ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」がDE&Iの国際賞「ゼロ・プロジェクト・アワード2025」受賞
[24/12/04]
提供元:PRTIMES
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多様性から生まれる新たな価値。障害者・高齢者とともに働くプラットフォーム
ソーシャルエンターテイメント・プログラムを提供する一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(東京都港区、代表:志村季世恵、以下ダイアログ)は、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の国際賞である「Zero Project Award 2025」を受賞しました。
「Zero Project Award 2025」は、障壁のない世界を目的に国連障害者基本条約の原則と目標に基づきオーストリアのエスル財団が設立したものです。第14回目となる本年は、世界90か国、522団体からエントリーが集まり、ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」は 「Inclusive Employment(インクルーシブな雇用)」が評価され、受賞に至りました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88726/26/88726-26-df863d8caf4899c2bb5ef0b137ce4f6b-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」:https://taiwanomori.dialogue.or.jp
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」とは
2020年8月に東京・竹芝にあるアトレ竹芝内にオープン。
「みえないからこそ、みえるもの。聞こえないからこそ、聴こえるもの。老いるからこそ、学べること。」をテーマに「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」などの体験型ソーシャルエンターテイメントを中心に展開しています。世の中を分断しているたくさんのものを出会いと対話によってつなぎ、ダイバーシティを体感できるミュージアムで、この場で生まれていく「対話」が展示物です。
【受賞の背景】障害者・高齢者がともに働き、多様性を育むミュージアム
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」は、日本でこれまで25万人以上が体験した「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめ、視覚障害者や聴覚障害者、その他のマイノリティが体験の案内人となり、多様性を理解するためのプログラムを提供しています。
同時に、視覚障害者や聴覚障害者、高齢者がともに働く場でもあります。自らがコミュニケーション方法の違いやジェネレーションギャップといった違いに直面し、「違いを価値に転換する」ことの素晴らしさと向き合いながら、コミュニケーションや対話の方法を創出し、多様性の価値を再確認し、新たな価値を創造しています。
ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンが重要視される一方で、障害者や高齢者の雇用は未だ十分に進んでいるとは言えません。「対話の森」は、こうした現状において、出会いと対等な対話の機会の提供に加え、共に働くことで多様性を具現化し、自らも価値創造に挑戦し続けるプラットフォームとして評価いただきました。
Zero Project Awards 2025 WEBサイト:
https://zerocon25.zeroproject.org/opportunities/UGFydGljaXBhdGlvbk9wcG9ydHVuaXR5OjEzNzc2OA==
障害者・高齢者の可能性を広げる取り組み
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティでは「職業選択肢が限られる」という障害者の現状から、障害者に新たな道を提供するため、2003年より視覚特別支援学校での「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」開催や生徒向け講演会の実施に取り組んでまいりました。加えて、2020年には障害者・高齢者を対象に、彼らの強みを生かし社会で活躍するためのリーダー養成講座 「ダイアログ・アテンドスクール」を設立しました。
また、ダイバーシティ推進の一環として、企業と連携して障害者と社員を一定期間交換する「ダイアログ・ダイバーシティ交換留学」を実施するなど「障害者・高齢者が働く」可能性を広げる取り組みも進めています。
【目指す未来】代表理事・志村季世恵コメント
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」では、3つのエンターテイメントを通じてダイバーシティを感じていただく場を提供しています。一方バックヤードでも、実務を通じてその理念を実践しています。
スタッフ124名のうち約75%は視覚障害者・聴覚障害者・後期高齢者・性的マイノリティ・車椅子ユーザーなどのマイノリティです。残りの約30%は見えて聞こえる65歳以下の人々です。
職場内では、85歳のスタッフが自ら手話の単語帳を作り、聴覚障害者と片言ながら会話をするようになりました。また、目の見えない人が手話を覚えて挨拶を交わし、聞こえない人がそれに口語で応じる場面もあります。時には手のひらに文字を書き合ったり、テクノロジーや手話のできるスタッフが介在しながら、互いに工夫してコミュニケーションを取っています。
これらは指示ではなく、「仲間と関わりたい」という思いから自然に生まれた行動です。
視覚障害者の中には点字は知っていても墨字(読み書きする文字)を知らない人もいます。生まれつき音のない世界で生きていれば声を出すことに抵抗を覚える人もいます。それでも仲間ともっと交流をしたいと願う。これらは仲間に対する愛情とポジティブな興味から湧き上がる感情です。
このような関係性が職場の知恵となり、新たな文化となる。これこそがダイバーシティ&インクルージョンの真髄ではないかとこの場を見ていて感じるのです。
