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【ターニング・エルダー(50-64歳男女)の働く意識・価値観に関する実態調査】ターニング・エルダーを「生涯上昇」「キャリア活用」「バランス」「エンジョイ」「ライスワーク」「ひとやすみ」の6タイプに分類

年齢に捉われず新たなキャリアに挑戦したい「生涯上昇エルダー」は3.5%、仕事の希望や条件が見えにくい「ひとやすみエルダー」は32.5%と最多





人材総合サービスを全国で展開する株式会社スタッフサービス・ホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:阪本耕治)は、株式会社電通でシニアに関する知見・研究を通じてソリューションの開発を行う電通シニアラボ(本社:東京都港区、代表:小磯達也)と共同で「働く意識・価値観に関する実態調査」を実施し、日本の性年代の人口構成比(5歳刻み)で50-64歳のサンプルを7,450人分抽出、分析の上6つのタイプに分類しました。
 少子高齢化の進行に伴いさまざまな分野で人手不足が深刻化する中、注目をあびているのがシニア世代の労働力です。今や全就業者中の60代以上の方々の割合は20%を超えており、シニア世代が意欲と能力に応じて年齢にかかわりなく働き続けられる生涯現役社会の実現に向けた取り組みが多方面で活発化しています。
 このような背景からスタッフサービスグループでは、年齢的に人生の転換点を迎えた50歳以上の方々を「エルダー」とし、中でも特に50-64歳を「ターニング・エルダー」と定義しました。この世代は、下記のように年間賃金が頭打ちになるなど職場・家庭の環境変化によりその後の人生における働き方や仕事に対し選択を迫られるだけでなく、人手不足などさまざまな社会問題においても鍵となる世代と捉えています。今回この世代を対象に、働く意識や価値観を把握すべく多様な観点から調査・分析をおこないました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-6f356d0f7c9a68b86bca-0.png ]

<調査結果のポイント>
■「ターニング・エルダー」全体の特徴
・仕事に対して重視している点は、収入(生活費を賄える収入 約61%、趣味や娯楽に使える収入 約37%)、フルタイムで働ける(約37%)、職場の人間関係がよい(約31%)であることが明らかになった。

■「ターニング・エルダー」各タイプの特徴
・「ターニング・エルダー」は下記6つのタイプに分類される。
・あらゆる因子に対してポジティブで、年齢に捉われず新たなキャリアに挑戦したい「生涯上昇エルダー」の割合は3.5%と最も小さい。一方、仕事に対する希望や条件が見えにくい「ひとやすみエルダー」の割合は32.5%と最も多い。
[画像2: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-c760f95282a600e70e00-0.png ]


調査分析方法について(概要) 


1.働く意識・価値観因子の表出
 日本全国在住の男女に対し、仕事に対する意識や希望などの価値観に関する設問を実施。
 50-64歳の回答結果に対して因子分析を実施し、6種の因子を得ました(調査分析手法1.)。

2.働く意識・価値観因子の反応に基づくクラスター分析
 6種の因子に対する反応の差異により、ターニング・エルダーを6つのタイプに分類(調査分析手法2.)。
 それぞれの実態や特性を明らかにしました。

調査分析手法1. 働く意識・価値観因子の表出


仕事に求めるものや希望する働き方の意識・価値観に関する質問の回答結果を用いて、因子分析を実施。各因子の因子負荷量の高い項目内容を確認した結果、ターニング・エルダーの働く意識・価値観は「活力重視」「キャリア重視」「収入重視」「自由度重視」「自分らしさ重視」「労働条件重視」の6種に大別された。

<設問>
Q4. あなたが、就職・転職先の仕事に求めるものは何ですか。
Q6. あなたの希望する働き方とはどんなものですか。
[画像3: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-cac00e9b3e2850d2c5ec-0.png ]

【調査分析手法1.における補足】
・労働に対する意識や価値観に関する選択肢を抽出。各選択肢のデータを元に、因子分析を実施。
・上記は、各選択肢(項目)の因子負荷量の一覧。
・因子負荷量は、1に近いほど因子と項目の相関が大きく、0に近いほど相関が小さいと解釈可能。数値が負の場合は、負の相関となる。
調査分析方法2. 働く意識・価値観因子の反応に基づくクラスター分析


6つの因子(1.)に対する反応の濃淡により、ターニング・エルダーを6つのタイプに分類。
「生涯上昇エルダー」「キャリア活用エルダー」「バランスエルダー」「エンジョイエルダー」「ライスワークエルダー」「ひとやすみエルダー」、それぞれの特徴をまとめた。(詳細は調査結果2.)
[画像4: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-189fcbfcbf84275aa188-0.png ]

<ターニング・エルダー(50-64歳男女)全体の特徴>
・ターニング・エルダーが仕事に対して重視している点は「生活費を賄える収入」が約61%と過半数以上で最も高く、次いで「趣味や娯楽に使える収入」約37%、「フルタイムで働ける」約37%、「職場の人間関係がよい」約31%、「休暇を取りやすい」約31%といった項目が上位だった。

<各タイプの特徴と割合>(詳細は調査結果1.2.)
・あらゆる因子に対してポジティブで、年齢に捉われず新たなキャリアに挑戦したい意欲の強い「生涯上昇エルダー」の割合は3.5%と最も小さい。
・一方、全因子への反応が小さく、仕事に対する希望や条件が見えにくい「ひとやすみエルダー」の割合は32.5%と最も多い。

