薬剤師が考えるAI活用方法。調剤業務・監査をおさえて1位になったのは?
[22/04/02]
提供元:PRTIMES
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AIに脅威を感じる薬剤師は38%
合同会社スマスタ(https://smast.co.jp/)が運営する薬剤師向け転職情報メディア<ハッピーファーマシスト>(https://smast.co.jp/happypharmacist/)は、薬剤師とAIについて薬剤師100名にアンケート調査を行いました。
AIに脅威を感じる薬剤師は38%と少数派。AIと薬剤師は共存可能で、むしろ活用すべきとの意見が多い結果となりました。
薬剤師にとってAIの脅威は?どのように活用していけばいいのか?ポストAI時代に薬剤師はどのようなスキル・経験を磨いていけばいいのか?
薬剤師の今後の働き方のヒントをお届けします。
詳細URL:https://smast.co.jp/happypharmacist/pharmacist-ai
■調査概要
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:薬剤師100人
調査期間:2022年3月17日〜3月22日
調査エリア:全国
■調査結果サマリー
AIに脅威を感じる薬剤師は38%
薬剤師がAIに脅威を感じない理由の最多は「AIと薬剤師は棲みわけ可能だから」が46%
薬剤師がAIに脅威を感じる理由の最多は、「正確さや情報量で敵わないから」で66%
薬剤師の対人業務の中で、AIに奪われる恐れのあるものは「ある」と思う薬剤師は91%
薬剤師がAIに奪われると思う対人業務の最多は、「処方内容のチェック」が69%
AIが台頭しても生き残れる薬剤師になるためのスキル・経験の最多は、「コミュニケーションスキル」が81%
薬剤師がAIを活用したい業務の最多は、「処方内容のチェック」が81%
■ 薬剤師はAIに脅威を感じている?
[画像1: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-9c945862d193dafade22-0.png ]
「AIに脅威は感じない」と回答する薬剤師の方が、多い結果でした。
それぞれの回答理由は以下です。
※回答は読みやすいように、一部改変しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-4fe12fdd7efe9369b816-1.png ]
将来的に薬剤師の仕事の一部をAIがとって変わるとは思うけれど、全てが置き換わるとは思えないので。
AIでは処理しきれない患者さんの感情の動きや迷いを、人間である薬剤師がフォローできると思うので脅威は感じないです。棲み分ける方向に向かうのではないかと思います。
AIはデータ集積及び情報のアウトプットには適しているが、それを理解し人に伝える能力はないから。厚生労働省の掲げる薬剤師の対人業務への強化の面からは逸脱しているため脅威になりえる可能性は低い。
[画像3: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-343aa365d68dda7f0d88-2.png ]
薬の相互作用や禁忌、投与量など知識では全くAIに勝てないから。いくら対人業務を重視すると言えどAIに取って代わられる未来しか見えない。
副作用モニタリングや疑義照会をやられたら立場がなくなる。実際対物業務の方が多く、機械にやられたら大変。
▼分析
多くの薬剤師が、AIと薬剤師は共存可能で、むしろ活用すべきと考えていました。
データに基づき、正しく調剤や監査を行えるAI。
AIには読み取れない、患者さんの感情や複雑な理由による処方を読み取れる薬剤師。
現在のAI技術では、薬剤師の業務を全て置き換えるのは不可能でしょう。
地域連携薬局の実施も人と人との関わりが重要であり、AIによる実施は難しいと言えます。
一方、薬剤師がどれほど知識を積んでも、正直機械には敵わない部分があります。
調剤・監査など薬剤師業務は対物業務が多く、薬剤師の生き残りも考える必要が出てくるでしょう。
■ 薬剤師の対人業務の中で、AIに奪われる恐れのあるものは?