私たちは、助け合うことができる社会、違いを知り、認め合い、ほんの少しの工夫により更に豊かな場を作ることができる。「前例がないからできない」を「前例を自ら作る」に変える力が、これからの社会を豊かにする鍵だと信じています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88726/26/88726-26-a91e7f82759c4f2ce9c3609f7a1b18d5-3000x2000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ダイアログ・イン・ザ・ダーク スタッフ(視覚障害者)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88726/26/88726-26-b2c39c9ecdbd249c0930c41ed249ed89-3000x2000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ダイアログ・イン・サイレンス スタッフ(聴覚障害者)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88726/26/88726-26-dbc7066abc8af735e4ebe7b28d9abe9b-3000x2000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ダイアログ・ウィズ・タイム スタッフ(高齢者)
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88726/26/88726-26-e338d3d3dae3c9d18555d12a387857d8-2044x1384.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
リアル対話ゲーム スタッフ(様々なマイノリティ)
Zero Projectとは
国連障害者基本条約の原則と目標に基づき、バリアのない世界を目的としてオーストリアのエスル財団が2008年に設立したイニシアチブ。国連障害者基本条約のさまざまな条項に関する研究や調査活動、レポートの発行、国際会議開催、課題解決に向けた他組織とのパートナーシップやサポートなどを行っています。また、2012年からは、Zero Project Awardを設け、アクセシビリティ、雇用、教育、自立生活と政治参加の4つのテーマを4年周期で取り上げています。また、2020年以降は毎年ICTに関するソリューションも評価の対象としています。
https://zeroproject.org/
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティについて
たがいを認め、助けあう社会を実現するためのフラッグシッププロジェクトを開催。1999年以降、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」などのソーシャルエンターテイメントプログラムを開催し、これまで延べ約28万人が体験しました。
2020年8月には、東京・竹芝に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめとしたプログラムを体験できるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」をオープン。誰もが対等に対話することで協力し信頼し安心して社会参加ができるようにし、もっとより豊かで多様性のある社会の形成及び発展に寄与することを目的としています。
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ :https://djs.dialogue.or.jp/
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」:https://taiwanomori.dialogue.or.jp/
<本件に関するお問い合わせ先>
一般社団法人 ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
広報担当:関川・脇本
Email: press@dialogue-japan.org TEL : 03-6231-1640
ソーシャルエンターテイメント・プログラムを提供する一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(東京都港区、代表:志村季世恵、以下ダイアログ)は、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の国際賞である「Zero Project Award 2025」を受賞しました。
「Zero Project Award 2025」は、障壁のない世界を目的に国連障害者基本条約の原則と目標に基づきオーストリアのエスル財団が設立したものです。第14回目となる本年は、世界90か国、522団体からエントリーが集まり、ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」は 「Inclusive Employment(インクルーシブな雇用)」が評価され、受賞に至りました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88726/26/88726-26-df863d8caf4899c2bb5ef0b137ce4f6b-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」:https://taiwanomori.dialogue.or.jp
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」とは
2020年8月に東京・竹芝にあるアトレ竹芝内にオープン。
「みえないからこそ、みえるもの。聞こえないからこそ、聴こえるもの。老いるからこそ、学べること。」をテーマに「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」などの体験型ソーシャルエンターテイメントを中心に展開しています。世の中を分断しているたくさんのものを出会いと対話によってつなぎ、ダイバーシティを体感できるミュージアムで、この場で生まれていく「対話」が展示物です。
【受賞の背景】障害者・高齢者がともに働き、多様性を育むミュージアム
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」は、日本でこれまで25万人以上が体験した「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめ、視覚障害者や聴覚障害者、その他のマイノリティが体験の案内人となり、多様性を理解するためのプログラムを提供しています。