調査結果1. ターニング・エルダーの働く意識・価値観のスコアチャート


因子ごとの平均スコアにて、各タイプのチャートを作成。
[画像5: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-fb56aa8143f117111fc3-0.png ]

調査結果2. 6種のターニング・エルダー 詳細プロフィール


[画像6: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-2b5ff04d3d5cbe4c017c-19.png ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-0057c3ef36b5b4382b07-13.png ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-8fa7b84506cca967a67d-13.png ]

[画像9: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-8f5e9e35e7d216a56a85-13.png ]

[画像10: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-e0ab4df8052de3ddef61-13.png ]

[画像11: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-804de800b825ad838813-13.png ]


総括:ターニング・エルダー(50-64歳男女)の仕事における多様な価値観や意識が明らかに


「人生100年時代」と言われるようになって久しい現在、さまざまなデジタルツールやAIなどの登場により、人々の働き方や働く目的は多様化しています。また一方で、超高齢化が進む日本においてはさまざまな社会課題が顕在化してきており、50歳以上のエルダー層が少しでも長く現役として働き続けたいと思える環境の整備が重要と考えます。今回は、日本の社会動向に大きく影響を与えるであろう50-64歳男女を新たに「ターニング・エルダー」として定義し、その世代の方々の仕事に対する意識や希望などの価値観について調査しました。
 その結果、現状あまり労働に対する希望や意志が見えにくい「ひとやすみエルダー」(32.5%)から、シニアになっても上昇志向を失わず、仕事に対して多方面で積極的な「生涯上昇エルダー」(3.5%)まで、働くことに対する多様な価値観や意識を持ったターニング・エルダーの各タイプ(6種)の特徴やボリュームが明らかになりました。
 スタッフサービスグループは、今後も50歳以上の方々の「働こう」という気持ちに寄り添い、就業機会を創出してまいります。

<調査概要>
■調査方法:インターネット調査
■調査期間:2024年2月22日(木)〜2024年2月27日(火)
■調査対象:全国在住50-69歳男女 70,000ss
 ※分析は、 日本の性年代別に人口構成比(5歳刻み)で50-64歳男女7,450 ssを抜き出し実施
  (下記参照)
 ※本調査リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、
   必ず【スタッフサービス・ホールディングス/電通シニアラボ調べ】と明記ください。
[画像12: https://prtimes.jp/i/32423/26/resize/d32423-26-edd08bd632bba41c6920-0.png ]


スタッフサービスグループ 概要


  創 業: 1981年11月29日
  代 表: 阪本 耕治
  本 部: 東京都千代田区神田練塀町85 JEBL秋葉原スクエア
 事業内容: 人材派遣(事務職、技術者、ITエンジニア、製造業務、医療・介護分野)、紹介予定派遣、
人材紹介、業務請負
 売 上 高 : 4,217億円(2024年3月期)
 従業員数: 5,301人(2024年4月時点)
 拠 点 数 : 国内144拠点(2024年4月1日時点)
 U R L : https://www.staffservice.co.jp/company/

株式会社スタッフサービス・ホールディングス 概要


代表取締役社長:阪本 耕治
設 立:1990年2月28日(2002年4月1日、持株会社体制に移行)
所在地:東京都千代田区神田練塀町85 JEBL秋葉原スクエア 

電通シニアラボ 概要


「超高齢社会における社会課題解決」をテーマにシニアに関する知見・研究を通じてさまざまなインサイトやソリューションの開発を行う株式会社電通の社内横断プロジェクト。社会課題と事業課題の両立を目指して、さまざまな企業や団体と連携をはかっています。

U R L :https://www.projects.dentsu.jp/seniorlab/
メール:senior-lab@dentsu.co.jp

(ご参考)未経験エルダーの介護業界での活躍の場を創出する取り組み


 医療・介護分野の人材派遣・人材紹介をおこなうスタッフサービス・メディカル(株式会社スタッフサービス メディカル事業本部)は、2022年4月から介護業務を細分化と切り出しをした上で派遣先や求職者に提示する「業務分解」に力を入れ、短時間勤務や介護補助職の求人を創出しています。
 介護業務の細分化・切り出しをおこない、48種類(起床、食事、入浴、就寝、清掃、在庫補充・洗濯、レクリエーションなど)に分解の上、一覧化した「業務分解表」を作成しました。48種類の業務に、時間帯、対人度、身体負荷、場所、資格要否を掛け合わせることで、約7割の業務が無資格者・未経験者でも対応可能であることがわかりました。業務分解表をもとに、派遣先と相談しながらそれらを担う求人を創出することで、介護分野未経験者のシニア人材でも無理なく就業を始められる環境を作ることが可能です。
 また、業務分解した上で就業を開始することは、シングルタスクから業務を始められるため、業務を覚える時間の短縮や、短時間勤務での調整がしやすくなるという効果もあります。派遣先や求職者のニーズに合わせてカスタマイズをすることで、無理なく安定して就業できる環境を整えます。就業後は派遣先と連携しながら、業務習熟度を確認し都度フィードバックするため成長を実感しやすく、直接雇用を視野に入れやすいのも特徴です。

詳しくは当グループの公式SNS「note」記事もぜひご覧ください。
スタッフサービスグループ【公式】note:https://note.staffservice.co.jp/

PDFは下記よりDLください。
https://prtimes.jp/a/?f=d32423-26-f5cef0f74856e22b395429bd4fc53a2f.pdf
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