AIが得意とする、対物業務。
そして薬剤師である人間が得意とする、対人業務。
AIが対物業務・薬剤師が対人業務と棲み分けが期待されますが、対人業務の中でもAIに奪われる業務があると思うか伺いました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-baab7454fd2e7eff29ab-3.png ]
大部分の薬剤師が、対人業務の一部もAIに奪われる可能性があると回答しました。
□薬剤師がAIに奪われると思う対人業務
[画像5: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-7702969352260db4c012-4.png ]
※複数回答可
マイナンバーカードなどで治療内容が開示されれば、処方内容のチェックはAIに敵わないと思います。その上で取捨選択するのは人間だと思いますが。
残薬は特に人に言いづらい(飲めなかったことを知られるのが恥ずかしい、だらしないと思われる)ので、人よりもAI等に機械的に聞かれた方が安心すると思ったから。
疑義照会はAI化したほうが、無駄な気遣いや他者を介して意図が伝わらないことなどがなくなり、効率よいかも。
コロナや結核などの感染症患者さんには、対人を要しないAIによる指導も必要になってくると思う。
□薬剤師の対人業務の中でAIに奪われるものはないと思う理由
患者それぞれ背景が違うし、医師も人それぞれ考え方が違うので、柔軟な対応がAIだとできなさそうだから。
飲み合わせのチェックは禁忌以外は微妙なライン、匙加減の部分が多く、腎機能や相互作用などの知識のみならず、経験からくる危険察知能力も必要とされるため。
▼分析
処方内容チェックは、人間では見落とす可能性が否定できません。
膨大なデータベースを活用してAIがチェックし、人間の目で最終確認が理想です。
対人業務と言っても機械的な作業である残薬解消なども、AIに分担してもらいたいですね。
対人業務の中でも、AIと棲み分け可能と考えられます。
一方、対人業務はAIに奪われないと考える薬剤師は、感情面やグレーなラインの判定がAIには難しいと考えていました。
併用注意や禁忌の薬が使われるケースもあり、完全にAIに任せるのは難しいでしょう。
AIと人間が協力し、より良い結果として行くのが理想です。
■ AIが台頭しても生き残れる薬剤師になるため、身に着けておきたいスキル・経験とは?
対物業務や対人業務の一部をAIが担うと薬剤師の必要数は減少。生き残れる薬剤師と、そうではない薬剤師が出る可能性があります。
AIが台頭しても、生き残れる薬剤師になるためのスキル・経験は何か伺いました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-f035cc5220326c36317a-5.png ]
※複数回答可
コミュニケーションスキルと、患者さんの表情や態度などから状況を読み取れる観察力が必須です。AIは現時点では、細かい表情の変化や声のトーンの変化などから患者さんが必要とするコミュニケーションを判断するのは困難でしょう。
専門的な知識に特化した薬剤師を育てるべきと感じます。医師がそれぞれ担当科があるように、薬剤師にもそれぞれ担当科があっても良いと思うのです。得意な分野で活躍できるような専門的な知識を身に着けたいです。
在宅等薬局の外での仕事はしっかり理解しておく方がいいと思う。薬局内の仕事はAIの方が優秀だと思うので、薬局の外で価値を生み出せないといけない。
AIを道具として上手く操れる技術が必要になってくると思う。そのためには、AIが得意とするところや不得意なところいった特徴をしっかり把握しておく必要がある。
▼分析
薬剤師とAIとの最大の差別化は、感情を載せたコミュニケーションが可能なことです。
患者さんの言葉の裏に隠された気持ちを読み取り、医療従事者と円滑なコミュニケーションを取れる薬剤師は、AIが台頭しても生き残れるでしょう。
AIの能力を最大限に活かすために、自らの知識を増やしておくことも大切です。
在宅医療においては、AIが活躍しにくい場。
在宅の知識・経験が多い薬剤師は重宝されるでしょう。
■ 薬剤師がAIを活用したい業務とは?
