GEヘルスケア・ジャパン、デルのコンバージドインフラストラクチャ「Dell PowerEdge(TM) VRTX」を導入しPACSシステムの仮想化環境構築を実現
[16/06/09]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:平手智行、以下、デル)は、GEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長兼CEO:川上潤、以下GEヘルスケア・ジャパン)が販売するPACSシステム「Centricity Universal Viewer」の仮想化環境を構築するため、サーバ、ストレージ、ネットワーク、管理機能が最適化されたコンバージドインフラストラクチャ「Dell PowerEdge™ VRTX」を提供した事例を発表しました。
導入背景
幅広い産業でビジネス展開し、グローバルでNo.1のヘルスケア企業であるGEヘルスケア・ジャパンは、放射線科で使われる CT や MRI、 画像診断装置などのトータルラジオロジーソリューション、放射線科以外の診療科で使用される装置や院内および地域連携のソリューション、クラウドソリューションの3 つのソリューションを中心に、医療機関を支援する装置やシステムを販売しています。同社は、高性能な画像診断支援システム(以下、PACSシステム)「Centricity Universal Viewer」を一年間に3回のサービスパック提供により、その機能性を向上、強化してきましたが、最新バージョン6.0では、単一のハードウェアに複数の仮想OSを置いて冗長構成にし、可用性を高めることを目指し、より最適なハードウェアの選定を行いました。こうした要件を満たし採用されたのがデルのコンバージドインフラストラクチャ「Dell PowerEdge™ VRTX」で、仮想化環境を実現し、同システムのプラットフォームとして可用性が高く、安定したハードウェアであることが評価されました。Centricity Universal Viewerを搭載したUV100 Plus のプラットフォームとして仮想化環境を構築する「Dell PowerEdge™ VRTX」の採用までの経緯について、GEヘルスケア・ジャパンヘルスケアIT本部 コマーシャルプロダクトグループ放射線ソリューション担当部長の中西克爾氏は、「UV100 Plusの対象となる病床数300〜400程の中規模医療機関にとって、画像サーバが停止すると診療も停止してしまうため、画像サーバはまさにインフラと言える存在です。医療機関の要望でもある高い可用性、複数機能の搭載、高メンテナンス性、低コストを実現するサーバを探していました」と説明します。
導入効果
今回、「Dell PowerEdge™ VRTX」が採用推奨ハードウェアとして導入された理由について、GEヘルスケア・ジャパンヘルスケア・グローバルサプライチェーン ヘルスケアIT 本部 サプライチェーンリーダーの中田徹氏は次のように述べています。「コンバージドインフラストラクチャとしてサーバ、ストレージ、ネットワーク、管理機能が最適に統合され、3台の 「Dell PowerEdge M630」(最大搭載数は4台)をコンパクトに格納することで、画像検査数年間15万件を満たすスペックのシステムを構築できます。また、「Dell PowerEdge™ VRTX」の優位点として、VMware による仮想化で10台のサーバを1つのハードウェアで提供できることで、スペース効率の向上および高メンテナンス性も挙げられます。納品されたハードウェアは我々の工場でラッキングを行っていますが、3 台のブレードサーバがVRTXに格納されているため、従来の3分の1の時間で作業が行え、仮想化により10 台分のサーバ機能を提供できます。」
また、GE ヘルスケア・ジャパンヘルスケア IT 本部 アジア・パシフィック IT プロフェッ ショナルサービス部 ソリューション・アーキテクト 医療情報技師の小濱卓也氏も次のように語ります。「システムに必要なサーバからネットワークがオールインワンで最適に提供され、ネットワークRAIDコントローラなど細部まで冗長化されているので、非常に可用性の高いハードウェアだと感じました。特に、ハイパーバイザーのvSphere ESXiを搭載するSDカードが冗長化されているのは、他社のサーバにはない機能で、仮想マシンが立ち上がらなくなった場合にも有効活用ができます。サーバを落とさずに、ほとんどの部品を交換できるほか、CMC(Chassis Management Controller)によって、障害が発生している箇所をグラフィカルに表示できるので、問題をすぐに確認できます」。