同時に、視覚障害者や聴覚障害者、高齢者がともに働く場でもあります。自らがコミュニケーション方法の違いやジェネレーションギャップといった違いに直面し、「違いを価値に転換する」ことの素晴らしさと向き合いながら、コミュニケーションや対話の方法を創出し、多様性の価値を再確認し、新たな価値を創造しています。
ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンが重要視される一方で、障害者や高齢者の雇用は未だ十分に進んでいるとは言えません。「対話の森」は、こうした現状において、出会いと対等な対話の機会の提供に加え、共に働くことで多様性を具現化し、自らも価値創造に挑戦し続けるプラットフォームとして評価いただきました。
Zero Project Awards 2025 WEBサイト:
https://zerocon25.zeroproject.org/opportunities/UGFydGljaXBhdGlvbk9wcG9ydHVuaXR5OjEzNzc2OA==
障害者・高齢者の可能性を広げる取り組み
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティでは「職業選択肢が限られる」という障害者の現状から、障害者に新たな道を提供するため、2003年より視覚特別支援学校での「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」開催や生徒向け講演会の実施に取り組んでまいりました。加えて、2020年には障害者・高齢者を対象に、彼らの強みを生かし社会で活躍するためのリーダー養成講座 「ダイアログ・アテンドスクール」を設立しました。
また、ダイバーシティ推進の一環として、企業と連携して障害者と社員を一定期間交換する「ダイアログ・ダイバーシティ交換留学」を実施するなど「障害者・高齢者が働く」可能性を広げる取り組みも進めています。
【目指す未来】代表理事・志村季世恵コメント
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」では、3つのエンターテイメントを通じてダイバーシティを感じていただく場を提供しています。一方バックヤードでも、実務を通じてその理念を実践しています。
スタッフ124名のうち約75%は視覚障害者・聴覚障害者・後期高齢者・性的マイノリティ・車椅子ユーザーなどのマイノリティです。残りの約30%は見えて聞こえる65歳以下の人々です。
職場内では、85歳のスタッフが自ら手話の単語帳を作り、聴覚障害者と片言ながら会話をするようになりました。また、目の見えない人が手話を覚えて挨拶を交わし、聞こえない人がそれに口語で応じる場面もあります。時には手のひらに文字を書き合ったり、テクノロジーや手話のできるスタッフが介在しながら、互いに工夫してコミュニケーションを取っています。
これらは指示ではなく、「仲間と関わりたい」という思いから自然に生まれた行動です。
視覚障害者の中には点字は知っていても墨字(読み書きする文字)を知らない人もいます。生まれつき音のない世界で生きていれば声を出すことに抵抗を覚える人もいます。それでも仲間ともっと交流をしたいと願う。これらは仲間に対する愛情とポジティブな興味から湧き上がる感情です。
このような関係性が職場の知恵となり、新たな文化となる。これこそがダイバーシティ&インクルージョンの真髄ではないかとこの場を見ていて感じるのです。
私たちは、助け合うことができる社会、違いを知り、認め合い、ほんの少しの工夫により更に豊かな場を作ることができる。「前例がないからできない」を「前例を自ら作る」に変える力が、これからの社会を豊かにする鍵だと信じています。
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ダイアログ・イン・ザ・ダーク スタッフ(視覚障害者)
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ダイアログ・イン・サイレンス スタッフ(聴覚障害者)
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ダイアログ・ウィズ・タイム スタッフ(高齢者)
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リアル対話ゲーム スタッフ(様々なマイノリティ)
Zero Projectとは
国連障害者基本条約の原則と目標に基づき、バリアのない世界を目的としてオーストリアのエスル財団が2008年に設立したイニシアチブ。国連障害者基本条約のさまざまな条項に関する研究や調査活動、レポートの発行、国際会議開催、課題解決に向けた他組織とのパートナーシップやサポートなどを行っています。また、2012年からは、Zero Project Awardを設け、アクセシビリティ、雇用、教育、自立生活と政治参加の4つのテーマを4年周期で取り上げています。また、2020年以降は毎年ICTに関するソリューションも評価の対象としています。
https://zeroproject.org/
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティについて
たがいを認め、助けあう社会を実現するためのフラッグシッププロジェクトを開催。1999年以降、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」などのソーシャルエンターテイメントプログラムを開催し、これまで延べ約28万人が体験しました。
2020年8月には、東京・竹芝に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめとしたプログラムを体験できるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」をオープン。誰もが対等に対話することで協力し信頼し安心して社会参加ができるようにし、もっとより豊かで多様性のある社会の形成及び発展に寄与することを目的としています。
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ :https://djs.dialogue.or.jp/
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」:https://taiwanomori.dialogue.or.jp/
<本件に関するお問い合わせ先>
一般社団法人 ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
広報担当:関川・脇本
Email: press@dialogue-japan.org TEL : 03-6231-1640