AIは薬剤師の仕事を脅かす存在ではなく、便利に使って共存できる存在と言えます。
薬剤師が、AIを活用したいと思う業務について伺いました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-9bfbec7f76d90e74238f-6.png ]
※複数回答可
知識の蓄積はAIに敵わないと思うので、処方内容のチェックや検査値など、患者さんのわかっている情報から考えられる可能性はAIにチェックをして欲しいです。
注射薬のミキシングはAIにしてもらって、薬剤師は処方設計に関わるようになれば良いと思います。
現在でもある程度、機械を導入して監査を行っていますが、その精度を上げたAlがあれば良いです。集中力が切れてはいけないという強いストレスから解放され、より業務に前向きに取り組めるようになるのではと考えます。
一番活用したいのは在庫管理で、出入庫を自動的に把握して棚卸し業務をやらなくて済むようになったら嬉しい。
処方提案や、フィードバックは活用していきたい。患者からの要望もあるがDrからの相談もよくあるため、最適なものを選べるのはとても助かる。
処方せん受付から投薬までの待ち時間に、待合室に設置されたAIが処方内容を判断し、説明の一部を行ってくれると便利だと思います。
▼分析
1位の「処方内容チェック」は対人業務の分類ではありますが、AIが能力を発揮しやすい業務でもあります。
グレーな判断はAIには難しいため、薬剤師と協力して行う業務の1つとなりそうです。
調剤や監査・在庫管理については、現状でもAIが活躍しつつある分野。
そう遠くない未来に、薬剤師の手間を省いて過誤を防ぐシステムが実現することが期待されます。
■所感
アンケートを通じ、多くの薬剤師がAIに好意的であることがわかりました。
得た知識を忘れずに全て活用し、完全にミスを防ぐことは人間には難しいこと。
AIを活用することで、「ミスできない」という心理的負担も軽減します。
一方でAIには難しいコミュニケーションスキルを磨くことが、今後の薬剤師に求められるでしょう。
AIと薬剤師が共存し、より良い医療の形が作られることが理想です。
■アンケート詳細
アンケートの回答詳細は下記の記事にて詳しく紹介されています。
記事タイトル:薬剤師が考えるAI活用方法。調剤業務・監査をおさえて1位になったのは?
記事URL:https://smast.co.jp/happypharmacist/pharmacist-ai
■『ハッピーファーマシスト』とは
https://smast.co.jp/happypharmacist/
『ハッピーファーマシスト』は、薬剤師向け転職情報メディアです。
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■会社概要
会社名: 合同会社スマスタ
所在地: 愛知県犬山市犬山北別祖97-5
代表:鈴木唯史
設立:2020年3月9日
事業内容:Webコンテンツ制作
URL:https://smast.co.jp/
電話:0568-50-2690
お問い合わせ先:info@smast.co.jp
合同会社スマスタ(https://smast.co.jp/)が運営する薬剤師向け転職情報メディア<ハッピーファーマシスト>(https://smast.co.jp/happypharmacist/)は、薬剤師とAIについて薬剤師100名にアンケート調査を行いました。
AIに脅威を感じる薬剤師は38%と少数派。AIと薬剤師は共存可能で、むしろ活用すべきとの意見が多い結果となりました。
薬剤師にとってAIの脅威は?どのように活用していけばいいのか?ポストAI時代に薬剤師はどのようなスキル・経験を磨いていけばいいのか?
薬剤師の今後の働き方のヒントをお届けします。
詳細URL:https://smast.co.jp/happypharmacist/pharmacist-ai
■調査概要
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:薬剤師100人
調査期間:2022年3月17日〜3月22日
調査エリア:全国
■調査結果サマリー
AIに脅威を感じる薬剤師は38%
薬剤師がAIに脅威を感じない理由の最多は「AIと薬剤師は棲みわけ可能だから」が46%
薬剤師がAIに脅威を感じる理由の最多は、「正確さや情報量で敵わないから」で66%
薬剤師の対人業務の中で、AIに奪われる恐れのあるものは「ある」と思う薬剤師は91%
薬剤師がAIに奪われると思う対人業務の最多は、「処方内容のチェック」が69%
AIが台頭しても生き残れる薬剤師になるためのスキル・経験の最多は、「コミュニケーションスキル」が81%
薬剤師がAIを活用したい業務の最多は、「処方内容のチェック」が81%
■ 薬剤師はAIに脅威を感じている?