「Dell PowerEdge™ VRTX」のこうした特長は、エンドユーザである医療機関にも大きなメリットとなっています。病院内の限られたスペースに設置できるだけでなく、発熱量および電力のコスト、サーバ台数ごとの保守コストを抑えて、省スペースやランニングコストの低減を含めた提案を実現しています。10 台以上の物理サーバを使っていた従来のシステムと比較すると、発熱量や電力コストを3分の1から半分くらいに抑えることができます。加えて、「お客様へのサポートの観点で、5年以上の稼働対応を望まれるケースが増えていたことに対し、ディスクなども含めて7 年の対応も可能であるというコミットメントを得られたことも、『Dell PowerEdge™ VRTX』を推奨ハードウェアとする決め手となりました。」と中西氏は語ります。さらに、製品に関してだけでなく、デルの迅速な納品やコストへの柔軟な対応、医療機関に対するUV100 Plusのサポートに専任の担当であるTechnical Account Manager(TAM)を用意してサポートを行うことなども高く評価されています。
今後の展望
GEヘルスケア・ジャパンでは、将来的にはUV 100シリーズだけでなく、大規模医療機関向けのPACSシステムにも「Dell PowerEdge™ VRTX」を採用する可能性について継続して検討しています。「VRTX には 4 台までブレードサーバを搭載できるので、スペック的には問題がありません。実際にブラジルでは、年間30 万件の画像診断を行う大規模病院向けでVRTX が使われているという報告がありました。日本国内でもVRTX を適用できる範囲が広がっていく可能性があります」と中西氏は締めくくります。同社は画像診断支援システムだけでなく、データを活用した診断自動化などのシステム提供や、クラウドを活用した低コストで効率的なチームおよび地域の連携によるソリューションも計画しており、今後も日本の医療機関を力強く支援していきます。
■導入されているシステム
・サービス:データセンター向けデル・プロサポートフレックス(ProSupport Flex for Data Center)
・ハードウェア:Dell PowerEdge VRTX、Dell PowerEdge MR630
・パートナー:VMware(R) vSphere(R) 5 Essentials Plus
■コンバージドインフラストラクチャ プラットフォームについては、以下をご参照ください
http://www.dell.com/ja-jp/work/learn/converged-infrastructure
■ DELL ロゴは、米国 Dell Inc. の商標または登録商標です。
■ その他の社名および製品名は、各社の商標またはと登録商標です。
■ 記載内容は、2016年6月9日時点のものです。
導入背景
幅広い産業でビジネス展開し、グローバルでNo.1のヘルスケア企業であるGEヘルスケア・ジャパンは、放射線科で使われる CT や MRI、 画像診断装置などのトータルラジオロジーソリューション、放射線科以外の診療科で使用される装置や院内および地域連携のソリューション、クラウドソリューションの3 つのソリューションを中心に、医療機関を支援する装置やシステムを販売しています。同社は、高性能な画像診断支援システム(以下、PACSシステム)「Centricity Universal Viewer」を一年間に3回のサービスパック提供により、その機能性を向上、強化してきましたが、最新バージョン6.0では、単一のハードウェアに複数の仮想OSを置いて冗長構成にし、可用性を高めることを目指し、より最適なハードウェアの選定を行いました。こうした要件を満たし採用されたのがデルのコンバージドインフラストラクチャ「Dell PowerEdge™ VRTX」で、仮想化環境を実現し、同システムのプラットフォームとして可用性が高く、安定したハードウェアであることが評価されました。Centricity Universal Viewerを搭載したUV100 Plus のプラットフォームとして仮想化環境を構築する「Dell PowerEdge™ VRTX」の採用までの経緯について、GEヘルスケア・ジャパンヘルスケアIT本部 コマーシャルプロダクトグループ放射線ソリューション担当部長の中西克爾氏は、「UV100 Plusの対象となる病床数300〜400程の中規模医療機関にとって、画像サーバが停止すると診療も停止してしまうため、画像サーバはまさにインフラと言える存在です。医療機関の要望でもある高い可用性、複数機能の搭載、高メンテナンス性、低コストを実現するサーバを探していました」と説明します。
導入効果
