました。また、COP*4の確認試験を実施し、試験結果を記録保管することで、認可当局によるメーカ
ーへの監査に対してもサポートしますので、メーカーは、今後はCOP の負担なく、製造を継続でき
るという利点があります。
[画像: http://prtimes.jp/i/5788/26/resize/d5788-26-520210-0.jpg ]



*1 UN ECE R110: CNG の要求事項
*2 UN ECE R67: LPG の要求事項
*3 E マーク: ECE regulation もしくは欧州自動車EMC 指令の要求事項に適合した自動車部品に対して
表示する適合マーク。
*4 COP: Eマークの認可を取得した企業は、取得後に定期的に「生産の適合性(COP)」確認試験を
行うことが要求されています。

サービスの問い合わせ担当者、連絡先本多:katsumi.honda@tuv.com
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