[画像1: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-9c945862d193dafade22-0.png ]
「AIに脅威は感じない」と回答する薬剤師の方が、多い結果でした。
それぞれの回答理由は以下です。
※回答は読みやすいように、一部改変しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-4fe12fdd7efe9369b816-1.png ]
将来的に薬剤師の仕事の一部をAIがとって変わるとは思うけれど、全てが置き換わるとは思えないので。
AIでは処理しきれない患者さんの感情の動きや迷いを、人間である薬剤師がフォローできると思うので脅威は感じないです。棲み分ける方向に向かうのではないかと思います。
AIはデータ集積及び情報のアウトプットには適しているが、それを理解し人に伝える能力はないから。厚生労働省の掲げる薬剤師の対人業務への強化の面からは逸脱しているため脅威になりえる可能性は低い。
[画像3: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-343aa365d68dda7f0d88-2.png ]
薬の相互作用や禁忌、投与量など知識では全くAIに勝てないから。いくら対人業務を重視すると言えどAIに取って代わられる未来しか見えない。
副作用モニタリングや疑義照会をやられたら立場がなくなる。実際対物業務の方が多く、機械にやられたら大変。
▼分析
多くの薬剤師が、AIと薬剤師は共存可能で、むしろ活用すべきと考えていました。
データに基づき、正しく調剤や監査を行えるAI。
AIには読み取れない、患者さんの感情や複雑な理由による処方を読み取れる薬剤師。
現在のAI技術では、薬剤師の業務を全て置き換えるのは不可能でしょう。
地域連携薬局の実施も人と人との関わりが重要であり、AIによる実施は難しいと言えます。
一方、薬剤師がどれほど知識を積んでも、正直機械には敵わない部分があります。
調剤・監査など薬剤師業務は対物業務が多く、薬剤師の生き残りも考える必要が出てくるでしょう。
■ 薬剤師の対人業務の中で、AIに奪われる恐れのあるものは?
AIが得意とする、対物業務。
そして薬剤師である人間が得意とする、対人業務。
AIが対物業務・薬剤師が対人業務と棲み分けが期待されますが、対人業務の中でもAIに奪われる業務があると思うか伺いました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-baab7454fd2e7eff29ab-3.png ]
大部分の薬剤師が、対人業務の一部もAIに奪われる可能性があると回答しました。
□薬剤師がAIに奪われると思う対人業務
[画像5: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-7702969352260db4c012-4.png ]
※複数回答可
マイナンバーカードなどで治療内容が開示されれば、処方内容のチェックはAIに敵わないと思います。その上で取捨選択するのは人間だと思いますが。
残薬は特に人に言いづらい(飲めなかったことを知られるのが恥ずかしい、だらしないと思われる)ので、人よりもAI等に機械的に聞かれた方が安心すると思ったから。
疑義照会はAI化したほうが、無駄な気遣いや他者を介して意図が伝わらないことなどがなくなり、効率よいかも。
コロナや結核などの感染症患者さんには、対人を要しないAIによる指導も必要になってくると思う。
□薬剤師の対人業務の中でAIに奪われるものはないと思う理由
患者それぞれ背景が違うし、医師も人それぞれ考え方が違うので、柔軟な対応がAIだとできなさそうだから。
飲み合わせのチェックは禁忌以外は微妙なライン、匙加減の部分が多く、腎機能や相互作用などの知識のみならず、経験からくる危険察知能力も必要とされるため。
▼分析
処方内容チェックは、人間では見落とす可能性が否定できません。
膨大なデータベースを活用してAIがチェックし、人間の目で最終確認が理想です。
対人業務と言っても機械的な作業である残薬解消なども、AIに分担してもらいたいですね。
対人業務の中でも、AIと棲み分け可能と考えられます。
一方、対人業務はAIに奪われないと考える薬剤師は、感情面やグレーなラインの判定がAIには難しいと考えていました。
併用注意や禁忌の薬が使われるケースもあり、完全にAIに任せるのは難しいでしょう。
AIと人間が協力し、より良い結果として行くのが理想です。
■ AIが台頭しても生き残れる薬剤師になるため、身に着けておきたいスキル・経験とは?