今回、「Dell PowerEdge™ VRTX」が採用推奨ハードウェアとして導入された理由について、GEヘルスケア・ジャパンヘルスケア・グローバルサプライチェーン ヘルスケアIT 本部 サプライチェーンリーダーの中田徹氏は次のように述べています。「コンバージドインフラストラクチャとしてサーバ、ストレージ、ネットワーク、管理機能が最適に統合され、3台の 「Dell PowerEdge M630」(最大搭載数は4台)をコンパクトに格納することで、画像検査数年間15万件を満たすスペックのシステムを構築できます。また、「Dell PowerEdge™ VRTX」の優位点として、VMware による仮想化で10台のサーバを1つのハードウェアで提供できることで、スペース効率の向上および高メンテナンス性も挙げられます。納品されたハードウェアは我々の工場でラッキングを行っていますが、3 台のブレードサーバがVRTXに格納されているため、従来の3分の1の時間で作業が行え、仮想化により10 台分のサーバ機能を提供できます。」
また、GE ヘルスケア・ジャパンヘルスケア IT 本部 アジア・パシフィック IT プロフェッ ショナルサービス部 ソリューション・アーキテクト 医療情報技師の小濱卓也氏も次のように語ります。「システムに必要なサーバからネットワークがオールインワンで最適に提供され、ネットワークRAIDコントローラなど細部まで冗長化されているので、非常に可用性の高いハードウェアだと感じました。特に、ハイパーバイザーのvSphere ESXiを搭載するSDカードが冗長化されているのは、他社のサーバにはない機能で、仮想マシンが立ち上がらなくなった場合にも有効活用ができます。サーバを落とさずに、ほとんどの部品を交換できるほか、CMC(Chassis Management Controller)によって、障害が発生している箇所をグラフィカルに表示できるので、問題をすぐに確認できます」。
「Dell PowerEdge™ VRTX」のこうした特長は、エンドユーザである医療機関にも大きなメリットとなっています。病院内の限られたスペースに設置できるだけでなく、発熱量および電力のコスト、サーバ台数ごとの保守コストを抑えて、省スペースやランニングコストの低減を含めた提案を実現しています。10 台以上の物理サーバを使っていた従来のシステムと比較すると、発熱量や電力コストを3分の1から半分くらいに抑えることができます。加えて、「お客様へのサポートの観点で、5年以上の稼働対応を望まれるケースが増えていたことに対し、ディスクなども含めて7 年の対応も可能であるというコミットメントを得られたことも、『Dell PowerEdge™ VRTX』を推奨ハードウェアとする決め手となりました。」と中西氏は語ります。さらに、製品に関してだけでなく、デルの迅速な納品やコストへの柔軟な対応、医療機関に対するUV100 Plusのサポートに専任の担当であるTechnical Account Manager(TAM)を用意してサポートを行うことなども高く評価されています。
今後の展望
GEヘルスケア・ジャパンでは、将来的にはUV 100シリーズだけでなく、大規模医療機関向けのPACSシステムにも「Dell PowerEdge™ VRTX」を採用する可能性について継続して検討しています。「VRTX には 4 台までブレードサーバを搭載できるので、スペック的には問題がありません。実際にブラジルでは、年間30 万件の画像診断を行う大規模病院向けでVRTX が使われているという報告がありました。日本国内でもVRTX を適用できる範囲が広がっていく可能性があります」と中西氏は締めくくります。同社は画像診断支援システムだけでなく、データを活用した診断自動化などのシステム提供や、クラウドを活用した低コストで効率的なチームおよび地域の連携によるソリューションも計画しており、今後も日本の医療機関を力強く支援していきます。
■導入されているシステム
・サービス:データセンター向けデル・プロサポートフレックス(ProSupport Flex for Data Center)
・ハードウェア:Dell PowerEdge VRTX、Dell PowerEdge MR630
・パートナー:VMware(R) vSphere(R) 5 Essentials Plus
■コンバージドインフラストラクチャ プラットフォームについては、以下をご参照ください
http://www.dell.com/ja-jp/work/learn/converged-infrastructure
■ DELL ロゴは、米国 Dell Inc. の商標または登録商標です。
■ その他の社名および製品名は、各社の商標またはと登録商標です。
■ 記載内容は、2016年6月9日時点のものです。