対物業務や対人業務の一部をAIが担うと薬剤師の必要数は減少。生き残れる薬剤師と、そうではない薬剤師が出る可能性があります。
AIが台頭しても、生き残れる薬剤師になるためのスキル・経験は何か伺いました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-f035cc5220326c36317a-5.png ]
※複数回答可
コミュニケーションスキルと、患者さんの表情や態度などから状況を読み取れる観察力が必須です。AIは現時点では、細かい表情の変化や声のトーンの変化などから患者さんが必要とするコミュニケーションを判断するのは困難でしょう。
専門的な知識に特化した薬剤師を育てるべきと感じます。医師がそれぞれ担当科があるように、薬剤師にもそれぞれ担当科があっても良いと思うのです。得意な分野で活躍できるような専門的な知識を身に着けたいです。
在宅等薬局の外での仕事はしっかり理解しておく方がいいと思う。薬局内の仕事はAIの方が優秀だと思うので、薬局の外で価値を生み出せないといけない。
AIを道具として上手く操れる技術が必要になってくると思う。そのためには、AIが得意とするところや不得意なところいった特徴をしっかり把握しておく必要がある。
▼分析
薬剤師とAIとの最大の差別化は、感情を載せたコミュニケーションが可能なことです。
患者さんの言葉の裏に隠された気持ちを読み取り、医療従事者と円滑なコミュニケーションを取れる薬剤師は、AIが台頭しても生き残れるでしょう。
AIの能力を最大限に活かすために、自らの知識を増やしておくことも大切です。
在宅医療においては、AIが活躍しにくい場。
在宅の知識・経験が多い薬剤師は重宝されるでしょう。
■ 薬剤師がAIを活用したい業務とは?
AIは薬剤師の仕事を脅かす存在ではなく、便利に使って共存できる存在と言えます。
薬剤師が、AIを活用したいと思う業務について伺いました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/61619/27/resize/d61619-27-9bfbec7f76d90e74238f-6.png ]
※複数回答可
知識の蓄積はAIに敵わないと思うので、処方内容のチェックや検査値など、患者さんのわかっている情報から考えられる可能性はAIにチェックをして欲しいです。
注射薬のミキシングはAIにしてもらって、薬剤師は処方設計に関わるようになれば良いと思います。
現在でもある程度、機械を導入して監査を行っていますが、その精度を上げたAlがあれば良いです。集中力が切れてはいけないという強いストレスから解放され、より業務に前向きに取り組めるようになるのではと考えます。
一番活用したいのは在庫管理で、出入庫を自動的に把握して棚卸し業務をやらなくて済むようになったら嬉しい。
処方提案や、フィードバックは活用していきたい。患者からの要望もあるがDrからの相談もよくあるため、最適なものを選べるのはとても助かる。
処方せん受付から投薬までの待ち時間に、待合室に設置されたAIが処方内容を判断し、説明の一部を行ってくれると便利だと思います。
▼分析
1位の「処方内容チェック」は対人業務の分類ではありますが、AIが能力を発揮しやすい業務でもあります。
グレーな判断はAIには難しいため、薬剤師と協力して行う業務の1つとなりそうです。
調剤や監査・在庫管理については、現状でもAIが活躍しつつある分野。
そう遠くない未来に、薬剤師の手間を省いて過誤を防ぐシステムが実現することが期待されます。
■所感
アンケートを通じ、多くの薬剤師がAIに好意的であることがわかりました。
得た知識を忘れずに全て活用し、完全にミスを防ぐことは人間には難しいこと。
AIを活用することで、「ミスできない」という心理的負担も軽減します。
一方でAIには難しいコミュニケーションスキルを磨くことが、今後の薬剤師に求められるでしょう。
AIと薬剤師が共存し、より良い医療の形が作られることが理想です。
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アンケートの回答詳細は下記の記事にて詳しく紹介されています。
記事タイトル:薬剤師が考えるAI活用方法。調剤業務・監査をおさえて1位になったのは?
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事業内容:Webコンテンツ制作
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